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Bellring Gamesが手掛ける『Mistfall Hunter』が、2026年7月30日(木)に待望の正式リリースを迎えた。
2026年6月の「Steam Next Fest」期間中には43万人を超えるプレイヤーがオープンβテストに参加するなど、発売前から大きな注目を集めたタイトルだ。
そんな本作の正式版をプレイさせていただいたので、その魅力をお届けしよう。
目次
『Mistfall Hunter』とは?
本作は、三人称視点の脱出PvPvEアクションゲームだ。最大3人でのチームプレイが基本となるが、ソロ用のモードも用意されている。

「外なる神」との戦いに敗れた神々の血が「金の霧」となって大地を蝕むダークファンタジーな世界を舞台に、プレイヤーは不死の「ゴールドハンター」として戦場へと赴き、砂金や貴重な装備などを集め、無事に持ち帰ることを目指す。
出撃を繰り返して装備や拠点を強化していくことが目標となるわけだが、脱出に失敗するとその回の戦利品はもちろん、装備まですべて失うという過酷なゲームシステムとなっている。

PvPvEということで、戦場には「腐食者」や「ミストロード」といった強力なエネミーに加え、マッチングした他のプレイヤーも存在する。
倒したエネミーやプレイヤーの遺体から所持品を略奪できる仕様となっており、強力なボスエネミーを撃破して貴重なアイテムを得るか、それとも敗れてすべてを失うかといった緊張感や、積極的にPvPを挑んだり、高所などに身を潜め漁夫の利を狙ったりといった対人戦の駆け引きが楽しめる。
ここまでで「なんだか難しそう」「友達がいないとまともに遊べないのでは?」「負けてアイテムを全ロストしたらやる気がなくなりそう」と感じた人も多いと思う。筆者もプレイ前はそういった不安を抱いていた。
次項からはより詳細なゲームの流れを追いながら、これらの点について実際にプレイしてみてどう感じたか紹介していこう。
ボス戦も対人戦も手に汗握る。緊張感が途切れないゲームサイクル

キャンプ(拠点)で準備を済ませたら、マッチングをして戦場に出撃する。
自分がソロなら相手もソロ、チームなら相手もチームでマッチングしてくれるため、「ソロでプレイしていたらチームの敵にボコボコにされた」ということはない。この点は安心してほしい。また、チームについてはフレンドと組むだけでなく不足人員をランダムマッチングで補うこともできるため、ぼっちプレイヤーでもチーム戦を楽しめる。

戦場に出たらマップを見ながら探索を進め、赤いマークの位置にいるボス、複数の腐食者に守られた宝箱、さまざまな報酬が得られるクエストに挑戦していく。
チームの場合、通話できるフレンドならボイスチャットを併用して目標を共有するのが良いだろう。野良であっても、ゲーム内の簡易チャットやマップピンなどを活用することで意思疎通は十分可能だ。

▲マップ確認中やアイテムの整理中にも時間は進んでいく。あまりモタモタしていると制限時間がなくなるだけでなく、思わぬ奇襲を受けることも。
ボイスチャットは「こっちに魔法使い用の良い装備あるよ」「回復足りないから回復薬ちょうだい!」など細かいコミュニケーションが取れるため、積極的に活用してほしい。探索の楽しさが倍増するはずだ。
ヒリついた戦いからしか得られない栄養がある。PvPならではの駆け引き

前述の通り戦場内では他のプレイヤーたちも探索しており、バッタリ遭遇してしまうことがある。戦うこともできるし、気付かれていないのなら逃げるのも手だ。
基本的にPvPはリスクが大きいので避けたい反面、勝つことができれば相手の装備まですべて奪える。同じクラス(職業)のプレイヤーを倒して装備一式をアップグレードできた時にはもうウハウハ。最高に気持ちが良い。

▲装備の多くは装備可能クラスの制限があるため、同じクラスのプレイヤーを倒すことで欲しい装備が手に入りやすいという寸法。とはいえ強い装備を持つ相手には戦力上勝ちにくいのがもどかしい。
一部のクラスが持つステルス能力を駆使したり、扉や宝箱の近くに隠れてインタラクト中(扉を開ける、アイテムを拾うなどの動作中)に奇襲を仕掛けたりといったPvPに特化した戦術もアリ。命がけの戦場に「卑怯」の文字はないのだ。

実際、筆者も扉を開けている最中にステルス状態のプレイヤーの奇襲を受けてあれよあれよという間に殺害された苦い思い出がある。そこそこ良い装備を手に入れた後だったため本気で悔しかったが、この対人戦ならではの駆け引きやジレンマは、本作の魅力の1つと言えるだろう。
やられるとツラいからこそ、逆に自分がやる側に回った時にはドーパミンドバドバ。略奪した装備で出撃を重ね、さらなる勝利を掴むか、それとも奪われるか。ヒリついた戦いからしか得られない栄養があるのだ。

▲身ぐるみ剥がしてパンツ一丁にしてやった図。気持ちよすぎる。
戦場は広いが、ボスや宝箱といった重要地点は限られるため必然的にプレイヤーが同じ場所に集まりやすく、こうした駆け引きが発生しやすくなっているのもポイント。逆に言えばボスや宝箱を避けつつ慎重に探索すればPvPを回避しやすいため、対人戦が苦手な人や装備が心もとない人も立ち回り次第で進行できる塩梅になっている。

▲足音や戦闘音でも他プレイヤーの接近を判別できるので、イヤホン・ヘッドホンでのプレイがおすすめ。BGMもダークファンタジーの世界観に合った荘厳なものになっており、聴きごたえがある。
ちなみに、野良で組んだチームの場合は「仲間同士での争い」が発生するというのも面白いところ。というのも、戦利品の獲得は早い者勝ちとなるため、良いアイテムは取り合いになってしまうのだ。
この点については、筆者としてはダークファンタジーな世界観や過酷なゲームシステムも手伝って、「生き残るためには仕方がない」と割り切って楽しめたが、気になる人もいるかもしれない。
高難易度のボス戦でアツくなれ。中毒性の高いPvE
一方で、PvE要素の目玉は何と言ってもボス戦だろう。ボスは非常に手強く、生半可な装備では数発の攻撃を食らっただけで致命傷だ。スタミナ式の回避や回復薬を総動員するのはもちろん、チームであればタンク役、補助役、攻撃役といった役割分担も重要になってくる。

▲2段攻撃で体力満タンから一気に半分以下にまで持っていかれる。このスリルがたまらない。
ダークファンタジーらしい不気味な雰囲気のビジュアルも相まって、緊張感は抜群。ソウルライクな高難易度アクションバトルが好きな人は十二分に楽しめるのではないだろうか。


▲ボス以外のエネミーも異形感たっぷり。緊張感を高めるのに一役買っている。
なお、ボス戦では結界が生成され、戦闘開始から一定時間は他のプレイヤーが横入りできない仕様になっている。PvPvEでありながらある程度ボスとの戦いに集中できるのが嬉しい。

一定時間経過後は他のプレイヤーも乱入できるようになり、横取りや奇襲に警戒する必要が出てくる。「ソウルライクならではの緊張感」と「PvPvE特有の緊張感」。異なる2つの緊張感がバランスよく融合しており、ボス戦の中毒性はかなり高いと感じた。

さらに、戦場にはミストロードと呼ばれる大ボスも潜んでいる。出撃から一定時間が経過しないと挑めないようになっているが、その強さはまさに圧倒的。時間をかけると凶暴化して攻撃パターンが変化するなど、こちらもソウルライク好きにはたまらない強敵となっている。

▲通常のボスには勝てるようになってきたので軽い気持ちで挑んでみたら成す術もなくボコボコにされた(歓喜)。こういうのが好きなんですよ。
「ソウルライクって難しそう……」と思う人もいるかもしれないが、本作ではPvEで死亡した場合1度だけ復活できるため、例えば試しに戦ってみて無理そうなら復活して戦闘から離脱するということも可能。もちろんミストロードにもチームで挑むことができるので、気軽にチャレンジしてみてほしい。

最後まで油断禁物。判断力が問われる脱出要素

そうこうして所持品が増えてきたら脱出を目指す。
脱出のためには戦場に出現する「ドリアド」を見つけて倒す必要があるのだが、その間に周囲のエネミーや他プレイヤーからの妨害に遭うことも。このため、たくさんの戦利品を持った状態、あるいは消耗した状態で歩き回ってドリアドを探すというのはかなりの緊張感を伴う。

▲神木のドリアドはちょこまかと動き回るうえ、たまに攻撃してくる。油断は禁物だ。
貴重なレジェンダリーアイテムを手に入れたのに、ドリアドのもとに辿り着く前に他プレイヤーに襲われて全滅……なんてことになったら目も当てられない。
この点に関しては最低保証として、ロストしたくないアイテムを守れる「ピピの安全バッグ」が用意されている。入れられるアイテムのレアリティに制限はあるものの、助かる場面は多い。

逆に、他のプレイヤーが撤退するのを待てば残りの時間を実質PvEとしてプレイできたりもする。残り時間や体力、戦利品の獲得状況などから適切な撤退タイミングを見極める判断力が重要になってくるわけだ。
脱出に成功したら、キャンプに帰還して無事に戦利品を獲得。この時、「密航のドリアド」で脱出した場合は獲得できるアイテムの数に制限がかかる(裏口のような扱い)。

アイテム整理やクエスト準備を済ませたら再び戦場へ向かう……というのが基本的なゲームサイクル。キャンプの倉庫に預けたアイテムは敗北してもロストしないので、こちらも有効活用すると良いだろう。
剣と魔法の高難易度バトル。MMORPGを彷彿とさせる連携が楽しい

PvPvE脱出というジャンルを見るとシューター系のゲームを思い浮かべる人が多いと思うが、本作のバトルは剣と魔法のアクションバトルとなっている。
ファンタジー世界観のアクション・RPGを多くプレイする人には親しみやすい操作感となっており、シューター系のゲームは苦手という人や、筆者のようにFPSで酔いやすい人でも手に馴染むだろう。反対に、シューター系のゲームを求めている人は、(弓の操作性が若干近いものの)物足りなさを感じるかもしれない。
また、本作の戦闘はノンターゲッティング方式が採用されている。すなわち、ターゲットをロックオンせずに攻撃するというものだ。自動補正などはなく、はじめは不便に感じるかもしれないが、慣れてくると自分の操作がそのままゲーム内に反映されるような、直感的で没入感のあるバトルが楽しめる。

▲敵の進路を読み、攻撃を置きに行くことも可能だ。バトルがより奥深いものになっている。
クラスによって戦い方やチームでの役割が変わってくるのも大きな特徴と言えるだろう。
発売時点では「傭兵」「魔法使い」「ブラックアロー」「シャドーアウル」「預言者」「ウィザーナイト」の6種類が存在し、それぞれタンク・遠距離火力・近接DPS特化・サポートといった具合に役割がハッキリしている。






さらに各クラスには2種類の武器または流派が用意されており、切り替えることでバトルスタイルを変更可能。例えば傭兵の場合、ソード&シールドなら敵の攻撃を防ぎながら安定して戦える一方、スレッジハンマーなら動きは遅くなるが強烈な一撃をお見舞いできるといった具合だ。

タレント(パッシブスキル)や装備へのジェム(能力を持つ宝石)付与による強化もあるため、同じクラスでも各々の好みや仲間との兼ね合いによって幅広い戦術を実現できる。

▲経験値を溜めてレベルアップする要素もある。敗北しても経験値は貰えるので、すべてが無に帰すわけではないのだ。
こういった戦術構築要素はソロでも楽しいが、より輝くのはチームプレイの時だろう。
特にボイスチャットを駆使して強敵と戦う場面では、「回復します!」「攻撃が後衛側に来た!タンク引き付けお願い!」といった声が飛び交い、UIの操作性も相まってMMORPGのような感覚でゲームの世界に没入できた。
充実の拠点機能。全ロストからの立て直しも

拠点となるキャンプでは、先述した倉庫のほかにも探索の役に立つさまざまな施設や機能を利用できる。
「作戦袋」は固定の装備セットを支給してくれる。回数制限こそあるものの、敗北による装備ロストからの立て直しに大いに役立つ。

回復薬等の補充ができるショップ、装備やアイテムの売買ができる取引所もお世話になるだろう。
これらの存在により、全ロストしてもある程度の戦力までの復帰は驚くほど簡単だ。特に序盤は、拾った装備より装備袋や取引所で安く売られている装備の方が強いなんてことも。無駄遣いしない程度に活用することで、スムーズにゲームに慣れていくことができる。


酒場では「凱旋の酒」を飲むことで、バフを獲得可能だ。
バフは好みのものを選択できるので、ゲームに慣れるまでは耐久力を向上させるバフ、慣れてきたら火力や移動面を強化するバフといった具合に、進度に応じた組み合わせを試してみるのがおすすめ。

スカベンジャーに依頼すると、時間経過で報酬を獲得できる。報酬の中には上記した作戦袋も含まれているので、忘れず受け取るようにしたい。
他にも工房では装備を作ったり、出撃で耐久値の減った装備を修復したりできる。


これらの施設は、探索で集めた素材を使って強化可能だ。より有利に探索を進められるので、出撃のたびに少しずつ強くなっていく感覚が得られ、次の出撃へのモチベーションになる。
まとめ

PvPvE形式の脱出ゲームに、ソウルライクな高難易度アクションバトルとダークファンタジー要素をうまく融合した意欲作。
PvPvEにも、ソウルライクアクションにも敷居の高さはあるものの、豊富な救済措置と癖になる緊張感によって、ついつい「もう1回!」と遊び続けてしまう中毒性を生み出している。
少なくとも、筆者個人としては「なんだか難しそう」「友達がいないとまともに遊べないのでは?」「負けてアイテムを全ロストしたらやる気がなくなりそう」といった懸念は杞憂に感じられた。
とはいえ「ボイスチャットで連携できるフレンドがいるかどうか」の差は感じられたので、友達と一緒に遊んだほうがより楽しめるのは間違いないだろう。

また、Steamストアの記載によれば新たなクラスやマップの追加、ルールの変化といったシーズンアップデートが実施予定とのこと。バランス調整や不具合修正も精力的に行われており、長く遊べる一本になりそうだ。
こんな人におすすめ
- ソウルライクな世界観・バトルが好き
- 銃火器よりも剣や魔法で戦うのが好き
- 安定よりもスリルを求めている
- (一緒に遊ぶ友達がいる)
上記に当てはまる人は、プレイしてみてはいかがだろうか。
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発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年7月30日 |
|---|---|
| 販売元 |
BELLRING GAMES |
| ジャンル | アクションRPG |
| 対応ハード | PC / PS5 / XBOX |
| 価格 |
PC : 2,864円(税抜)
PS5 : 2,864円(税抜)
XBOX : 2,864円(税抜)
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GameWith編集者情報

| 幼少期に初めて遊んだ『SaGa2秘宝伝説』でゲームにハマり、『メモリーズオフ』でオタクになった甘党おじさん。 レトロゲームを買い漁るのが好きで、購入した中古ソフトをクリーニングする作業が至福の時間。 ゲーム以外ではギターが趣味だが、夜な夜な取り憑かれたようにゲームのBGMを演奏しだす厄介な習性がある。 |
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