
海の向こうでも、『Pikmin Bloom(ピクミンブルーム)』のイベントが開かれています。遠く離れた街では、いつものおさんぽはどんなふうに変わるのでしょうか。
2026年9月4日(金)と5日(土)、アメリカ・シアトルで開催されていた『Seattle Aquarium MINI WALK 2026』を歩いてきました。『ピクミンブルーム』を長く遊んでいる先輩と、始めて2ヶ月のわたしの二人が「PAX West」の視察で訪れることになり、その合間に足を運んだかたちです。この記事では、シアトルで出会ったピクミンたちと海外で見つけた楽しみを、歩いた順にご紹介します。
2026年7月に参加した『いつでもウォーク:Pikmin Bloom Tour in 横須賀』の様子は、こちらの記事でご覧いただけます。
『Seattle Aquarium MINI WALK 2026』とは?
「Pikmin Bloom MINI WALK」は、対象のスペシャルスポットを引っ張ると、その場所にちなんだ金の苗が手に入る、無料のミニウォーキングイベントです。わたしたちも現地でアプリを開くだけで参加できました。
今回の舞台は、シアトル中心部のウォーターフロントエリア。2026年5月23日(土)から9月7日(月)まで、9ヶ所のスペシャルスポットが登場していました。金の苗は、各スポットにつき30日ごとに1人1個まで手に入る仕組みでした。
さらに2026年9月4日(金)から7日(月)までは、ウォーターフロントとコンベンションセンターの間にも、8ヶ所のスペシャルスポットが追加。こちらは期間中、各スポットにつき1人1個まで、金の苗が手に入りました。
到着の日:雨上がりの虹が迎えてくれた、シアトルの街
「PAX West」が始まる前日、わたしたちは長いフライトを経て、シアトル・タコマ空港へ。
空港ならではの苗をゲットするべく『ピクミンブルーム』を起動してみると、何やらいつもと様子が違いました。東京を出る前は数時間だったはずの「おつかい」が、何十日もかかる長旅に。驚いて先輩に聞くと、遠くへ出かけるとよくあることなのだそうです。

▲日本へのおつかいは、すっかり長旅に。横浜まで111日もかかるなんて……!
空港からタクシーで街へ向かう途中、前が見えないほどの雨が降り出しました。しばらくすると雨もやみ、今度は窓に張りついてしまうほど大きな虹が。幸先のいい雨上がりの空に迎えられて、翌日からのおさんぽがいっそう楽しみになりました。

1日目:「PAX West」会場から始まった、ピクミンとのまち歩き
雨の多い街というイメージがあったシアトルですが、しっかりと晴れ、少し暑く感じるほど。この日は朝から「PAX West」の会場である、ワシントン州コンベンションセンターに向かいました。
会場がいくつかに分かれている中、どこから入ればよいのか迷っていたところ、「PAX West」と書かれたスペシャルスポットが目印になってくれました。説明が英語だったので、入場待ちの間に読むことに。

▲スペシャルスポットと、「PAX West」の会場。1日目はここからスタートです
会場を歩いていると、ピクミンのサンバイザーを身につけている方がちらほら。どこでもらえるのだろうと思いながら進むと、たくさんの人が集まっているところに『ピクミンブルーム』のブースがありました。わたしたちもサンバイザーを受け取って、さっそく身につけることに。一緒に配られていたパンフレットやシールも手にして、会場内を見て回りました。

▲平日の朝から人が集まっていたブース。会場の中でも、ひときわにぎわっていました
会場を去る頃には、サンバイザーをつけて休憩している人がたくさん。集まってひと休みする様子が、なんだかアプリの中のピクミンたちと重なって見えました。今度はわたしたちもピクミンたちと一緒に歩こうと、シアトルの街中へ。
最初に向かったのは、「MINI WALK」のスペシャルスポットでもあるシアトル水族館です。その途中、ピクミンが描かれたトロリーバスに遭遇しました。写真を撮っていると、運転手さんがクラクションを鳴らして、こちらにポーズをとってくれるひと幕も。わたしたちがサンバイザーをつけていたおかげかもしれません。

▲スペシャルスポットを目的地に設定。途中でトロリーバスに出会えたのはラッキー
水族館のあちこちに隠れていた、ピクミンたち
ほどなくして、今回の「MINI WALK」の中心となる、シアトル水族館に到着。チケットを購入し、入場しようとすると、スタッフの方から館内のあちこちにピクミンが隠れていることと、すべて見つけたら声をかけてほしいと案内されました。ここでも、サンバイザーがピクミン好きの目印になったようです。

▲水族館のスペシャルスポットと、壁面の看板。「MYSTERIOUS CREATURES」ことピクミン、見つけられるかな?
館内には看板も出ていて、QRコードを読み込むと、アメリカの任天堂公式サイト「Play Nintendo」内のマップが開く仕組みでした(現在は終了しています)。ピクミンのいるおおよその場所がわかったので、これを手がかりに探していきました。

▲館内の看板と、公式サイトにあったマップ。5ヶ所にいるという情報を手がかりに、いざピクミン探しへ
水槽の脇、順路の途中、ふと見上げた先。ピクミンはどこにいてもおかしくないので、二人で「どこにいるんだろう」「ここにいたよ」と声をかけ合いながら、まるで宝探しのように館内を歩き回りました。
最初に見つけたのは、波の展示「CRASHING WAVES」。岩のてっぺんでペレットを運ぶ赤・黄・青のピクミンは、思わず声が出るほどのかわいさでした。

▲波に揺られる魚たちの展示と、ペレットを運ぶ3種類のピクミンたち
隣のエリアには、ヒトデやイソギンチャクに触れられる水槽があります。おそるおそる指先をのばすと、ひんやりとした感触が返ってきました。続く水中ドームは、頭の上まで水に囲まれ、どちらを向いても魚が泳ぐ空間。そこを抜けた先にあるシャチの骨格標本「ORCA SKELETON」の中に、フルーツを運ぶ黄ピクミンの姿がありました。これで2ヶ所目です。

▲水中ドームと、ガラス越しに間近で見られた黄ピクミン
続く3ヶ所目は、川の上流を表現した「UPPER WATERSHED」。顔にかかるほどの水しぶきをあげる滝のそばで、紫と白のピクミンを見つけました。

▲川の源流となる滝の岩場で、追いかけっこをしているような紫と白のピクミン。つい目で追ってしまいました
ピクミンを探す中で、気づけば水族館そのものもしっかり楽しんでいました。近くのエリアには、水の流れに身を任せてゆらゆらと眠るアザラシや、久しぶりに見るラッコの姿も。シアトルの街中にありながら見どころがそろっていて、水族館が好きな方にも楽しんでいただけそうです。

▲直立したまま眠るアザラシと、見上げるほどの大水槽
シアトル水族館は建物が分かれていて、4ヶ所目は「OCEAN PAVILION」側にある、大きな大きな崖の途中。遠くからだと草木にまぎれて見えず、近づいてようやく、赤と青のピクミンがいることに気づきました。

▲建物の中心にある巨大展示の崖を、支え合うようにして登る姿。落ちないで……!
いちばん探し回った5ヶ所目は、なんと入口まで戻ったところ。天井近くの梁の上、EXITの表示のそばで、寝そべっている黄ピクミンを見つけました。

▲外から見た入口と、梁の上の黄ピクミン。最初から見えていたはずの場所なのに、ぐるりと回って、ようやく最後の1匹に出会えました
こうして館内をひと回りし、5ヶ所すべてのピクミンを発見。
受付でスタッフの方に声をかけると、このイベントの缶バッジやパンフレット、「PIKMIN4コマ」のしおりに、ヘッドバンドのペーパークラフトをいただきました。

▲探すだけでも十分に楽しかったのに、プレゼントまで。心が弾みました
スポットをめぐって歩いた、海沿いの道
水族館の次は、ウォーターフロント沿いのスペシャルスポットへ。すぐ横には海が続き、まっすぐ吹き抜ける海風が爽やかでした。
回る順番も時間も自由です。まずは水族館での歩き疲れを癒しに「Top Pot Doughnuts」へ。アメリカのドーナツだから、さぞ甘いのだろうと思っていたら、意外にも甘さは控えめで、もう一つ食べたくなるほどでした。ほかに訪ねたスポットの中でも、特に印象に残ったのはレコードショップ「Sub Pop Records」です。洗練された店内では、コーヒーを片手に棚を眺める人の姿も。

▲「Top Pot Doughnuts」で食べたドーナツと、「Sub Pop Records」の店先。お店がスポットになっていると、引っ張るついでに立ち寄れるのがうれしいところ
そのまま歩き続けて、海沿いのスペシャルスポット「Molly Moon's Ice Cream」へ。
看板メニューだというハニーラベンダー味のアイスに舌鼓を打っていると、タイミングよくキノコを見つけました。参加するやいなや、続々と現地の人が加わり、あっという間にいっぱいに。先輩いわく、旅先で出会った人とフレンドになっておくと、後日「キノコお助けメガホン」で呼んでもらえたときに、訪れた土地の思い出にまた浸れるそうです。

▲アイスと、キノコでフレンドになった方から後日届いたポストカード。ピクミンがきっかけで生まれた、旅先での出会い
ドーナツも、お店の佇まいも、アイスも、思い描いていたアメリカとはいい意味で違うものばかり。ビルの並ぶ都会なのに、暮らしのすぐそばにカルチャーがある。スペシャルスポットに導かれて歩くうちに、シアトルはそんな大人の街なのだと感じました。
坂をのぼってたどり着いた、パイクプレイスマーケット
1日目の締めくくりは、水族館へと急ぐ道すがら、通り過ぎてしまったパイクプレイスマーケットです。実はこの日から、「MINI WALK」のエリアと「PAX West」の会場を結ぶようにスペシャルスポットが追加されていて、市場の中のお店もそこに含まれていたのです。
海沿いからここへ向かうときだけは、ゆるやかな上りが続きます。海風が気持ちよかったぶん、上りはじめると少し汗ばむほど。シアトルに坂が多いことを、地図ではなく自分の足で知りました。
シアトルの象徴ともいえる市場も、夕暮れどきは一日の終わりらしい、ゆったりとした雰囲気。にぎわう時間帯の様子も見てみたくなり、この日はスペシャルスポットだけを引っ張って、翌日にもう一度訪れることにしました。

▲まち歩き参加証もゲット。ピクミン探しにスポットめぐりと夢中で歩くうちに、いつの間にか2万歩近くに
2日目:「PAX West」会場まで続いた、追加のスペシャルスポット
2日目は、前日に知った追加スポットの並びをたどって、「MINI WALK」のエリアから「PAX West」の会場まで歩いてみることに。ホテルからウォーターフロントに向かう途中、前日とは打って変わって、人でにぎわう市場の姿がありました。

▲にぎわうパイクプレイスマーケットと、「PAX West」会場で手に入れた苗から育ったデコピクミン。市場には、お花屋さんがたくさん
ぎっしりの人波を縫うように市場を抜けて、ふたたびシアトル水族館のあるウォーターフロントへ。「OCEAN PAVILION」の屋上に、前日にはなかったピクミンのポップアップテントが目に入りました。このテントは2026年9月5日(土)から7日(月)までの3日間に出現していたもので、わたしたちが歩いた日がちょうどその初日。ここでもサンバイザーとパンフレットが配られていて、AR撮影もできました。

▲ポップアップテントと、ARカメラで撮った動画。旅の思い出が、また一つ
追加されたスペシャルスポットの多くはカフェで、コーヒーの街という印象どおりの顔ぶれ。そんな中で意外だったのが、抹茶のお店まであったことです。「Jin Jin Matcha」は、その場で抹茶をたててくださる本格的なお店で、抹茶×バナナ、抹茶×ピスタチオなど種類も豊富。

▲抹茶ジュースと、お店で配布されていたサンバイザー。どうりで、街のあちこちで見かけたわけです
こうしてスペシャルスポットをめぐって手に入れた金の苗が育つと、画面にはたくさんのデコピクミンたちが並びました。中には、ウォーターフロントにあった「SEATTLE GREAT WHEEL」の名前が入った「テーマパークのチケット」デコピクミンなど、歩いた場所にちなんだものもあり、並べて眺めるだけで旅の記録に。

▲シアトルで出会ったピクミンたち。見るたびに、あの2日間がよみがえります
帰国の日:日本から見送った、シアトルへのおつかい
いよいよ帰国の日、空港で便を待ちながら、到着した日に見たおつかいの日数を思い出しました。今のうちにシアトルからもおつかいを出しておこうとすると、先輩からは、あえて帰国してから出すといいとのアドバイスが。
不思議に思いながら羽田空港に着き、赤ピクミンたちをシアトルへのおつかいに出そうとすると、表示されたのは66日でした。もしかしてだまされた!?と思っていると、今度は羽ピクミンに変えてごらん、と先輩。確かに『ピクミン4』では、羽ピクミンは空を飛べるぶん、水や障害物を気にせずに運べます。言われたとおりに変えてみると、13日まで短縮されました。

▲羽田空港で見た、おつかいの画面。ピクミンの種類を変えると、日数も変わりました
帰国してから出すよう先輩が勧めたのは、日本から出せば、おつかいの行き先が歩いたばかりのシアトルになるから。ピクミンが遠くから戻るときは、ポストカードを持ち帰ってくることもあり、日数が短くても長くても、旅の思い出が少し薄れてきたころに届くのが醍醐味なのだそうです。待っている時間そのものが、旅のお土産のように感じられました。

▲先輩のピクミンが、おつかいから持ち帰ったポストカード。旅は終わっても、ピクミンたちはまだ旅をしているそう
海を越えて見つけた、おさんぽの楽しさ
2日間歩いてみて心に残ったのは、ピクミンを連れていたからこそ出会えたものの多さでした。
水族館に隠れたピクミン、洗練されたレコードショップ、キノコで一緒になった現地の人。どれも、スペシャルスポットをたどっていなければ、通り過ぎていたかもしれません。
この夏、横須賀で『ピクミンブルーム』を始めたばかりの頃のわたしは、操作を覚えることに精いっぱいでした。それが2ヶ月経って、画面ではなく街のほうを見ながら歩けるようになっている。続けてきた時間は、こういうかたちで返ってくるのだと思います。
帰国してしばらく経ったいまも、シアトルで仲間入りしたピクミンたちとは一緒に歩いています。次はどの街で、この子たちとおさんぽすることになるのでしょう。

海外でも、日本でも
今回ご紹介した『Seattle Aquarium MINI WALK 2026』は、2026年9月7日(月)をもって終了しました。ただ、いまも世界各地でイベントが開かれています。
海外で開催中の無料イベント「MINI WALK」
『Nashville 2026 MINI WALK』(アメリカ・ナッシュビル)
『Melbourne 2026 MINI WALK』(オーストラリア・メルボルン)
今回のシアトルと同じく、期間限定のまち歩きイベントです。いずれも11月1日(日)までの開催です。
日本で開催中の無料イベント「いつでもミニウォーク」
『いつでもミニウォーク in 海洋博公園』(沖縄県)
2026年10月7日(水)から始まった、常設のまち歩きイベントの第一弾です。
神戸とオンラインで開催予定の有料イベント「Pikmin Bloom Journey 2026」
2026年11月で配信開始から5周年を迎える『ピクミンブルーム』。有料イベント『Pikmin Bloom Journey 2026 in 神戸』『Pikmin Bloom Journey 2026:どこでもチャレンジ神戸(+周辺エリア)』の開催も予定されています。
海外でも、沖縄でも、神戸でも、オンラインでも。ピクミンと歩ける機会は、いろいろな場所に広がっています。
※2026年10月30日時点の情報です。最新の情報は公式サイトの「ニュース」からご確認ください。
GameWith編集者情報

| ゲームはのんびり楽しむ派。普段は愛犬とまったり過ごしながら、推し活に励む日々。 |