
『Subnautica(サブノーティカ)』は、未知の海洋惑星「4546B」に不時着した主人公が、広大な水中世界を探索しながら生き延び、脱出を目指すオープンワールドサバイバルゲームだ。
2018年のリリースから8年が経った今もSteamで98%という圧倒的な高評価(※2026年4月現在)を誇り、
2026年中にはシリーズ続編サブノーティカ2の早期アクセスも予定されている。
今回は、スローライフ系ゲームを中心に発信するYouTuberスローライフしないジルさんにインタビューを行い、本作の魅力について存分に語ってもらった。
2の発売を前に、「サブノーティカについて知っておきたい」「今プレイしても面白い?」と感じている方は、ぜひ最後までお付き合いいただきたい。
| お話を聞いた人・監修者 スローライフしないジル スローライフゲームを中心に実況・解説動画を投稿するYouTuber。スローライフ系でありながら「スローライフしない」を掲げ、全実績解除や100日間チャレンジなど、全力でやり込む姿勢が大きな魅力。 |
Subnautica
2020年3月19日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
スローライフゲーマーがサバイバルの海に飛び込んだわけ
──サブノーティカをプレイしたきっかけを教えてください。

▲惑星4546Bの海中。カラフルなサンゴや生物が共存している。

スローライフしないジル
スローライフゲームをメインにやっているんですが、近しいものにサバイバルクラフトのジャンルがあって、いつか自分のチャンネルで取り上げたいと思っていました。
2年くらい前からウィッシュリストに入れていて、タイミングがなくて温めていたんですが、サブノーティカ2がそろそろリリースされるかもしれないということで、今回やってみようと思いました。
Steamのレビューに「ネタバレ厳禁」と書いてあったので、内容についてはあまり知らない状態でプレイしました。

▲最初の情報は少ないが、まずは海に潜って情報を集めていくことになる
Subnautica
2020年3月19日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
最初は「よくあるサバイバルゲーム」と思っていたが、プレイするうちに印象がガラッと変わった
──最初にプレイしての第一印象はいかがでしたか?

スローライフしないジル
最初は「基本的なサバイバルクラフトだな」と思ってやっていたんですが、4〜5時間ほどでゲームの印象がガラッと変わる瞬間があって、「これはすごいゲームかもしれない」と思いました。
──どのようなシーンで印象が変わりましたか?

スローライフしないジル
物語序盤のあるイベントシーンが、ゲームへの向き合い方が変わった瞬間でした。「知らないところで何かが起こっている」と感じる瞬間でもあり、「もうこの惑星には1人なんだ」と強く実感する場面でもあって。それまで淡々とタスクをこなしていたのが、あのシーンからゲームの見え方が変わりました。
クラフトの要素で言うと、最初に乗り物を作った時にすごく感動しました。海の中で動く乗り物ってあまり馴染みがなくて、すごく新鮮で、1人で心細い中で、頼りになる存在ができて嬉しかったです。

▲序盤に作れる小型潜水艦「シーモス」。海ならではのフォルムが格好いい。

▲シーモスを得ることで探索できる範囲が一気に広がる。
Subnautica
2020年3月19日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
怖い、でも進まずにいられない。その絶妙な設計
──初めて海に飛び込んだ時の印象は?

スローライフしないジル
めちゃくちゃ怖かったです。生き物によって鳴き声がすごく特徴的で、見えないところから声が聞こえてくると「え、何の声?」となって。最初は夜になったらすぐ拠点に戻って、朝になったら出発する……の繰り返しでした。

▲夜になると視界がほぼなくなる。どこからともなく聞こえる鳴き声が恐怖を煽る。
──それでも探索を続けられたのはなぜだと思いますか?

スローライフしないジル
Subnauticaは怖いけど探索したくなるゲームだと感じていて、その理由は「自分で見つける楽しさがある」からだと思います。
ゲームから「これをしてください」という指示がほとんどなくて、ちょっとだけ情報をくれる。そこに行くと新しい設計図やデータが落ちていて、読み込むと次のヒントが書いてある。次に行くところには何があるんだろうって気になっちゃう。自分から情報を取りに行く、すごく能動的な体験があります。
また、スキャナーというアイテムで生物をスキャンしていくのもすごく楽しかったです。鳴き声が怖い大きな生物も、頑張ってスキャンしてみると安全な生き物だと分かったりして、1つずつ自分で情報を手に入れていく感覚がありました。

▲生物に近づいてスキャナーでスキャン。怖い生き物でも、調べると意外と無害なことも。

▲スキャンすると詳細なデータが蓄積される。生物への理解が深まるにつれ、恐怖が好奇心に変わる。
──印象的な恐怖シーンはありましたか?

スローライフしないジル
横から大きな鳴き声が聞こえてきて、振り向いたらすぐそばに大きな生物がいた、というのが一番怖かったです。振り向いたらもう捕捉されていて、早く逃げなきゃ、という状況でした。

▲鳴き声がして振り向くと大きな生物の影が……!

スローライフしないジル
もう一つ忘れられないのが、深海500mで乗り物のシーモスが大破したシーンです。探索中に敵の攻撃と自分の不注意が重なって、乗り物がばらばらになってしまって。深海500mは海面まで酸素が持たないし、拠点まで帰るにも遠すぎる。敵に囲まれながら「もうここで終わりなんだ…」と思った瞬間は、本当に怖かったです。

▲深海でシーモスが大破。絶望的……!
Subnautica
2020年3月19日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
「できることが増える」だけでなく「探索範囲が広がる」感覚
──今までやってきたゲームと比べて、特に新鮮だと感じた部分はどこでしたか?

スローライフしないジル
今までやってきたスローライフゲームは、できることが増えることやそれに伴う忙しさを楽しんでいました。Subnauticaの場合はちょっと違って、できることが増えるというよりは探索範囲が広がっていく感じで作られているなと思いました。
ライトができて探索範囲が広がったり、ボンベが大きくなって長く潜れるようになったりして、より広く、より深く潜れるようになっていく感じがすごく良かったです。純粋に探索を楽しめるゲームというのが、とても新鮮でした。
──探索・拠点作り・ストーリー、どれが一番刺さりましたか?

スローライフしないジル
やっぱり探索が一番新鮮で良かったです。怖いけど探索に行きたくなる楽しさが一番でした。
怖いけど頑張って探索するといいものが手に入るバランスがすごく絶妙だと思っています。プレイ中、特定の資材が足りなくなって、遠いところまで頑張って行ってみたら、もう一生分の素材が手に入って、「頑張るとこんなにもらえるんだ」とウキウキした瞬間がありました。

▲深海エリアは光量が極めて少なく、未知の生物が潜む。恐怖と引き換えに貴重な素材が手に入る。

スローライフしないジル
また、ストーリーと探索がうまくかみ合っているのも魅力だと感じました。ストーリーは「見せられている」というよりも「自分から断片を拾い集めている」ような感覚があって、探索を進めるにつれてストーリーが徐々に見えてくるのがわくわくしました。
今後どうなるのかを考えるのがまた楽しくて、それがあるからこそ、怖くても頑張ってより深いところに行ってみようと思えます。自然に探索に引き込まれていく感じが、このゲームの一番の魅力だと思います。

▲救助要請があった場所を探索すると情報端末が手に入る。

▲ここで何が起こったのかを断片的に知ることができる。
Subnautica
2020年3月19日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
最初は早く脱出したかったのに、帰る時は少し寂しくなった
──エンディングの感想を、ネタバレなしで聞かせてください。

スローライフしないジル
エンディングは「感動」しました。最初は本当に怖くて、早く脱出して帰りたい!と思っていたんですが、最後にはいろんな生物の情報を集めて、大きな生き物を見てもあまりびっくりしなくなって。自分が惑星4546Bの一部になったような感覚があって、帰る時は少し寂しい気持ちになりました。
最後には拠点も綺麗に作ったし、水槽に生物の卵を入れてペットも何匹か飼っていて、それを眺めていると「あんまり帰りたくないな」という気持ちになっていたんです。最初は帰りたいと思っていたのに、という差を考えると本当に不思議な気持ちになりましたね。

▲こだわりのガラス張り拠点。夜になると内側の明かりが漏れ出て、幻想的な雰囲気に。

▲卵から育てたペットたちが泳ぐ水槽。一緒に探索もできるので、愛着が湧いてしまう。
──クリア後に、もう一度やりたいと思いましたか?

スローライフしないジル
思いました!怖い敵性生物はなかなかスキャンできなかったので後でスキャンしに行きたいですし、植物なども全部データを確認したい気持ちがあります。
知っていくほど効率化されていくので、2周目からはやりこみを意識した楽しみ方もできそうです。

▲効率も良くおしゃれな拠点。ジルさんならではのセンスが光る。
Subnautica
2020年3月19日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
動画でストーリーを知っていても、あの「内臓を掴まれるような感覚」を知ってほしい
──サブノーティカをまだ遊んでいない人へ、一言でお勧めするとしたら?

スローライフしないジル
すごく「自分の体験」ができるゲームだと思います。リリースから長いので動画でストーリーを知っている人も多いと思いますが、自分でやると全然違った体験になります。進め方も驚く場所もみんな全然違うので、本当に自分だけの体験ができるゲームです。それに、深海に行った時の「内臓を掴まれるような感覚」は、やらないと分からないと思うので、ぜひ体験してほしいです。
──どんなタイプのゲーマーに刺さると思いますか?

スローライフしないジル
クラフト要素が好きな方はもちろん、サバイバルクラフトに慣れ親しんでいる人にも新鮮に感じられると思います。怖さの方向性がすごく違って、生命を脅かされるような感覚の怖さがあるので、ホラー好きで違う味を楽しみたい人にも向いていると思います。
──クリアしてから思う「これやっとけば良かった」ことはありますか?

スローライフしないジル
攻略情報を見ない、ということに尽きると思います。必要な情報が全部ゲーム内のデータで入手できるように設計されているので、攻略情報を見てしまうと自分で発見した感覚がなくなってしまいます。
あとは、スキャナーをとにかくいっぱい使うこと。スキャンして、データを読み込む、これが一番の攻略ポイントだと思います。

▲スキャンで得られる情報をしっかり読み込むのがこのゲームのコツだ。
Subnautica
2020年3月19日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
サブノーティカ2に期待していること
──サブノーティカ2が早期アクセス予定とのことですが、やる予定はありますか?

スローライフしないジル
やる予定です。時期はまだ分かりませんが、動画にもしたいと思っています。
──サブノーティカ2の、どういったところに期待していますか?

スローライフしないジル
サブノーティカ2は別の惑星が舞台と聞いているので、新たな生物・植物に出会えるのが楽しみです。また、惑星だけでなく、その背景にある宇宙のことや、宇宙の中で大きな存在である「アルテラ」についても新たな情報が出てくるといいなと思っています。サブノーティカの世界観が本当に好きなので、細かいところをもっと知りたいです!
また、マルチプレイができると、海が怖くてできないという方も楽しめるようになりそうな予感があって、そこもすごく楽しみです。みんなで大きな拠点を作れたりもできそうですし、拠点作りの自由度がかなり上がっているのもトレーラーで確認できたので、楽しみにしています。
Subnautica
2020年3月19日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
怖さの雰囲気をそのまま。ジルさんのサブノーティカの動画について
──サブノーティカの動画はもうすぐ公開予定とのことですね(インタビュー時点)。どんな内容になっていますか?

スローライフしないジル
自分のサブノーティカの体験がしっかり伝わるように作りました。自分が怖いと思った瞬間をそのまま動画にしたので、怖さの雰囲気を壊さないように大事にして作っています。ストーリーがかなり複雑なんですが、動画の中で分かりやすく補足を入れながら説明しているので、初めて見る人もストーリーが分かりやすくなっていると思います。
──初めてジルさんの動画を見る方へ、アピールポイントを教えてください。

スローライフしないジル
自分が怖かった体験やびっくりした部分を、ゲームの雰囲気を大事にしながら動画に落とし込みました。サブノーティカが好きな方はもちろん、どんなゲームか気になっている方にも見てほしいです。
また、ストーリーが分かりやすくなるように解説を入れながら実況しているので、ストーリーを整理したい方や、サブノーティカ2に向けて復習したい方にもおすすめです。
「怖いのに、探索をやめられない」——ジルさんのその言葉が、サブノーティカの本質を一番よく表していると感じた。
恐怖と好奇心が絶妙なバランスで共存しているこのゲームは、サバイバルゲームに慣れた人にこそ新鮮に刺さるはずだ。
サブノーティカ2のリリースを前に、まず1からプレイしてみてほしい。プレイ後には、公開されているジルさんの動画もあわせて楽しめる一作だ。
Subnautica
2020年3月19日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
今回インタビューを受けてくださったスローライフしないジルさんについて

スローライフしないジルさんは、Stardew Valley(スターデューバレー)をはじめとした、スローライフ系ゲームを中心に実況・解説動画を投稿するYouTuber。
全実績解除や100日間チャレンジなど、スローライフ系でありながら徹底的にやり込む姿勢が特徴。
CoreKeeperやDAVE THE DIVERなどのインディーゲームにも幅広く挑戦している。おしゃれな拠点づくりや効率化のノウハウを分かりやすくまとめた解説動画も人気が高い。

▲スローライフ・コージーゲームが好きな方は必見だ。
落ち着いた声と話し方、丁寧に構成された動画は「癒される」と評判で、登録者数は8万人を超える(2026年4月現在)。
今回お話を伺ったサブノーティカの動画も公開されている。
▲サブノーティカをプレイ後の方や、2の前に前作をおさらいしておきたい、という方は要チェックだ。
▼YouTubeチャンネル
スローライフしないジルさんのYoutubeチャンネルはこちら
▼ X(旧Twitter)
スローライフしないジルさんのX(旧Twitter)はこちら