首都高バトル
『首都高バトル』がついに復活!ただのレースゲームじゃないんです
1月23日(木)、元気株式会社は『首都高バトル』を早期アクセスとして配信開始した。
現実の首都環状線を舞台にしたレーシングゲームで、買い切り作品としては約18年ぶりの最新作となる。
トヨタや日産といった実在の自動車を自分好みにカスタマイズし、最速の走り屋を目指していく。
……この概要を聞いて、「日本が舞台のよくあるレースゲームね」と思ったそこのあなた。
『首都高バトル』は一味違う。
合図があったらバトル開始!
勝利のためにライバルの心を折れ!
そう、本作は『首都高レーシング』ではなく『首都高バトル』だ。
首都環状線にはスタート地点もゴール地点も存在しない。2人の走り屋が出会ったらその場でバトルが始まり、どちらかの精神力(SP)が削り切れるまで戦いは続いていく。
そんなレースゲームの常識を覆すシステムから、本作は一部で熱狂的な人気を誇る作品となった。
本稿では、待望の最新作のファーストインプレッションをお届けしていこう。
首都高バトル
ライバル達に実力の差を突きつけろ!白熱の「SPバトル」
『首都高バトル』で最大の特徴かつ、最大の魅力といえば、「SPバトル」だ。
前述の通り、SPバトルには他のレースゲームのようなゴール地点は存在せず、相手の精神力=SP(スピリットポイント)を削り切ったほうの勝利となる。
バトルは走り屋同士が合図を送ると始まり、画面上部にSPゲージが表示される。SPは、壁や車両に激突する、もしくはライバルと25m以上の距離が離されると削れていく……といった次第だ。
と文章で説明してもピンとこないかと思うので、SPを削りあう様子を実際にお見せしよう。
ここまで見てもらっておわかりだろうが、首都高バトルとは「勝つためのルールしか守らない(※)」何でもありのレースバトルゲームなのである。
※『首都高バトル』シリーズのキャッチコピー。GENKI公式Xでもたびたび言及されている。
とはいえ誤解してほしくないのが、『首都高バトル』がただラフなプレイができるレースゲーム、というところだけが本作の魅力ではない。
ライバルを無理やり追い抜く瞬間、デッドヒートの末やっとの思いで差をつけた瞬間、一気にライバルから引き離す瞬間、どれもレースゲームの醍醐味だ。
SPバトルは、これらの最高に気持ちいい瞬間に一意専心できるゲームシステムであり、だからこそ熱狂的なファンが根付いているのだろう。
首都高バトル
『首都高バトル』だからこそのドラマが生まれる。魅力的なライバルたち
ここまではSPバトルの魅力にフォーカスして語ってきたが、ここからはバトルを盛り上げるライバルたちについて説明していこう。
プレイヤーは、首都環状線を自由に走りつつ、跋扈する走り屋チームにSPバトルを仕掛けていく。
そして、チームメンバーをあらかた倒すとボスが登場し、そのボスとの激闘を超えるとストーリーが進む……というのが基本の流れだ。
ストーリーがあるレースゲームはそれなりに存在するが、『首都高バトル』はSPバトルとライバルたちのクセで、妙な没入感を生んでいるといっていいだろう。
前述のとおり、SPバトルはコース上の不特定の場所で開始される。さらに、ランダムで走る一般車両も考慮に入れて走行しなければならない。
そのため、SPバトルは毎回全く異なる様相となる。このおかげで、「ボスやライバルと白熱したバトルを行った」ことへの説得力が増し、ストーリーも引き込まれていくのである。
首都高バトル
車好きはテンション上がること間違いなし。エアロパーツも自由に組み替えられるカスタマイズ要素
本作では、SPバトルに勝利するとCPという資金を獲得し、マシンの購入・改造ができる。使用できる車両は50台以上あるようだ。
エンジンやブレーキ、タイヤといった性能に関わる部分はもちろんのこと、ステッカーを貼ったり、なんと現実に存在するエアロパーツを使った改造まで行える。
実在する車種を、実在のパーツで改造する。車好きにはたまらない要素だ。自分好みに車両を調整すれば、愛着が湧くこと間違いなし。
待望の作品が18年の時を越えてついに復活したが、待ち望んでいたファンはきっと満足できる出来だろう。
設定次第でカジュアルに遊ぶこともできるので、これを気にレースゲームに手を出してみようかな?という方にもおすすめできる。
『首都高バトル』はSteamにて早期アクセスとして発売中。価格は3,960円。早期アクセスは4ヶ月ほど行われる見込みだ。
首都高バトル
『首都高バトル』の基本情報
発売日 |
2025年1月23日 |
---|---|
会社 |
Genki Co., Ltd. |
ジャンル | レース |
対応ハード | PC |
タグ | |
価格 |
PC : 未定
|
最大プレイ人数 |
1人
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公式HP | |
公式Twitter |
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首都高バトル
GameWith編集者情報
PCゲームを楽しむ。大昔からSteamでゲームしてました。digが趣味でジャンル問わずどんなゲームでもプレイ。ゲームに限らず興味を持ったものはなんでも深掘りする性質。 ゲーム以外の趣味は音楽鑑賞・ギター演奏などを嗜む。 『League of Legends』に出会い、人生がいろいろな意味で大きく変わる。 |
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