

インディゲーム100選!
死者が依頼人の異色ミステリー、ループが導く真実のかけら
ブラジルのMother Gaia Studioが開発を手掛け、CriticalLeapとInfini Funが発売した『ブラス・クーバスの死後依頼』(The Posthumous Investigation)は、1937年のリオ・デ・ジャネイロを舞台にしたタイムループ型の推理アドベンチャーだ。

プレイヤーは私立探偵となり、すでにこの世を去った大富豪ブラス・クーバスから「自分自身の死の真相を解明して欲しい」という奇妙な依頼を受ける。

ところが、探偵は同じ1日を延々と繰り返すタイムループに囚われてしまう。そのループを利用し、証拠を集めていくことになる。過去のループで得た知識を次の1日に持ち越し、犯人の不自然なアリバイを崩していくのだ。
観察と選択が導く真相

基本操作は直感的な「ポイント&クリック」の2D横スクロール方式を採用しており、誰でも迷うことなく捜査に没頭できる。画面トーンはモノクロ寄りのレトロ映画風で、古い探偵映画のなかに自分が入り込んだような感覚が味わえる。

登場する14人のキャラクターたちは、それぞれが独自の秘密を抱えて生きている。彼らは時間帯によって居場所や行動を変えるため、誰が「いつ/どこで/何をしていた」かを見極める観察眼が試される。時には意図的に「誤った選択」をして視点を変えることも、真相に近づくための重要な秘けつだ。
思考ボードでつなぐ証拠と証言

そうして集めた証言や証拠は、「思考ボード」の上で繋ぎ合わせることができる。タイムラインを再構成し、事件の全容を浮かび上がらせていく作業こそが“推理”の核心である。バラバラだった情報が一つに結びついた瞬間、霧が晴れるように真実が姿を現す快感は、まさに名探偵になったかのような気分を味わわせてくれる。

ループの節目には、依頼人であるブラス・クーバス本人が姿を現し、捜査の進捗を確認したり、的確なアドバイスを授けてくれたりする。彼との対話は謎を解く上での道標となり、どんなプレイヤーでも安心して最後まで楽しめる親切な設計だ。複数のエンディングが用意されているため、繰り返しプレイして、すべての可能性を見届けたくなる。
本作は、90年代のアドベンチャーゲームへの敬意を払いつつ、現代的な発想とシステムで最新のゲームに仕上がっている。ブラジル文学の古典『ブラス・クーバスの死後の回想』など「幻滅の三部作」から着想を得ており、皮肉と機知の効いた文学テイストも大きな魅力である。
発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年4月1日 |
|---|---|
| 販売元 |
CriticalLeap, Infini Fun |
| ジャンル | アドベンチャー |
| 対応ハード | PC |
| タグ | |
| 価格 |
PC : 2,090円(税抜)
|
| 最大プレイ人数 |
1人
|
| 公式HP | |
| 公式X |
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