ORX
カードゲームが融合した新機軸ローグライクタワーディフェンス!
CRITICAL REFLEXから発売のPC対応ゲームソフト『ORX』は、カードゲームが融合した新機軸のタワーディフェンス。
本作は、迫りくるオークから防衛するため、マス目で仕切られたマップ上に道や防衛ユニットを配置していく。山札からカードを引くことで初めて配置ができるようになるため、デッキ運と戦略が試される。
戦闘前のデッキ構築から始まり、手札内でどのように陣地を構築するか、配置するごとに消費するコスト管理など、非常に戦略的なタワーディフェンスを楽しむことができる。
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全ての道はローマに通ず。道を活かした奥深い戦略性にのめり込む
本作の説明に入る前に、「カルカソンヌ」というボードゲームをご存じだろうか。「カルカソンヌ」は山札からタイルをめくり、そこに描かれた道が繋がるように置いていくというシンプルなボードゲームだ。
『ORX』はこの「カルカソンヌ」に、タワーディフェンス要素、デッキ構築、ローグライク要素などを盛り込んだような味わいの作品だ。これだけ盛り込まれているにも関わらず、それぞれが絶妙に噛み合っている。
本作でも基本となるのは「道」のカード。道のカードと隣り合っていないと拠点の配置すらできないため、道を広げる、陣地を作る、また道を広げるといった形で陣地を構築していくことになる。
もちろん、敵をどう食い止めていくか考えるタワーディフェンス本来の面白さもここに加わる。道をいかに組み立てていくか、どのようなデッキなら良い陣地を築きやすいかなど、さまざまな戦略を考える楽しさがある。
プレイ体験を飽きさせないローグライク要素
タワーディフェンスの常として、一度パターン化できてしまうと単調になりやすいという欠点があるのだが、本作はこの欠点を克服した内容となっている。
まず、本作は山札となるデッキからカードを引いていく流れのため、全く同じプレイには基本的にならない。その都度、出た手札と敵の進行ルートを睨みつつ、陣形を考えていく必要がある。
その上、ローグライク要素となるランダム要素が存在する。たとえば、「Card Vault」へ道をつなげると、味方をぐっと強化するものなどさまざまなカードを山札へ追加できるが、この内容はランダムとなっている。
強化スポットへ道を繋げるのを優先するか、安定を取って自陣をしっかり固めていくか、それとも最初に場に配置するコストを稼ぎやすくする施設を組み立てるか。毎回違った戦略が楽しめるのが本作の魅力だ。
ORX
『ORX』の基本情報
ゲームジャンル | タワーディフェンス |
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プレイ人数 | 1人用 |
価格 | 1,950円(税込) |
プラットフォーム | Steam |
リリース日 | 2022年8月31日 |
会社 | CRITICAL REFLEX |
ORX
GameWith編集者情報
幼少期に難病を患うも、ゲームを心の支えとして完治。その後、竹馬の友のごとく歩んできたゲームへの恩返しとしてゲームライターに。 「パワプロ」シリーズで野球の楽しさを知り、「逆転裁判」シリーズで法律の勉強を志すなど、ほぼ全てでゲームの影響を受けながら人生を歩んでいます。 あらゆるゲームの楽しさを伝えたいので、ジャンル問わず幅広くプレイしています。特に「ポケモン」「FE」「世界樹の迷宮」といったシミュレーション・RPG系が好み。 |