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ローグライク謎解きADV『Blue Prince』メタスコア92点の話題作を日本語未対応でやらないのはもったいない。かんたん自動翻訳ツール「PCOT」と共にご紹介!
PS5 PC Xbox
2025年4月10日 発売中
レビュー
総合点
カジュアル
ゲーマー

ローグライク謎解きADV『Blue Prince』メタスコア92点の話題作を日本語未対応でやらないのはもったいない。かんたん自動翻訳ツール「PCOT」と共にご紹介!

最終更新 :
Blue Prince

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インディーゲーム界隈ではたまに、度肝を抜かれるほど斬新なゲームに出会うことがある。

ブループリンス』は、まさにその極地をいく作品だ。

簡単に説明すると本作は謎解きアドベンチャーなのだが、なんと「ローグライク」の形で進行していく。

たとえば、一般的な推理アドベンチャーで、捜査する場所や人、凶器、アリバイなどをシーンごとに分割し、くじ引き箱に時系列もなにもかもを無茶苦茶にしてぶち込んで、引いた順にストーリーを進めろと言われたらどうだろう。おそらく、思考も物語も大混乱。整理不能な情報が大渋滞を起こしてしまうハズだ。

ところが本作は、リリースされるや世界中で「面白い」と絶賛の嵐。世界中のレビューを集積したサイト「Metacritic」では、今年で暫定最高得点の92点を獲得している。(※2025年5月現在)

Blue Prince

▲2025年5月現在、『Clair Obscur: Expedition 33』と並びトップ。まさに2025年の『Balatro』枠とも言うべきインディーの話題作だ。

本作がなぜそんなに面白いのか、ぜひ遊んでみたいと思うだろうが、まさかの日本語未対応

謎解きADVというジャンルの性質上、言語は大きな障壁となるのだが、これはあまりにももったいない

そこで今回は、本作を「PCOT」というラクちん自動翻訳ツールを使ったプレイ方法と共にご紹介。英語力に自信がなくても、話題の名作を思う存分楽しむ方法を紐解いていこう。

目次

Blue Prince

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ドアの向こうに待ち受けるのは富か、物語か、袋小路か。屋敷というよりラビリンス

Blue Prince

▲屋敷のマップはプレイするたびに変化する。

『ブループリンス』は、一人称視点で探索するローグライク・パズル・アドベンチャー。ありったけのワクワク感を詰め込んだダンジョンならぬ「不思議の屋敷」が舞台。

屋敷には、奥行き9マス幅5マスのスペースがあり”理論上”は、全45部屋が存在する。

プレイヤーはエントランスホールを起点に各部屋を探索し、証拠を集め、さまざまなを解き明かしながら、屋敷内のどこかにあるとされる「ルーム46」を目指す。

各部屋はドアで繋がっているが、本作最大の特徴がこの「ドア」。

なんせ開けるまでは先の部屋になにがあるのか一切不明、玉手箱みたいなドアだ。プレイヤーがドアに触れるとランダムで3つの部屋パネルが引かれ、そのうちのひとつを任意で選択し配置することで、次第に屋敷の全貌が明らかになっていく。

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▲引いた3枚から任意の部屋を1枚選んで配置する。必ず望んだ部屋が来るとは限らない。

部屋の効果はさまざま。カギやジェムなど探索に必須なリソースの確保や、物語やパズルを解くための各種ヒントが断片的にちりばめられている。一方で、デバフ効果や袋小路など、プレイヤーの行く手を阻む展開が目白押しで、一筋縄ではいかない仕掛けに頭を抱える。

では、各部屋をしらみ潰しに探索すればいいかというと、そんなに甘くはない。本作にはデフォルトで1日50歩の行動制限がある。部屋を行き来するたびに1歩消費されて、ゼロになるとアイテムやリソースをすべて失ったうえで、翌日に再スタートさせられる。

“理論上”全45部屋と言ったのは、全部屋を悠長に探索できる余裕がないから。歩数が足りなくて立ち往生などは日常茶飯事。引いた部屋がすべて行き止まり、カギがなくて締め出される、誤った指示にミスリードされるなど、もはや「屋敷」ではなく、完全に構造化されたダンジョン、あるいは知的トラップと化している。

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バラバラのページを紡いで読み解く、新時代のストーリーテリングがやみつきになる

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▲断片的な物語を紡いでいくワクワク感がたまらない。

そんな謎だらけの迷宮で、さらにプレイヤーを混乱に陥れようと手ぐすねを引いているのが、屋敷中にちりばめられた物語の破片だ。

そもそも本作の物語は、はじめから語る気がないんじゃないかと思えるくらい舌っ足らず。プレイヤーは多くの疑問を胸に、浜辺に打ち上げられた貝殻拾いのように物語の欠片を集めていく。

この徐々に暴かれる秘密感が、覗き見をするような背徳感と、くすぐられる好奇心に思わず引き込まれてしまう。なんだかわからないけどワクワクしっぱなし。

本作は次の部屋さえ開けてみなくちゃわからないランダムな世界。さらに運の要素も絡むから、下手すると数分で詰む場合もある。アイテムは毎回ロストするので、特に序盤は救済措置がないように思えるが、実は違う。

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▲断別の場所で得た情報がピタッとハマる驚きが気持ちいい。

好奇心にかまけて集めまくった情報が、詳しくは言えないけど、あんなところでビシッと繋がったり、こんなところでピタッとはまったり。後半、屋敷全体が徐々に繋がり始めると驚きと納得が連鎖的に訪れる、「シナプスがつながる」瞬間こそが本作最大の報酬だろう。

本作の特徴として取り上げられるパズルは、実はリソースの救済措置でしかなく実際はやってもやらなくても問題はない。しかし、物語がゲーム全体を通してリードする謎解きパズルは、その小出し感も含めて、プレイヤーのモチベーションを後押しするエンジンとして強力に機能している。

つまり本作は、屋敷全体が、物語をピースにしたパズルなのだ。拾ってはめてを繰り返して遂にピースが繋がり始めた頃にはもう、やみつきになっていると気づくだろう。

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わずか2ステップ!「PCOT」なら、超ラクちん高精度翻訳が可能

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▲「Shift+Control+F」でクロスヘアを呼び出して翻訳したい箇所をドラッグ。

独創的なシステムが世界中で高評価を叩き出した本作。執筆時点でのメタスコアはなんと脅威の92点。2024年のGOTYにノミネートされて話題をさらった『Balatro』に匹敵する、今年のインディーズ界を代表する台風の目だ。

しかし...日本語未対応

なぜ対応していないのか疑問を感じるのも無理はない。ただ、英語のスペルを使ったパズルなどがあって、ローカライズは一朝一夕とはいかないだろう。そこで、神アプリと話題の無料翻訳支援ツール「PCOT」を使用すれば、言語依存度の高い本作でも快適なのでは!?と思い、早速試してみた。

「PCOT」は、ゲームやWebページの画面からOCRで文字を認識して、テキスト化するツール。読み取った文字をAIと連携して、各言語に翻訳し表示する。一度インストールしてしまえば、たった2ステップで翻訳してくれる優れモノ。

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▲御覧の通り。読み取りにくい筆記体まで完璧に翻訳してくれる。

まずは、作者ぬるっぽ氏のHPから「PCOT」をダウンロードしインストール。そのうえで、対象のゲーム(今回は『ブループリンス』)を立ち上げて「PCOT」を起動すると、対象ゲームがリストアップされるので、クリックして選択ボタンを押す。

基本的に準備はこれだけ

対象ゲームのプレイ中、ショートカット「Shift+Control+F」でクロスヘアを呼び出して翻訳したい箇所をドラッグすれば、自動的に翻訳を表示してくれる。「ショートカット+ドラッグ」のたった2ステップで驚くほど高い精度の翻訳を生成してくれる。

注意点は2つ。ゲームは必ずウィンドウモードにしておくことと、GoogleのAI「Gemini」を使用したOCR認識が優秀なので、事前にAPIを発行しておくと便利。導入方法は、ぬるっぽ氏のXに詳しいマニュアルがあるので参照してほしい。

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どうしてもダメなら想像力をフル回転!難しく考える必要なし

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▲ドット文字も問題なし。「PCOT」があれば英語力はもはや必要ない?

今回は『ブループリンス』で自動翻訳ツールを使ってみたが、正直「PCOT」+「Gemini」の組み合わせで、ほとんどのゲームがプレイ可能だと思う。

しかし、ゲーム画面をクロスヘアで選択してスキャンする「PCOT」の仕様上、ムービーなどの速いテンポで次々と字幕が流れていくシーンには向いていない。「PCOT」にはゲーム画面を止めて文字をスキャンする機能もあるのだが、ムービーという特性上、流して鑑賞する方がいいと感じた。

また、いくら「Gemini」のOCRが優秀でも、複雑な背景の上に表示される文字の読み取りは苦手だ。 その場合は「OCR読取設定」で個別に調整すれば認識精度がかなり改善する。必要に応じて調整してほしい。いずれにせよ、複雑な調整は不要でPC初心者にも安心して扱える。

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▲複雑な背景の上に書かれた文字も難なく識別できる。読み取り調整すればさらに精度アップ。

実は当初、さまざまなトラブルを想定して、解消方法も含めたトライ&エラーのプレイレポートを執筆しようと考えていた。でも、いざ使い始めると、ちょっと拍子抜けしてしまうぐらいすんなり&快適に使えてしまった。

なぜこんなに便利なアプリをいままで使っていなかったのか。もっと早くに導入しておけばよかったと悔やまれる。

最後に筆者からのマジのアドバイスをひとつ。

「PCOT」をもってしても意味が解読できない場合は、フィーリングで読み取るのが一番だ。人類史上、人間の想像力にまさるツールはいまだ発明されていない。あまり構えず、想像力で補いながら楽しむのが、本作を最大限に味わうコツだと思う。

最後に頼れるのは、いつだって自分の感性と想像力なのだから。

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英語だからプレイしないなんて、お化けが出るレベルのもったいなさ

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▲ベッドルームを訪れたり、食料を食べることで歩数を回復できる。

本作の開発はアメリカのフィルム制作会社Dogubomb。なんと同社開発ゲームの第1弾というから驚き。処女作でこのオリジナリティと完成度は凄まじい。

この勢いで2025年のGOTYに絡んでくるのか、それとも別のゲームが人気をかっさらうのか。今年のインディーズも、去年に負けず劣らず面白い。これだからインディーズは止められませんね!英語だからといって尻込みしていては、あまりにももったいない

実は、今回紹介した「PCOT」のような便利ツールのおかげで、言語なんて気にしなくてもいい時代が、もうすぐそこまで来ているのかもしれない。

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発売日など基本情報

発売日

2025年4月10日

会社

Raw Fury

ジャンル ストラテジー パズル アドベンチャー
対応ハード PS5 / PC / Xbox
価格
PS5 : 3,200円(税抜)
PC : 3,181円(税抜)
Xbox : 3,181円(税抜)
公式HP
公式Twitter

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