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2019年に登場して以来、世界中のプレイヤーの時間を吸い尽くしてきた『Slay the Spire』。
ついに待望の新作『Slay the Spire 2』が3月5日に発売されるが、
前作をスマホ版で400時間以上プレイし、全キャラでアセンション20(最高難度)をクリアした身としては、もう穏やかではいられない。
本題に入る前に言っておくと、
このゲームは「ちょっとした暇つぶし」のつもりで手を出していい代物ではない。
(一度ハマったら最後、眠れなくなるくらい面白いので……)
今回は、 そんな底なしの沼にどっぷり浸かった私が、本作の何がそこまで恐ろしいのか、そしてなぜこれほどまでに愛おしいのかを語っていきたいと思う。
目次
Slay the Spire
2019年6月18日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
そもそも、『Slay the Spire』ってどんなゲーム?
本作は、カードゲームとローグライク要素を融合させた「デッキ構築型ローグライク」の金字塔だ。
ローグライクとしての特徴を端的に挙げれば、「挑むたびに変化するマップ」「一度の敗北ですべてを失いスタートに戻る」「じっくり考えられるターン制の戦闘」といった要素が組み込まれている。
操作はいたってシンプルで、まずはマップを見て進むべき道を判断する。

▲「未知」や「商人」、「休憩」など、どの道を通るかがその後の展開を左右する。
戦闘が始まれば、自分のターンに手札からカードを選んでプレイする。敵を攻撃するか、あるいは身を守るために防御を固めるか。
敵の行動は事前に可視化されているため、その意図に合わせて最適なカードを選んでいく。

▲敵の頭上のマークで行動が可視化されている。

▲敵が攻撃をしてこないうちに攻撃だ!
無事に敵を倒すと、報酬として新たなカードを獲得できる。こうして戦闘を繰り返しながらデッキを強化し、より強力な敵に立ち向かっていくのが基本のゲームサイクルだ。

▲敵に勝つと、カードが1枚もらえる。カードを増やしすぎると良いカードが引ける確率は低くなる。時には「スキップ」も必要だ。
本作の大ヒットを受けて数多くのフォロワー作品(似たシステムを持つゲーム)が登場したが、本作はそのジャンルにおける先駆的な存在であり、今なお最高峰のバランスを誇る作品として知られている。
Slay the Spire
2019年6月18日 発売中
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一期一会のデッキ構築。同じ場面は二度と訪れない
本作を400時間以上プレイして思うのは、「まったく同じデッキでクリアしたことは一度もない」ということだ。

▲デッキは17枚。レリックは1つだけでクリアできることもあれば......

▲38枚ものカードと大量のレリックで、力押しでねじ伏せることもある。
マップ、カード、レリック(所持しているだけで効果を発揮するアイテム)。すべてがランダムに絡み合うこのゲームでは、安易な経験則は通用しない。提示された報酬から何を拾い、何を「拾わない」か。
その一手の選択が、数十分後の自分を救う鍵にもなれば、致命傷にもなる。この「選択の重み」が最初から最後まで途切れないことこそ、本作の面白さの核心だ。

▲最善策を取ったと思っても、簡単に倒されることも。
敗北のたびに残る「あの時、別の選択をしていれば......」という後悔は、そのまま次の挑戦の糧に変わる。
失敗を知識に変え、判断力を磨き直してまた挑む。この地道な成長の積み重ねが、気づけば数百時間を溶かしてしまうほどの没入感を生んでいるのだ。
Slay the Spire
2019年6月18日 発売中
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ポーションが命運を分ける「最後の切り札」
デッキ構築ゲームである以上、理想のカードが引けずに詰む場面は往々にして訪れる。絶望的な盤面で、プレイヤーを辛うじて踏みとどまらせるのが、ポーションの存在だ。
ポーションとは、戦闘中に使える消費アイテムだ。使うことで一時的に攻撃力を上げたり、カードを引いたりすることができる。
ポーションは敵を倒すと確率で獲得できるのだが、時にデッキの欠陥すら補ってしまうほどの破壊力を持つ。

▲ポーションは最大3つまでしか持てない。難易度が上がると最大2つまでになる。

▲ポーションを使いこなせるようになれば、初心者からは脱却だ。
特筆すべきは、このポーションが「運」を「戦略」へと昇華させている点だ。
デッキが未完成な序盤であっても、ポーションという切り札をいつ、どこで切るかの判断によって死線を越えていける。

▲防御が難しい……ポーションで一時的にパワーアップ!
この絶妙なバランス感覚が、ままならないカード運へのストレスを、ギリギリの生存競争という心地よい緊張感へと変えている。
「まだ温存できるはず」と欲張って倒れるか、それともプライドを捨ててポーションを使い切り、死地を脱するか。この判断が生死を分ける緊張感こそが、プレイヤーを熱くさせる。
Slay the Spire
2019年6月18日 発売中
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何度も挑戦して、学習すると深みにハマる
「レアカードを並べれば勝てる」というほど、このゲームのバランスは単純ではない。むしろ、コストの重いレアカードを序盤に多く抱え込めば、使いこなせずにお荷物になることも多い。

▲効果は強力だが、コストが高すぎて序盤は使うことができない
かといって、理想形を追い求めすぎてカードを全く拾わないのも、それはそれで危険だ。カードを拾わなければ、目の前の敵を倒すための火力が足りずに押し潰されてしまう。
たとえ将来的に不要になる地味なカードであっても、目先の生存のために「今必要な戦力」として拾わなければならない場面が多々あるのだ。

▲提示されたカードが今のデッキに合わなければ「スキップ」を選ぶこともあるが、取らなすぎてもデッキは弱いままだ
最初はどのカードが強いのかがわかりにくいかもしれないが、何度も挑戦するうちに「今どのカードが必要なのか」「今どのカードを拾うべきか」が分かってくる。確実に上達していくのだ。
今なお新しいシナジーやループの方法が開発されているので、無限に遊べる!......恐ろしい。
Slay the Spire
2019年6月18日 発売中
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四者四様の「戦法」がもたらす無限の再挑戦
本作に登場する4人のキャラクターは、単なる見た目の違いに留まらない。それぞれが固有の能力や専用カードを持っており、選ぶキャラクターによって立ち回りや優先すべき戦略がガラリと変わる。

▲筋力と「廃棄」を駆使するアイアンクラッド

▲毒と手数で攻めるサイレント

▲オーブを生成して戦うテクニカルなディフェクト

▲スタンス切り替えで爆発力を生むウォッチャー
特定のキャラに苦戦することもあれば、自分でも驚くほどのシナジーを見つけて快勝することもある。
キャラクターごとに立ち回りも相性の良いアイテムもガラリと変わるため、400時間を超えてもなお「次はあのキャラで、別の戦法を試してみたい」と思わせる底知れない奥行きが、この塔には備わっている。
私はサイレントの毒デッキが好きだ。じわじわ毒を溜めて、「触媒」で毒ダメージを3倍にする動きで、ボスをワンパンで倒せることもある。

▲毒を敵にふりまいて......

▲触媒で3倍に!
Slay the Spire
2019年6月18日 発売中
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「止まらない」「いつでも再開できる」という罠
本作にはアクションゲームのような時間制限はなく、一手の選択にどれだけ時間をかけてもいい。スマホ版であれば隙間時間に数分だけ進め、そのままスリープして後で再開することも容易だ。

▲エンドレスモードではすべての敵をワンパンできてしまう夢のようなプレイもできる
この「ちまちま遊べる」手軽さが、結果として「やめ時」を失わせる最大の要因となっている。
さらに恐ろしいのは、ゲームを閉じた後ですら思考が止まらないことだ。
プレイ動画を見て新たな戦略を学び、カードの評価を再考し、また塔へ戻る。プレイ外の時間すら攻略のヒントになり、気づけば一日中『Slay the Spire』のことを考えてしまう。

▲はい。“また”なんです。
手軽に始められるのに、一度潜ればどこまでも深い。このアクセスの良さと、動画や考察を通じて深まる戦略性のループこそが、400時間を溶かした沼の正体だ。
Slay the Spire
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『2』に向けて、今こそ本作を遊び尽くす時
私が全キャラクターで最高難度「アセンション20」をクリアしたとき、真っ先に抱いた感情は、
「早くアンインストールしないと......」
だった。人生が終わりかねないからだ。
まもなく発売される『Slay the Spire 2』では、待望の新キャラクターに加え、マルチプレイができる新要素など、期待を挙げればキリがない。

▲楽しみな新キャラ。

▲ショップも内装が増えて豪華に。
また楽しすぎて眠れぬ夜が来るのは怖いが、新作がどんな進化を遂げようとも、前作で培った「知識」と「判断力」は、必ずや次なる塔での武器になるはずだ。
もし未プレイの方がいるなら、ぜひ今のうちに『Slay the Spire』を触ってみてほしい。
今から遊び尽くしておくことは、来るべき新作を最大限に楽しむための、最良の準備になるはずだ。
この終わりのない、しかし最高に充実した地獄の入り口で、あなたを待っている。

Slay the Spire
2019年6月18日 発売中
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おまけ:塔を登り始める人へ贈る、生存のためのTIPS
最後に、これから塔に挑む人、あるいは道半ばで倒れそうな人へ、400時間の試行錯誤から得た「生存の知恵」をいくつか共有しておきたい。
「カードを拾わない」という勇気を持つ
カードが増えれば増えるほど、本当に必要なカードを引ける確率は下がる。今のデッキの勝ち筋を邪魔するカードなら、たとえレアであっても「スキップ」する勇気も必要だ。
「カード削除」も大切な強化の一つ
初期装備の「ストライク」や「防御」は、物語が進むほどお荷物になる。ショップやイベントでは、これらを「削除」してデッキの純度を高めることも大切だ。
ポーションは惜しまず使う
強力なポーションをボスのために温存して、道中の敵で死んでしまっては元も子もない。「ここで使えばHPを温存できる」と思ったなら、迷わず使い切るのが鉄則だ。
エリートを恐れるな!
マップ上の強敵(エリート)は、戦況を劇的に変える「レリック」を落とす。体力が許す限り積極的に挑み、自分を強化していこう。ちなみに、同じエリートは連続して出てこない。一度戦えば、次のエリート戦の相手が誰になるかある程度予測がつくので、対策を立てよう。
第1層は「?」よりも敵との戦闘を優先する
「?」マス(未知)は、敵が出るか、宝箱が出るか、カード削除や体力回復などができるイベントが起こる。
序盤の体力が多いときに回復イベントを引いても恩恵は少ないので、まずは雑魚敵と戦ってカードを拾い、デッキの軸を固めることが先決だ。
敵は4匹目から強くなる
1層では、敵が4匹目から強くなるので、その前に序盤用アタックカードをゲットし、アップグレードもできるとスムーズに進めるはずだ。
Slay the Spire
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GameWith編集者情報

| 大好きなゲームは『MOTHER2』。初めてクリアしたのは『マール王国の人形姫』。最近はSlay the Spireにハマり、A20を全キャラで攻略済。お酒とご飯が大好き。 |
Slay the Spire
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今後発売の注目作をピックアップ!
2026/04/24 発売
/PC/Xbox
プラグマタ
7,264円(税抜) 2
2026/03/13発売
/PC/Xbox
モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~
6,920円(税抜) 3
2026/03/27 発売
ライフ イズ ストレンジ リユニオン
6,800円(税抜)




