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・物理演算で動く荷物を工夫して運ぶ楽しさ
・トラックを強化して探索範囲を広げる喜び
・迫るゴーストトラックから逃げ切るスリル
この記事を書いた人ポーランドのデベロッパーMythicOwlが開発した、物理演算を取り入れた配達アクションアドベンチャー『トラックフル』が、2026年10月10日(日本時間)に発売された。
パブリッシャーはPocketpair Publishing。対応機種はPC(Steam)とAndroidで、PS5版・PS4版も発売予定だ。

このたびGameWithでは、発売前に本作を試遊する機会をいただいた。
田舎でトラックを走らせ、住民の荷物や人を運ぶ。最初はのんびりした運搬ゲームだと思っていたのに、気づけば手に汗を握ってハンドルを切っていた。『トラックフル』は、遊ぶほどに印象が変わっていく作品だった。
約10時間かけてクリアまで遊んでわかった魅力や面白さをお伝えしていこう。
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物語の始まりは配達員と暴走トラックとの出会い

主人公は小さなトラックで荷物を運ぶドライバー。道中で困っていた配達員の女性・ルッティに頼まれ、彼女を荷台に乗せて森へと向かう。

▲トラックのドアが開かないため、ルッティには荷台に乗ってもらうことに。
その後、ルッティの代わりに荷物を運んでいると、森の中を猛スピードで突っ込んでくる謎のトラックに襲われる。

▲背後から突然、謎のトラックが襲い掛かってくる。
なんとか谷にたどり着いたものの、それ以来、森に入ろうとするたびにあのトラックが現れ、谷から出られなくなってしまう。そこで別の脱出ルートを探すが、どうやら谷にはほかにも危険が潜んでいるようだ。

こうして主人公はルッティの配達を手伝いながら、森と谷の謎を追うことになる。
積んで運んで拾い直す。物理演算ならではのドタバタ配達
異なる形や大きさの荷物をどうトラックの荷台に積むか考え、落とさないように運ぶ。それが本作の基本となるルールだ。積み込み画面では荷台がマス目状に区切られていて、荷物を回転させながら限られたスペースに配置していく。
この配置を考えるのが楽しい。荷台によって形状や積載スペースが異なるため、どの位置にどの荷物を載せれば運びやすいか、依頼のたびに考えることになる。

▲荷物の大きさや重さを考えて積み込もう。人を荷台に乗せる依頼もある。
こうして荷物を積んだら目的達成……ではないのが本作のポイント。目的地までトラックを運転しなければならない。
トラックや荷物は物理演算で処理され、でこぼこ道を走ると荷物が跳ねまくる。とくに序盤に使うトラックの荷台は、軽トラのような屋根のない開放型のため荷物が転がり落ちやすい。そのたびに車を止めて拾い直す羽目になる。
荷物は跳ねたり落ちたりするたびに「耐久値」が減り、これがゼロになると配達失敗。チェックポイントからやり直しだ。
※本作にはストーリーモードとノーマルモードがあり、前者では荷物の耐久値がゼロになってもそのままミッションを進められる。物語をより楽しみたい人は、ストーリーモードを選ぶといい。

▲ちょっとした坂道で荷物がふわっと浮いて落ちそうになる。
それでも、普段の配達は「のんびりほんわか」だ。落としてもゆっくり拾い直せばいいし、田舎道を走ること自体が心地いい。運ぶ荷物はまだ少なく、ほかに走っている車もいない。静けさの中に、自分のトラックの走行音と鳥のさえずりだけが聞こえてくる。まさにのどかな田舎町だ。

▲道をふさぐ羊がカワイイ。クラクションを鳴らして道を開けてもらおう。
パーツを解放するほど走れる場所が広がっていく
依頼をこなしてストーリーを進めると、購入できるトラックのパーツが少しずつ増えていく。パーツは、エンジン/ステアリング/サスペンション/タイヤ/ブレーキ/ボディ/カラー/荷台/アップグレードの9項目だ。

▲依頼をこなして得たお金でパーツを購入しよう。
ストーリーを進めてアップグレードを解放していくと、これまで通れなかった場所が通れるようになり、行動範囲が広がっていく。「次は何が解放されて、今度はどこを通れるようになるのか」と、ワクワクさせられる。

たとえば「突撃バンパー」を解放すると、マップのあちこちに設置されていたゲートが壊せるようになる。それまで気になりつつも素通りするしかなかったゲートの先に進めるようになるのだ。

▲ゲートの先には近道やトンネルが隠されていて、新たな地域への移動だけでなく、物語の進行にもかかわってくる。
筆者がもっとも活用したアップグレードは「粘着パッケージ」だ。荷物が落ちそうになったときに発動すると、磁力で荷物を引き戻してくれる。再使用までには一定の時間が必要だが、荷崩れしそうな場面で頼りになる。

▲荷物が落ちそうになったら能力を発動。磁力で荷台に引き戻せる。
序盤に荷物を落としまくっていた身としては、まさに待望の機能だった。しかも終盤で、暴走するトラックに追われながら荷物を守る場面でも大活躍した。
ゲームの進行に合わせて、同じアップグレードでも使い道が変わっていくのも面白い。
ほんわかの裏で増していく不気味さと難しさ
序盤から不気味な存在感を放っていたホラー要素は、終盤になるほど色濃くなっていく。その代表格が、森で襲いかかってくるゴーストトラックと、廃坑のトンネルに現れる暴走する機関車だ。
ほんわかした田舎道のすぐ隣に、得体の知れないものが待ち構えている。その落差が、配達に緊張感を生んでいる。

真っ暗な森でゴーストトラックに追われているあいだは、不穏なBGMと相手のクラクションが焦りをあおる。相手はこちらめがけて突進してきて、荷物どころかトラックごと突き飛ばしてくる。

▲油断していると後ろから突撃され、トラックごと宙に飛ばされてしまう。
配達の難しさも終盤に向けて上がっていく。とくに苦労したのが、巨大な荷物を運ぶ依頼だ。屋根のある大きめの荷台パーツを使えば楽だが、手に入れるにはさまざまな依頼をこなして回らなければならない。
無謀かもしれないと思いつつ、筆者はそれを入手せずにチャレンジした。
我がトラックの荷台は大きめだったが屋根がない。森の道は急な上り坂や下り坂が続き、あちこちに段差もある。速度を出しすぎると荷物が落下するので、かなり気を使って運転した。
▲ちょっとした段差で荷物が宙を舞ってしまう。
だが、後ろからはゴーストトラックが迫ってくる。急ぎたい。でも急げない。
何度も荷物を落とし、ときには回収できない場所まで転がってしまうこともあった。そのたびにリトライして、何度も何度も森の道を走り直した。

結果としては、リトライを重ねるうちに安全運転と「粘着パッケージ」が大切なことに気づいて、10回目くらいでようやくクリアした。
とくにゴーストトラックと接触しそうな場面では頼りになる。
リトライの再開地点となるチェックポイントも適切な間隔で配置されていて、苦労はしたものの、つねに前向きに、楽しくプレイできた。
まとめ
『トラックフル』でもっとも印象に残ったのは、アップグレードによって新しい道を発見し、そこで覚えたルートを終盤の難関で活かせたときの達成感だ。探索で積み重ねた経験が、徐々に運搬の腕前にもつながっていく。
- ・コツコツとプレイを重ねて、できることを増やしていくのが楽しい
- ・荷物を隙間なく詰め込むことが気持ちいい
- ・物理演算による思わぬハプニングを楽しみたい
- ・のんびりした雰囲気が好みだが少しスリルも味わいたい
こういった人に本作をおすすめしたい。
発売日など基本情報
| 発売日 |
PC: 2026年10月10日 アプリ: 2026年10月10日 PS5: 未定 PS4: 未定 |
|---|---|
| 販売元 |
Pocketpair |
| ジャンル | アクション アドベンチャー |
| 対応ハード | PC / アプリ / PS5 / PS4 |
| タグ | |
| 価格 |
PC : 2,000円(税抜)
アプリ : 2,000円(税抜)
PS5 : 未定
PS4 : 未定
|
| 最大プレイ人数 |
1人
|
| 公式HP | |
| 公式X |
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