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この記事でわかること
・「一発ネタ?」アクションとしての完成度を検証
・ソウルライクとしての手応え、リアルな評価
・実際の「良かった点、気になった点」を凝縮
大剣を口にくわえたスピノサウルスが、同じく武器を構えた敵恐竜たちと死闘を繰り広げる。
SNSやトレイラーで公開されたそのあまりにもインパクト抜群な絵面から、配信前より大きな注目を集めていたアクションRPG『Dinoblade』。
「一発ネタのバカゲーなのでは?」 「ソウルライクと謳っているけれど、アクションゲームとしての完成度はどうなの?」
そんな疑問を抱いているゲーマーに向けて、本記事では実際にプレイして見えた本作の真価をリアルにレビューしていく。
目次
『Dinoblade』とは? 太古の荒野で繰り広げられる異色のソウルライク

『Dinoblade』はTeam Spino LLCが開発を手掛けたタイトルで、PC(Steam)向けに2026年7月24日より配信されたアクションRPG。発売前にはウィッシュリスト数50万件を超えており、発売後も高評価を得ている人気タイトルだ。
日本語のインターフェースおよび字幕に対応しており、クリアまでの想定プレイ時間は4〜10時間程度。
広大なオープンワールドではなく、ステージを順番に攻略していくテンポの良い一本道構造を採用している。
物語の舞台となるのは、壊滅的な大災害によって環境と生態系が変貌を遂げた太古の世界。プレイヤーが操作するのは、巨大な大剣を携えた若きスピノサウルスだ。
プレイヤーの目的は、各地を支配する凶暴な頂点捕食者(アルファ)たちを撃破し、荒野の過酷な謎を解き明かしながら「種の絶滅」を阻止すること。
宿敵となる敵恐竜たちもまた、大鎌やハンマーといった巨大な武器を手に主人公の前に立ちはだかる。
「恐竜×近接武器」という一見するとシュールな設定でありながら、過酷な太古の生存競争を描く本格派アクションとして作られているのが本作の大きな特徴だ。

▲大剣をくわえた恐竜がマップを駆け回る姿は唯一無二。
恐竜×大剣は伊達じゃない!異色すぎるビジュアルがもたらすアクションの爽快感
本作の最大のフックである、恐竜が武器を持って戦うというビジュアル。
プレイする前は「絵面のインパクトだけに頼った一発ネタなのでは?」と一瞬頭をよぎったが、実際に触ってみるとその懸念はなくなった。
恐竜の特徴を活かしたアクションがカッコいい
単に恐竜のモデルに武器を持たせただけではなく、「それぞれの恐竜の身体的特徴や生態」と「武器の特性」が見事に融合したモーションが緻密に作り込まれており、アクションとしての完成度とカッコよさがズバ抜けているのだ。
例えば、巨体と圧倒的な筋力を誇るティラノサウルスは、口にくわえたバカでかい大剣を豪快に投げつけてくる荒々しい攻撃を仕掛けてくる。
小型の恐竜たちはその素早さを活かし、刀を用いた俊敏な連撃でプレイヤーを翻弄してくるなど、種族ごとの立ち回りの変化が実に面白い。
中でも思わずクスッと笑いつつ感心してしまったのがブラキオサウルスだ。
口に巨大な大木を咥えていて「どんな大木アクションが来るんだ!?」と身構えさせられるのだが、いざ戦闘が始まると攻撃のメインは圧倒的な質量による「踏みつけ」という力技。
一見するとシュールでコミカルな絵面でありながら、「いや、確かにブラキオサウルスなら脚で踏むのが一番強いよね」という謎の説得力があり、プレイ中の大きな見どころとなっている。
恐竜離れしたド派手アクションに病みつき
さらにプレイヤーを魅了するのが、「本当にお前は恐竜なのか!?」とツッコミを入れたくなるほどスタイリッシュでファンタジーなアクションの数々だ。
▲「洗練された侍の一閃」を思わせる、俊敏で美しい必殺技
大剣から鋭い斬撃を遠方へ飛ばしたり、叩きつけた衝撃波で地面を豪快にえぐり取ったりと、主人公や敵が放つスキルはどれも非常にド派手。
主人公のスピノサウルスが繰り出すこれらの大剣アクションは、巨体を活かした重厚感とアニメライクな爽快感が絶妙に両立されており、敵の攻撃を掻い潜って一閃を叩き込む感覚は病みつきになる。
出落ちどころか、「恐竜×近接武器」というロマンを本気で追求したビジュアルとアクションの融合体験こそが、本作最大の魅力と言えるだろう。
「ソウルライク」としての手応えは? 期待と実際のプレイフィールのギャップを検証
「恐竜×大剣」というド派手なビジュアルに目が行きがちだが、アクションゲームとしての骨組みは想像以上にしっかりとソウルライクしている。
適当にボタンを連打して大剣を振り回すだけでは、道中の雑魚敵にすらあっさり倒されてしまう。
相手の動きをじっくり観察し、攻撃モーションを見切って的確に対処しなければ勝利できない、歯ごたえのある難易度設計となっているのだ。
トライ&エラーの感触はまさにソウルライク
敵の攻撃には「パリィが狙える通常の攻撃」と「ガードもパリィも一切受け付けない危険攻撃」が存在する。
危険攻撃を繰り出す際には敵の体に赤いエフェクトが走るため、瞬時に危険を察知して回避運動へ切り替えなければならない。この見極めが戦闘の肝となる。

▲パリィ可能な攻撃と、不可な攻撃をコンボに織り交ぜてくる
初見のボスには何度も倒されながら、「どの攻撃がパリィ可能で、どれが赤いエフェクトのガード不可技なのか」を死んで覚えてパターンを構築していく。
このようなトライ&エラーの楽しさは、まさにソウルライクの醍醐味そのものだ。
理不尽なストレスが少ない細やかな設計
一方で、本作は数あるソウルライク作品の中でも、かなり親切でプレイヤーに優しい部類に入ると感じた。
まず何より嬉しいのが、中ボスや大ボスの直前には必ずセーブポイント(休息場所)が配置されている点だ。

▲セーブポイントは多数存在し、リスポーンポイントとなる。
死んだ後に長すぎる道中を何度も走り直す必要がなく、倒されたら即座にボス戦へリトライできるため、テンポよく攻略に集中できる。
また、回復システムも非常に快適だ。
アイテム消費なしで使える回復アクションが用意されており、発動モーションも短い。回復アクションには使用回数の制限があるものの、セーブポイントに触れれば何度でも全回復するため、リソース管理に頭を悩ませすぎることもない。
さらに、道中で手に入るスキルポイントを使った育成要素も攻略を大きく助けてくれる。HPやスタミナ上限は比較的ゆるいコストで簡単に強化可能だ。

▲プレイヤーの好みでステータスを振ることが可能。
本作はスタミナ管理が必要なゲームではあるものの、そこまで極端にシビアではない。
もし「ボスの攻撃に耐えられない」「スタミナが切れて連撃が叩き込めない」と躓いた場合でも、HPやスタミナのステータスを少し上げてゴリ押し気味に立ち回ることで、難所を突破できるようになっている。
「プレイヤースキルでの見極めが必須となるソウルライクの緊張感」を軸にしつつも、「セーブ環境と育成による救済措置」が用意されているため、ソウルライク初心者からアクション好きまで幅広くおすすめできる絶妙な調整と言えるだろう。

また、スキルツリーによる新たなスキルの取得や、ボスを倒すことで手に入る召喚技、特殊効果をもつ武器等の要素もあり、組み合わせによりプレイスタイルを変えることが可能なのも魅力の一つだ。
実際にプレイして見えた「良かった点」と「気になった点」
一通りプレイしてみて感じた、本作の魅力的なポイントと、少し惜しいと感じた部分を率直にまとめていく。
アクションゲームとしての完成度が高い
唯一無二のコンセプト 「恐竜×近接武器」という奇抜な設定だけに終わらず、種族ごとの生態や重量感を考慮したモーションやド派手なスキルなど、一本のアクションゲームとして非常に高いレベルでまとまっている。
各ボスごとに特殊パリィやQTE、トドメの演出などが用意されているのも本作のアクションをより魅力的なものにしている。
ストレスフリーで快適なリトライ環境は◎
ボス前に配置されたセーブポイントや、モーションの短い回復システムのおかげで、倒されても「もう1回!」とすぐに立ち直れるテンポの良さが素晴らしい。
ソウルライクとしては全体的にマイルド
クリアまでのプレイ時間が約4〜10時間とコンパクトで、ステータス強化による救済措置もあるため、サクッと手応えのあるアクションを楽しみたい人やソウルライク初心者の入門作として最適だ。
反面、ガチガチのソウルライクファンには物足りない可能性もある。
セーブポイントの手厚さ、育成によるHPスタミナの上がりやすさ、そして短めのプレイボリュームも含めて、歯ごたえや超高難易度を極限まで求めるハードコアなソウルライクゲーマーにとっては、少しマイルドでボリューム不足に感じられるかもしれない。
フィールドやオブジェクトの質感が気になる

▲特に木々のオブジェクトは地面に設置していなかったり、大きさが同じだったりと目立つ印象だ
アクションのアニメーションやエフェクトが素晴らしいだけに、フィールドの質感や一部のオブジェクトなどの細かいグラフィック面に「アセット感」が残っているのが少し惜しいポイントに感じた。
インディー開発ゆえの限界はあるものの、ゲーム体験自体が面白いだけにやや目についてしまった。
まとめ:『Dinoblade』はどんな人におすすめ?

『Dinoblade』は、「恐竜が大剣を振るう」という強烈なインパクトから入りつつも、中身を開けてみれば丁寧に作り込まれたアクションと親切設計が光る良質なソウルライク作品だった。
重厚な世界観や高すぎる難易度に気後れしていたゲーマーにとっても、本作の軽快なリトライ環境と育成要素は、ソウルライクの面白さに触れる最高のきっかけになるはずだ。
こんな人におすすめ!
「恐竜×大剣」というロマンあふれるビジュアルに惹かれた人
ストレスなく歯ごたえのあるアクションを楽しみたい人
サクッと達成感を味わえるソウルライクを探している人
上記の点にひとつでも当てはまるなら、ぜひスピノサウルスとなり、大剣を携えて太古の荒野へ飛び込んでみてほしい。
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今後発売の注目作をピックアップ!
2026/08/20発売
/PS4/PS5/PC/XBOX
STEINS;GATE RE:BOOT
5,800円(税抜) 2
2026/09/04 発売
/PS5/XBOX
鬼武者 Way of the Sword
8,172円(税抜) 3
2026/08/27 発売
/PS5/PC/XBOX
METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.2
6,000円(税抜)




