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この記事でわかること
・『Overwatch』部門グランドファイナルの結果
・準決勝〜決勝までの試合展開や熱戦の様子
・出場チームの意外なエピソード

VTuberとしても活動しつつ、メタバース内ではラジオパーソナリティやDJとしても"声"を届けています。バーチャルとリアルを行き来しながら、「いま一番面白い遊びのかたち」を探し続けています。
高校生たちが、学校の名を背負って日本一を争う「Coca-Cola STAGE:0 eSPORTS High-School Championship 2026」。「STAGE:0」は、全国の高校生を対象とするeスポーツ大会として2019年に始まり、今年で第8回を迎えた。
2026年大会には、全国1,187校から2,181チーム、7,311名の高校生が参加。6月から各地でブロック代表決定戦、7月には全国大会セミファイナルが行われた。
その頂点を決めるグランドファイナルが、8月14日から16日までの3日間、大阪城公園内のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールを舞台に繰り広げられた。
大会アンバサダーのアンガールズ・田中卓志さん、スペシャルサポーターの丹生明里さん、司会進行の北川莉央さんも全日程に出演し、会場を盛り上げた。

▲田中卓志さん

▲(左から)北川莉央さん、丹生明里さん
グランドファイナル初日の『リーグ・オブ・レジェンド』『ストリートファイター6』部門、2日目の『VALORANT』『ブロスタ』部門に続き、最終日となる8月16日には、『Overwatch』『ポケモンユナイト』部門が開催された。
この日はゲストとして宮下草薙(草薙航基さん・宮下兼史鷹さん)、リンダカラー∞(りなぴっぴさん、Denさん、たいこーさん)も出演。『Overwatch』部門の実況は蒼汁さん、解説はgappo3さんが担当した。

▲(左から)草薙航基さん、宮下兼史鷹さん

▲(左から)りなぴっぴさん、Denさん、たいこーさん
目次
Overwatch
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5人の連携が勝敗を分ける『Overwatch』
『Overwatch』は、個性の異なる「ヒーロー」と呼ばれるキャラクターを操作して戦う、チーム制アクションシューティングゲームだ。「STAGE:0」では、同じ高校に在学する選手による5人1組のチーム(※)で戦う。
※スターティングメンバー5名、 控え選手(任意)最大3名まで登録可能。

ヒーローはそれぞれ武器やアビリティ、強力な必殺技「アルティメット」を持っている。単純なエイム力だけでなく、味方との連携・マップの理解・相手の構成に合わせたヒーロー編成など、多くの要素が勝敗を左右する。
観戦するときにまず注目したいのは、人数差だ。1人倒されれば、一時的に5対4になる。ここで押し切るか、それとも一度引いて立て直すか。一瞬の判断が次の展開を決める。
また、各チームがどれだけアルティメットを保持しているかも重要だ。複数のアルティメットを組み合わせて一気に戦闘を制するのか、あえて温存して次の戦いに備えるのか。目まぐるしい戦闘の裏側では、こうしたチーム全体での判断が常に行われている。

今大会のモードとマップは、以下の通り。マッチは、2マップ先取のBO3で行われる。
| モード・マップ | |
|---|---|
| ハイブリッド | King's Row(夕暮れ) Blizzard World(朝) |
| コントロール | LIJIANG TOWER(夜) |
| プッシュ | RUNASAPI |
| フラッシュポイント | SURAVASA |
第1マップはダイスロールで選択権を決定し、第2マップ以降は直前のマップを落とした側が次のマップを選べる仕組みだ。
なお、グランドファイナル直前の8月12日には、大型アップデートとともに新ヒーロー「D.Mon」が実装された。しかし、実装からの期間が極めて短いこともあり、当日は使用禁止となった。
全国大会セミファイナルを勝ち抜き、大阪の舞台へたどり着いたのは、下記の4チームだ。
- N高等学校「Melange」
- N高等学校「lazuli」
- 市立札幌藻岩高等学校「今だけ味方」
- おかやま山陽高等学校「dauntless」

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準決勝第1試合「Melange」 vs 「今だけ味方」
準決勝第1試合に登場したのは、N高等学校「Melange」と市立札幌藻岩高等学校「今だけ味方」。
N高等学校「Melange」
- チャクロ選手
- 夢選手
- ケイゴ選手
- ベスト選手
- ライフウィーバー選手

リーダーのチャクロ選手によれば、メンバーが揃ったのは、なんとエントリー締め切りのおよそ30分前。最後にライフウィーバー選手が出場することが決まり、滑り込みでエントリーに間に合ったという。
チームでの練習をほとんどしないまま関東ブロックを突破したという異色のスタートだったが、それでも全国大会に向けて練習を重ね、個々の高い実力にチームとしての連携を積み上げてきた。
市立札幌藻岩高等学校「今だけ味方」
- task選手
- AMA選手
- やきにくダレ選手
- Batis選手
- melonC8選手
- ちょこぷりん選手

前年も全国大会の上位まで勝ち進んだ経験を持つメンバーを軸に、今年からちょこぷりん選手が加わり、グランドファイナルへ進出した。
ちなみに、本チームは学校のバドミントン部に、偶然『Overwatch』をプレイする生徒が5人いたことから始まっているという。
第1マップ:コントロール(LIJIANG TOWER)
コントロールは、指定されたエリアを両チームが奪い合い、確保している間に進むゲージを100%にしたチームがラウンドを取るルールだ。
序盤から主導権を握ったのは「Melange」だった。先にエリアへ入り有利な位置を確保すると、「今だけ味方」の攻撃を受け止め続ける。
一度はサイドから仕掛けた「今だけ味方」がエリアを奪うものの、「Melange」は無理に取り返そうとはせず、アビリティの再使用時間や味方の復帰を待ってから再進攻。準備が整った状態で再び集団戦を始め、エリアを奪い返した。

試合で特に光ったのが、アルティメットの使い方だ。チャクロ選手が防御的にアルティメットを使って味方を生存させ、そのまま人数差を作ってポイントを取り返す。攻撃だけでなく「相手の攻めをどう受けるか」という部分でも「Melange」が一枚上手で、第1マップは「Melange」が勝利した。

第2マップ:プッシュ(RUNASAPI)
プッシュは、中央に配置されたロボットを確保し、相手陣地側へバリケードを押し込んだ距離を競うモードだ。ロボットの進行によって戦う場所が移動し続けるため、同じ5人対5人でも地形によって有利なヒーローや立ち位置が変化する。
「今だけ味方」はtask選手の高い個人能力を軸に押し返す場面を作ったが、このマップでも「Melange」の攻撃性が際立った。戦闘に勝つとその勢いを止めず、前へ前へと圧力をかける。「今だけ味方」が守りながら受け流そうとしても、「Melange」はその守備を上回るテンポで次々と仕掛けていった。

終盤には「今だけ味方」も粘りを見せ、互角の集団戦を作るが、序盤に築かれた距離のアドバンテージは大きかった。第2マップも「Melange」が制し、2-0で決勝進出を決めた。

試合後、「Melange」のチャクロ選手はオフライン大会ならではの緊張を認めつつ、「今が一番調子がいいかも。成長中で、今が一番熱い」と笑顔を見せた。
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準決勝第2試合「lazuli」 vs 「dauntless」
もう一方の準決勝は、N高等学校「lazuli」と、おかやま山陽高等学校「dauntless」。
N高等学校「lazuli」
- zenith選手
- とりっぴー選手
- sans選手
- orange選手
- Celinuntius選手
- field選手

大会前から平均ランクの高さで注目を集め、選手たち自身も個人スキルには絶対的な自信を持っているチーム。リーダーのzenith選手は、試合前から「正直、負ける気は全くしていない」と断言。
さらに、「試合に負けたら、チーム全員が坊主頭にする」という背水の約束まで掲げていた。
おかやま山陽高等学校「dauntless」
- ニランプルクサ選手
- チェンバー選手
- N4DEKO選手
- そるてぃあーの選手
- るりは選手
- Eving選手

対する「dauntless」は、前年の「STAGE:0」で準優勝を経験している。ニランプルクサ選手やそるてぃあーの選手など、前年の準優勝経験者を複数擁する。
オフラインや大会経験という意味ではアドバンテージがあり、「勝ってlazuliのメンバーを坊主にしたい」と意気込んで試合へ臨んだ。
第1マップ:ハイブリッド(King's Row)
ハイブリッドは、最初にエリアを奪い、確保後に出現するペイロード(攻撃側がそばにいる間だけ進む台車)を目的地まで運ぶルールだ。
攻撃側の「dauntless」は、序盤こそ「lazuli」の守備に苦しめられたものの、N4DEKO選手らが狭い場所での戦闘をものにすると徐々に前進。ペイロードを着実に進めていく。
しかし、中盤から「lazuli」が立て直す。高所や空中を使った攻撃で射線を増やし、「dauntless」が得意とする正面の中距離戦をさせない。実況から思わず「これはすごい」と声が上がるほどの守備で進行を止めた。

攻守が交代すると、「lazuli」はさらに強烈だった。エリアを素早く奪ってペイロードへ移行すると、ほぼノンストップで進軍。
空中を自在に飛び回れるヒーロー「ジェットパック・キャット」 も機能し、「dauntless」の視線を上下左右へ振り回す。正面を見れば背後から撃たれ、後ろを振り向けば前線が押し込まれる。「lazuli」が得意とする速度のある攻撃を止められず、第1マップは「lazuli」が勝利した。

第2マップ:フラッシュポイント(SURAVASA)
フラッシュポイントは、マップ内にある複数のポイントが順番に開放され、先に3ポイントを獲得したチームが勝利するルールだ。
「dauntless」は選手とヒーロー構成を変更して流れを変えようとした。序盤は「lazuli」がポイントを先行するものの、そこから粘り強さが持ち味の岡山とも呼ばれた「dauntless」が本領を発揮する。99%まで取られた状態からオーバータイムで戦闘をひっくり返し、ポイントを奪取。簡単には終わらせない。

終盤も紙一重だった。「dauntless」が再びオーバータイムで逆転しかけるが、最後の最後で「lazuli」が生存し、人数を揃えてポイントを取り返す。5人全員で集団戦を成立させた「lazuli」が接戦を制し、2-0で決勝へ。

決勝は、N高同士の対決となった。
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決勝はN高対決。「Melange」 vs 「lazuli」
全国の頂点を決める最後のカードは、N高「Melange」vs N高「lazuli」。
同じ学校でありながら、両チームはそれまで公式戦で直接戦った経験がなかったという。
「Melange」のチャクロ選手は「優勝します!」と宣言。一方「lazuli」のzenith選手は、準決勝を終えて緊張がほぐれたかと問われると「夜ごはんのことしか考えていない」と余裕を見せ、「圧倒的な壁を見せつけて優勝していく」と意気込み試合に挑んだ。

第1マップ:コントロール(LIJIANG TOWER)
最初の集団戦から「lazuli」が人数差を作った。特にzenith選手の正確な射撃と判断が「Melange」を苦しめる。「Melange」も中盤にポイントを奪い返し、64%対31%までゲージを進める場面を作ったが、「lazuli」は慌てない。再度5人をそろえてから戦闘を仕掛け、エリアを奪い返した。
続くラウンドでは「lazuli」の強みがさらに明確になる。ジェットパック・キャットを活かした外周からの攻撃で「Melange」の視線を散らし、Celinuntius選手が相手のリスポーン地点近くまで圧力をかける。
「Melange」も89%まで進められたところで一度は取り返したが、戦闘の主導権は「lazuli」が握り続けた。

個々の撃ち合いの強さや連携力だけでなく、「相手にどこを見させるか」までコントロールしているような戦いだった。「lazuli」がLIJIANG TOWERを制し、日本一へ王手をかける。
第2マップ:フラッシュポイント(SURAVASA)
第2マップでも「lazuli」は立体的な攻撃を徹底した。高台にダメージロールを置き、地上へ射線を通す。さらに、sans選手が操るジェットパック・キャットが空中から攻撃と撹乱を続けるため、「Melange」は地上の敵だけを見ているわけにはいかない。
視線を上へ向ければ地上から撃たれる。地上へ集中すれば頭上からジェットパック・キャットがやってくる。そこにzenith選手の正確なエイムがダメージを積み重ねるのだ。
だが、「Melange」も一方的に崩されたわけではない。終盤には集団戦を勝ち切ってポイントを奪い返し、最後の可能性をつなぐ。しかし、その時点ですでに「lazuli」側のゲージは99%。再度始まった最後の集団戦を「lazuli」が制すると、そのまま試合終了となった。

優勝は「lazuli」。結果的に、準決勝から決勝まで1マップも落とさなかった。
高い個人技はもちろん、空中と地上を同時に使う立体的な攻撃、相手の構成変更に対する対応力、そして5人で戦闘を始めるタイミング。日本一の座をつかみ取った理由は、これらの総合力で相手を上回っていたことだと言えるだろう。
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7,311通りの物語の先にあった、高校生活の「日本一」
表彰式では優勝、準優勝、3位の選手たちがステージへ上がり、長い大会を戦い抜いた証を手にした。

▲優勝は「lazuli」

▲準優勝は「Melange」
また、印象的なプレーを生んだ選手を称える「GJカウンター賞」には「Melange」のケイゴ選手が選出された。「冗談で『俺やな』と言っていた」という本人も、本当に名前を呼ばれると動揺して言葉が出てこない。それでも、「このまま終わるくらいなら一発くらいかましたい」という気持ちのプレーだったと振り返った。

全部門の合計参加チーム数は、全国2,181チーム、参加人数は7,311人。数字だけを見れば、非常に大きな大会だ。しかし、そのひとつひとつのチームには、それぞれ違う始まりがある。
応募締め切り30分前にメンバーが集まったチームもあれば、バドミントン部にたまたま『Overwatch』を遊ぶ仲間が5人いた学校もある。
前年の準優勝を背負い、最後の大会に挑んだ3年生もいる。そして、「試合に負けたらチーム全員が坊主頭にする」と笑いながら、プロレベルとも評された力を大舞台で発揮した高校生たちもいる。
オンラインなら、学校も学年も住んでいる場所も関係なく毎日のようにゲームをプレイできる。それでも、「同じ高校の仲間と、日本一を目指せる夏」は、3回しかないのだ。
そして2026年夏、『Overwatch』部門の頂点に立ったのは、N高の「lazuli」だ。最後まで1マップも譲らない圧倒的な強さで、『Overwatch』高校日本一の称号を掴み取った。

なお、公式YouTubeチャンネルでは、グランドファイナルのアーカイブが公開されている。見逃した方は、熱い戦いの模様を是非チェックしてみてほしい。
▲【 #オーバーウォッチ / #ポケモンユナイト 高校No.1決定】Coca-Cola STAGE:0 2026 全国大会グランドファイナル Day3
※『Overwatch』部門は4:17:00頃まで
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発売日など基本情報
| 発売日 |
Switch: 2022年10月5日 PS5: 2022年10月5日 PS4: 2022年10月5日 PC: 2022年10月5日 XBOX: 2022年10月5日 Switch2: 2026年4月15日 |
|---|---|
| 販売元 |
Blizzard Entertainment |
| ジャンル | シューティング |
| 対応ハード | Switch / PS5 / PS4 / PC / XBOX / Switch2 |
| 価格 |
Switch : 無料
PS5 : 無料
PS4 : 無料
PC : 無料
XBOX : 無料
Switch2 : 無料
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