暗転しないなら買う
Sony Interactive Entertainmentから発売のPS5、Steam、Epic Games対応ゲームソフト『Until Dawn -惨劇の山荘-リメイク』は、かつてPS4向けに制作された同タイトルを、最新機種及びPC対応用としてフルリメイクしたホラーアドベンチャーゲーム。
1年前に仲間が2人失踪した、とある山荘に再びやってきた8人の男女。この山荘は一晩のうちに脅威に統べられた悲惨な変貌を遂げていく。慎重に行動の選択を行い、夜明けまで生き残ることを目指そう。
フルリメイクということで、映画のような没入感のある美麗なグラフィックに加え、サウンドトラックなども新調・追加されている。ゲームはストーリー選択型となっていて、選択次第でストーリーの内容がいくつも分岐していくマルチエンディングとなっているようだ。
あの山荘での悲劇が再び訪れる...
2015年に発売された同タイトル作品のリメイク版となる本作では、やはりなんといっても臨場感の高さが魅力と言えるだろう。
「Unreal Engine 5」を新たに採用し、キャラクターモデルや風景など全体的なビジュアルが向上したのに加え、カメラ視点にも変更が加わったことでその場で同じ体験をしているかのような臨場感が更に向上している。
また、本作に触れるにあたって"バタフライエフェクト"の存在は避けて通れないだろう。
ゲームの内容に関してはプロローグを除いて変更点はほぼ無いが、それでも尚「Until dawn」というゲームタイトルでのストーリー展開は非常に魅力的であると言える。
ストーリー進行中のゲームオーバーという概念が本作には基本的に存在しないため、どんな道に進もうとその場で終わって再出発ということが無い。つまりどんな選択をしても途中からやり直すということはなく、最後までそのまま進み続ける。このシステム故に、本作の選択シ―ンは他では味わえないような緊張感があり、よりプレイヤー自身が素の感情でプレイ出来るのだ。
かくいう私も、プレイ中に一度は自分の本心じゃない選択を取り「この選択をしたらどうなるのだろう」と気になったりしていたが、いざ選択のシーンが迫るとそのような余裕は軽々と取り上げられてしまっていた。
尚、リメイク前の本タイトルで懸念されていた、残虐なシーンの際に画面が暗転し、何も見えなくなってしまうという点についても本作では見直されている。プレイヤー視点で何が起こっているのか分かりづらかった部分が改善されており、全体としてゲームの完成度も増していると言えるだろう。
常に絶えない緊張感や自分の本性がどのようなストーリー展開を作りあげていくのか。プレイして実際に確かめてみて欲しい。
コンテンツ量 3点
自由度 2点
ソーシャリティ 1点
BGM 3点
グラフィック 5点
感情移入 4点
ゲーム性 3点
コンテンツ量 3点
自由度 2点
ソーシャリティ 1点
BGM 3点
グラフィック 5点
感情移入 4点
敷居の低さ 3点
Until Dawn -惨劇の山荘-リメイクをプレイしたユーザーのレビュー。
会社 | Sony Interactive Entertainment |
---|---|
ジャンル | アドベンチャー |
ゲーム システム |
ホラーゲーム |
タグ | |
発売日 |
PS5 : 2024年10月4日
PC : 2024年10月4日
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価格 |
PS5 : 7,254円(税抜)
PC : 7,254円(税抜)
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最大プレイ人数 |
1人
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公式Twitter |
この判定基準は「メーカーが発表している必要・推奨スペック」と「CPUやGPUなどのベンチマークスコア」を基に独自の基準で算出されています。
また表示されている「プロセッサー」「グラフィック」は、メーカーの発表している必要または推奨スペックの表記を軸に近い性能のものが記載されています。