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『モンスターハンターワイルズ』総括レビュー。これから先の20年を見据えた次世代のハンティングアクション
PS5 PC Xbox
2025年2月28日 発売中
レビュー
総合点
カジュアル
ゲーマー

『モンスターハンターワイルズ』総括レビュー。これから先の20年を見据えた次世代のハンティングアクション

最終更新 :
MONSTER HUNTER WILDS

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これからの「モンハン」の改めての第一歩となる作品!

モンハンワイルズ レビューの画像

最新作『モンスターハンターワイルズ』は2025年2月28日(金)の発売からわずか3日で全世界販売本数が800万本を突破。シリーズ20周年を迎え、今や「モンハン」はゲームに詳しくない人でも知っているほど有名となっている。

本作については様々な意見があるが、それだけ幅広い世代・属性のプレイヤーが遊んでいるということだろう。ほぼ全ての作品を遊んできた筆者にとってもモンハン人口が増えることは嬉しい。

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歴史がある作品ほど入門しにくいのはゲームあるあるだが、『モンハンワイルズ』はこれまでのモンハンを踏襲しつつ"これからのモンハン"を意識したような作品となっており、新規ユーザーが入るにはちょうどいいタイミングと言える。

本記事では新時代の狩りゲーをストーリークリア+やり込みを含め約70時間遊んだ感想と共にを面白いポイントを改めて総括していこう。ストーリーのネタバレは避けているので未プレイの方も最後までお付き合いいただきたい。

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この記事を書いた人
Dias(ディアス)
作詞・作曲など音楽活動もこなすライター。PlayStationのタイトルをトロコンまで遊ぶトロフィーハンターでもある。珈琲・紅茶・お酒(特に日本酒)がゲームと同じくらい大好き!

目次

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命と向き合う重厚なストーリー!

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これまでのモンハンは狩りの体験を重視していたが、今作ではストーリーの比重が大きくなり世界観がよりわかりやすいものに。

物語は「命」がテーマで、ハンターとは何なのか、なぜ狩りをするのかを問い直すような内容となっていて、既存のプレイヤーでも新鮮さを感じたのではないだろうか。

モンスター=狩りの対象というだけではなく、それぞれ生があってどう調和していくかといった、ハンターが自然の一部としてどう狩猟生活をしていくか考え直させられるものであった。

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序盤に訪れる村では狩り以外の方法でモンスターから身を守っているため武器を知らない。

様々な文化が混在し人の数だけ思想もあり、こういうところに物理的ではない世界の広さを強く感じる。

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▲強いだけではないハンターの言動に胸を打たれる。

イベントシーンが多くなったことでプレイヤーがよく喋るのも本作ならでは。

言葉が発せられることによりハンターの感情が鮮明に表現され、細かな喜怒哀楽を見ることができた。また、自分の中でのイメージがモンスターをひたすら狩りまくる強い人からヒーローへと変化した

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モンハンの世界が広がった一方で、狩りと狩りの間のイベントシーンやマップを移動のシーンがそれなりにあり、ゆっくりとしたテンポでゲームが進んでいく。

特に序盤は早く狩りがしたいもどかしさがあり、狩りで高まったモチベーションが維持できず苦労した。ただ、これに関しては筆者がシリーズを昔から遊んできたプレイヤーだからだと思うので、今作から始める人は気にならないはずだ。

そんな筆者でもチャプター3に差し掛かろうかという辺りからテンポの悪さを感じさせないほど物語に引き込まれていったので、結果的にストーリーにフォーカスしたことは間違いではなかったのだろう。

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プレイヤーを選ばず誰でも遊びやすい調整に!

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▲上位からが本当のモンスターハンターだ!

メインとなるクエストの難易度は、過去作と比べるとマイルドで初心者でもつまづきにくい設定になっている。

ストーリー自体にチュートリアルのような側面があるので、エンディングまではソロプレイを前提とした遊びやすさにしているのかもしれない。

上位に入っても従来の作品と比べて難易度がゆるやかに上昇していく形で、皆が最後までしっかり遊べるようなゲーム設計になっているのも良いところだ。

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▲『MHP2』辺りのモンスターも登場するため当時遊んでいたユーザーの復帰なども考えられているのかも。

遊びやすさという面では1クエストにかかる時間が少なくなったのは大きい。

昨今はかかる時間が減少傾向にあるが、それでも従来の作品であれば初心者や慣れないうちは30分程度かかったり強制的に数十分戦わなければいけないクエストなどが存在し、まとまった時間がとりにくいプレイヤーにはハードルが高いことも。

しかし本作ではソロでも10〜15分あれば大抵のモンスターは狩れるだろうし、マルチプレイでは更に時間短縮が可能。少ない時間でも「モンハン」が楽しめるのはありがたい。

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▲後ろにモンスターがいてもお構いなし。

ステータスを上げる「食事」がいつでもどこでもできるようになったのも地味だが大きな進化。他にも自動移動やファストトラベルといった過去作の良いところが採用されていてとにかく快適に狩りができる。

説明がなく知られていない小技も多く存在し、筆者の例を挙げるとL1+R2(PS5版)で抜刀中であっても装衣の着脱ができるのを知ったのはHR60近くになろうかというところ。説明が多いとゲーム性が損なわれてしまう点はあるものの、便利な要素はもっとアピールしても良いと感じた。

新たな選択肢で変化した戦い方!

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これまでの「モンハン」シリーズといえば、アクションゲームでありながらバトルはターン制のような駆け引きがあるのが面白いポイント。ハンター視点で見るとモンスターの攻撃を避けるまたはガードする防御のターン、そして攻撃や回復をする攻めのターンがある。

防御のターンに無理に攻撃しようとすれば被弾する確率が高く、暴れるモンスターを崩すことは厳しい。回復もタイミングを間違うと命取りになるためこのターンにはおこなわない方が良いのが定石だ。

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だがモンスターの攻撃には隙が大きいものがあり、いわゆる後隙をつくことによりこちら側に攻めの機会が訪れる。これを繰り返していくのが基本的なバトルシステムである。

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▲画像は『MHWI』のもの。

このお決まりの形に変化を与える試みも過去作にもあり『MHWI』ではクラッチからのぶっとばしでモンスターを壁にぶつけて強制的にターンを終わらせることも可能。

カードゲームでいうところの「場を流す」行動というとわかりやすいだろうか。

▲プレイヤー自身のスキルや行動次第ではずっと俺のターンもできる。

それに対して本作では相殺、鍔迫り合い、集中モードでの傷破壊などの新たな行動ができるようになったおかげで、流れの中で常に主導権を奪い合うバトルが楽しめるようになった。

例えば筆者が愛用している太刀なら新モーション「見切り斬り・旋」を用いることで、相手の攻撃中であっても主導権を奪われず攻撃することが可能。ここでモンスターをダウンさせ、さらに麻痺が入ったので一方的に攻撃できた。

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では初心者だと一方的にやられることもあるんじゃないの?という心配もあるかと思うが、防御ターンの行動も増えているので心配無用。攻撃を受けて吹っ飛ばされてしまったら十字キー上か下を入力することでセクレト回避がおこなえ体制を立て直せる。

プレイしていてモンスターの攻撃速度やコンボなどはセクレト回避込みの行動になっている気がしたので、どのプレイヤーも普段から意識しての使用をおすすめしたい。

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同武器種であってもプレイスタイルによって多様な戦い方ができるのも今作のポイント。

相殺、鍔迫り合いの両方が使える大剣であれば生存重視でガードを多用したり、相殺を狙い攻撃機会を増やしたりといった戦い方ができる。

ここからさらにスキルで回避に寄せた戦い方を行ったり、抜刀したまま立ち回るのか、納刀してヒット&アウェイをするのかという選択肢も出てきて、より自分に合った立ち回りがしやすくなった。

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やり込みも多様化!

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やり込み要素に当たるエンドコンテンツは、『ワールド』から続投の「装飾品の収集」と、素材パーツを組み合わせて自分好みのアーティア武器の作成とそれにランダムで付与される能力の厳選だ。

ボリューム不足という声も巷では上がってはいるが、筆者は"今は"この程度でちょうど良いと考える。

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ゲームの難易度自体が厳選しきったアーティア武器ありきになっていないことで今作から始めた人でも気軽に触れられ、やり込みが強制化されていないため間口を広げた作品のエンドコンテンツとしてはぴったりだと思う。

筆者も含めやり込みをする人はどこまでも遊んでしまうので、コンテンツを広げすぎてユーザーの差が生まれ初心者と上級者を分断してしまわないようにとの意図もあるのでは。

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また、2025年春と夏の無料タイトルアップデートで追加モンスターの登場がすでにアナウンスされている。そして従来通りであれば『モンスターハンターワールド:アイスボーン』『モンスターハンターライズ:サンブレイク』のような超大型拡張コンテンツが発売される可能性が高いので今後に期待しよう。

あくまで本作はまだ「上位」までの内容。アイスボーンは「導きの地」、サンブレイクでならば「傀異クエスト」といった大きなやり込み要素が実装されていることを踏まえると、ボリュームにも期待が持てる。

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やり込みがユーザーに委ねられたことでクリア後の遊び方も多様化。金冠を集めるもよし、HRをカンストさせるもよしと自分のペースで自由にやり込んでみてほしい。

初心者はこの機会にたくさん遊んで「モンハン」に慣れておくのも良いだろう。

フォトモードで遊ぼう!

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なにもやり込みは狩りだけではない。今作から新たに追加されたフォトモードを使って様々な写真を撮るのも楽しいのでぜひ試してほしい。

フォトモードガチ勢を自称する筆者が使用した感想だが、細かな調整が効かないため狩りの一瞬を切り取る形ではなく、「ハイ、チーズ」のような形で記念写真を撮る用途が合っていると思う。

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そうは言ってもフォトモードを諦めたくない。

友人と協力しロケハンをして場所を決め、2名はモデルでポーズを調整、筆者は撮影係、もう1名は爆弾の起爆係(特効)として撮影を敢行。

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▲拡大推奨。

そして出来上がったのがコレ。特撮のバトルっぽくなっているだろうか?途中、何度も爆発に巻き込まれ死にそうになりながらもなんとか撮影することができた。

エフェクトがなければ自分たちで作ればいいし、考え方次第では色々なことができるので狩りよりもやり込みがいがありそう

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まとめ

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記事冒頭でも言ったように、「モンスターハンターワイルズ」は過去20年の集大成というのはもちろん、これから先20年の「モンハン」を見据えた作品になっていたように思う。

覚えることが多い硬派なイメージから脱却し、誰でも気軽に一狩りいけるゲームになったことがレビューや販売本数を見ればおわかりいただけたはずだ。

ゲームウィズでは攻略情報も発信しているので、わからないことがあれば参考にしつつ狩猟生活をエンジョイしてほしい。

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発売日など基本情報

発売日

2025年2月28日

会社

CAPCOM

ジャンル アクションRPG
対応ハード PS5 / PC / Xbox
価格
PS5 : 9,000円(税抜)
PC : 9,000円(税抜)
Xbox : 9,000円(税抜)
公式HP
公式Twitter

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名無しのゲーマー 106

『まったりして何かやる→ホロ→ワイルズ解禁』
▽雑談→ホ□ライブお宝マウンテン(スイカゲーム)
→ホロパレード(にゃんこ大戦争)
→MH:Wilds(ハンマー)
(15:54〜)

https://www.twitch.tv/kato_junichi0817

名無しのゲーマー 103

PS5がねぇわーーーーーーーー

名無しのゲーマー 102

面白いが今のところ苦戦することが無い。気持ち悪い系のモンスターが増えてるのがちょっと。クラッチクローあるならワールドみたいにぶっ飛ばしたい

名無しのゲーマー 101

なんだろ…面白いんだけどワールドに戻っちゃった…

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