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【この記事でわかること】
・『FFレゾナンス』の魅力は?クリアしてのプレイ感
・体験版と製品版で印象は変わった?
・どんな特徴がある?実際にプレイして気づいた魅力

ゲーム以外ではギターが趣味だが、夜な夜な取り憑かれたようにゲームのBGMを演奏しだす厄介な習性がある。
ファイナルファンタジー レゾナンス
2026年10月22日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
『FF』らしさを詰め込んだ新作RPG。製品版を60時間弱遊んで感じた魅力をお届け

『FF』シリーズ最新作『ファイナルファンタジー レゾナンス』が、いよいよ発売された。
本作は、スマホゲーム『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(FFBE)』の1stシーズンをベースに、“もし『ファイナルファンタジー』がドットのまま進化を遂げていたら”というコンセプトのもと、家庭用RPGとして再構築した作品だ。



久しぶりのドット絵+王道RPGシステムを採用した『FF』ということで、体験版配信時点からじわじわと盛り上がりを見せていたが、製品版が発売されると瞬く間にSNSで好評の声が広がった。Steam版ではピーク時の同時接続数が4万人を突破し、ユーザーレビューで「圧倒的に好評」を獲得するなど、ロケットスタートを決めている。
※2026年10月29日(木)時点。
かく言う筆者も製品版のリリースを心待ちにしていた1人。Steam版でゲーム開始から常に最高難易度で、クリア後要素の一部まで含めて60時間弱ほど遊んだので、改めて本作の魅力や、体験版と製品版で印象が変わったことなどを紹介していく。
先に言ってしまうが、本作は2D RPGとしてめちゃめちゃ面白い。レビューを書いている今も、原稿を投げ出して続きをプレイしたい衝動を必死にこらえている。また、本稿ではストーリーの直接的なネタバレはしていないものの、画像などで一部のボスや終盤の要素などに触れているため、まっさらな状態でプレイしたいという人は注意してほしい。
ファイナルファンタジー レゾナンス
2026年10月22日 発売中
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「こういうのがいいんだよ」がずっと続く。ワクワクが止まらない
声を大にして言いたいのが、筆者は『FFレゾナンス』を常にワクワクしながらプレイできたということ。
その理由は、本作が「こういうのがいいんだよ」をひたすらお出ししてくるからに他ならない。あまりにも「こういうのがいいんだよ」が続くものだから、プレイしている最中、ずっとニヤケ顔で「ウンウン」と頷いていたほどだ。

まずはストーリー。“クリスタルを巡る物語”という時点で、すでに「こういうのがいいんだよ」という感じではあるのだが、8つあるクリスタルはそれぞれ作中世界の各国に点在しているため、クリスタルを追う=新たな国へ行くという形で進行していく。

新たな国に行けば当然新たなマップ、新たなキャラクター、新たなドラマが展開される。1つ1つのドラマはいかにも王道といった内容でわかりやすく、テンポ良く進む。そのうえ、要所では「シネマティックピクセル」と呼ばれるドット表現を用いたムービーシーンが挿入され、中盤~終盤にかけてはアッと驚くような展開も用意されているため、終始夢中になってプレイできた。

夢中になれるからこそ、「次の国ではどんな出会いやドラマが待っているんだろう」という期待感を持って進められる。その期待感に応えてくれるから、ワクワクが止まらないというわけだ。

▲ワールドマップやダンジョンは十分な広さがありつつも、広すぎず、テンポ良く先に進んでいける絶妙な塩梅。
ストーリーに夢中になれるのは、キャラクターの魅力によるところも大きい。
旅の道中、随所で挿入される仲間たちのやり取りは、時にコミカルに、時に意味深に描かれ、仲間たちの関係性や空気感がダイレクトに伝わってくる。

もちろんシリアスなシーンはバッチリ決めてくれるのだが、全体的な会話の雰囲気は明るく軽快。おかげでストーリーを読み進めるのにあまりカロリーを消費せず、サクサクと進められた。この辺りのプレイ感は、本当にドット絵時代の『FF』を遊んでいるかのようで、“懐かしいのにワクワクする”という、唯一無二の感覚が味わえる。

▲主人公のレインが必要以上に悩んだり落ち込んだりせず、真っすぐに突き進んでくれるため、プレイヤーも気負わず作品に没入できる。
「パラデイアの六盟傑」たちも、魅力的な敵キャラクターとして筆者の心を鷲掴みにした。それぞれが複雑な事情や主人公サイドとの関係性を持ち、少しずつ謎が明かされていく中盤以降は、敵なのに出てくるたびに好感度が上がっていったほどだ。


▲最終的には仲間たちも六盟傑も、全員好きになれた。特にリドとジェイクの夫婦漫才(っぽいやり取り)や、渋すぎる常闇がお気に入り。
ワクワク感という点では、これでもかと散りばめられたセルフオマージュ要素も欠かせないだろう。
これは体験版と製品版で印象が変わった部分でもある。体験版の範囲では、後述する「ビジョン」をはじめ、定番のギルガメッシュなどド直球なものが目立っていた。しかし製品版をプレイしてみると細部にまで盛り込まれた小ネタの多さに驚かされる。



懐かしすぎる敵モンスターがポンと出てきたり、反乱軍の象徴が「のばら」だったり、「モブリズ飛空艇工場」「ティンバー鉄道」といった聞き覚えのある地名が出てきたりと、とにかくあらゆる場所にシリーズネタが盛り込まれているのだ。

▲序盤で戦う「リクイドサンダー」は『FFⅤ』に登場した「リクイドフレイム」のそっくりさんだ。いつか全属性が揃う日が……来るかもしれない。
▲ただ懐かしいだけでなく、敵の弱点やギミックなど、記憶の中にある「こいつと言えばこれ」がしっかりと再現されているのがたまらなく嬉しい。まさに「こういうのがいいんだよ」である。
こういったオマージュ要素を見つけてニヤリとできるのも、本作の大きな魅力。この点も“懐かしいのにワクワクする”プレイ感を強調していると言えるだろう。「これに気付くの、俺くらいしかいないだろ……。」みたいな細かすぎるものまであり、新しいオマージュ要素を見つけるたびに開発チームの「FFシリーズへの愛」が感じられ、思わず嬉しくなってしまうのだ。
ファイナルファンタジー レゾナンス
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自由度の高いビルド構築が楽しい。育成の沼から抜け出せない
バトルはサイドビューのターン制コマンドバトルを基調としたシンプルなものだが、「ブレイク」と育成要素の「ビジョン」によりできることがとにかく多い。

ブレイクは、敵ごとにHPとは別に用意された「ブレイクゲージ」を削りきることで敵の動きを止めたり、与えるダメージを増やしたりできるシステムだ。さらに、ブレイクしたキャラが追加ターンを得られる。敵全員を同一ターン内にブレイクすると「フルブレイク」となり、仲間全員が追加ターンを獲得するほか、特殊な必殺技「レゾナンス」が発動可能だ。

攻撃にはそれぞれ、HPへの攻撃力とブレイクゲージへの攻撃力が設定されており、例えばブレイクゲージを大きく削れるがHPへのダメージは小さいといった攻撃や、その逆のような攻撃がある。これに加えて弱点属性ならブレイクゲージへのダメージにボーナスが乗るといった仕様もあるものの、かと言って弱点属性を突くことが必須のバランスにはなっていない。
特定の要素があれば有利になることはあっても、それがなければ不利になるほどではないという、懐の広いバランスのおかげで、かなり柔軟に戦術を構築できる。

そんな“シンプルながら懐の広いバトルシステム”に、自由度の高い育成システム「ビジョン」が組み合わさるわけだが、これが「こういうのがいいんだよ」を通り越して完全に底なし沼。
バトルと育成は体験版の時点でも楽しいと感じていたが、製品版になって仲間やビジョンの数が増えたことで面白さが爆発した。特に『FFⅤ』が好きな人は間違いなくハマると思う。

ビジョンをシリーズファン向けにざっくり説明すると「『FFⅤ』のジョブと『FFⅥ』の魔石のいいとこどりをして進化させた」システムだ。
『FF』でジョブと言えば白魔導士や黒魔導士、シーフ、モンクなどが定番だが、ビジョンは歴代『FF』キャラクターの力を借りる形になっているのが大きな特徴。つまり本作では、タンク役のナイトにあたるのは初代『FF』のウォーリアオブライト(光の戦士)であり、敵の持つアイテムを盗めるシーフにあたるのは『FFⅨ』のジタンなのだ。

▲なんとなくスマホゲームっぽいなと感じるかもしれないが、なんだかんだ言って“歴代シリーズキャラと一緒に戦える”のはシンプルにテンションが上がる。
ビジョンには「そのビジョンを装備している間だけ使える技・アビリティ」と、「ビジョンのレベル(MR)を上げることで習得でき、習得後は他のビジョンに付け替えてもコスト制で使い回せるアビリティ」が用意されている。
そしてビジョンを持たせる仲間キャラクターたちも、それぞれ異なるステータス傾向やレベルアップ等で習得する技を持っているため、「どの仲間にどのビジョンを持たせ、どのアビリティをセットするか」によって多彩なビルドが構築できるというわけだ。

中でも2回コマンド選択できる「Wアームズ」、2回技を選択できる「Wアクション」を習得してからは宇宙。魔法剣系の技が2回発動するようになる「魔法剣二刀流」と組み合わせることで『FFⅤ』の「魔法剣+にとうりゅう+みだれうち」を疑似再現できたりもする。選択した魔法を4連発する「まほうみだれうち」も相当強く、他にも筆者が発見していないだけで、もっと強いビルドがあるのだろう。

▲『FFⅤ』最強と言っても過言ではなかった戦法だが、『FFレゾナンス』でもしっかり強い。「ものまね」や「クイック」に近い要素もあり、そのうえ「ダメージ限界突破」まであるので、原作よりヤバいかもしれない。
アビリティの装備制限は、総コストが最大516、装備枠が8枠。こうした制限がかなり絶妙で、自分なりの最強ビルドを組むために日夜頭を悩ませることになる。
面白いのが、各ビジョンを最大レベルまで育成すると、そのビジョンで習得できるアビリティを全て内包した「マスターアビリティ」を獲得できる点。個別に装備するよりコストが安いのはもちろん、複数のアビリティを1枠に圧縮できるため、ビルドの幅が格段に広がるのだ。

総コスト516にするためには全ビジョンを最大レベルにする必要があり、必然的にレベル上げ作業が発生するわけだが、各地にレベル上げしやすいポイントが用意されており、驚くほど簡単に育成できる。こうした「稼ぎ場」は、とあるサブクエストを追っていくだけで気づける作りになっているため、特に意識しなくてもクリアする頃にはある程度育っていたというプレイヤーも多いだろう。


また、本作には「物理攻撃が得意なキャラクターが装備できる魔法攻撃力の高い武器」や、その逆に「魔法攻撃が得意なキャラクターが装備できる物理攻撃力の高い武器」が存在。これらを装備すると、装備や育成の状況によっては「魔法攻撃タイプのキャラクターよりも、物理攻撃タイプのキャラクターの方が魔法攻撃力が高くなる」といったケースが発生し、かなり自然に「本来物理タイプのキャラクター」に「魔法タイプのビジョン」を装備できるようになっている。


育成や付け替えの導線が巧みなため、普通にプレイしているだけでいつの間にかビジョンの沼に腰まで浸かってしまうという寸法だ。こうなるともうストーリーそっちのけで「これも試したい」「あれも試したい」という欲望が止まらなくなる。そんな気持ちに応えてくれるのが、各地に用意された寄り道要素だ。

各大陸にはビジョンが入手できる祠や、強敵とのバトルに挑める洞窟が複数存在する。これらはすぐに行かなくてもストーリー進行には影響がないのだが、ビジョンの沼に浸かっているプレイヤーにとって、新しいビジョンは一刻も早く欲しいもの。そして新しいビジョンを活かしたビルドを組めば、それを試したくなるもの。そんな時、ちょうどいいところに強敵が出てくるわけだ。見事な流れでプレイヤーのやりたいことを叶えてくれるため、プレイしていてずっと気持ちがいいし、ワクワクが止まらない。

▲各大陸には基本的に3つずつビジョンの祠が点在している。新しい大陸に来たら、とりあえず端まで踏破して祠を巡るのが定番になるだろう。

▲飛空艇を手に入れると、「あれもやりたい」「これもやりたい」という欲望はさらに加速する。
ファイナルファンタジー レゾナンス
2026年10月22日 発売中
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まとめ

あらゆる要素が先への期待感をもたらし、その期待に応えるものがお出しされ続ける傑作。2D RPGが好みであれば、プレイ中ずっと「こういうのがいいんだよ」と唸ることになるだろう。
筆者はRPGというジャンルにおいてワクワク感は大事だと考えており、終始ワクワクしっぱなしでプレイできた本作に心からの拍手を送りたい。
難点を挙げるとすれば、全体的に高水準ではあるものの、「突出した新しい何か」はないということだろうか。「とにかく最先端のゲームが遊びたいんだ!」みたいな気持ちでプレイすると刺さりにくいかもしれない。

作品ごとに特徴が大きく変わる『FF』シリーズにおいて、各タイトルから要素を継承・発展させつつ、「FFらしさ」が詰まった1本のゲームとしてまとめ上げているのも見事の一言。
『FF』シリーズ経験者はもちろんのこと、シリーズ未経験の人にも、はじめての『FF』として強くおすすめしたい。元ネタを知らないと楽しめないということは全く無く、『FFレゾナンス』から始めて、あとから過去作をプレイして「これってこの作品から持ってきた要素だったんだ!」と発見するのも楽しそうだからだ。

ベースとなった『FFBE』については残念ながらサービス終了しているが、メインストーリーや一部の図鑑などが閲覧できる「メモリアル版アプリ」が配信されている。『FFレゾナンス』を遊んだ後に『FFBE』のメモリアル版アプリに触れてみれば、また違った発見があるかもしれない。
こんな人におすすめ
- FFシリーズに思い入れがある人(特にFFⅤ)
- ワクワクするゲームが好きな人
- RPGでバトルやビルド要素を重視する人
改めて、『ファイナルファンタジー レゾナンス』はSwitch2,Switch,PS5,PC,XBOX Series X|S向けに発売中。ぜひプレイして、ワクワクに満ちた冒険を楽しんでほしい。
ファイナルファンタジー レゾナンス
2026年10月22日 発売中
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発売日など基本情報
| 発売日 |
Switch2: 2026年10月22日 Switch: 2026年10月22日 PS5: 2026年10月22日 PC: 2026年10月23日 XBOX: 2026年10月22日 |
|---|---|
| 販売元 |
SQUARE ENIX |
| ジャンル | RPG |
| 対応ハード | Switch2 / Switch / PS5 / PC / XBOX |
| 価格 |
Switch2 : 6,980円(税抜)
Switch : 6,980円(税抜)
PS5 : 6,980円(税抜)
PC : 6,980円(税抜)
XBOX : 6,980円(税抜)
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| 公式HP | |
| 公式X |
LOGO ILLUSTRATION:© YOSHITAKA AMANO
ファイナルファンタジー レゾナンス
2026年10月22日 発売中
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GameWith編集者情報

| 幼少期に初めて遊んだ『SaGa2秘宝伝説』でゲームにハマり、『メモリーズオフ』でオタクになった甘党おじさん。 レトロゲームを買い漁るのが好きで、購入した中古ソフトをクリーニングする作業が至福の時間。 ゲーム以外ではギターが趣味だが、夜な夜な取り憑かれたようにゲームのBGMを演奏しだす厄介な習性がある。 |



