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早いもので、2026年ももう6月。毎年暑すぎて、我が家では5月からエアコンを稼働させるのが当たり前になってしまっている。そんな暑い季節にピッタリな、涼しげなゲームが発売された。
それが今回紹介する『Life Below』だ。深海を舞台としており、ゲーム中は基本的にずっと海の中。チルなBGMと水音が心地よく、アクアリウム気分でカワイイ魚たちを眺めているだけでもリラックスできる。
暑さで疲弊した心と身体を癒してくれること間違いなしの作品なので、是非とも紹介させてほしい。
深海に自分だけの理想郷を築こう

本作は、いわゆる都市建設ゲームと呼ばれるジャンルの作品だ。とは言えビルやお店を建てて人を集めるわけではなく、深海が舞台なのでサンゴや貝、海藻を配置して海洋生物を招致し、生態系を整えていくことになる。

ゲームの基本的な流れとしては、エネルギーを生み出す「ムーンサンゴ」を配置し、そのエネルギーを活用して「二枚貝」や「芽吹きサンゴ」から資源を獲得。集めた資源から魚たちの住処となる「イソギンチャク」や、エサとなる「藻類サンゴ」を作って海洋生物が住める環境を整えていく。
あとは「ルアー」を使えば魚たちが集まってきて、適した住処に居ついてくれるという流れになっている。

▲建設や資源の運搬は、指示を出せばすべて水の妖精たちが自動で進めてくれる。クリオネみたいでカワイイ。
魚たちが増えてくるとそのゾーンの「生物多様性」が向上。これを消費して新しいゾーンを解放したり、「成長」によって様々な追加機能をアンロックしたりできる。
この一連の流れを繰り返すことで、魚たちが住めるエリアがどんどん広がっていくというわけだ。

サンゴ等の設置については「岩場の上のみ設置可能」「特定のマスのみ設置可能」といったある程度の制限こそあるものの、基本的にはプレイヤーの自由。自分好みの理想郷を作り上げていく楽しさと達成感が味わえる。

ここまでは都市建設ゲームのオーソドックスな要素を深海世界風に置き換えた内容とも言え、同ジャンルに慣れているプレイヤーであればすぐに理解できるだろう。逆に、こういったゲームを遊んだことがなくてもストーリーに沿ってしっかりとチュートリアルが入るので安心してプレイできる。

▲主人公は深海の新任守護者という立ち位置なので、ゲーム序盤はベテランの先輩から手取り足取り教えてもらう形で進行していく。プレイヤーに寄り添った丁寧な作りになっている。
また、ゲーム中は「ゾーンを3つ解放しよう」「ウミガメを2匹定着させよう」といった目標が提示されるため、迷子にならず目的意識をもってプレイできる。
もちろんゲーム側から提示される目標を無視していても大きな問題はないので、自分なりの目標があればそちらに没頭しても良い。自由度はかなり高いと言えるだろう。

深海が舞台だからこその“癒し力”
このように、本作は「深海を舞台としつつもベースは都市建設ゲーム」であるわけだが、当然「深海ならではの魅力」が存在する。
ひとまずこちらを見てほしい。
癒える~~~!
深海を発展させていくことで、カクレクマノミやウミガメ、タツノオトシゴなど40種類以上の海洋生物が住みついてくれる。涼しげな海の中で魚たちが優雅に泳ぐ姿を見つめているだけでも水族館気分でほっこりするのだ。

▲通常の俯瞰視点から、見たい魚やサンゴに注視する視点に変更可能。じっくり眺めていると愛着が湧いてきて、守ってあげたくなる。

▲指定すれば住処を移してもらえるので、バイオームやサンゴなど景色を魚たちに合ったものにしたり、同じ種類の魚を1箇所に集めて群れにしたりもできる。
さらに、ゲーム中は常にゆったりとした“チルい”BGMとリアルな水音が流れており、耳が気持ちいい。ヘッドホンで聴いていると凄まじい没入感だ。これはもう水族館超えて海の中。心地よくプレイに没頭できる。

▲海の中が舞台だからこその、独特な“ゆったり感”がある。後述するが、ゲーム自体は意外と忙しいのに精神的にはのんびりプレイできる、不思議な感覚。
日頃殺伐としたゲームをプレイしている人はまさに心洗われる感覚で、のんびりと本作の世界観に浸れるだろう。筆者自身、本作を手に取る直前まで血みどろのゲームを遊んでおり心が疲弊していたが、本作をプレイして自然と口角が上がり、リフレッシュできた。
例えゲームであっても大自然に触れる体験というのは、心に良い影響がある……のかもしれない。

▲都市建設ゲームが好きで、かつ海・水族館・アクアリウムも好きな人には間違いなく刺さると思う。
適度なメリハリをもたらす「危機イベント」

のんびり遊べるとは言ったものの、深海世界には一定の“ルール”がある。すなわち、「水温」と「pH値(水素イオン濃度)」だ。
これらの数値は様々な要因によって変動し、それぞれの適正範囲を外れるとサンゴや魚たちに多大なストレスが発生、放置していると壊滅してしまう。

▲各サンゴには設置した際の水温/pH値への影響度が設定されている。1つ1つは小さな影響だが、いくつも設置していると無視できない影響を及ぼす。


▲元から暑い/寒いゾーン、水質が酸性/アルカリ性に偏ったゾーンなども存在。各ゾーンの状況を理解して臨機応変に対応する必要がある。
加えて、深海には一定周期で“危機イベント”が訪れる。危機の内容は熱波で水温が異常上昇したり、水質が極端にアルカリ性に偏ったり、どこからかゴミが降ってきたり、油が流入してきたりと様々。
これらの要素が、ただまったりとサンゴ礁を作って眺めているだけではない、緊張感やメリハリをもたらしてくれる。本作は意外と忙しいのだ。


対策としては、水温やpH値を管理するためのサンゴの導入、ゴミの除去、油の掃除等が挙げられる。
危機イベントの発生前には警告が入り、異常が発生してから最終的にサンゴ礁が崩壊してしまうまでにもある程度の猶予があるため、サンゴの設置でやり過ごせるものに関しては「見てから対策」で十分に間に合う程度の難易度。

▲水温やpH値を管理するためのサンゴ群。「ヒートサンゴ」なら設置するだけで水温を大きく上昇させられる。
一方で、ゴミの除去や油の掃除に関しては対策能力のアンロックに一定の条件が設定されているため、事前にアンロックしておかないと間に合わないケースも。とは言え一度アンロックしてしまえば対処自体は難しくないので、安心してプレイしてほしい。

▲対策になるサンゴや能力をアンロックしていないと成す術なく1区画崩壊してしまう。環境問題の無慈悲さが感じられる要素だ。魚たちを守るためにも早めにアンロックするのがおすすめ。
難易度「バランス(ノーマル)」であっても、夢中になってプレイしていると危機イベントの発生周期はそこそこ早く感じられる。
しかし、前述した通り深海舞台特有の“ゆったり感”があるため急かされている感はまったく無い。「精神的にリラックスしている」状態と「ゲーム的に楽しい忙しさ」が両立した独特なプレイ感となっており、筆者的にはこれこそが本作の一番の魅力であると感じた。

▲難易度は3段階用意されている。都市建設ゲーム初心者から上級者まで楽しめるだろう。
まとめ

都市建設ゲームとしてのベース部分はオーソドックスながらも、深海を舞台としたことにより独特な“癒し”を演出している本作。「精神的にリラックスしている」状態と「ゲーム的に楽しい忙しさ」を両立したプレイ感が新鮮で、夢中になってプレイできた。

涼しげでリラックスできるため暑い季節にピッタリで、特に海や水族館が好きな人、ゲーム画面を見て気になった人、心が疲弊している人におすすめできる作品となっている。
体験版も配信中。この夏、涼を取るつもりでプレイしてみてはいかがだろうか。
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発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年5月26日 |
|---|---|
| 会社 |
Kasedo Games |
| ジャンル | シミュレーション |
| 対応ハード | PC |
| 価格 |
PC : 3,600円(税抜)
|
| 公式HP | |
| 公式X |
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GameWith編集者情報

| 幼少期に初めて遊んだ『SaGa2秘宝伝説』でゲームにハマり、『メモリーズオフ』でオタクになった甘党おじさん。 レトロゲームを買い漁るのが好きで、購入した中古ソフトをクリーニングする作業が至福の時間。 ゲーム以外ではギターが趣味だが、夜な夜な取り憑かれたようにゲームのBGMを演奏しだす厄介な習性がある。 |
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