
10年間の歩みや新DLCの開発秘話など、ここでしか聞けない話が満載!【PR】

KIWIWALKSより発売中のPC,Switch,PS5対応ゲームソフト『魔女の泉R』(Xbox版も開発中)。
記事執筆時点でSteamには5,500件以上のレビューが付き、"圧倒的好評"と高評価を獲得しているアドベンチャーRPGだ。

今年でシリーズ10周年を迎え、記念の特設サイトがオープン。8月には新DLC『追従者の終焉』の無料配信も予定しており、まだまだ勢いが止まらない本作。
GameWithでは、特別に開発者へのインタビューをさせていただいた。
10年間の歩みや新DLCの開発秘話など、ここでしか聞けない話をたっぷりお届けしていくので、ぜひ最後まで読んでいただきたい。
※本記事はKIWIWALKSの提供によりお届けしています。
Steamで詳細を⾒るNintendo eShopで詳細を⾒るPlayStation Storeで詳細を⾒る開発者へインタビュー!

▲『魔女の泉R』開発者
なんと、半分近くのプレイヤーがクリアまでプレイ!多くのプレイヤーを虜にする最新作『魔女の泉R』
GameWith:
改めて、『魔女の泉』シリーズはどのようなゲームなのでしょうか?
開発者:
『魔女の泉』シリーズは、2人体制の開発会社KIWIWALKSで開発・サービスしている、物語とゲームシステムが絶妙に調和されたRPGタイトルです。
いくつかの村を旅して宿屋で休むようなRPGとは異なり、『魔女の泉』では魔女が身を隠して暮らす拠点を中心にキャラクターが成長していきます。
そして拠点の外を冒険することで、物語が進んで新たな地域が開放され、より多くの物語や探索が楽しめるようになっていきます。

最新作の『魔女の泉R』は、テンポよく展開される短くてインパクトのあるバトルによってターン制バトルの退屈さをなくし、その魅力を最大限に引き出しているのが特徴です。
時には笑いながら、キャラクターの成長や冒険など、様々な物語をじっくりと楽しんでいただけるシリーズとなっています。
2016年に発売されたシリーズ初の作品から4作目まではモバイル版で発売しましたが、第1作目をほぼ一から作り直したリメイク作の『魔女の泉R』を2023年9月にPC(Steam)向けに発売し、2024年8月にはNintendo SwitchとPlayStation5に移植しました。
本作の販売本数は合計で20万本ほどで、シリーズの中でも最短で最高売上を達成したタイトルでもあります。

GameWith:
『魔女の泉』シリーズで特にこだわって制作してる部分は何でしょうか?
開発者:
最新作の『魔女の泉R』から言うと、すべてを丁寧に作ることを心掛けました。
開発初期ではグラフィックやアートに集中していましたが、開発後半になりQA(品質保証)をやっていくうちに、戦闘のバランス的な部分に非常に時間をかけるようになりました。
コード的に成長曲線が決まっている多くのRPGと『魔女の泉R』が違うところは、プレイヤーの努力によって自由に、ほぼ無限に成長ができるシステムを持っている部分ではないでしょうか。
ゲームを遊んでいるプレイヤーの育成スタイルは百人百色ですし、そのすべてに対応できるバランスを取るために非常に努力していましたね。

RPG初心者でも楽しく遊べるターン制RPGでありながらも、エクストリームモードではターン制に遊び慣れているゲーマーだけがクリアできるバトル。
つまり、単純ながらも奥が深いバトルを設計する部分にも非常に悩みました。
また、プレイヤーのQoLを考慮した便利機能がたくさん入っているのもシリーズの特徴の一つです。
シナリオ上必要ないバトルは避けることができますし、キャラクターのステータスよりもずっと弱い敵は「クイックバトル」で戦闘開始せず一瞬で終わらせます。

また、バトルで負けてもその場ですぐリトライするか、オートセーブされたところから再度開始するか選べたりするなど、楽しく遊べるように工夫した部分ですね。
グラフィックがいかに優れていても、シナリオがいかに面白くても、その進行のキーとなるバトルが面白くないと意味ないですから。
『魔女の泉R』はエンディングまでの平均的なプレイタイムが約25時間程度と短くはないのですが、なんとSteam版では45.6%(※2025年7月9日時点)の方がゲームクリア実績を達成しています。
頑張って作ったゲームをたくさんの方が最後まで遊んでいただけたことは、本当に嬉しいですね。

GameWith:
『魔女の泉』には魅力的なキャラクターが多いですよね。シリーズを通して、特に愛着があるキャラクターはいますか?
開発者:
「ブラックジョー」ですね。
主人公の物語をいかに上手に完成させようとしても、主人公キャラだけでは物足りない部分がありますよね。
そんな主人公の成長を身近で手伝うのはもちろん、時にはプレイヤーの痒い所に手が届くのも、このブラックジョーなのです。

▲パイベリーにつかまり、仕方なく部下になった正体不明の鳥「ブラックジョー」
たまにパイベリーの行動にもどかしさを感じるとき、ブラックジョーに気持ちを代弁させたりしています(笑)

ブラックジョーのようなキャラクターたちが、シリーズ成功の陰の立役者なんですよ。
社員は2人だけ。ゆっくりと、でもその分こだわって制作してきた10年間
GameWith:
今年でシリーズ10周年ということで、改めておめでとうございます!これまでの歩みはいかがでしたか?
開発者:
あっという間でしたね。
10年間で6タイトルもリリースしていますが、正直、開発ペースとしてはかなり無理をしている部分がありました。
弊社は現在、制作関係を総括しているディレクターのSuyoung Jangと、事業やマーケティングなど外部関係の仕事をしている私の2人で運営しています。
改めての自己紹介となりますが、私はKIWIWALKSで事業やマーケティング、ローカライズなどを担当しているCOOのYeonju Kimと申します。
メンバーが2人なので、おかげで年中業務量が多いですね(笑)
この10年間を振り返ると、いつも「どうすればもっといいゲームが作れる?」の質問の繰り返しでしたね。

前作になかった新たな試みの結果、壁にぶつかって挫折しては、またそれを克服する……それを何度も繰り返しながらここまでやってきました。
ときにはゲーム開発を続けることに根本的な後悔をすることもありました。
特に『魔女の泉R』を作っていた3年間は、ゲーム開発をやめたい!と20回以上は思うほど大変だったんです(笑)
でもいつも乗り越えて、こうやって無事10周年を迎えることができてよかったです。

GameWith:
10周年を迎えて、何か感じたことはありましたか?
開発者:
実は、10周年の実感があまりなかったんです。
ゲーム制作と夜更かしで、昨日も今日も明日も同じことの繰り返しだからです(笑)

オフラインイベントで「もうすぐ10周年ですね」とファンの方から言われて、そういえば!となりました。
何をすればみんなと一緒に10周年を記念できるかを悩みましたが、最終的には特設サイトを作って、この10周年を一緒に歩んできたみんなと一緒にお祝いしたいと思いました。

現在公開されている10周年記念特設サイトでは、パートナー各社の皆さんやキャラクターのボイスを担当された声優さん、そして世界中のファンの皆さんから大切な祝福のメッセージが届いています。
それを読んでいると、「たくさんの方々に楽しんでもらえたんだな、頑張ってきたんだな」と10周年への実感が沸いたりしますね。

GameWith:
シリーズが10年間も続いた最大の理由は何だと思いますか?
開発者:
少数精鋭としての努力とこだわり、ではないでしょうか。
制作メンバーの数を増やし、開発環境を変えるのも試してみましたが、どうしてもディレクターが制作より管理に時間を使うようになってしまいまして……。
色々と試した結果、『魔女の泉』のアイデンティティを保ち、発展させるには、やはりディレクターが直接担当する部分が多くないといけないという結論に至りました。
規模面では不利な部分もありますが、遅くても発展し続ける『魔女の泉』シリーズを作るにはこれが一番の道だと考えています。
10年かけて『魔女の泉R』まで来ることができたので、これからもより良いゲームを作ることを頑張っていきたいです。
8月配信の新DLCは、正直出すこと自体難しかった
GameWith:
『魔女の泉R』の新DLCが8月に配信予定とのことで、楽しみにしているユーザーも多いと思います。今回のDLCは、どういった内容なのでしょうか?
開発者:
今回のDLC『魔女の泉R:追従者の終焉』は、本編エンディング後のエピローグ、つまり後日談となります。
キャラクターたちがエンディング後にどのように過ごしているのか、小さな複数のエピソードに焦点を当てて作りました。
先日公開したティザー動画は少し重めの雰囲気で制作しており、すでにゲームをプレイした方々の体験に重きを置いています。
というのも、最終決戦時に交わされたキャラクターたちの会話を、より深く掘り下げて描いている部分があるからです。
▲《魔女の泉R:追従者の終焉》DLCティザー動画
コンテンツ分量としては、3時間ほどのプレイ時間で考えていますが、遊び方によっては倍程度に長くなるかもしれません。
というのも、ちょっとした話を短くまとめるつもりだったのに、思ったよりセリフ量が多くなってしまいました……。
シナリオ量は本編の20%ほどのボリュームがあったので、音声収録とローカライズが物凄く大変でしたね。
今回もまた頑張って日本語フルボイスで遊べるように準備したので、ぜひご期待ください!

GameWith:
今回のDLCにかけた想いなどあれば教えてください。
開発者:
正直、新DLCを出すこと自体がかなり難しい決断でした。
本作は発売機種や対応言語の数が多く、日本語と韓国語の両方をフルボイス対応しているので、ここでDLCを制作するとなれば制作コストや工数が非常に伸びてしまうのです。
なので、やはり新作を開発する方が会社的にはいろいろな面でメリットが高くてですね。

『魔女の泉R』は、弊社で一から開発を手掛けた1作目のコンシューマータイトルなので、正直ここまでの好評は期待していなかったんです。
ですが、期待以上に多くの方がゲームを楽しんでくださり、ファンの方々に感謝の気持ちを伝えたい!と強く思うようになりまして……。
最後の最後まで悩んだ結果、エンディング後の後日談としてDLCを作ること、そして無料で配信することを決めました。
本編だけでも物語は完成されていますが、今回のDLCではその後のキャラクターたちの物語を少しお見せできれば……と思いながら作りました。
プレイヤーの皆さんが、作品への余韻をもっと感じてくれると嬉しいですね。

それと、今回のインタビューで初めてお話することになってしまいましたが…
「魔女の泉R」では主人公パイベリーのコスチュームセットDLCが数着発売されていますが、今回新規コスチュームDLCも追加される予定です。こちらもぜひお楽しみにしていただければ!
今後もシリーズ作品を制作予定!
GameWith:
今後、『魔女の泉』シリーズをどのようにしていきたいか、展望をお聞かせください。
開発者:
『魔女の泉R』がコンシューマータイトルとして成功できたため、今後もPCとコンシューマー機向けの高い完成度を持つシリーズを作り続けていきたいと思っています。

GameWith:
つまり、今後も新しい『魔女の泉』シリーズ作品を制作するということでしょうか?
開発者:
はい、もちろん今後も作っていきたいです。
それが次のナンバリングの「5」になるか、それとも外伝的なほかのRPGになるか、それとも新たなジャンルへのチャレンジになるかはまだ詳しくお話できませんが……。
次のタイトルが何であれ、『魔女の泉』シリーズが表現してきた感性と完成度をより発展させたものになるのは間違いないと思います。
GameWith:
ゲーム以外に、アニメ化やメディア展開などの構想もありますか?
開発者:
できたら嬉しいですね。もし何かお話できる段階になったら報告しますね!

GameWith:
お忙しい中ありがとうございました。最後にプレイヤーやファンの皆様へ一言お願いします!
開発者:
『魔女の泉』シリーズを楽しんでくださり、いつもありがとうございます。
シリーズの制作期間が長くなることに、ファンの皆さんには申し訳ない気持ちもあります。
ですが、製作期間を減らすためにいろんなことを諦め、作品の完成度に影響を与えてしまうのはもっと申し訳ないことだと考えています。
より良い作品を作るために努力してまいりますので、気長にお付き合いください。
これからも『魔女の泉』シリーズをどうぞよろしくお願いします!
『魔女の泉R』とは?

森の中を小さな魔女が外の世界を目指す!育成・収集・探検が楽しめるRPG
『魔女の泉R』は、魔女が森の外を目指して冒険するRPG。
本作の主人公は、小さな魔女「パイベリー」。小さかった頃の思い出を追いかけるため、森の外へ出ようと冒険する「パイベリー」の物語が描かれていく。
プレイヤーは、「パイベリー」に修練を行ったり、育成に使用できる道具を合成したりして強化させていくことができる。修練の種類によって、自分好みの可愛い魔女を育てられるのが本作の魅力だ。
また、フィールドでは、魔法所やレシピなどの収集に加えて、動物を飼って一緒に歩くこともできる。他の魔女との出会いも物語に影響し、「パイベリー」の秘密に迫っていくストーリーを楽しめる作品となっている。
詳しい内容は下記記事でも紹介しているので、ぜひあわせてチェックいただきたい。

発売日など基本情報
発売日 |
PC: 2023年9月26日 Switch: 2024年8月29日 PS5: 2024年8月29日 XOne: 未定 |
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会社 |
Kiwiwalks |
ジャンル | RPG |
対応ハード | PC / Switch / PS5 / XOne |
価格 |
PC : 3,909円(税抜)
Switch : 4,500円(税抜)
PS5 : 4,500円(税抜)
XOne : 未定
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公式HP | |
公式Twitter |
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