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この記事でわかること
・何を楽しむゲーム?プレイ体験の魅力
・犬好きだけど楽しめる?豊富なこだわりポイント
・クリアまでのプレイ時間は?濃厚な体感と読後感

ボールペンで描かれた、ちょっぴり不思議なアートの世界を旅しよう
2026年8月12日(水)、lidlocksが開発の新作ゲーム『Finding Polka』が、インディーパブリッシャーのPARCO GAMESより発売された。
本作は、ボールペンで描かれたアートのような世界で、主人公「フレンディ」が昔飼っていた「ポルカ」にそっくりな犬を追って旅をしていくインタラクティブアドベンチャーゲーム。

手描きや味のあるアートが特徴的であるクリック/ナラティブなアドベンチャーゲームは、少数開発で細部までこだわり抜ける「インディーゲーム」と相性が良い。
そんな中、本作はほとんどテキストがなく、遊んだユーザーが自由にストーリーを感じ取って楽しめる。そして、手描きのイラストにもかかわらず想像以上に広いマップが登場し、この緻密さで遊びごたえも満足できる内容になっているなど、実際にプレイしてみたところ驚きの連続だった。

「フレンディ」は愛犬「ジャズ」と、「ポルカ」を探しに旅へ出た。「ジャズ」「ポルカ」……そう、本作は、アートスタイルの特徴に加えて音楽と犬の要素が多数見られ、それらが好きな人はもちろん、リラックスした雰囲気で余暇を過ごしたい方にもピッタリな癒される作品となっている。

▲(左から)フレンチブルドッグの「ポルカ」、主人公「フレンディ」、ダックスフンドの「ジャズ」。
本稿では、ギミックやストーリーに関するネタバレは極力抑えつつ、ゲームの魅力や遊んだ感想についてお届けしていく。
目次

インディゲーム100選!
アートの世界に入り込むようなゲーム体験

冒頭でも少しお伝えしたとおり、本作はボールペンで描かれた世界が特徴。イラストとしてどの部分を切り取っても生き物や植物など何かしらの動きや描きこみがあり、全体を歩いて見渡すだけでも発見があって面白い。
カラーはクリームイエローやアイボリーのような色合いのシーンが多くシンプルな配色になっている。そして、チェックポイントのような地点など少し濃い色で描かれている部分も時々見られた。
それらが目印になってくれるので、広く複雑なマップでも進行方向を見失うことはほとんどなかった。ビジュアルの美しさと快適な探索、その両方を楽しめるのが嬉しいところ。

▲「ポルカ」のうんちがたびたび捜索の手がかりになる。
イラストの繊細さを楽しむのと同時に、ゲームとして直感的に分かって進んでいけるような作りになっているのが良い。テキストやチュートリアルがない分、作品へより深く没入していけるのが魅力だった。
▲こちらは地下に潜っていくシーン。2Dイラストで最大限に立体感を味わえるような表現が素敵だった。
「ポルカ」をさがせ!

「フレンディ」が幼い頃に飼っていた愛犬「ポルカ」がなぜそこにいるのだろう?と、気になって追いかけるものの、なかなか追いつくことができない。
プレイヤーは複雑に入り組んでいるマップを自由に歩き、迷路を解くような感覚でフィールドを探索していく。
先へ先へと進んでいく中で、不意に「ポルカ」へ接近できることもあるのだが、どうしてもあと一歩が届かない…といった具合で追いかけっこのような旅を行うことになる。
フィールドのこまごまとした雰囲気もあって、子どもの頃遊んだ、キャラクターやアイテムを探す絵本たちに近いものを感じた。

また、フィールドには「ポルカ」との思い出が散らばっていることも。「どこに隠れている?」「どうやったらその場所へ行ける?」と考えながら遊ぶのが楽しかった。
ハイタッチ!で心はぽかぽかに
こちらも探す要素の一つ。フィールドにはヒト型の生き物や動物、不思議な生き物などさまざまなキャラクターがおり、何か困っている様子のキャラクターもいた。

欲しがっているアイテムを見つけてあげるなどお悩みを解決すると、ともだちとなってハイタッチができる。さらに、いくつかミニゲームを遊ぶこともできた。

▲「こんなところに隠れていたの!」とキャラクターを偶然発見した際はテンションが上がった。
ゲームクリアには関係ないやりこみ要素ではあるものの、歩くのが楽しいマップのおかげでプレイが捗る。
大好きなものにクローズアップした作風

本作は、動物やアート、音楽といった要素への表現が豊かで、それらのどれを好きな方にとっても嬉しいであろう作りこみに注目してほしい。
▲中国・道教の書物から日本で独自に発展した「九字護身法」のような作法を使用するシーンもあった。
犬&不思議な生き物にたくさん出会える

本作は、人間や動物に加えて、謎の生命体などエリアによってさまざまなキャラクターが登場する。
どのシーンを切り取ってもキャラクターがたくさん描きこまれているのが本作の魅力で、作中では、現実世界よりも動物と人間がもっと身近に共存している世界なのかなと思う。

会話はないけれど「こんなことを話していそうだな」と想像できるような味のあるイラストがいくつも描かれているので、フィールドを眺めているだけでも楽しい。

また、ポルカのモチーフになったと思われる犬「ポニョ」の写真もゲーム内で見つけることができるので、犬好きにはたまらない収集要素となっている。


▲なんだか見覚えがあるような気がする生き物も見つけたので、それとなく共有しておく。
ギタリストもいる!音楽でノリノリ

本作のタイトル『Finding Polka』や愛犬「ジャズ」から、本作は音楽が重要な要素の一つではないか?と考えながらプレイしていた。
実際にフィールドを歩いてみると、至る所に音楽隊やギタリストの姿が。

また、エリアごとにBGMの音楽ジャンルが多様であったことも印象深く、時々ボーカルが入っている曲も聞くことができたので、音楽が好きな方はぜひ一度本作を遊んで雰囲気を味わってみてほしい。
▲どの道を進もうかと立ち止まって考えているとフレンディが突然ノリノリな音楽をかけて踊りだし、クスっと笑ってしまった。
本作のBGMはカフェで聞くような心地よい曲が多数登場するので、プレイ中にコーヒーや紅茶のブレイクタイムを挟むのもオススメだ。
まとめ:犬への愛が深い、心温まる作品

本作は3~4時間ほどでクリアできる。しかし、遊び終わった瞬間に残る体感は想像以上に濃密なものだった。
細かなシーンまで犬への愛を感じられたのが特によかった。筆者視点で心に残っているシーンは、「フレンディ」が壁を登ると「ジャズ」がリュックの中にすっぽり潜っていくこと。また、時々ベンチに座って「ジャズ」と休憩できたこと。ちょっとしたふれあいにペットとの絆を感じて心が温かくなった。
また、作りこまれたアートや音楽はもちろん、「九字護身法」という意外性のある組み合わせによって独特な世界観が出来上がっているのも推したい要素の一つだ。
ゲームを最後まで遊んだからこそ味わえる、印象深いシーンもあった。ここではあえて詳しく触れずにおきたいので、気になる方はぜひ実際に本作を遊んで確かめてみてほしい。
こんな人におすすめ!
- 犬が出てくるゲームは見逃せない人
- ワクワクするような音楽が好きな人
- ビジュアルが独創的なゲームを遊びたい人
GameWith編集者情報

| 大学の休学期間中に遊んだ「ドラクエ」シリーズで世界観の壮大さに心打たれ、様々なRPGに興味を持ち始める。 中でも、近年は「原神」のストーリーや音楽に夢中になる日々を送っている。 また、ゲームのサブ要素にハマってしまう傾向があり、RPGで見られる料理作りや木の実採集などをとても気に入っている。 趣味はものづくり。 |
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