
Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage
2025年10月30日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
ゲーセンの巨大筐体で遊んだあの『バーチャ』が手元で動いている
初代『バーチャファイター(バーチャ)』がゲームセンターに現れてから、もう30年以上が経つ。
当時の『バーチャ』は「ゲーム」である前に、ほとんど事件だった。フルポリゴンで人が動く。殴る。投げる。吹っ飛ぶ。いまでは当たり前のことだが、当時は何十年も先の未来に見えた。
筐体も大きかった。ゲームセンターの一角に置かれたそれをたとえるならば、フルオープンの電車の運転席か、背中合わせに置かれた2台のドラム式洗濯機だ。何を言っているのかさっぱりわからないと思うが、とにかく大きかった。
いくつも並ぶ対戦台とそれを幾重にも取り囲むプレイヤーたち。順番がきて椅子に座るだけで「さあ勝負だ」という高揚感に包まれたものだ。
筆者もまた、雨が降ろうが風が吹こうが、財布の中身が心もとなかろうが、なんとかして椅子に座ろうとしていた側の人間だったが、やがてその後のシリーズ作品も含めて家庭用ゲーム機への移植が進み、家でも遊べるようになった。それでも当然テレビは必要だった。
ところがいま、ご厚意により試遊の機会を提供いただいた『Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage』は、手元にあるSwitch 2のコンパクトな画面の中で実になめらかに動いている。

しかもただ「動いている」ではなく、ちゃんと『バーチャ』として動いている。この事実だけでも、昔を知る身としては「なんだこりゃ」とついつい笑ってしまう。隔世の感、という言葉でもまだ足りない。隔世の隔世のそのまた隔世の感。隔隔隔世。
そんな不思議な感慨を抱きつつ、本作がいまどんな作品として成立しているのか、そして何がこんなにも熱いのかを、あらためて書いていきたい。
Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage
2025年10月30日 発売中
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近距離の読み合いをとことん研ぎ澄ました格闘ゲーム
『Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage』の根っこにあるのは、もちろん『バーチャファイター5』(以下、VF5)そのものの面白さだ。
『VF5』はナンバリング第5弾として2006年にアーケード版が稼働を開始し、幾多のバージョンアップを経て、現在の『R.E.V.O. World Stage』へつながっている。

シリーズの初代が3D対戦格闘という地平を切り開いた作品だったとすれば、『VF5』はその積み重ねの上にある完成形のひとつと言っていい。
本作で、クロスプレイやロールバックネットコード(通信遅延を解消する技術)に対応し、1~2人のオフライン対戦に加えて最大16人のオンラインプレイが可能。ランクマッチ、ルームマッチ、定期トーナメント、トレーニングなど、遊びの幅もかなり広い。


実際に遊んで、改めて唸らされたのが、やはり『バーチャ』の基本にある3すくみだ。本作には飛び道具の応酬で画面の端と端から牽制し合う構図がない。相手の攻撃が届く距離で向き合い、打撃、投げ、ガードの3つをどう通すか、どう外すかをひたすら詰めていく。
言葉にすると驚くほどシンプルだが、触るとその奥行きがよくわかる。打撃は投げに強い。打撃はガードされるし、回避もされる。ガードは投げに崩される。
しかもこれが、難しい理屈ではなく、手触りとしてしっかり面白い。久しぶりに遊んでみると、脳も体もこの仕組みを覚えていることに気づく。

「あ、そうだ。ここで暴れると投げに勝てる」、「でもここで固まると吸われる」「じゃあ今度は打撃を待ってガードして……」と、頭の中で整理するより先に、経験がじわっと指先に戻ってくる。
技の応酬は速く、近距離戦の密度は高く、1ラウンドの中で「いまの1発が流れを変えた」と感じる瞬間が何度もある。だから対戦していて、1本取るたびにやたらとうれしい。「自分の読みが通った、いや通してやったぜ」という手応えが濃い。

これはシリーズを知らない人でも十分味わえるし、昔やっていた人ならなおさら「ああ、これこれ」と声が出るはず。
上達をサポートする機能面でも、チュートリアル、コマンドトレーニング、フリートレーニングが用意され、リプレイも自分だけでなく他プレイヤーのものまで見られる。強くなるための手段が整備されているのも、いま遊ぶ心強さだ。
Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage
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新モード「World Stage」は昔のゲーセンで学ぶ感覚
本作の大きな特徴は、タイトルにも入っている新モード「World Stage」。これは世界各地で開催される大会を舞台に、実在の強豪プレイヤーを模したライバルCPUたちと戦いながら頂点を目指す1人用モードだ。
単なるおまけのシングルモードではなく、「いまの『バーチャ』に触れる入り口」としてかなりいい仕事をしていると感じる。

久しぶりに、または初めて遊ぶ人にとって、いきなりオンラインの修羅の世界に飛び込むのはさすがに荷が重い。
その点、World Stageはひとりで腰を据えて遊べる。いきなり全国の猛者にボコボコにされる代わりに、コンピューター相手とはいえ、対戦の空気感に浸りつつ「いまの投げは通るのか」、「この距離での暴れは危ないのか」を思い出し、体得できるのがありがたい。

昔のゲーセンでは、うまい人のプレイを後ろから見て、真似して、負けて、また見て、少しずつだけど理解が進んでいった感覚があった。World Stageやリプレイ機能、トレーニングモードは、その流れを現代に整え直したようなものだ。
遊ぶ、見返す、試す、また遊ぶ。ベテランには復帰の足場になり、初めて触る人には入り口になる。
Switch 2でこの循環に入っていけること自体にも価値がある。『バーチャ』や格闘ゲームというと、どうしても対戦の緊張感と結びつけてしまう人が多いはずだが、本作は硬派な部分を残したまま、敷居が低くなっている。携帯ゲーム機の延長にある感覚で起動して、あの濃い対戦に入っていける。

このギャップがなんとも不思議で、そして妙にうれしい。昔は100円玉を握りしめて順番を待ち、椅子に座ったゲームが、いまはちょっとした空き時間にも触れられる。シリーズを追ってきた人ほどこの変容はしみるはずだ。
Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage
2025年10月30日 発売中
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最初は戸惑っても、慣れるとJoy-Con 2でも意外といける
気になる人が多そうなのが、やはりコントローラーまわりだろう。正直に言えば、最初に触れた瞬間は「やっぱりアケコン(アーケードコントローラー)が恋しいな」と思った。とくにボタンの同時押しは、格闘ゲームの頻度で行うとなると、やはりスムーズにはできない。

とはいえ、ここは必要以上に身構えなくて大丈夫だった。LRボタンへの割り当てを活かして操作を手になじませていくと、純正のJoy-Con 2でも思った以上にちゃんと動かせる。数試合、数十試合と重ねるうちに、ちゃんと手が反応してくれるようになる。この「人間側が適応していく感じ」は、格闘ゲームらしくていい。
もちろん、最終的に突き詰めたいとなればアケコンが欲しくなる。これはもう、ある意味で『バーチャ』らしい欲求だ。
Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage
2025年10月30日 発売中
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まとめ:昔『バーチャ』に熱くなった人ほど「いま」に触れてほしい
『Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage』は、シリーズの長い歴史を背負いながら、懐古だけで終わらない1本だ。『バーチャ』らしい近距離の読み合い、打撃・投げ・ガードの3すくみ。その芯はそのままに、World Stageやリプレイ、トレーニング、クロスプレイ対応のオンライン環境といったいまどきの遊びやすさがきれいに整っている。
昔ゲーセンで『バーチャ』を遊んだ人には、まずそれだけで刺さる。対戦格闘にこれから触れてみたい人にも、広い入り口がちゃんと用意されている。

さらに、龍が如くスタジオが手掛ける『New VIRTUA FIGHTER』の映像が気になっていた人にとっても、「いまのうちにシリーズに触れておく」にはちょうどいい。
一度触れてみれば、『バーチャ』をいまでも特別に思う人がいることの理由がわかるはずだ。
『New VIRTUA FIGHTER』Project公式サイト
©SEGA
発売日など基本情報
| 発売日 |
PC: 2025年10月30日 PS5: 2025年10月30日 Xbox: 2025年10月30日 Switch2: 2026年3月26日 |
|---|---|
| 会社 |
セガ |
| ジャンル | 格闘ゲーム |
| 対応ハード | PC / PS5 / Xbox / Switch2 |
| タグ | |
| 価格 |
PC : 2,272円(税抜)
PS5 : 2,272円(税抜)
Xbox : 2,272円(税抜)
Switch2 : 2,272円(税抜)
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| 最大プレイ人数 |
大人数
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| 公式HP | |
| 公式X |
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