
コンボの快感に脳汁が止まらない!
『ANTHEM#9』(アンセム・ナンバーナイン)は、PC(Steam)向けに2026年2月5日に配信を開始したジェムマッチローグライト。
3色のジェムを組み合わせてスキルを発動し、連続コンボで敵を殲滅! 連鎖する攻撃が非常に気持ち良い、爽快なバトルが楽しめる作品だ。

ジェムマッチというパズルゲームの要素と、デッキ構築型ローグライトの戦略性が合わさり、シンプルながらも奥深いゲーム性が実現。
一瞬の判断力とじっくり考える戦略眼の両方が求められ、遊び応えはバッチリだ。
このたびGameWithでは先行プレイの機会をいただいたので、それをもとにした本作のレビューをお届けする。
リアルタイムパズル+デッキ構築型ローグライト
本作は、ダンジョンクリアを目指すジェムマッチローグライト。配置されたマスを経由しながら、規定のフロアを踏破し、最奥に待ち受けるボスを撃破することが目的となる。

マスの種類
- 赤:通常エネミー
- 紫:エリートエネミー
- 黄:ショップ(スキルの購入、ブレスの削除、ジェム配布数の増加など)
- 青:スキルレベルアップ/アレンジ
- 緑:ヒール(HP25%回復)
- 橙:トレジャー(ブレスやスキルなど複数のアイテムが入手できる)
- 桃:イベント(ランダム性が高く、得するかは運次第)
バトルはターン制で展開し、難易度ノーマル以上では、ふたつのデッキ(BLUE or RED)を駆使して戦う。
バトル開始時にどちらかを選択したのち、選択しなかったスキルデッキは次ターンで自動的に選択され、その後は交互にデッキが選択されていく仕組み。

次に、ターンごとにバフをはじめさまざまな効果が得られる「ブレス(祝福)」を選択(後述)。
そして、配布された3色の「ジェム」を制限時間内にピックすることで、対応した各スキルを発動。
出来るだけ多くのスキルを連鎖させることで最大火力を出す、コンボ重視のゲームシステムとなっている。

スキルごとに赤/青/緑のジェムをどの順番で使用するかが設定されており、配られたジェムで瞬時に対応していくリアルタイム性が本作のキモ。

とくに重要となるのは「ジェム共有」のシステム。
複数のスキル間で発動条件となるジェムの色に共通部分があると、ジェム共有によって消費するジェムの数を節約できるテクニックとなっている。

たとえば、スキル①の発動条件が青で終わり、スキル②の発動条件が青で始まる場合、消費する青のジェムは1個で済む。
結果として、少ないジェムでより多くのスキルを発動できるというわけだ。
スキルには実ダメージのほか、敵スキルをキャンセルする要素も。
プレイヤーのターンが終了すると敵スキルが発動するが、スキルやブレスの効果などでST(スタミナ)ゲージを減らすことで、それをキャンセルできる。
コンボを繋げることで敵に一切攻撃させず、一方的に畳み掛けることが可能だ(一部キャンセルできないスキルもあり)。


なお、敵スキルは使用される順番が表示されており、AP(特殊行動などで必要なポイント)を消費することでその順番を変更することが可能。
敵スキルのキャンセルは上から順に適用されるので、オールキャンセルができないときは敵の強力なスキルを優先してキャンセルする、という対処も可能だ。
「ブレス」は毎ターン3枚ドローされ、1枚使用可能。「リドロー」(再びブレスをドローする)効果のあるブレスを選ぶと複数の効果を一気に得ることもできる。
ブレスはダンジョンのなかで随時、取捨選択していく。バトルを有利に運べるように管理していくデッキ構築ゲームらしい要素だ。

前述のSTゲージを削る効果やシールド(被ダメージを軽減できる)、回復などさまざまな効果があるほか、ブレスを選択した際にカードデザインの右下に表示されているジェムが付与される。
ブレス選択のフェーズでは、手持ちのジェムがわずかな時間のみ確認(スニーク)できるため、戦況に応じて有用なものを判断していくこととなる。
なお山札から3枚ドローした中で使用した1枚は墓地へ送られ、使用しなかった2枚は捨て札へ送られる。墓地へ送られたブレスはバトル中に再び使用できないが、捨て札へ送られたブレスは山札が尽きると、シャッフルされて再び山札へと戻る。
ブレスの種類
- 通常ブレス:そのターンのみ効果発動。使用後、墓地へ(バトル後に復活する)
- 永続ブレス:バトル中は永続する効果。使用後、墓地へ (バトル後に復活する)
- 消耗ブレス:使用後、ブレスデッキから完全除外される(バトル後に復活しない)
- 遺物ブレス:所持しているだけで効果が発動する。
最大のコンボを叩き込むために、じっくりと考えてデッキを構築していき、実際のバトルでは一瞬の判断力でジェムを選び、組み立てていく。
使用しなかったジェムは一定数を次ターンに持ち越すこともできる(左側の明るくなっているゾーンはジェムを保持できる)ため、慣れてくると「あえてジェムを残す」といった戦法も視野に入ってくる。

この緩急のついたゲームサイクルには、自然と熱中していく感覚が味わえた。
これはメインとなるCampaignモードのレベルデザインがかなり秀逸で、Mission1からMission3にかけて徐々に考える要素を増やしていくかたちになっていることもひとつの要因だろう。
はじめはジェム共有によるコンボ組みの楽しさに集中でき、その後にブレスの取捨選択やチャーム(デッキに装備して追加効果を発生させる)の装備に頭を悩ませはじめる。
新しく解放される要素を無理なく覚えていけるようになっていた。

さらに、難易度設定は3段階あるので、簡単すぎる・難しすぎるときは難度を上げ下げして楽しめる仕様。デッキ構築型ローグライトの初心者にも安心してオススメできるところだ。
なお、バトルで負けた際にリトライが可能。ただしこれはあくまでも敗北したバトルの最初からやり直せるだけの機能であり、デッキを編集してバトルに再挑戦できるわけではない。
筆者としては、「ジェム共有」をうまく活用するために、ショップマスでスキルの必要ジェムを変更できる「スキルアレンジ」をしている時間が本作ならではの楽しい時間となった。
例えば、このスキルデッキを吟味しているとき。

「アネモネ」が緑青、「ポイズンエッジ」が青赤のジェムを必要とする構成となっている。
3つ目の「ラフレシア」は緑青青となっており、このままでは「ポイズンエッジ」とのかみ合わせが微妙に悪い(赤のジェムがほかふたつと共有されていないため、組み込みにくい。)
そこで、「ラフレシア」のスキルアレンジを実行。
緑青青→緑青赤に変更することで、バトルでジェムをピックする際に緑→青→赤→緑→青→赤……とループさせていくだけで、3つすべてのスキルが発動していく状態に。


そうして、コンボが上手くハマったときの快感といったら、脳汁が止まらない。これは「コンボを設計している」といった心地で、やみつきになること間違いなしだ。
秘密結社「ANTHEM#9」のエージェントたち

本作のプレイアブルキャラクターは3人。ゲーム中で語られるストーリーは最小限だが、匂わせている設定は非常に心をくすぐるものだ。
極秘裏に行われる危険人物との戦いは、精神世界で繰り広げられる。
選択できるのは主人公であるANTHEM#9のエージェント・ルービットをはじめ、ギャンブラーのファニー、「正義のヒーロー」を自負する格闘家・ベニ。デッキやAP(特殊行動用ポイント)を消費した行動の仕様が違うため、ガラッと異なるプレイ体験が楽しめる。
キャンペーンモードではMission1~Mission4、その後に解放されるExtra Missionが10段階用意されている。
ボリュームとしては、1つのMissionにつき30~60分ほど。Extra Missionに関しては60〜90分以上の骨太コンテンツとなっている。
ルービット

主人公の妖艶な女性。短剣の扱いに長けていることに加え、毒技による狡猾な戦闘スタイルが特徴的。「傷」や「毒」といったスタックする状態異常を与えつつ、追加ダメージを与えていくことでジワジワと敵を追い詰めることが可能。

「種ジェム」・「花ジェム」(ジェム使用時に特殊スキルが発動)といった固有のシステムが存在し、APを消費して、配られたジェムの色を変えることができる。
最初に配られたジェムが、デッキにセットしているスキルとマッチしていない状態でもリカバリーがきくため、安定的にコンボを狙っていけるところが利点。

主人公キャラだけあって、もっともベーシックなプレイ感覚。ゲームに慣れる際にはルービットから習熟していくのがオススメだろう(実際、ゲーム内でもMission1はルービットからクリアする必要がある)。
ファニー


ファニーはふたつのジェムが結合した「ダブルジェム」を扱えることが最大の特徴。APを消費してダブルジェムを分割する「ジェムブレイク」を発動すると、ジェムの総数を増やすことができる。このときさまざまなスキルに有利な効果をもたらす「虹色の弾丸」を獲得できる。
「ジェムブレイク」でジェムの総数を増やせるため、より多くのスキルを発動しやすい。
一方で、「ダブルジェム」をそのまま使用することで多段発動するスキルなども存在するため、ダブルジェムを分割する・しないを判断するファニーならでは戦略が楽しめる。

ハイリスク・ハイリターンな立ち回りで、ほかのキャラクターでは真似できないような超大量コンボも狙えるため、使いこなせば相当の爽快感を味わうことが可能。
ベニ

少数部族の誇りを胸に戦う格闘家の少女。「正義のヒーロー」を自称している。

APを消費して行う「ジェムチャージ」は、ジェムを消費する代わりに、闘気(スキルダメージ上昇)、シールド、回復効果いずれかのバフ効果を得られる。
3色のジェムに対応したスロットのバフ効果が得られるほか、3スロットに同じバフ効果が並んだ状態でジェムチャージを行うと、APの消費なしで3スロット分の効果を同時にすべて得ることが可能。

バフを積み重ねることで、パワフルな重い一発を放ったり、鉄壁の守りで敵の攻撃を封じたりと、テクニカルな立ち回りが特徴。スキルのダメージが上がるバフ「闘気」を大量に獲得してから放つ攻撃は、コンボを重視する本作でも異色な一撃必殺感のあるものだ。
どのエージェントを選ぶ?
ざっくりと系統分けすると、ルービットは初心者向け(ジェム色を直接変換できる安定型)、ファニーは中級者向け(ダブルジェムによる爆発力重視型)、ベニは上級者向け(準備を整えたあとの一撃が強力)、といった具合だろうか。
Mission1〜4をクリアしてキャラクターの特徴を掴んだら、より難しいチャレンジングなステージ「Extra Mission」に挑んでみるのがオススメだ。最適なビルドの構築、ジェムピックの操作精度や判断速度、そのすべてが試される。難しい分、クリアできたときの達成感はひとしお。
一部、一定コンボ以上の攻撃を受けつけない敵なども登場した点は「ひたすらコンボで気持ち良くなりたい!」という気分にストップをかけられてしまったが、さまざまな制約に適応していくのも、腕の見せどころとなるのだろう。
リリース記念のコンボダメージチャレンジも開催!
本作を開発したのは、個人開発者のkoeda氏。業界未経験からスタートし、同作で「集英社ゲームクリエイターズ CAMP GAME BBQ vol.2 デモなし部門」で大賞を受賞した。
デッキを構築し、パズル的な思考で制限時間内に大量コンボを叩き込むリアルタイム性の高いバトル。大量コンボを決める気持ちよさと、そこに到達するまでの戦略性を両立した本作は、ほかのゲームではなかなか味わえない爽快感をもたらしてくれる。

▲ボーカル入りの楽曲含む、オシャレなBGMにも注目してほしい!
そんな『ANTHEM#9』は、PC(Steam)向けに2026年2月5日発売予定。 発売を記念して、「リリース記念 コンボダメージチャレンジ」も開催されるとのことだ。
『ANTHEM#9』リリース記念 コンボダメージチャレンジ
■賞品
- 『ANTHEM#9』オリジナルトロフィー ×3個 (1位〜3位)
- ゲーム内のスタッフクレジットに名前掲載(1位~10位)
■参加条件 対象ステージ:Extra1〜Extra10のいずれかで挑戦
- 計測項目:最大コンボダメージ
- 1人1アカウント
- 計上されるスコアは1回のみ
- 何度でもエントリー可能
※期間中に更新された中での最高数値を採用します。
■参加方法
- 集英社ゲームズ【公式】-NEWS-(@ShueishaGamesON)をフォロー
- キャンペーン開始当日に公開される指定ハッシュタグを付ける
- クリアリザルト画面のスクリーンショットと 最大コンボダメージの数値を記載し、当日投稿されるキャンペーンを引用して投稿
■実施期間 2026年2月11日(水)〜2月28日(土)
©koeda / SHUEISHA, SHUEISHA GAMES
発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年2月5日 |
|---|---|
| 会社 |
集英社ゲームズ |
| ジャンル | パズル |
| 対応ハード | PC |
| 価格 |
PC : 2,000円(税抜)
|
| 公式HP | |
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