『Jump King(ジャンプ キング)』とは?
ドット絵によるレトロな雰囲気が特徴の、ニンテンドースイッチ,PS4対応ゲームソフト『Jump King(ジャンプ キング)』。
本作は、塔の頂上を目指してひたすら登る縦スクロールの2Dアクションゲームだ。敵は一切登場せず、操作もジャンプのみというシンプルなシステムが特徴。
シンプルながらも繊細な操作が要求され、1度ミスをしたら遥か下まで落ちてしまう緊張感と常に隣り合わせで進んでいく。
プレッシャーと戦いながら、さまざまなギミックを乗り越えていく達成感が絶妙にクセになる作品だ。
『ジャンプキング』プレイした感想!
おすすめポイント
- 積み重ねたものが一瞬で崩れる究極の“マゾゲー”が登場!
- 大切なのはジャンプ距離を見極める観察眼!
- 新ステージに恐怖のギミック。ジャンプの苦行は永遠と続く……!?
積み重ねたものが一瞬で崩れる究極の“マゾゲー”が登場!
本作は、たった3つの操作だけで楽しめる縦スクロール系アクションゲームだ。操作の種類は、横移動とジャンプのみ。これらのアクションを活用して、ひたすら上を目指して進んでいく。
シンプルな操作ゆえに、誰もがプレイ遊びやすい一見簡単なゲームに見えるかもしれない。確かに遊びやすいという部分は合っているが、このゲームの実態はリタイア者続出の超高難易度アクションゲームである。
少しジャンプを間違えて落下すれば、それまで頑張って登り続けた時間が無駄になってしまう。しかし、それを乗り越えた達成感のためにプレイを続ける、いわゆる“マゾゲー”と呼ばれる類の作品なのだ。
大切なのはジャンプ距離を見極める観察眼!
難易度を高めている要素は、ボタンの長押し具合によってジャンプの高度が変わる点だ。次の足場に目星をつけたら「これくらいの強さか?」と予想して、感覚頼りにジャンプの高さを調節しなければならない。
少しずつちょうど良いジャンプの幅を探す作業はまさに苦行。下手に慣れてしまうと操作が雑になってしまい、ミスをしないようなところで落下して、さらに下まで落とされてしまうこともある。
ミスを繰り返していると、コントローラーを放り投げたくなり、筆者も何度も「二度とやるか!」と電源を切ったが、悔しくて数時間後にはトライしてしまう謎の中毒性を覚えてしまった。
新ステージに恐怖のギミック。ジャンプの苦行は永遠と続く……!?
頂上に近づいた場面や、通常とは異なる高難易度ステージでは、いやらしい配置の足場が増えたり、風や滑る床などのギミックが多数登場したり、さらにプレイヤーを苦しめる要素が増える。
ゲームに慣れてきてしまった人も、先に進むたびにさらなる苦行が待ち受けているので いろいろな意味で“安心“してゲームを進めていただきたい。
プレイタイムも記録されるので、好記録を目指して速度を上げるのもよし。永遠とジャンプを繰り返してトロフィーコンプリートを目指すもよし。シンプルでありながら、やり込みの幅が広い作品だ。
まとめ
本作のウリは、やはり多くの人がお手上げ状態になってしまうほどの難易度の高さだ。正直に言うと、筆者はこういったゲームはあまり得意ではないので、開始数分で全く進めることができずに辞めてしまっていた。
ところが、時間が経つと「なんでジャンプするだけのゲームがクリアできないんだ!」と悔しくなり、またプレイを再開してしまった。そして、またイライラして数分後にゲームを閉じる……の繰り返しだ。
この無意味に感じる時間こそ、失敗を楽しむ“マゾゲー”の醍醐味である。そのため、正直な感想を言えば、ゲームをストレスフリーに楽しみたい人にはオススメはできない。
しかし、そのイライラを克服し、先に進めたときの達成感を楽しめる人にとっては、本作はぐっと刺さる作品と言えるだろう。
『Jump King(ジャンプ キング)』発売日など基本情報
発売日 | 2020年12月17日(木) |
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会社 | Pikii |
ジャンル | 2Dアクション |
価格 | パッケージ版:3,500円(税抜) ダウンロード版:1,800円(税抜) |
対応ハード | Switch / PS4 |
商品情報 | パッケージ版(Switchのみ) ダウンロード版 |
© 2020 Pikii/ Nexile/ UKIYO Publishing Limited.