
※当記事のリンクはアフィリエイト広告を含みます。
2025年9月12日(金)に発売が迫る、PlayStation 5、Xbox Series X/S、PC(Steam、Epic Games Store)向けソフト『ボーダーランズ4』。後日、Nintendo Switch 2 版も発売予定だ。
「ボーダーランズ」シリーズは、地球から遠く離れた惑星を舞台に、ド派手な銃撃戦や武器のコレクションといった要素を楽しめるシューティングRPG。
その唯一無二の魅力に取りつかれたファンは多く、最新作である本作に期待を寄せる人も多いことだろう。
▲『ボーダーランズ4』最新ゲームプレイ紹介トレーラー
本作は、「タイムキーパー」という独裁者が支配する惑星「カイロス」を舞台としたオープンワールドシューティングRPG。
プレイヤーは、ヴォルト・ハンター4人組のうちひとりを操作して、壮大な冒険に出ることになる。

先日、そんな『ボーダーランズ4』の先行プレイ体験会が実施された。本記事では、その様子や開発陣へのインタビューをお届けしていく。
※先行体験会では、PC版を英語でプレイしました。

目次
シリーズ最大規模で描かれる『ボーダーランズ4』過去作から何が変わった?
アクションのバリエーションが増えた
実際にプレイしてみて驚いたのは、アクションのバリエーションが思っていた以上に増えていたことだ。
特に、「周囲の環境を利用して戦う」選択肢が大幅に増えていた。


例えば、本作から新たに追加された「グラップリング」。
これを用いれば、離れた位置にあるガスボンベなどを引き寄せて、それを投擲できる。
また、天井がある場所ではグラップリングを用いてターザンのように立体的に動くことも可能だ。

さらに、蹴り飛ばしたガスボンベを撃ち抜いて敵を攻撃するなど、さながら映画のようなアクションが可能に。
プレイヤーの発想次第で、クールな戦い方がいくらでも実現できそうだ。

▲目に入ったものを即興で武器にして戦う感覚は、まるで映画の登場人物になったようで、とても爽快だった。

▲HPが0になってもすぐにゲームオーバーにはならず、一定時間の猶予が与えられる。この間に敵を1体でも倒せば復活可能。
プレイヤーが操作するヴォルト・ハンターの能力も、プレイヤー好みのアクションを実現できる要素のひとつ。

今回の体験会では、「ヴェックス ダークセイレーン」と、「ラファ エクソソルジャー」をプレイできた。
ヴェックスは、一緒に戦う獣を呼び出したり、自身を強化してエネルギー弾を放ったりと、変幻自在な戦い方で敵を翻弄する。


ラファは、エネルギーブレードで斬り込んだり、ショルダーキャノンで弾幕を張ったりと、ロマンあふれるバトルスタイルが魅力だ。


各キャラクターごとに3つのメインスキルが用意されており、スキルツリーを成長させることで、さらなるスキルのカスタマイズが可能。
プレイヤーの好きなバトルスタイルで存分に戦えるのがポイントだ。

武器の多彩さにさらに磨きがかかる
「ボーダーランズ」シリーズといえば、武器・装備の多彩さも大きな魅力。
敵を倒したり宝箱を開けることで、さまざまな能力を持つ銃や装備がランダムで手に入る。いわゆるハック&スラッシュ要素だ。
本作では、そのバリエーションも大幅にパワーアップしている。

▲過去作に比べて、レジェンダリー武器の価値やドロップ率のバランスが調整されているとのこと。
過去シリーズに登場していた5つのメーカーに加え、オーダー、リッパー、ダイダロスという3つのメーカーが新たに登場。
敵を自動で追尾する弾や、チャージショットが使える銃など、個性的な武器がさらに増えている。

今回のプレイでは、多彩な武器を試すことができた。弾幕の雨を降らせて敵を蹂躙したり、グレネードランチャーで豪快に吹き飛ばしたりと、まさに爽快の一言だった。
心おきなく「ヒャッハー!」できることは間違いない。

個人的には、シリーズおなじみの「個性的なリロード」が健在で、テンションが上がった。
ガジェットのようにカチャカチャしたり、銃本体をそのまま爆弾としてぶん投げたり……アクションを見ているだけでも楽しい。

さらに、異なるメーカーのパーツを組み合わせて、その能力を1丁に融合できる「ライセンスシステム」も実装されている。
お気に入りの1丁をカスタムできる仕様に、筆者は今からワクワクしている。
とてつもないボリュームのマップを冒険
舞台となる惑星カイロスは、大きく分けて4つの地域に分かれており、ヴォルト・ハンターたちはビークルに搭乗して探索することになる。
今作の世界は、『ボーダーランズ3』よりも広く、細部まで作り込まれたコンテンツ豊富な環境となっている。かつてない広大さに、期待が高まる。

また、マップ間の境界線(ボーダー)が極力無くされており、シームレスな移動が可能となっている。
見えている場所はすべてロード無しで行けるようで、実際に、ビークルに乗って長距離移動しても、ロードが挟まれることはなかった。

今回は体験できなかったが、シリーズ初の「スイミング(水中移動)」が可能になるとのこと。探索の幅が広がるのが今から楽しみだ。
次回の記事では、多数の敵と戦うヴォルトミッションやボスバトルなどについて紹介するので、そちらもお見逃しなく!
開発陣へインタビュー!
『ボーダーランズ』シリーズを手掛ける「GEARBOX ENTERTAINMENT COMPANY」の創設者および社長であるランディ・ピッチフォード氏と、グローバル・クリエイティブ・エグゼクティブオフィサーであるアンドリュー・ライナー氏にインタビューを行った。

▲ランディ・ピッチフォード氏(写真左)、アンドリュー・ライナー氏(写真右)
──本作のマップはシームレスな構成ですが、具体的にどのくらいのボリュームになっているのでしょうか?
ランディ・ピッチフォード氏(以下、ランディ氏):
本作のマップは、これまでの過去作品をすべて足しても足りないくらい広いです。1周クリアするまでにどれくらいかかりましたか?
アンドリュー・ライナー氏(以下、アンドリュー氏):
長すぎて覚えていません(笑)。
ランディ氏:
広い世界を作ることを目標にしていたわけではなかったのですが、楽しんで作っているうちにこんなに広くなりました。

──ストーリーについてもお伺いしたいです。
ランディ氏:
前作『ボーダーランズ3』から続く物語として、前作と本作との間をつなぐような事柄も密かに仕込んでいます。従来のファンにとっては懐かしさを感じられ、シリーズ初挑戦の人でもスッと入り込める作品に仕上がっています。

──本作の制作において、どのような部分にこだわりましたか?
まず、ゲームの要素すべてにおいて、過去のシリーズ作品を超えようという風に考えました。グラフィックやアクションはもちろん、メインストーリーとサイドクエストのバランスにもかなり気を配りましたね。
アンドリュー氏:
珍しいレジェンダリー武器に遭遇するワクワク感も、しっかりと作り込んでいます。
さらに、生き生きとした世界観、これも重要なこだわりでした。 例えば、たとえば道端に小動物が現れたり、ヒルサイドで墜落船を見つけた際には、その場所を自由に探索したりできます。

──キャラクターのクラス設計において、うまくいった点、苦労した点について教えてください。
ランディ氏:
キャラクターに関しては、プレイスタイルの多様性を重点的に考えました。
ひとつのキャラクターにおいても3つのアクションスキルがあり、そのスキルツリーをどう進めていくかによって、まるで違うキャラクターのようにプレイできます。
スキルごとのビジュアルの差別化にもこだわっています。例えば、電気属性で構築すると青色になったりしますね。
アンドリュー氏:
苦労した点は、「いかに絞り込むか」ですね。
開発を進めているとどんどんアイデアが浮かんでくるのですが、作りこむにはどうしても時間がかかるので、優先順位をつけなければならなかったんです。
たくさんのアイデアが生まれたので、アクションスキルを複数用意するという形で落とし込みました。敵に対してどう戦うか、アプローチの選択肢があるというのも特徴ですね。

──新しく登場する武器の特徴について教えてください。
ランディ氏:
武器の話をするのは大好きです(笑)。今作では、新たに3つの武器メーカーが登場します。
アンドリュー氏:
まずは、タイムキーパー率いる軍が使用するチャージ式の武器を紹介したいです。普通に撃つこともできますが、エネルギーを溜めてから撃つと威力がアップします。
次に、リッパーズが使用する銃です。その特徴はラピッドファイアで、できるだけ早く、多くの弾を発射できます。
異なる弾薬タイプを混合しているデータリストでは、弾切れを気にすることがあまりありません。常にそこにいてくれる武器という感じです。
──過去作品よりもさらに多様な武器が増えているんですね。
ランディ氏:
落ちている銃ひとつ取ってみても、いろいろな武器メーカーのパーツが混ざっているというような状態になっています。
──"認可パーツシステム"では複数のメーカーの挙動や能力を1丁に融合可能とのことですが、ランダム性とビルドの計画性のバランスはどのように取っていますか?
アンドリュー氏:
『ボーダーランズ4』では、シリーズ最大規模のルートチェイスが展開され、プレイヤーが自分のプレイスタイルに最適なビルドを追求・完成させるためのあらゆる手段が用意されています。
欲しい装備を狙って集める「ファーミング」もこれまで以上に快適になっており、任意のタイミングでミッションを再プレイできるほか、新要素「モクシィのビッグ・アンコール(Moxxi's Big Encore)」マシンによってボス戦にも何度でも挑戦可能です。
さらに、ローンチ時点で専用ドロップが導入されているため、特定の装備を狙って集めることもでき、理想のビルド構築がしやすくなっています。

──レジェンダリ武器のドロップ率のバランスと価値を再設計したとのことですが、それによってプレイヤー体験はどのように変化しますか?
ランディ氏:
『ボーダーランズ3』では、レジェンダリー武器のドロップ率が高すぎたことで、レジェンダリー自体の価値が下がっただけでなく、それ以外の武器も相対的に魅力が薄れてしまっていました。
『ボーダーランズ4』では、ルートシステムとレジェンダリー武器のドロップ率を大幅に見直し、シリーズ史上最も満足感の高いルートチェイスを実現しています。
──クロスプレイ対応、ドロップイン/ドロップアウト、分割プレイなど、協力プレイの柔軟性が格段に上がりましたね。
ランディ氏:
プレイヤー体験を最優先に考え、誰もが気軽に一緒にプレイできるよう、ハードルの低い協力プレイを実現する方法に挑戦しました。難易度のスケーリング、インスタンス制ルート、そして改良されたマッチメイキングロビーによって、フレンドと一緒にプレイする際でも誰もがバッドアスとして活躍できる環境を整えています。
さらに、マップメニューから協力プレイ中の仲間の元へ即座にファストトラベルできる機能も追加。自由に探索したあと、ボタンひとつで簡単に合流できるようになっています。
──「クラップトラップ」「モクシィ」「ゼイン」など、シリーズキャラの再登場は大きなサプライズでしたが、彼らが物語にどう関与するか、差し支えない範囲で教えてください。
アンドリュー氏:
クラップトラップ、ゼイン、モクシィ、アマーラをはじめとする、過去の「ボーダーランズ」シリーズに登場したキャラクターたちが、『ボーダーランズ4』の物語の中でも随所に登場します。
彼らがどのように物語に関わってくるのかは、ぜひプレイして確かめてみてください。楽しみにしていてくださいね!
──今後、DLCを展開していく予定などはありますか?
ランディ氏:
DLCなどに関しても、野心的に取り組みたいとは思っており、発売後もいろいろと仕掛けていくつもりです。現在は、まず本作を完成させることに注力しています。
──最後に、発売を心待ちにしているファンのみなさんへメッセージをお願いします
ランディ氏:
本作は、既存ファンと新規プレイヤーの両方が楽しめる作品になっています。
既存ファンにとっては「これ知ってる!」という懐かしさがありつつ、シリーズの進化に驚くのではないかとも思っています。
過去シリーズのすべてを超越していく『ボーダーランズ4』にご期待ください!
──ありがとうございました。

その他の新作ゲームもチェック!
発売日など基本情報
発売日 |
PC: 2025年9月12日 PS5: 2025年9月12日 Xbox: 2025年9月12日 Switch2: 2025年10月3日 |
---|---|
会社 |
Gearbox Software |
ジャンル | RPG シューティング |
対応ハード | PC / PS5 / Xbox / Switch2 |
価格 |
PC : 8,600円(税抜)
PS5 : 8,600円(税抜)
Xbox : 8,600円(税抜)
Switch2 : 未定
|
公式HP | |
公式Twitter |
今後発売の注目作をピックアップ!
2025/8/28 発売

METAL GEAR SOLID Δ
: SNAKE EATER
7,800円(税抜) 2
2025/8/28 発売

PS5/PC
スーパーロボット大戦Y
8,900円(税抜) 3
2025/8/29 発売

Lost Soul Aside
7,980円(税抜)