
Villion:Code
2026年6月25日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
伝説のクリエイターたちが再集結、社会の闇と人間の業を描く学園RPG
コンパイルハートが世に送り出した『Villion:Code(ヴィリオン:コード)』は、伝説的なクリエイターたちが再集結し、現代の社会問題に鋭く切り込んだ学園RPGである。企画プロデュースに岡田耕始、シナリオに里見直、サウンドに増子津可燦という、多くの人気RPGを手がけてきた顔ぶれが再集結したことで、ダークで退廃的、それでいて強烈に引き込まれる物語への期待が高まる。

インディゲーム100選!
Villion:Code
2026年6月25日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
終末世界を舞台にした濃密なSFサスペンス

物語の舞台となるのは、人類が滅亡の危機に瀕した2050年の近未来だ。迫り来る終末を回避するため、東京湾に浮かぶ人工島には全寮制の学園都市「アドバンレジリエンス研究学院都市」が設立された。世界中から優秀な若者が集められ、英才教育が施されている。

しかしある日、人間が「GEM(ジェム)」と呼ばれる異形の怪物へ変異するパンデミックが発生する。同時に島全体は謎のエネルギー障壁によって封鎖され、外部との連絡も脱出も不可能な孤立状態へ陥ってしまう。

主人公と仲間たちは感染を防ぐため、自ら抑制酵素を投与し、人間と怪物の中間的存在「ミックス・GEM」に踏み止まる。異形の力と、自らの肉体を変質させた武器を手に、狂気に満ちた学園都市を生き抜き、事件の真相を追う戦いへ身を投じていく。

彼らが単なる高校生ではなく、トップエリートであるという設定も物語に独特の手触りを与えている。極限状態でも冷静に科学や哲学の知識を交えながら状況を分析する姿は、海外の重厚なSFサスペンスドラマを思わせるものであり、プレイヤーを濃密な世界観へと引き込んでいく。
Villion:Code
2026年6月25日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
現実社会の問題と「業」を描くシナリオ

本作のシナリオは、現実社会の生々しい問題をオカルトや仏教思想と巧みに融合させている。パンデミックへの恐怖、SNSを通じたデマの拡散、差別や分断といった現代社会の課題が、容赦ない表現で描かれる。時には露悪的ともいえる描写で、人間の醜さを真正面から突きつける場面も少なくない。

しかし、その過激さがあるからこそ、登場人物たちの苦悩や怒りには強い説得力が生まれている。敵として立ちはだかるGEMも、かつては人間であり、それぞれ深い「業(カルマ)」を背負って変異した存在である。彼らを倒すことで、怪物へ堕ちるまでに抱えていた絶望や悲しみを追体験する演出も用意されており、単純な勧善懲悪には終わらない物語となっている。
Villion:Code
2026年6月25日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
キャラクター表現は魅力的だが、独特のクセも

イリヤ・クブシノブが手がけたキャラクターたちは非常にスタイリッシュで魅力的だ。会話シーンでは立ち絵が滑らかに動き、細かな感情の揺れまでダイレクトに伝えてくれる。
エリートならではの高いプライドと、若者らしい脆さが入り混じる掛け合いは、重苦しい物語の中でほっと一息つける時間にもなっている。
一方で、テキストの端々には古き良きギャグのノリや、年長者から見た若者像を感じさせる独特のクセも見受けられる。このあたりは好みが分かれる部分だろう。
Villion:Code
2026年6月25日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
ダンジョン探索とアクションバトル

探索の舞台となるダンジョン「有為(サンカーラ)時空」は、仏教思想における「十悪」を具現化した異空間である。360度すべてが壁であり床でもあるチューブ状の構造となっており、プレイヤーは重力を無視して壁や天井を駆け抜けながら進んでいく。視界がぐるぐると回転する演出は、異界へ迷い込んだようなインパクトを与えてくれる。
ただし、ダンジョン構造自体は比較的シンプルで、ランダム配置された敵やトラップを避けながらゴールを目指すという直線的なプレイフィールになっている。残りの道のりもパーセンテージ表示されるなど親切ではあるものの、探索そのものの面白さはやや物足りない。

戦闘はリアルタイムアクションを採用している。3人のパーティメンバーを瞬時に切り替えながらスキルを繰り出し、敵の攻撃を見極めてパリィを決めるなど、近年のアクションゲームで定番となった要素は一通り押さえられている。
同じ属性攻撃を連続で当てて敵をスタンさせ、仲間との連携攻撃を叩き込む爽快感や、吹き飛ばし攻撃で敵を場外へ弾き飛ばして一撃で倒す場面は非常に気持ちがいい。
しかし敵の挙動は全体的に大味で、乱戦では状況を把握しづらい場面も多い。凝ったシステムに対して、ゲームバランスの詰めが甘い印象は否めない。それでもレベルは上がりやすく、お金や経験値を稼ぐ手段も豊富に用意されているため、攻略で行き詰まって大きなストレスを感じることは少ないだろう。
Villion:Code
2026年6月25日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
独創的な成長システムと総評

キャラクター育成には、敵から入手した素材を組み合わせて「ゲノムキューブ」を生成する独特のシステムが採用されている。各キャラクターには火や水など固有属性が設定されており、それに合わせて素材の組み合わせを試行錯誤する楽しみがある。
一方で、メニュー画面の操作性や合成ルールは直感的とは言い難い。それでも素材はショップでも購入できるため、十分な資金があれば自由度の高いカスタマイズを楽しめる。

総合的に見ると、『Villion:Code』は決して優等生的なバランス型の作品ではない。ダンジョン探索は単調になりがちで、戦闘も敵との駆け引きには物足りなさが残る。ボス戦も手強いというより「ひたすら硬い」という印象が先に立つ場面が少なくない。
その一方で、物語が持つエネルギーと世界観の放つ強烈な毒気は、他の作品では味わえない唯一無二の魅力である。人間の弱さや社会の暗部から目を背けず、シニカルでありながらもどこか温かな視点で若者たちのあがきを描き切ったシナリオは、最後まで追う価値があると言えるだろう。
発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年6月25日 |
|---|---|
| 販売元 |
IDEA FACTORY |
| ジャンル | RPG |
| 対応ハード | Switch2 / Switch / PS5 / PS4 |
| タグ | |
| 価格 |
Switch2 : 8,800円(税抜)
Switch : 7,800円(税抜)
PS5 : 7,800円(税抜)
PS4 : 7,800円(税抜)
|
| 最大プレイ人数 |
1人
|
| 公式HP | |
| 公式X |
Villion:Code
2026年6月25日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
その他の新作ゲームもチェック!
今後発売の注目作をピックアップ!
2026/07/30発売
/PS5/PC
ほの暮しの庭
8,200円(税抜) 2
2026/07/24 発売
/PC/PS5
凶乱マカイズム
8,200円(税抜) 3
2026/08/07 発売
MARVEL Tōkon: Fighting Souls
7,254円(税抜)




