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なぜ“待望”のリマスターなのか?『クロノ・クロス』ガチ勢がその秘密と魅力を解説
Switch PS4 PC XOne PS5
2022年4月7日 発売中
レビュー
総合点
カジュアル
ゲーマー

なぜ“待望”のリマスターなのか?『クロノ・クロス』ガチ勢がその秘密と魅力を解説

最終更新 :
なぜ“待望”のリマスターなのか?『クロノクロス』ガチ勢がその秘密と魅力を解説の画像

“待望”のリマスター記念!『クロノ・クロス』を10回以上クリアしたライターが、その独特な魅力を解説

名作ゲームのリマスターが発表されると、いつも思う。

 

「これを機に未プレイの人は是非遊んでほしい!!!!」
と。

 

というわけで、待ちに待ったリマスター版が発表された名作『クロノ・クロス』について、力の限り魅力を紹介していこうと思う。

なお、この記事ではストーリーの根幹に関わるネタバレは無し
未プレイの人も安心して読んでほしい。

また、リマスターにあたって変化したポイントについても紹介していく。

目次

そもそも『クロノ・クロス』って?『クロノ・トリガー』との関係性

40人以上のキャラクターが仲間になる!?

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『クロノ・クロス』は、1999年にプレイステーション用ソフトとして発売されたRPG

ふたつの世界を行き来するファンタジーな世界観と、40人以上のキャラクターを仲間にできるのが大きな特徴のゲームだ。

RPGではおなじみの剣士や魔法使いのようなキャラクターも居れば、「えっ、こいつ仲間になるの?」と思ってしまうような意外なキャラクターも仲間になる。

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▲中にはかなり難しい条件をクリアしないと仲間にならないキャラクターも存在する。全ての仲間を探すのも人気のやりこみ要素。

まめいるライターアイコン

まめいる

正直「初見じゃ絶対仲間にできないでしょ!」と思うほど加入条件が難しいキャラクターも居ますが、そこは古き良きRPGならではのご愛嬌ということで…。
仲間にできたときの感動はスゴい。

『クロノ・トリガー』の続編!…ではないが繋がってる?

RPG好きであれば、『クロノ・トリガー』という作品を知ってる人は多いだろう。

原始時代から文明崩壊した未来の世界まで、様々な時代を冒険するストーリーは、今なお色褪せない魅力がある。

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▲今なお愛されている歴史的RPG『クロノ・トリガー』。最近のアップデートで全画面対応・操作性も向上し、めちゃくちゃ遊びやすくなった。PC、iOS/Androidで購入可能。

『クロノ・クロス』未プレイの人は、前作が『クロノ・トリガー』だということを知らない人も居るのではないだろうか。

しかし、ここで
「トリガーの続編なんだ!じゃクロスも遊んでみようかな〜」
という気持ちで『クロノ・クロス』に手を出すと、恐らく面食らうことになるはず。

というのも、キャラクターデザインや世界観の印象がかなり違ったり、『クロノ・トリガー』に登場した場所やキャラクターがなかなか出てこないからだ。

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▲『クロノ・トリガー』は、キャラクターデザイン・世界観設定をあの鳥山明氏が担当していたことも人気の理由の1つ。

ただし、この「なかなか出てこない」という点がミソでもある。全く出てこないわけではないし、全く繋がってないわけでもない。

なので続編というよりは外伝や派生作品に近い、という表現がしっくり来るだろう。

ストーリーの項目でも後述するが、この「トリガーと繋がってなさそうで繋がってる感」こそ、『クロノ・クロス』の独特な魅力なのだ。

RPGの定番からちょっと外れたバトルシステム

雑魚でもボスでも、全ての戦闘で「逃げる」が可能!「逃げる」も戦略のうち

RPGで「逃げる」といえば、一定確率でバトルから離脱できるコマンドだ。

しかし『クロノ・クロス』の「逃げる」は100%成功する。なんとボス戦でも必ず成功する。

これだけ聞くと「なんで絶対に逃げられるの?」と思う人が多いだろう。
これには本作の独特なバトルシステムが関係している。

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▲ボス戦でも逃げられる、とは言ってもそのボスを倒したことにはならない。もう一度バトルを挑む必要がある。

まず、バトルで使う技・魔法やアイテムは全て「エレメント」と呼ばれ、好きなキャラクターに好きなエレメントを持たせることができる。

しかしこのエレメント、1度使うとそのバトル中はもう使えなくなるのだ。(一部例外はある)

つまり攻撃系のエレメントばかり編成してると回復が足りずに負けるし、逆もまた然り。
この駆け引きがめちゃくちゃ面白いのだが、場合によっては

「あのエレメント持ってこなきゃ勝てないな…」
「エレメント使うタイミング間違えた…」

となることもしばしば。
そこで役立つのが「逃げる」というわけだ。

逃げて一旦バトルを仕切り直し、まるでカードゲームのデッキを組み直すような感覚で最適解を見つけていく面白さがある。

「逃げる」というとマイナスなイメージもありそうだが、「逃げる」という選択が立派な戦略として昇華されているのは本作の大きな特徴だ。

まめいるライターアイコン

まめいる

いまだに遊ぶたび「やっぱりこのバトルシステム面白いなぁ…」と感心します。
このバトルシステムを上手く使ったストーリー上の演出もあったりして、マジで最高です。

ベースはコマンドバトルなので遊びやすい

一方で、基本となるバトルシステムはターン制のコマンドバトルに近い

一般的なターン制バトルとやや違うのは、「スタミナゲージが続く限り、好きな順番でキャラクターに指示を出せる」という点が挙げられる。

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▲HPの下に表示されているスタミナゲージが0以下になるまで、そのキャラクターを行動させることが可能。

特に「好きな順番で指示を出せる」というのがポイントで、例えば3人パーティのうち2人だけ交互に行動させる、といった変則的な動きも可能。

どのキャラクターをどれだけ動かすかの裁量を、全てプレイヤーが自由に決められるのだ。

ストーリーは賛否両論?受け取り方次第で印象が変わる

好き嫌いが分かれるけど、結論としては…

先に言ってしまうと、本作のストーリーは好き嫌いが分かれる

『クロノ・クロス』では並行世界を超える冒険が描かれるのだが、並行世界というテーマと物語後半の展開が難解なこともあり、考察や解釈次第でストーリーに対する評価が分かれてしまっているのだ。

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ただ、好き嫌いは分かれるにしても名作と呼ぶ人も多く、筆者の結論としても「やはり1度遊んでみて実際に感じてほしい」に尽きる。

筆者も実際に遊んだうえで「ここまで作り込まれたシナリオはこれまで経験がない」と感動し、“トリガー以上にクロスを好きになれた”

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▲『クロノ・クロス』のキャッチコピーは「殺された未来が、復讐に来る」。『クロノ・トリガー』をプレイした人は、すでにこのキャッチコピーから感じ取れるものがあるのではないだろうか。

緻密に練られたストーリーが好きな人には、是非とも一度プレイしてみてほしいタイトルだ。

ライターの叫び (※微ネタバレあり!)
まめいるライターアイコン

まめいる

バッドエンディングが存在するので、グッドエンディングを見れた人とそうでない人で評価が分かれちゃうのも難しいところです…。
でもグッドエンディングは色んな意味で想像を超える衝撃と感動だったので…是非頑張って見てほしいです…。(泣)

リマスターによって変化したポイント

最後に、リマスターによって追加された機能や変化したポイントについてまとめて紹介。

かなりブラッシュアップされて遊びやすくなってる印象なので、『クロノ・クロス』プレイ済みの人も是非チェックしてみてほしい。

■追加機能や新要素一覧

  • グラフィックの向上・HD化
  • 2Dイラストのリファイン
  • 『ラジカル・ドリーマーズ –盗めない宝石-』収録
  • 楽曲のリファイン・音質向上
  • ゲームスピード変更機能
  • オートバトル機能
  • エンカウントOFF機能
追加機能や新要素の詳細

グラフィックの向上・HD化

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▲キャラクターの3Dモデルが美しく。(左がリマスター前、右がリマスター版)

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▲マップ上の背景も鮮明に。(左がリマスター前、右がリマスター版)

2Dイラストのリファイン

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▲オリジナル版のキャラクターデザインを手がけた結城信輝氏が自らリファイン。さらにゲーム内設定でオリジナル版イラストに切り替えることも可能だ。(左がオリジナル版、右がリファイン版)

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▲その他の仲間キャラクターも全てリファインされている。

『ラジカル・ドリーマーズ –盗めない宝石-』収録

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今ではプレイが困難になっていた『クロノ・クロス』の原型となったサウンドノベル、『ラジカル・ドリーマーズ –盗めない宝石-』も収録。

楽曲のリファイン・音質向上

オリジナル版でもゲーム内音楽を手がけた光田康典氏により、BGMのほとんどがリファイン。

まめいるライターアイコン

まめいる

本作も『クロノ・トリガー』に負けず劣らずの名曲揃い!
個人的に好きなゲームのサントラTOP3に入ってます。

ゲームスピード変更機能

オリジナル版ではクリア後に解禁されたゲームスピード変更機能が、初めから使用可能に。

まめいるライターアイコン

まめいる

地味に見えて、かなり嬉しい機能です!
早送りに慣れすぎて通常スピードに戻れない身体になってしまったので…。

オートバトル機能

通常攻撃を自動で行ってくれる、オートバトル機能が追加。
エレメントによる攻撃は手動で使用可能だ。

エンカウントOFF機能

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なんと敵のシンボルに触れても戦闘が発生しない機能が追加。

「エンカウントOFFにしてレベル上げなくてもクリアできるの?」と思うかもしれないが、実はそんなに問題ない。

『クロノ・クロス』ではキャラクターごとのレベルが存在せず、ボスを倒して「レベルスター」を入手するとキャラクターが成長するという一風変わったシステムとなっている。

まとめ

筆者が大好きな『クロノ・クロス』の魅力をお伝えしてみたが、いかがだっただろうか。

ストーリー面も賛否両論とはいえ、だからこそクリアした人同士で語り合うのも本当に楽しいタイトルでもある。
本作のリマスターが“待望”だった理由のひとつだ。

この記事を通して、少しでも『クロノ・クロス』という作品に興味を持ってもらえたらとても嬉しい。

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GameWith編集者情報

Webサイト運営を約4年経験した後、GameWithへ。小さい頃からRPGが大好物で、特技はストーリーを読んで涙腺を崩壊させること。人生に影響を与えたゲームは「ドラク…
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名無しのゲーマー 4

3の者です。
ちゃんと確認したら変更出来るみたいですね

名無しのゲーマー 3

画面サイズが4:3じゃなくて16:9にはならかったのが残念・・・。

名無しのゲーマー 2

ケイオスリングスIII プリクエル・トリロジーをSwitchのHDリマスターのパッケージ版で遊べるようにしてほしい。

名無しのゲーマー 1

FF7.8.9のリマスター版をパッケージ版で発売してほしい。聖剣伝説コレクションみたいにまとめて。FF3,4のリメイク版も同じく。

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