
機体を組む楽しさがカードゲームになった
イマジニアから2026年6月25日に発売予定のNintendo Switch用ソフト『メダロット カードロボトルRB』は、機体・パーツ・メダルと『メダロット』でおなじみの要素を軸にしたカードゲームだ。

カブトVer.とクワガタVer.の2バージョンが用意され、数量限定のDeluxe Edition(限定版)には、両バージョンのソフト本編、コンプリートカードブック、サウンドコレクションCDと、2人用のリアルカードゲーム「メダロット・カードゲームRB」が付属する。
※Deluxe Editionに付属する各アイテムは、単品での発売は予定されていません。
ゲーム制作には、ボードゲームデザイナーのカナイセイジ氏と、アナログゲーム分野で活動する刈谷圭司氏がアドバイザーとして参加し、完成度の向上にも抜かりがない。
本作に触れてまず感じたのは、『メダロット』らしい機体構築や部位の考え方そのものを、対戦の駆け引きへ落とし込んだ作品だということ。
カードの種類はもちろん、どういったデッキを組むか、攻撃に対してパーツを温存するか、どこで総攻撃に踏み切るか。考えることは多いが、根底に感じるのは「これはロボトルだ」ということだ。
このたびGameWithでは本作を試遊する機会をいただいた。そこで見えてきた対戦の手触りを中心にレビューしていく。

リーダーメダロット、サポートメダロット、腕パーツ、バリアの関係から覚えよう
本作の勝敗は、リーダーメダロットが相手の攻撃を受けて、機能停止となることで決着する。リーダーはつねに無防備の状態ではなく、攻守を担うサポートメダロットと、左右の腕に付けられるパーツ、そしてバリアが守っている。

相手の有効な攻撃を受けた際は、バリアかパーツどちらで受けるか選択でき、どちらも失うと次はリーダーに攻撃できるようになる。
パーツはデッキに入れられる枚数に限りがあり、パワーアップの能力を持つものもある。
バリアは攻撃を受けて減少すると、手札とは用途の異なるカードを1枚引けるというメリットがある。
攻撃などのアクションを起こすには「行動コスト」が必要で、必要な量はカードごとに設定されている。

「行動コスト」は「エネルギー」の総量以内に収める必要がある。1ターン目のエネルギー総量は10で、ターンを終えるごとに回復し、上限が1アップする(最大16)。
サポートには「戦術」「パワー」などの能力が設定され……。
と、すべて説明するときりがないため、このあたりで割愛させていただくが、基本的なルールやシステムは「プラクティス」で理解できるのでそこは安心してほしい。
これら多彩な要素をすべて理解したあとには、脳が焦げ付くような熱い対戦が楽しめるはずだ。

対戦は流れがわかりやすく進む
対戦は、ドローフェイズ、スタンバイフェイズ、アクションフェイズ、エンドフェイズの4段階で進む。
最初のドローフェイズでは、手札を6枚引く。運悪く偏りが見られた場合は1回だけ引き直しが可能だ。

続くスタンバイフェイズは、アクションに入る前の準備段階だ。手札、盤面、エネルギーの量、残しておきたいパーツや、次に狙いたい攻撃を想定しながら、動き方を決める時間になる。ここで考えた設計図が、そのままアクションフェイズの精度につながっていく。

アクションフェイズでは、カードを使用して勝負を動かす。通常攻撃を選ぶのか、それとも後述するクロスアタックで一気に押し込むのか、メダロッターを切るのか、戦術ストックを活用するのか、メダフォースを切るのか。
勝敗に直結する判断が一気に集まる場面であり、本作のおもしろさがもっとも濃く出るフェイズでもある。

思考と結果がハマったときの勝利が格別
メインの攻撃になるのは通常攻撃とクロスアタックだ。重要なのは後者で、複数のメダロットを参加させて合計パワーを見ながら「相手をどこまで追い込めるか」を組み立てる。
うまくパワーを上乗せできれば、一度に複数のバリアを破壊するなどして、決着がつく場合もある。それまでの盤面のコントロールや、デッキ構築とカードの引きが噛み合ったときの気持ちよさ。

脳の疲れが吹っ飛ぶどころか得体のしれない快感物質がどばどば出ている感覚になってくる。
ほかにも切り札になりうるアクションがいくつかあり、いずれもうまく使えば勝利に結びつく威力を誇る。
「メダロッター」は1ターンに1枚までの即時効果で、「戦術」は発動条件を満たしさえすれば強力な効果を発揮する。
「メダフォース」は1試合中に1回のまさに大技で終盤の決定打になりやすく、「急速冷却」は一度行動したメダロットを再行動させられるという、地味だが大きなリターンを得られる可能性を秘めている。

だからこそ、リソースを点検し、できる行動を並べて検討し、だめなら組み直して、最後に「これで届く」という一本のラインを見つけたときの快感が強い。強すぎる。いわゆる「リーサル」探し、もしくは「リーサル」の一歩手前にたどりつくおもしろさ。
それが、『メダロット』の要素と自然と噛み合い、カードゲームファンともども興奮できる対戦になっている。
まとめ:「『メダロット』風のカードゲーム」ではなく、「カードゲームとして成立した『メダロット』」
『メダロット カードロボトルRB』は、『メダロット』の機体構築や部位の考え方を、そのままカードゲームの対戦の読み合いに変換した作品だ。
ドローフェイズで手札を整え、スタンバイフェイズで盤面とリソースを点検し、アクションフェイズで勝ち筋を形にする。

その流れの中で、腕で受けるか、バリアでしのぐか、クロスアタックを通すか、冷却をどう扱うか、ほかのアクションを用いるか、ということを考え続けることになる。
要素が多くて目が眩む瞬間もあるかもしれないが、そこはデジタルカードゲームのありがたさ。プレイヤーは考えることに集中すればいい。
ひとたび正解を導く体験をすれば、デッキ構築と対戦に延々と浸ってしまうはずだ。

© Imagineer Co., Ltd.
発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年6月25日 |
|---|---|
| 会社 |
イマジニア |
| ジャンル | カードゲーム |
| 対応ハード | Switch |
| タグ | |
| 価格 |
Switch : 4,980円(税抜)
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| 最大プレイ人数 |
2人
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| 公式HP | |
| 公式X |




