
2025年4月24日に発売された『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 トキメキの未来地図』。本作は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に所属するメンバー12人と主人公である“あなた”が織りなすビジュアルノベルゲームだ。
『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』とはラブライブ!シリーズ第3作目。μ'sやAqoursと違ってメンバー1人1人がソロスクールアイドルとして活動しているのが特徴的で、ソロ活動しているからこその魅力が詰まった作品だ。
本稿では、本作の面白さや虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会メンバーの魅力について紹介していく。
主人公の記憶を取り戻しながらメンバーと交流を深めていく

本作のメインストーリーは主人公である“あなた”が記憶喪失になっているというところから始まる。虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の部長である“あなた”は、同好会に入った後の記憶を突如失ってしまう。その記憶を取り戻すべく、主人公と虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に所属するメンバー12人とともに学園生活を送っていくことになる。

本作のメインストーリーは2023年まで配信されていたアプリゲーム『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル ALL STARS(スクスタ)』の続きとなるオリジナルストーリーというところが一番の魅力だ。主人公が記憶喪失であるということからメンバーそれぞれから自己紹介をもらう場面があるのだが、メンバーそれぞれの個性や関係値が出ていて非常に良かった。
自己紹介の中にメンバーの性格やメンバー同士の仲の良さも垣間見えるので、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を初めて知るという人にも分かりやすい描写になっていた。もちろん虹ヶ咲が好きな方も微笑ましく見られるそんなシーンとなっている。

メインストーリーでは主人公がメンバーとお出かけに行ったり、浜辺での合宿に参加したりする。お出かけではメンバーを2グループに分けて別々の場所に行くのだが、メンバーひとりひとりの個性や可愛らしい一面が描かれたストーリーになっていた。個人的には朝香果林がパンダのキーホルダーに興味津々な場面がお気に入りだ。お姉さん的な存在なのにパンダに目がないという可愛らしい一面が非常にギャップ萌えだった。

浜辺の合宿ではスクールアイドルとしてのトレーニングを行いながら、主人公の記憶を取り戻すために同好会のメンバーがドッキリを仕掛けるというストーリー。
この話では過去にμ'sやAqoursと合宿した思い出を踏まえ、高坂穂乃果や高海千歌といったメンバーの名前が登場したりと虹ヶ咲が好きな方だけでなく、ラブライブシリーズを好きな方にとっても微笑ましいエピソードになっていた。浜辺の合宿は記憶喪失でメンバーと距離のあった主人公がメンバーと打ち解けたエピソードだったので非常に印象に残っている。
シンプルなUIで直観的に操作可能!

本作の共通ルートは登校前(朝)→学園(午前)→学園(午後)→放課後(夜)→登校前(朝)のようにループするシステムとなっている。交流できるメンバーを選べるのは学園での午前と午後の2回のみで、登校前と放課後は特定のメンバーと交流するシステムになっていた。

筆者がプレイした感想だと登校前の会話は全メンバーを網羅するように見ることができ、放課後の会話は午前と午後に交流したメンバーという印象だった。

また、平日5日間を学園で過ごし、土日をお出かけというサイクルで進んでいく。そのため、1周のプレイでメンバー1人1人にしっかりとフォーカスしたつくりとなっている。ビジュアルノベル特有の好きなところでセーブ&ロードできる機能やログを見て過去の会話に戻るという機能も用意されていた。

本作はビジュアルノベルをプレイしたことがない人でも分かりやすいUIが特徴的。教室や部室、廊下など学園の様々な場所にメンバーがいるので、自分の好きなメンバーのいるところを選択して交流していく。交流する回数が多ければ相手とキズナが深まり、メンバーにフォーカスした「メンバーイベント」や「キズナエピソード」が楽しめるようになっていた。

「メンバーイベント」や「キズナエピソード」はタイトルのエクストラから見ることができ、一度見ても何度でもその話を見返すことができるのは非常に嬉しいポイントだった。
メンバー1人1人にフォーカスしたエピソードがエモい

本作では先述した通り学園での交流や選択肢によってメンバーとのキズナを深めることができる。それによってメンバー1人1人にフォーカスしたストーリーが鑑賞できる。
さらに、これらのストーリーではメンバーを魅力的に描いたスチルも収録されているので、自分の好きなメンバーやメインストーリーを見て気になったメンバーがいればぜひとも解放しておきたい。

メンバーにフォーカスしているエピソードというだけあって、そのメンバーにしかない魅力だったり、意外な一面が描かれていた。筆者は鐘嵐珠のエピソードを見させてもらったが、彼女のやさしさだったり、ストイックな一面だったりがしっかり描かれていて、彼女をもっと応援したくなるようなエピソードになっていた。
果たして、主人公は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバー12人と過ごして記憶を取り戻すことができたのかはぜひ自分の目で確かめてほしい。
まとめ

本作は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会がメインになっている作品で、メンバー1人1人の魅力が丁寧に描かれた作品だった。虹ヶ咲が好きな方はもちろん、まだ彼女たちのことを知らないという人にもぜひ遊んでほしい一作だ。
そして、彼女たちの楽曲を聞いてほしい。μ'sやAqoursとは違った魅力が彼女たちにはあり、その魅力こそが彼女たちが愛されて止まない理由の1つなのだ。本作はそんな彼女たちの魅力に気づくきっかけとなる作品になるだろう。
発売日など基本情報
発売日 |
2025年4月24日 |
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会社 |
Bushiroad |
ジャンル | アドベンチャー |
対応ハード | Switch / PC |
価格 |
Switch : 5,400円(税抜)
PC : 5,400円(税抜)
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公式HP | |
公式Twitter |
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