
Ubisoftから2026年7月9日(木)に発売された『アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ』は、海賊の黄金時代のカリブ海を舞台にしたアクションアドベンチャー。
シリーズ屈指の名作として知られる『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』のリメイク作品で、最新のAnvilエンジンを使ってグラフィックを一新。バトルやアクティビティが進化し、新要素が追加されている。
何を隠そう『アサクリ』シリーズの本編全作品を遊んでいる筆者も、もっとも好きなシリーズ作品を聞かれたら迷わず『ブラック フラッグ』と答える。

ありがたいことに今回は先行プレイの機会をいただいたので、オリジナル版と比較しながらレビューしていく。クリアレビューではあるが、ネタバレには配慮しているので安心して読み進めてほしい。
※今回掲載している動画・画像はPS5にてグラフィックモードをクオリティにしてキャプチャーしています。
目次
アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ
2026年7月9日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
『アサシン クリード』とは?
さまざまな時代や地域を舞台に、世界中の人々をマインドコントロールで支配しようとする「テンプル騎士団」とその野望を阻止する「アサシン教団」という2つの組織の対立を描いた作品。
数多くの作品がリリースされているが、前作『アサシン クリード シャドウズ』から追加された「アニムスハブ」によって登場人物や時系列などがまとめられ、未経験者もひと目でわかりやすくなった。

▲アニムスハブは『アサクリ』の情報サイトのようなもの。
『3』以降のシリーズであればナンバリングは気にせずに、どれから始めても問題ない。
アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ
2026年7月9日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
海賊とアサシンの2つの顔を持つ男の物語

ケンウェイは海賊でありアサシンでもあるという異色の主人公。立場も少し特殊…というか厄介な立ち位置で、それゆえ従来のシリーズとは違ったストーリー展開が魅力だ。

なお、本作では主人公の声優が花輪英司さんに交代している。正直、懸念していた点ではあったが、プレイしてみると杞憂に過ぎなかった。
オリジナル版の渋くてダークな感じもいいし本作の飄々としたのもハマっていて、優劣を付けるものではなく、筆者は両方のケンウェイが「あり」だと思う。

物語を彩るキャラクターたちも、月並みな表現だが魅力的。個人的にはスティード・ボネットとルーシー・ボールドウィンが好きだ。

ストーリー展開に変更はないが、オリジナル版の発売から13年も経っていて忘れているところもあり、新たな気持ちでプレイできた。皆さんもオリジナル版のプレイ経験の有無に関係なく楽しめるはず。
オリジナル版からの変更点としては、「現代編」がカットされていること。ストーリーがよりスムーズに進められるのはメリットだが少し残念。
とはいえ、『3』を最後に固有の主人公は存在せず、プレイヤー自身が主人公として進んでいく形式に変更になり、前述した「アニムスハブ」もあるため困ることはないだろう。
余談だが見知った風景の中で建物に登っていくなど、より身近に「アサシン」を感じられる現代編は好きだった。これだけで1作あってもいいと思えるほどだ。

▲初代『アサシン クリード』の現代編のワンシーン。

本編ではないサイドクエストには新しいものが追加されており、とくに戦友「黒髭」の話はいかにも海賊らしい本作ならではの楽しさがあった。
アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ
2026年7月9日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
当時の体験はそのままに、さらに遊びやすく
リメイクの良いところは、洗練された最新のUIやシステムで過去作が遊べる点。本作も最新のシステムに準拠する形でUIや設定を変えられる。

難易度設定は戦闘、ステルス、海戦、アクティビティと個別に細かく変更可能。筆者はデフォルト設定で遊んだが、たとえば海戦だけが苦手でほかの難度は下げたくない場合でも、個別に変更してプレイヤーごとに最適な遊びができるのはうれしい。

海中での探索がわりとシビアなイメージがあったので、酸素切れを気にせず探索できる「無制限酸素」機能はかなりありがたいと感じた。
アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ
2026年7月9日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
空気まで感じられる圧倒的グラフィック

いまでもオリジナル版(PS3)のグラフィックは綺麗な方だと思っているが、やはり本作は桁違い。潮風や火薬のにおいが伝わってきそうなほどだ。
筆者が思うに、最近のいわゆる「美麗グラフィック」と呼ばれる作品は夜や暗めのシーンが多い印象なので、明るいシーンのハイグラフィックな作品は新鮮に感じる。
暗いシーンでも印象的なものが多く、嵐のシーンはまるでその場にいるかのような迫力。難しいと言われる水面や波の表現も非常に自然で 、舵を切る時は緊張しっぱなしだった。
▲イヤホンやヘッドホンでプレイして臨場感を味わってほしい。
グラフィックが綺麗ということは、ゲーム内の美しい景色や戦闘シーンを自由に撮影できるフォトモードが捗るということだ。イルカの群れや水中の撮影など海だけでもさまざまなロケーションがあって本編がなかなか進まない。


前の項で説明した「無制限酸素」機能は水中で撮影したいときにもおすすめだ。
アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ
2026年7月9日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
ド迫力の海戦が楽しすぎる!
本作の醍醐味は、やはり海戦だろう。前述したグラフィックが綺麗になったことで迫力が増している。
システムを見直したことで遊びやすくなっていて、誰でも伝説の海賊気分が味わえるようになった。
たとえば、おもに弱点部分を攻撃する際に使う回旋砲は『アサシン クリード ローグ』のように手動照準に変更。使いやすいので使用頻度も高くなり、戦闘全体がスムーズに進行するようになったと感じた。

また、船の装備にセカンダリ(サブ)攻撃が追加され、攻撃の幅が広がった。オリジナル版の海戦は少々クセが強いイメージだったが、船の操作性も改善されているのでかなり遊びやすくなっている。

敵船を攻撃して動けない状態にすれば、乗り込んで制圧することもできる。 多人数同士でのバトルは、アサシンらしからぬ派手な戦いで海賊らしさを感じられる場面。筆者はわーっと乗り込む瞬間がワクワクして好きだ。

制圧後は、物資を奪ったり自分の船の修理にあてたり、自身の艦隊に加えることも可能。 しかし、あまり暴れすぎると手配度が上がり「海賊ハンター」に目をつけられて追いかけまわされるので注意しよう。

宝や報酬として手に入れたアイテムで船の外見をカスタマイズし、自分好みの見た目に変えよう。

▲ちなみに、この帆の柄で「あのアサシン」が頭に浮かんだ人は、かなりこのシリーズを遊んでいる人だ。
アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ
2026年7月9日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
操作感覚は最新作に準拠

ケンウェイの移動やパルクールの操作感覚は、現時点での最新作『アサシン クリード シャドウズ』に近い。隠密時のイーグルビジョンなどシステムもほぼ同じと思っていい。シリーズおなじみのイーグルダイブも健在。いつ見ても美しい。

バトルに関しても最新のシステムを踏襲しつつ、2刀や銃、ロープダートを用いた特徴的な戦い方ができる。
細かい気づきとして、オリジナル版と比べてロープダートの解放時期が早いので進行の助けになった。また、アサシンブレードでの通常攻撃が廃止になっていた。
アサシンブレードでチクチクする戦いも楽しかっただけに残念だが、暗殺時は使用しているので武器自体がなくなったわけではなさそうだ。

隠密主体の作品でないこともあってか、バトルは比較的ゴリ押しでもなんとかなると感じた。
爽快感を重視している印象で、シリーズ未プレイの人であってもそれほど苦労することはないように思う。
アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ
2026年7月9日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
寄り道要素は本編くらい遊べる!?


やり込みや寄り道の要素も豊富で、すべて遊ぼうと思うと本編以上に時間がかかるかもしれない。
「伝説の船」との戦いは本編以上に歯応えを感じられる仕様となっており、最後まで進めるとあの船と対峙することになる。苦労した思い出があるので、しっかり準備して挑戦してほしい。
拠点であるグレート・イナグアでは、出会った執事に協力して美術品や財宝を集めるサイドクエストが新たに追加される。


集めたものは飾って眺められるので、収集癖をくすぐられ全部集めたくなる。ちらっと見えている骸骨は…ぜひ自分の目で確かめてみてくれ。

名作をいまのハードで遊べるだけでもうれしいのに、さらに進化して新たな体験ができるなんて…仕事どころではないくらい楽しませてもらった。
シリーズ未経験者やオリジナル版を遊んでいない人でも、ここからハマっていけるほどの作品になっていると断言できるので、少しでも興味を持ってくれたなら、ぜひ遊んでほしい。
アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ
2026年7月9日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
GameWith編集者情報

| 作詞・作曲など音楽活動もこなすライター。PlayStationのタイトルをトロコンまで遊ぶトロフィーハンターでもある。珈琲・紅茶・お酒(特に日本酒)がゲームと同じくらい大好き! |
発売日など基本情報
アサシン クリード ブラック フラッグ RE:シンクロ
2026年7月9日 発売中
各ストアで詳細をチェック!
その他の新作ゲームもチェック!
今後発売の注目作をピックアップ!
2026/07/30発売
/PS5/PC
ほの暮しの庭
8,200円(税抜) 2
2026/07/24 発売
/PC/PS5
凶乱マカイズム
8,200円(税抜) 3
2026/08/07 発売
MARVEL Tōkon: Fighting Souls
7,254円(税抜)




