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カメラを通じて世界の真相と帰り道を探す

台北のゲームスタジオSIGONO INC.が手掛ける『OPUS』シリーズは、壮大な世界をさまざまな角度から描き出すナラティブアドベンチャーゲーム。
その4作品目となる『OPUS: Prism Peak』は、集英社ゲームズとの共同開発によるSwitch、Switch2、PC向けタイトルで、写真をテーマにした物語となっている。
本作の主人公は中年の写真家・ユージン。人類が姿を消し、言葉を話す動物「神霊」たちだけが居残った幻想的な世界「ボウの地」に迷い込んだ彼が、旅の冒頭で託されるカメラを片手に探索を始める。

カメラで撮影したものは「研究ノート」に反映され、謎解きのヒントが獲得できる。
そうして集めたヒントをもとに、行く先々で出会う個性的な神霊たちと交流や、さまざまな謎解きなどが楽しめる作品だ。
このたびGameWithでは、本作を試遊する機会をいただいた。本記事ではゲームシステムや物語についてレビューをお届けする。
※ストーリーやその背景に関する解説がありますので、ご留意ください。
一瞬で引き込まれる壮大な世界観
祖父の葬儀に参列するため故郷を目指す写真家のユージンは、その道中で事故に遭い「ボウの地」という不可解な世界に迷い込む。
そこで出会う名を覚えていない謎の少女とともに帰り道を探していく、というのが物語の始まりだ。
やることすべてがうまくいかず人生に後ろ向きなユージンに対して、謎の少女は無邪気に微笑み背中を押してくれる頼れる存在だ。
文明を失い自然に帰りつつある静かな世界で2人は、鹿の姿をした神霊と出会い1台の古いカメラを託される。
山のうえにある小屋に行けば帰れるという少女。
ユージンはその言葉を信じて自分を表現できる唯一のツールであるカメラを使い、異世界の真相を探っていく。
この展開は、とてもわかりやすく好奇心を刺激してくれるアプローチだと感じた。

▲祖父との大切な思い出であり生業でもあるカメラがユージンを導いていく。

▲「ボウ」の侵食により荒廃した謎の世界で出会う謎の少女。

▲鹿の姿をした神霊から、少女が半分「ボウ」に食われ消えゆく定めの巫女であると告げられる。
カメラを使った直感的な謎解きパート
神霊から託されたカメラは、世界の真相を映し出す重要なインターフェース。ボウの地に棲まう神霊たちが求めているものを探り、周囲の景色に潜む記憶を映し出す相棒のような存在だ。
たとえば景色を撮影して「研究ノート」に記述することで記憶を呼び起こしたり、奇妙な文字を解読したりなど用途も多彩。
まさに自分が写真家のように自然といろいろな場面を撮影してみたくなる。

▲探索パートではいろいろな角度から撮影が可能。気になるものがあればなんでも撮影してみよう。

▲ユージンが持つ研究ノートも世界を紐解く大切なもの。

▲石碑に刻まれた不可解な文字を解読し、埋めていくプロセスはとてもおもしろい。
また、カメラは神霊たちの失われた真の名前を呼び起こす第三の眼でもある。 彼らや世界と対話するフィルターとして、目に映るものを切り取ることで新しい発見に出会う。
物語の序盤では悲観的で、うだつの上がらないユージン。彼が写真家としてゆっくりだが着実に成長していく展開は、カメラが単なる謎解きの装置ではなく、過去の自分と向き合い、絆を深めていく重要な存在であることを強く認識させてくれた。

▲名前を解き明かすことで自己を失いかけた神霊たちが本来の自分を取り戻す。

▲神霊たちとの会話も謎を解く重要なヒント。正しい選択とレンズを通じた対話が彼らの心を解きほぐしていく。
世界を観測する神の火鉢システム
ユージンが撮影した写真にはもうひとつ、世界を観測するための重要な役割がある。
それを叶えるのが旅の途中で目にする「神の火鉢」という装置。いくつかの問いかけに正しい写真を捧げると、対になる神霊たちの願いや訴えを叶えることができる。
ユージンが自身と向き合う際の重要な行動のひとつとなるのだ。
また旅の途中で入手する「種」を捧げると、レンズのメンテナンスキットやアルバムの容量が拡張され、冒険と撮影の幅を広げることができる。

▲火鉢に捧げる写真は何度でも選択できる。もし不足しているときは、そこまでの旅路を振り返り対象の景色を探してみよう。

▲冒険を通じてカメラの性能を強化していく。

▲2人を襲うボウという奇妙な存在。いったい何者なのか。ちょっと不気味な世界観も引き込まれる大きなポイントだ。
まとめ
個性的な神霊たちとの出会いが2人の距離を縮め、世界の成り立ちが紐解かれていく。
どこか不穏な空気が漂いながらも、穏やかに描かれる彼らの旅路。 巫女と呼ばれる少女はユージンをどこに導き、祖父が遺した記録が何を示すのか。
良質なストーリーと多くの学びを与えてくれるのが『OPUS』シリーズの魅力。 そこに興味が沸いたなら、ぜひ本作に触れてみてほしい。
©SIGONO INC. / SHUEISHA, SHUEISHA GAMES
発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年4月16日 |
|---|---|
| 会社 |
集英社ゲームズ |
| ジャンル | アドベンチャー |
| 対応ハード | Switch2 / Switch / PC |
| タグ | |
| 価格 |
Switch2 : 3,164円(税抜)
Switch : 3,164円(税抜)
PC : 3,164円(税抜)
|
| 最大プレイ人数 |
1人
|
| 公式HP |
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