ユーザーレビュー
  • ユージェネ

    エンタメの新たな方向性を模索する試みとして評価できるコンテンツだと感じた。このような言い方をしたのは、あくまで「ライブがメイン」で「ゲームはそれに向けた作業」という印象が拭えないからだ。また、中長期的に運営するとなれば、「ライブ」部分にも課題は残されている。 今作の評価できる部分をまずは挙げていくと、 ・ライブに能動的に関われるような方法の用意(バラエティ豊かなアイテムの投入や、バズクラッカー、衣装変更など) ・キャラ作りを徹底している(「中の人」を全面に出してキャラ崩壊させるようなことが現状無い) ・予めキャラモデル等々をDLしているからか、遅延はかなり少ない(機種や回線によっては途切れたりするけど) ・ある程度ランキング上位のプレイヤーにはキャラが個別メッセージをくれる(一度、50といくつ位の順位で貰えました) ・バーチャルパッドで日本列島巡りが出来る ・ゲーム部分をプレイしている最中には、ラジオ的な感覚でキャラの掛け合いを流すことが出来る。基本は用意したお題に沿って遊んでいる掛け合いをランダムで流しているようだが、今居る都道府県にちなんだ会話も用意されているのは評価できる。あとたまにこっちに話を振ってくれる。 逆に微妙な点は ・ゲーム部分はつまらない。  戦闘はシューティングで、ランダムで動く敵の周囲をある程度の規則で動き続けるコアがあるのでそれを全部撃って破壊するだけ。運に左右される撃破スピードしかテクニカルな要素がなく、肝心のライブにアイテムを投入する時に消費する通貨は入手量が滅茶苦茶渋い。率直に言って単調で飽きる。  日本列島が巡れると言っても、ご当地アイズという敵くらいでしか地域を表現できていない。高低差だけコピーして、そこに草か水か道か線路のテクスチャを貼り付けて、木や家やコンビニや信号機をまばらに配置しただけ。例えばダムがあったとして、全部同じ水のテクスチャで高低差だけ再現とか(実体験)。要は単調で飽きる。  あくまでゲーム部分は、「ライブに参加した際の選択肢や行動権を増やす」ためにやるものだろう。「ご当地モノをコンプリートするぜ!」とか「踏破するぜ!」といったモチベーションも無いことはないが。 ・絶対ライブは1~2ヶ月でマンネリ化する 「キャラがコメントや投入されたアイテムに反応する」→「ライブ用のゲームをプレイする」まで2回繰り返す →「キャラが踊って歌う」(不定期開催→「一定スコアを収めたリスナーだけ参加できる配信」) という流れが基本で、別のキャラが声だけ出演したり、プレイヤーのメイキングした部屋を舞台に配信したりと言った試みをするつもりらしいが基本は一緒。広がる余地が現状どうも見出だせない。  単なるVtuberだったらゲーム配信とか時事ネタとかASMRなどの試みも個々の裁量次第で可能だが、異世界のキャラが「ゲーム内で」ライブをする形式をとっている以上、出来るアプローチはかなり限られる。 ・ふぁっきんテロップ キャラの台詞一つ一つに主張の強いテロップが付き(字幕としての役割なのは承知の上)、率直に言って視覚的にうるさい。あとテロップで草を生やすのは何なのか。生理的に受け付けなかった。 今でこそ物珍しさに皆キャッキャしているが、このままだと大半がすぐ飽きると思われる。ただ今のところはこの挑戦を温かく迎えたいし、今後への期待も兼ねて星4とした。

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