
※当記事のリンクはアフィリエイト広告を含みます。
世界的人気のアクションパズルゲーム「ぷよぷよ™」と「テトリス®」が合体した夢のコラボレーションタイトル、『ぷよぷよ™テトリス®2S』。本作のメディア向け体験会が、2025年5月中旬、東京・セガ本社にて行われた。
本作は、Nintendo Switch 2 と同じく6月5日に発売される。新モード「いっしょにぷよテト」を中心とした、数々の新要素が追加されているのが特徴だ。
▲『ぷよぷよ™テトリス®2S』ティザームービー
今回は、発売に先駆けて行われた体験会で、実際に触れてみてわかった進化の数々をレポート形式でお届けする。
特に、本シリーズをぷよぷよ派とテトリス派による“対戦ゲーム”として認知されている方には、ぜひ読んでほしい。本作では“共闘要素”によって、今までにないゲーム体験が楽しめるようになっている。
目次
『ぷよぷよ™テトリス®2S』とはどんなゲーム?
本作はセガの「ぷよぷよ™」と世界中で愛される「テトリス®」の二大パズルゲームが融合した、ハイブリッドパズルゲームの最新作。
「ぷよぷよ™」VS「テトリス®」の対戦はもちろんのこと、「ぷよぷよ™」同士や「テトリス®」同士の対戦も可能。

本作には、全12種類のバリエーション豊かなルールを収録。
おなじみの「VS」はもちろん、3人のキャラクターでチームを組んで戦う「スキルバトル」や、同じフィールドに「ぷよ」と「テトリミノ」が混ざる「ぷよテトミックス」など、個性的な遊び方も盛りだくさん。2020年発売の『ぷよぷよ™テトリス®2』で遊べるルールが、まるごと収録されている。

▲「スキルバトル」では、各キャラクターのスキルやステータスを活かした戦略を楽しめる。
シリーズファンから愛され続けているキャラクターたちも健在。アルル、アミティ、りんごなどのおなじみのキャラクターはもちろん、『ぷよぷよ™テトリス®2』から登場したマール、スクエアスなど、全40キャラクターが勢ぞろいしているのも嬉しい。

▲ルールと同じく、『ぷよぷよ™テトリス®2』に登場したキャラクターが収録されている。
さらに本作では、2人で協力してプレイする新モード「いっしょにぷよテト」が追加。1つのフィールドを2人で操作する協力プレイモードで、2人の連携が勝利のカギとなる。

そのほか、Joy-Con 2 をマウスのように使って直感的に操作できるだけでなく、視覚的に操作のアドバイスができる「ポインター機能」、ゲームソフトを持っていない友だちとも遊べる「おすそわけ通信」など、新たな機能も充実。
協力プレイやサポート機能が加わったことで、対戦だけでなく、“仲間と一緒に楽しめる”要素がパワーアップし、ひと味違った楽しみ方ができるようになっている。
新要素を試遊体験
体験会では、Nintendo Switch 2 を使って、本作をいち早くプレイできた。注目の新モード「いっしょにぷよテト」を中心に、体験内容を紹介していく。
1つのフィールドを2人で操作「いっしょにぷよテト」
新モード「いっしょにぷよテト」は、1つのフィールドに同時に落ちてくる「ぷよ」や「テトリミノ」を、2人で協力して操作する新感覚のモード。「VS」「ぷよテトミックス」「パーティー」の3つのルールで遊ぶことができる。
これまでの「ぷよぷよ™」や「テトリス®」では当たり前だった、「1人につき1フィールド」という常識を覆す、斬新な協力スタイルだ。
「ぷよ」や「テトリミノ」は画面最上部の中央から出現する。左側から出現するものはプレイヤー1が、右側から出現するものはプレイヤー2がそれぞれ操作する。ただし、「ぷよ」や「テトリミノ」が隣り合っている場合は移動できないので、例えば「ぷよ」をプレイヤー1が右側に移動させたいときには、先にプレイヤー2が右側に移動させる必要がある。

▲お互いが譲らない場合、思うように移動できないことも。これもまた一興だ。
さらに本モードには、自分の「ぷよ」や「テトリミノ」の落下スピードを遅くするボタンも追加。例えば、味方プレイヤーに先に「ぷよ」を落下させてもらってから、自分が「ぷよ」を縦に積んで「大れんさ」を狙うなど、本モードならではの戦略性が加わった。

▲落とすタイミングと場所を調整して、「ぷよ」を縦に積むこともできる。
実際に2人で「いっしょにぷよテト」を遊んでみたところ、想像以上にワチャワチャして、めちゃくちゃ笑えた。特に、「先に置いとくから、右側で連鎖を組んで!」「ちょっ、もうちょっと左に寄って!」など、プレイ中の会話が非常に盛り上がったのが印象に残っている。
なお、「テトリス®」ファンとして特に驚いたのが、夢の「8ライン同時消し」が実現できてしまうことだ。
1人でプレイする場合、一度にまとめて消すことができるのは4ラインが限界。しかし、本モードでは2人それぞれがIテトリミノ(I字型のテトリミノ)を縦に落下させることで、同時に8ラインを消すことができる。
上手く「テトリミノ」を積むのに試行錯誤が必要だったものの、まとめて消したときの達成感は格別で、思わず隣にいた相方とハイタッチするほど。この喜びも本作ならではといえる。
まるでPCのような直感操作「マウス操作」
本作はNintendo Switch 2 のマウス操作に対応しており、「ぷよ」や「テトリミノ」を直感的に動かすことができる。具体的には、Joy-Con 2 の左右いずれかを、マウスのようにスライドさせて動かすスタイルとなっている。

▲マウス操作の際は、Joy-Con 2 をマウスのように握ってプレイする。
実際に試してみたところ、操作感度は非常に良好。L、R、ZL、ZRの各ボタンがマウスの右クリック、左クリックに割り当てられており、これらのボタンを押すことで「ぷよ」や「テトリミノ」を回転させることができる。普段、マウスでPCを操作している方なら、すぐに馴染むだろう。

▲プレイヤー2人分を自分で操作する、2刀流プレイにもチャレンジ。初めてだったこともあり、思った以上に苦戦した。
驚いたのが、マウス操作から手持ち操作に切り替えた際、ゲーム内でもシームレスに操作が切り替わる点。ちょっとやってみるか、くらいの気持ちで気軽に試せるので、プレイ感の味変として遊んでみるのもおすすめだ。
なお、マウスで操作する場合は、右利きならJoy-Con 2 (R)、左利きならJoy-Con 2 (L)が自然に使いやすく、どちらの利き手でも、快適に遊べる設計になっている。
ぷよを置く場所を視覚的にアドバイス「ポインター機能」
マウス操作のもうひとつのポイントとして、味方プレイヤーに「ぷよ」や「テトリミノ」を置く場所をポインターで示すことができる「ポインター機能」も追加された。
操作しているプレイヤーとは別のプレイヤーが、半透明のポインターを使って「ここに置くといいよ!」と視覚的にアドバイスできる、画期的なシステムだ。

▲ポインターは、画面上に矢印のような形で表示される。
実際にプレイしてみると、指示がかみ合わずに戸惑う場面もあったものの、ちょっとした混乱すら楽しく、自然と会話が弾んでいった。
また、視覚的にアドバイスできる分、本シリーズに慣れているプレイヤーが、初心者プレイヤーにコツを教える場面でも役立ちそうだ。
ソフト1本で気軽に対戦「おすそわけ通信」
本作は、Nintendo Switch 2 の機能「おすそわけ通信」にも対応。『ぷよぷよ™テトリス®2S』のソフトが1本あれば、ソフトを持っていない人におすそわけして、みんなで一緒にプレイできる。

ソフトをおすそわけできるのは、Nintendo Switch 2 のみだが、ソフトの受け取りは、Nintendo Switch 2 とNintendo Switchのいずれでも可能(Nintendo Switchでの受け取りはローカル通信時のみ)である。
ソフトの所持・未所持の壁を超え、より気軽に本作を楽しめるようになったのは、革命的といえる。
また、「ゲームチャット」に参加している人と「おすそわけ通信」をして、おしゃべりしながらプレイできるのも魅力だ。

▲USBカメラを接続すれば、お互いの表情を見ながら一緒にゲームを楽しめる。
実際に試してみると、おすそわけ通信自体はすぐに準備が完了したため、スムーズにプレイできた。通信環境にもよるが、ソフトのダウンロードにあまり時間がかからないのは、利便性の面でも嬉しいところだ。
まとめ:対戦だけでなく、共闘が新時代を拓く
実際に本作をプレイして感じたのは、対戦ゲームとして親しまれてきた本シリーズが、共闘感や参加スタイルの広がりといった新たな要素を取り入れ、遊び方を大きく進化させていることだ。
競技シーンのような“ガチ感”はそのままに、初心者でも楽しめるような配慮が新機能のあちこちに感じられた。プレイ中は自然と会話が弾み、場の盛り上がりを生み出してくれる。
ゲームチャットの登場によって、オンラインでもまるで友だちの家でゲームを遊んでいるようにプレイできるのも嬉しい。Nintendo Switch 2 の発売時に、本作を仲間と共に遊びたいと心から思った。
新たな遊びのカタチを提供してくれる『ぷよぷよ™テトリス®2S』。新ハードでパズルゲームを楽しみたい人は、ぜひとも遊んでみてほしい。
その他の新作ゲームもチェック!
価格や発売日などの詳細情報
| 発売日 | 2025年6月5日 |
|---|---|
| 会社 | SEGA |
| ジャンル | アクションパズル |
| 対応ハード | Switch 2 |
| タグ | |
| 価格 | Switch 2 : 4,990円(税抜) |
| 最大プレイ人数 | 4人 |
| 公式HP |



