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ATLUSから2024年3月8日(金)に発売される『ユニコーンオーバーロード』は、アトラス×ヴァニラウェア20周年記念作品となるシミュレーションRPG。対応機種はSwitch,PS5,PS4,Xbox Series X/Sとなっている。
これまで『オーディンスフィア』『ドラゴンズクラウン』『十三機兵防衛圏』などの高い評価を得た作品を手掛けてきた2社が、再び強力なタッグを組んで送り出されたのが本作『ユニコーンオーバーロード』だ。
1990年代の名作シミュレーションRPGを継承しつつも、現行機ならではの要素をふんだんに盛り込んだという本作。
今回は、2024年2月23日(金)よりPS5で配信されている序盤をプレイして、どんなゲームなのか筆者の感想を交えながら紹介していく。
書いた人
ゲームの腕前はイマイチだが、90年代のゲームにはそこそこ造詣が深い。
好きなシミュレーションRPGは「オウガバトルシリーズ」。
『ユニコーンオーバーロード』とは?
物語は「フェブリス大陸」の中央に位置する大国「コルニア王国」から始まる。将軍ヴァルモアは自らを「皇帝ガレリウス」と名乗り、突如として王国に反旗を翻した。
女王イレニアは、幼い王子アレインを騎士ジョセフに託し、ガレリウスを迎え討つもあえなく全滅。
騎士ジョセフはアレインを連れてガレリウスの手が届かない島へと落ち延びた。
ほどなく皇帝ガレリウスは大陸のすべての国を陥落させ、新生ゼノイラ帝国による世界統一を宣言。
10年後、17歳の青年へと成長した王子アレインは解放軍を率い、帝国との戦いに身を投じていくことになる。
そんなわけで亡国の王子となった主人公と、序盤最強だがレベル上限で成長しない忠臣の老騎士という、90年代のシミュレーションRPG好きなら誰もが思い浮かべるあの作品のオマージュにニヤリとさせられながら、物語は本編へ。
アレインがどんな若者なのかまだまだ分からないが、彼が絶望的な戦力差をどうやって覆していくのか、この先の展開が楽しみだ。
グラフィックはヴァニラウェア作品特有の繊細なタッチで細部まで丹念に描かれており、パーツ数の多い鎧を着て動き回るキャラクターを見ているだけで楽しい。
特に本作の女性キャラクターの躍動感は目を見張るものがあり、必見である。
敵も味方もリアルタイムに行進。これは手強い戦略バトル。
バトルは編成した「部隊」を進軍させながら、接敵したら発生する「戦闘」で勝敗を競う。
部隊は敵も味方もリアルタイムで移動するので、慣れないうちは戦況を把握するのも大変かもしれない。
このバトル方式、筆者は伝説のオウガバトルなどで履修済なので問題ないが、慣れるまでは難易度を「CASUAL(カジュアル)」にすることを公式でもおすすめしている。
なお、難易度はいつでも変更可能だ。
「戦闘」が始まってしまえばプレイヤーが介入することはできないので、勝敗が決まるまで応援しながら眺めることになる。
ボタン1つで「早送り」や「スキップ」が可能なので非常に快適。ただし「スキップ」して敗けても敗因は分からないので注意は必要だ。
「戦闘」で勝つためには事前の部隊編成が重要になる。序盤のうちは2~3体しか編成できないが、ゲームは進めれば5体まで編成できるようになるので、プレイヤーのセンスと戦略が試されることになるだろう。
とりあえず、序盤では圧倒的なジェイガンジョセフを部隊に編成するべきか悩むことになる。これ以上成長しない彼に経験値を吸われると、後々困るような気もする。
シミュレーションRPGではお馴染みの「三すくみ」要素は、クラス相性という形で本作でも採用されている。
「歩兵は騎馬に弱い」「騎馬は飛行に弱い」といったざっくりとした物から、「重装は魔法に弱い」といった細分化された相性もあって奥が深く、戦略の幅が広がる。
「戦闘」前に勝敗予測が表示されるので、必ずしも相性を覚えておく必要はないのでSRPG初心者も安心して欲しい。
相性はやり込んでいくうちに何となく覚えていくだろう。
「部隊」のリーダーを誰にするかも重要な要素だ。「部隊」の移動力はリーダーの移動タイプに左右されるので、歩行タイプのリーダーよりも騎馬タイプのリーダーの方が移動力で圧倒的に有利だ。
飛行タイプをリーダーにしたなら、川などの障害物を無視して移動できる戦略ユニットと化す。弓には弱いけどね。
進め方はプレイヤー次第。自由度の高さが光っている。
本作の自由度はかなり高く、フィールドを自由に探索して遊ぶことができる。フィールドには拠点となる街や砦、会話できるNPCや採取ポイントがあり、さまざまなサブクエストに挑戦することができる。
サブクエストでは住民を襲う盗賊団を討伐するといったサブストーリーが展開する。メインストーリーでは語られなかった世界観を深堀する内容もあったりするので侮れない。
バトルに勝利すると運命をゆだねられる選択を迫られることも。仲間たちは厳罰を望んでいるようだ。
うーん、悩ましい。
しばらく悩んで見逃すことに。この選択が凶と出るか吉と出るか、すぐには分からない。
ひょっとすると仲間になってくれるのかも?楽しみにしておく。恩を仇で返すようなら……分かってるよね?
まとめ
ここまで、筆者の感想を交えながら『ユニコーンオーバーロード』を紹介させて頂いたが、いかがだっただろうか。
序盤でのプレイということで序盤しか触れなかったものの、雑兵の鎧にまでこだわった丁寧な作り込みは十分に体感できた。
1990年代のSRPGに思い入れがある人にはもちろん、やりごたえのあるゲームを探しているプレイヤーにも、ぜひ2024年3月8日(金)に発売される本作に挑戦してもらいたい。
そして願わくば、このジャンルが再び盛り上がってくれると嬉しい。
基本情報
発売日 |
2024年3月8日 |
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会社 |
ATLUS |
ジャンル | シミュレーションRPG |
対応ハード | Switch / PS5 / PS4 / Xbox |
タグ | |
価格 |
Switch : 7,980円(税抜)
PS5 : 7,980円(税抜)
PS4 : 7,980円(税抜)
Xbox : 7,980円(税抜)
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最大プレイ人数 |
1人
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公式HP |