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GameWith編集部メンバーの選ぶ「2024年のベストバイ」

GameWith編集部メンバーの選ぶ「2024年のベストバイ」

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~カイロソフトへの愛から、西武ライオンズへの思いまで~

ゲームの話の前にこんな変テコな前書きを挟んだら、「ベストバイを見に来たユーザーが離脱する」と他の編集メンバーから怒られそうな、謎のテンションから書き始めます。最終的にはふざけるので、しばしお付き合いください。そんなの読みたくないのよ、という方向けに、目次も用意してあるのでお好きなところから読んでみてください。

目次

GameWith編集者情報

rioのプロフィール
rio
学生時代からサッカー・フットサルに明け暮れ、帰れば寝る間を惜しんでゲームするインドア&アウトドア派。
スポーツ系はシミュレーション型も含めて遊んでいるほか、王道STGからCatanUniverseといったボドゲ系まで広く浅く好み、守備範囲は不明。
アクションの才能がないことは自覚しており、戦略でごまかすタイプ。

ゲームで遊べるのって幸せだよねという前書き

2024年を振り返り、今年のベストバイを紹介する企画。

どんな1年だったのか思い返そうとスマホを眺めていたら、元日に起きた地震のニュースを見つけました。個人的にはダメージはほとんどなかったものの、近しい関係の何人かが直接的な被害を受けたこともあり、強く印象に残っている出来事。

関東に暮らす自分ですらそういうイメージを持つのだから、振り返った時に「2024年は慌ただしい始まりだった」と感じる人は少なくないはず。

そんな1年にこそ、ゲームの与えてくれた「遊びの時間」が大切に思えるし、ゲームに携わっている皆さんありがとうという気持ちで今日もゲームをプレイできます。

突然真面目に書いてしまいました。常日頃感謝の気持ちを持ち、寛大な心・大きな器を持ってゲームをプレイしているので、決して「このクソゲーが!この仕様はバグだろ!」とか、怒り散らかしたりしません。誓って。

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rio

普通に怒り散らかしたりしてそうだね

GameWith編集メンバーによる2024年の振り返りとして、忖度のない「ガチのベストバイ」を連載でご紹介します。シミュレーションゲーム好き、スポーツゲーム好きと、GameWithの中でも明らかに異質な存在である筆者がトップバッターですが、まずは今年一番はまったシミュレーションゲームからご紹介します。

2024ベストバイ①アプリ

やりこみ要素◎ 「ゲーム会社を経営する」シミュレーション

「今年買ったアプリゲーム」で一番良かったのは、間違いなくゲーム発展国++

シミュレーション好きにとっては安心安全!あのカイロソフトより発売されている買い切り型ゲームです。

ゲーム業界的には『ドラえもんのどら焼き屋さん物語』が話題になったかと思うが、敢えて『ゲーム発展国++』の方をご紹介したい。

GameWith編集部メンバーの選ぶ「2024年のベストバイ」① の画像

ゲームの内容としては、一言でいうと「ゲーム会社経営シミュレーション」。ゲーム会社を1から作り、様々な社員たちを雇用していきながら自社で新作ゲームを開発。ジャンルと題材を選んで新作を作り上げ、より評価の高いゲーム作品の開発を目指していく。

ゲーム開発の画像

会社設立当初は資金繰りも苦しく、思うように開発費を捻出できない状況からスタート。PCゲームで少しでもヒット作が生まれるように、限られたメンバーで開発を進めながら売上を立てる。

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▲ドット絵がかわいい

新作発売のほか、他社からの開発受注なども活用して資金をためると、PC以外の家庭用ゲーム機で開発する「ライセンス」を購入できるようになるほか、より能力の高い社員も雇えるようになる。新作が発売されると、都度レビュー評価を受け、世間からの反応も売上という形で確認ができる。まさに実際のゲーム会社の苦悩が感じ取れる、やり込みがいのあるシミュレーションゲームだ。

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▲ゲームデックスという名のゲームショーに出展したりできるよ

名前で遊べる、パロディも注目

このゲームの面白ポイントとして、「ゲームやハード機器の名前」で遊べるという点をご紹介したい。

発表されるハード機器は「ゲームボーヤ」や「セタガヤターン」など、どこかで聞いたことのあるような名前の製品ばかり。このハードが出たということは次は…?と予想を立てることもでき、この時代を生きてきたゲームファンにとってはとにかくたまらない展開

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▲雨天堂のゲームボーヤ!将来はインドア雨男かな。色んな要素が出てくるので楽しい

また、自社で開発した新作にはユーザーが自由に名前を設定することができ、妄想の世界のオリジナルシリーズものを自分で作ったりもできる。

高い評価を得て殿堂入りを果たした作品は続編も開発ができるため、自社のナンバリングタイトルを開発している最中はウキウキだ。

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名前で無限に遊べる自由度があることによって、ただ単に与えられたゲームをこなすシミュレーションではなくなっており、飽きがこない。

社員のレベルが上がると、開発できるジャンルや題材が増えていくのだが、これも要素の数がかなり多い。結構プレイしたなと思ってもまだ新要素が出てくると、うれしいものだ。例えば、もう伏線は回収しきったなと思っていた漫画で、さらに上を行く展開が現れたときみたいな。

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rio

例えなくてもわかるし、例えない方が分かりやすいよ…

500円でいいんですか…?

やり込みまくると、自社でハード開発ができるようになったり、様々な社員たちに出会うことができる。正攻法で正面からポチポチとやっていると、かなりの時間があっという間に吸い取られる神ゲーだ。たったの500円でこれだけ楽しませてくれるのだから、カイロソフトは恐ろしい

500円なんて、電車でどこか近場へ行って帰って来るだけで消えるお金じゃないか。特に何かいいことがあるわけでもない、単に移動しているだけのあの時間と同じ金額で、これだけやり込ませてくれるのか。

別に電車でなくとも、コンビニでご飯を買ったら500円は簡単に吹っ飛ぶ。馬券ならたったの5枚。それくらいのお金でこんなに遊んでしまって、逆に申し訳なくなってくる。忖度なしといいつつ企業に媚びを売っているような感じになってしまったが…本当に書き手の本心の愛です。

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rio

500円の価値を何で例えるかで、普段の生活レベルがばれちゃうね

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『ゲーム発展国++』の概要やストアリンク

ぶっ飛んでいるカイロソフトが好き

このゲームは巷でも何度か話題になっているが、伊集院光さんのラジオで取り上げられたときはひときわ盛り上がった。バズったときこそ会社としてはビジネスチャンス…の瞬間だが、なぜかカイロソフトは「ラジオで取り上げられたから期間限定で無料配布するよ!」という???な行動に出ており、そのぶっ飛び具合も彼ららしく、ファンとしては好きでたまらない

▲逆転の発想ってなに?!

2024ベストバイ②コンソール(PS5)

待ちに待った…!リアル野球ゲームの最高峰

続きまして。PS5のゲームソフトの中で、今年の個人的ベストバイは『プロ野球スピリッツ2024-2025

決してメジャーとはいえないアプリを長々と紹介した後に、次はなんだ、超有名作じゃないかと思われるかもしれない。が、我々プロスピファンはとにかく待った。待ちに待った。今年を振り返るとき、この作品に触れないわけにはいかない。

PS作品としては、前作の発売から5年。そして、今作の発売予定日も、突然の延期。もうすぐ遊べるよ!と言われてからお預けをくらったのは流石に堪えた。無事リリースされて本当に良かった

リアル過ぎる「スタープレイヤー」

スタープレイヤー

ようやく遊べる、という思いでやり込んだ今作。筆者は「スタープレーヤー」モードをやり込みまくっています。

1人のプロ野球選手として、チーム入団から引退までを体験する人気モードですが、今作ではさらに進化。

グラフィックの大幅な向上も相まって、本当に自分が野球選手になったんじゃないかというくらいの体験をすることができます。

スタープレイヤー
GameWith編集部メンバーの選ぶ「2024年のベストバイ」の画像

▲ビジュアルがガチです。球場にいる気分です本当に

筆者が最初に選んだ球団は愛すべき西武ライオンズ。長らくの西武ファンなのですが、2024年の西武は本当に弱かった。

年間91敗という歴史的な数字を残し、誰も異論を挟まないと思うのでもう一度いいますが、今年の西武は本当に弱かった

それでも、終盤は来季への希望を見せてくれたと思います。そんな球団でファンの期待に応え、私はプロ野球選手としての一歩を歩み始めました。

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rio

現実とゲームの話がごちゃごちゃだよ

1軍昇格までの苦労がガチ

しかし、やはりプロの壁は高い。(カッコつけて打撃モードのアシストをゼロにしたことが主原因だが、)思うように打てない

開幕1軍をつかめずに2軍帯同となると、そこからなかなか1軍昇格のチャンスを与えられず。

2軍での打率.270という、大卒1年目としてリアルすぎる成績を残しつつ、泣きそうになりながら全打席ちゃんとプレイしました。いつかこの経験が1軍で生きるんだと信じて…。

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▲2軍で苦しむ選手の気持ちが痛いほど分かります。早く昇格したい…

コツコツと全打席プレイしてようやく意図通り打てるようになってきた1年目の9月、ついに1軍昇格を告げられる。泣きました。夢にまでみた舞台。

ようやく西武ドームで、テレビで見ていたスターたちと戦える!しかし、1軍に上がってみると、我が西武ライオンズは大きく負け越して借金を作っている状態でした。そこまでリアルなのかこのゲーム…

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▲1軍に上がってみたら…9連敗で借金45て…

恋愛要素もあるよ

野球以外にも様々な人物たちと出会うことができ、楽しめる要素は満載。彼女ができればデートすることもできます。

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▲「ばんばんざい」のるなさん

筆者はYouTuberの森元流那さんとひょんなところで出会い、意気投合してお付き合いしてもらうことになりました。現実の森元流那さんはご結婚されていますが…(おめでとうございます)。

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▲親密度を上げるとプロポーズの選択肢も出現。1回目は普通に振られました。泣

すぐには遊びきれない大ボリューム

その他にも「白球のキセキ」や、実際のプロ野球と連動するオンライン機能などもあり、正直何年かかけてようやく遊び尽くせるレベルのコンテンツ量です。これは買いですよ。

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個人的には、応援歌作曲モードでも遊んでいます。西武ライオンズ、鈴木将平選手の応援歌を再現して満足していたら、現実の世界ではその数日後に戦力外通告を受けてしまいました…リアルは非情…。これを書いている時点では鈴木将平さんがどうなるのかわかっていないのですが、これからも元気でいてください。

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