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【プレイレビュー】若きボンドはまだ未完成だから面白い。『007 First Light』は「自分なりの007」を演じられるスパイアクション
PS5 Xbox PC Switch2
2026年5月27日 発売予定
レビュー
総合点
カジュアル
ゲーマー

【プレイレビュー】若きボンドはまだ未完成だから面白い。『007 First Light』は「自分なりの007」を演じられるスパイアクション

最終更新 :

007 First Light

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PS5
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Bilibili主催のイベント「Bilibili First Look: Games」出展タイトルレビュー

アニメやゲーム文化に特化した中国最大級の動画共有サイト「Bilibili(ビリビリ)」が主催する「First Look: Games」が、4月21日から23日まで中国・上海で開催された。

これは新作ゲームの情報を独占的に取り扱うプロモーションイベント。同サイトで活動する数多くのインフルエンサー「UP主」が招待され、実機での試遊が行われるのが大きな特徴。後日、彼らの手による映像コンテンツとして作品が紹介される。

このたびGameWithは、本イベントに参加する機会をいただいた。今回出展された4作品のうち、『007 First Light』について、試遊と公式情報をもとにレビューをお届けしていこう。

目次

007 First Light

007 First Light

PS5
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「007」になる前のボンドを描く完全新作

IO Interactiveが開発・発売を手掛けるSwitch2,PS5,PC,Xbox Series X|S向けタイトル『007 First Light』は、世界でもっとも有名なスパイ、ジェームズ・ボンドの若き日を描く三人称視点のアクションアドベンチャーだ。

PC,PS5,Xbox Series X|S版は2026年5月27日に、Nintendo Switch 2版は2026年夏の発売が予定されている。

本作のボンドは、完成された伝説のエージェントではない。26歳の若き海軍航空隊員として登場し、イギリスの諜報機関であるMI6の世界へ足を踏み入れていく。

いつものように余裕の笑みでマティーニを傾けるだけの男ではなく、状況に振り回され、ときには力技で突破しながら、少しずつ「ボンドらしさ」を身につけていく

今回の試遊では性質の異なる3つのステージを体験できた。冒頭の潜入任務、スパイとしての基礎を学ぶ訓練ステージ、そしてケンジントンを舞台にした潜入パートだ。ステルス、格闘、銃撃、ガジェット、会話術を組み合わせながら進む内容で、映画的な見せ場と、プレイヤーごとの攻略が両立していることを確認できた。

007 First Light

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冒頭からボンド映画の主役になれる。若さと荒削りさが光る潜入任務

最初に体験したのは、島への潜入を軸にしたステージだ。目的地へ向かう任務の途中で事態が急変し、ボンドは本部と通信を取りながら単独で行動することになる。

ここでは、ダッシュ、しゃがみ、ステルス移動、壁登り、足場につかまっての横移動など、基本的なアクションが順にレクチャーされる。ただのチュートリアルではなく、周囲の警戒をかいくぐりながら進むため、操作を覚えている段階からすでに緊張感がある。

▲別のミッションより、物陰に隠れるボンド。基本中の基本アクションだが緊張が高まる。

会話の端々にも、いかにもボンド作品らしい洒落っ気がある。危険な状況なのに、どこかスマート。無線越しのやり取りにも軽妙さがあり、「ああ、これは確かに007だ」と思わせる空気がある。まだ新人のボンドなのに、ふとした瞬間に大物の片鱗が見える。その感覚も大きな魅力だ。

▲別のミッションで発生する会話シーン。軽妙な会話も魅力のひとつ。

アクション面では、敵を気絶させるテイクダウンを実践できた。正面から殴り合わずに、状況を見て相手を無力化できる。一方で、追い詰められた場面では一気に映画的な逃走劇へ移り、プレイ感もテンポよく変わっていく。冒頭から「ボンド映画を自分で動かしている」感覚を味わえた。


▲背後から忍び寄って無力化する。これがもっとも省エネかつスマート。

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ステルスも強行突破も選べる攻略を体験

続いて体験したステージでは、訓練用の建物内に侵入し、目標地点を目指す形式のミッションが展開された。ここでは、物を投げる、格闘する、銃を使う、壁を蹴破るといった、より実戦的なアクションを試せる。

印象的だったのは、選べる手段の多さだ。同じシチュエーションでも、物を投げて敵の注意を引いたり、直接ぶつけてひるませたり、近接攻撃で押し切ったりできる。

武器を使うことも可能で、今回はあえて強引な突破を多めに試してみた。結果、かなり荒っぽいボンドが完成した。たぶんQが知れば眉をひそめるが、任務は進む。

もちろん、本作は力任せだけのゲームではない。敵の視線を避け、ルートを選び、気づかれずに進むこともできるのだろう。「Qレンズ」を使えば、壁越しの相手や周囲の情報、利用できるオブジェクトを確認できる。「Qウォッチ」では監視カメラなどのオブジェクトをハッキングでき、侵入ルートを作るうえで役立つ。

試遊では、ほかのステージも含めると、ダーツ、スモーク、ショックウェーブ、閃光地雷、レーザーといったガジェットも確認できた。

たとえばダーツは敵を混乱させたり、特定の場所へ誘導したりできる。スモークは視界を遮り、ステルスにも戦闘からの立て直しにも使える。レーザーは敵の目をくらませるだけでなく、ワイヤーや金属、錠前の切断にも使えるなど、ひとつの道具に複数の役割がある。

ここで見えてくるのは、「正解のルートを探す」というより、「その場でボンドらしい解決方法を組み立てる」という遊びだ。隠れてもいいし、話術やガジェットで切り抜けてもいい。最後は拳で語ってもいい。スマートと無茶の同居こそジェームズ・ボンドである。

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誘導やハッタリでスパイらしい隠密行動

3つ目のステージでは、勘違いかもしれないが、少し風格を増したボンドを操作できた。ここではパーティ会場への潜入を取り上げる。これまでのステルスや戦闘とはまた違った「社交的なスパイ活動」も体験できる。

たとえば、会場に入るためには招待状が必要になる。正面から押し通るのではなく、周囲の招待客を観察し、気づかれないように招待状を入手する。いわゆるスリのような行動で会場入りを果たすことができた。

このステージでは、ボンドが単に戦闘能力に長けただけの人物ではなく、人の中に紛れ、情報を拾い、会話や立ち回りで突破口を作るスパイであることがよくわかる。ハッタリ、誘い出しといった要素も絡み、行動の選択肢はかなり幅広い

一方で、屋内では複数を相手にした近接アクションを楽しむことができた。ひとたび状況が動けば、静かな潜入から一気に肉弾戦へ広がっていく。

戦闘では、打撃、チャージ攻撃、パリィ、ステップ回避、つかみ、武器投げ、脚部射撃など、できることが多い。慣れてくると、周囲にある物まで武器に見えてくる。

今回確認できた範囲でも、同じ目的に対して複数のアプローチが用意されていることは伝わってきた。ガジェットで安全に進むか、会場の空気に溶け込むか、いざとなればフィジカルで押し切るか。自分が思い描くボンド像に合わせてプレイできる。

なお、シリーズの大きな見どころであるカーアクションは、今回の試遊範囲では体験できなかった。とはいえ、潜入、格闘、ガジェットの要素だけでも、本作が目指すスパイアクションの方向性は十分に確認できた。ほかにどのようなミッションが待っているのか、かなり気になる内容だった。

007 First Light

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まとめ

潜入任務では緊張感を、訓練ステージでは多彩なアクションを、ケンジントンでは社交と潜入が絡み合うスパイらしい駆け引きを味わうことができた。

どのステージも性質が異なり、本作が単なるアクションゲームではなく、状況に応じて手段を選ぶスパイアクションとして作られていることが伝わってきた。

映画のファンはもちろん、『Hitman』シリーズで自由度の高い攻略を楽しんだ人にも受け入れられる内容になりそうだ。そのうえ本作は、より映画的で、よりテンポよく、より「主役」として動ける。スマートに潜るか、派手に暴れるか。その日の気分でボンド像を変えることができる。

「自分ならこの場面をどう切り抜けるか」ということを考えながら、若きボンドが「007」へ近づいていく過程をプレイヤーも一緒に駆け抜ける。そんな体験ができる一作になるだろう。

007 First Light

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開発スタッフ一問一答&インタビュー

ここからはIO Interactiveの開発スタッフへの一問一答とインタビューをお届け。本作で描かれる007シリーズらしさ、敵役やサポートキャラクター、カーチェイス、追加モード、そして『Hitman』シリーズで培われた開発ノウハウとの関係などについて話を聞いた。

【一問一答】007シリーズの魅力を、ゲームとしてどう取り入れたのか

Q:開発チームが考える「007」シリーズならではの魅力とはどのようなものでしょうか? そうした魅力を『007 First Light』ではどのように取り入れたのでしょうか?

A:「007」シリーズは、世界でもっとも長く続くハリウッドのフランチャイズのひとつです。長年にわたって存在感を保ち続け、ポップカルチャーの象徴と呼べる存在にまで高められてきました。

このシリーズには、世界中で認識されている明確な特徴があります。エレガンス、ハイスピードな車、ガジェット、世界を巡る冒険、受賞歴のある音楽などです。

『007 First Light』では、こうした柱をひとつも取りこぼさないように意識しました。プレイヤーが期待する、そして受け取るにふさわしい「007の型」を届けることを目指しています。

なぜIO Interactiveが『007 First Light』を作るのか

Q:「007」シリーズの新作ゲームとして、IO Interactiveはなぜ『007 First Light』を開発しようと思ったのでしょうか?

A:私たちは、エージェントを描くゲームを25年にわたって作ってきました。その経験とボンドというIPを組み合わせれば、何か特別なものを生み出せると感じていました。

『007 First Light』は、私たちにとってこれまででもっとも野心的なゲームです。映画的な物語体験を備えた作品であり、そのためには自社エンジンであるGlacierを、これまで以上に押し広げる必要がありました。

また、最初から明確な考えがありました。再構築されたオリジナルストーリーを通じて、私たちなりのジェームズ・ボンドをプレイヤーに届けたいというものです。

さらに、プレイヤーの創造性を重視するIOIのゲームデザインをボンドに持ち込む機会でもありました。ガジェット、戦闘、スパイクラフト、インスティンクトといった道具を用意し、プレイヤーが自分の望む形でボンドを演じられるようにしています。

ファンにも新規プレイヤーにも届く作品へ

Q:『007 First Light』がターゲットとしているユーザー層はどのようなものになるのでしょうか?

A:シリーズのファン、そして新しく触れるプレイヤーの両方です。

私たちは、ジェームズ・ボンドのファンが「これは007シリーズの新作だ」と100%認識できる作品にしたいと考えました。期待される特徴を、しっかり備えた作品です。

同時に、ジェームズ・ボンドのゲームは14年間登場していませんでした。今回の再構築されたオリジナルストーリーは、シリーズの事前知識がない新しいゲームプレイヤーにとっても、入り口として適したものになっています。

Q:シリーズファンと初めて007に触れるプレイヤー、それぞれにどのような体験を届けたいと考えていますか?

A:全体として、『007 First Light』は長年のシリーズファンにも、これまでボンドのゲームや007シリーズに触れたことのない新しい層にも届くゲームにしたいと考えています。

プレイヤーには、ボンドが「ナンバー」を獲得するまでの旅を追うことに、期待を持ってもらいたいです。

レニー・クラヴィッツが演じる敵役Bawma

Q:レニー・クラヴィッツが敵役として出演します。起用の理由を教えてください。

A:Bawmaは、『007 First Light』の中でも非常に強い引力を持つ、予測不能な人物のひとりです。

彼はモーリタニアに拠点を置く、Alephという強力なブラックマーケットの武器ネットワークのリーダーです。Alephは西半球で活動しています。

表向きには、Bawmaは地下世界の指導者です。魅力的で、支配力があり、何を考えているのか読み取れない人物です。しかし、その物語はさらに深いところまで続いています。

レニーはこの役に、非常に強い重みとカリスマをもたらしてくれました。最初に話したときから、彼がBawmaを理解しているとわかりました。単なる威勢や存在感だけではなく、その奥にある痛みや歴史まで理解していたのです。

007に欠かせない車とカーチェイス

Q:「007」シリーズの醍醐味のひとつとして、派手なカーチェイスが挙げられます。本作ではどのような体験を楽しめるのでしょうか?

A:ボンドの体験に、車は欠かせません。トレーラーでも見られるように、乗り物は『007 First Light』の大きな要素です。

私たちは、オンロードとオフロードの両方で、スリリングなドライビングシーケンスを作ることに多くの力を注いでいます。シリーズで見てきたような、映画的で危険な感覚を持つものにしています。

これらのチェイスは、プレイヤーを制御の限界に立たせるよう設計されています。すべてのカーブが重要で、ひとつのミスが生死を分けるような体験です。

NVIDIA技術によるPC版のビジュアル表現

Q:NVIDIAとの連携では、どのようなグラフィック技術が使われていますか?

A:『007 First Light』の開発では、NVIDIAと緊密に連携し、同社の最新技術をゲームに取り入れています。

そのため本作は、DLSS 4.5 Dynamic Multi Frame GenerationとDLSS Ray Reconstructionにネイティブ対応して発売されます。また、ビジュアルはパストレーシングによって描画され、GeForce RTX搭載のPCやノートPCで、フレームレートと画質を最大化します。

Tac Simはリプレイ重視の追加モード

Q:追加モード「Tac Sim」について教えてください。

A:Tac Simは、プレイヤーがマルタでの訓練を完了したあとに解放される、リプレイ重視のゲームモードです。

舞台はMI6の専用エリアで、インタラクティブなコンソールや、収集物をゲーム内で表示する仕組みがあります。

最初は2つのミッションが開放され、ゲームをクリアすると全体にアクセスできるようになり、ミッションを再プレイできます。

プレイヤーは追加のモディファイアを適用したり、異なるロードアウトで新しいアプローチを試したりできます。これにより、高いリプレイ性を持つモードになっています。

MやQ、そしてAgent Rothの役割

Q:MやQなど、ボンド以外のキャラクターはどのような立ち位置で登場しますか?

A:『007 First Light』には、シリーズで愛されてきたキャラクターたちに加え、新しいキャラクターも登場します。

MやQのようなキャラクターは、映画と同じ役割を担いますが、私たちなりの解釈を加えています。再構築されたオリジナルストーリーにしたことで、これらのキャラクターを改めて紹介することができます。なぜなら、本作のボンドは彼らと初めて出会うことになるからです。

Q:Agent Rothは、物語の中でどのような役割を担うのでしょうか?

A:Agent Rothは、DGSEで活動する謎めいた女性です。

自信にあふれ、機転が利き、狡猾なほど賢い人物です。ネタバレなしにこれ以上多くを語ることはできませんが、彼女はボンドの冒険の中で何度も彼と出会い、物語を前に進める存在になります。

過去作品へのリスペクトと、本作独自の解釈

Q:本作では、過去の映画シリーズを想起させる要素も見受けられました。過去作品へのオマージュや参考は、どの程度意識されているのでしょうか?

A:私たちはしっかりと下調べをしました。イアン・フレミングの小説にも立ち返っています。『007 First Light』のボンドの頬にある傷は、そこから来ています。もちろん映画についても研究しました。

ゲーム全体を通して、わかりやすいものからさりげないものまで、いくつかの参照を見つけられるはずです。

音楽を例に挙げると、私たちはボンドが自分のナンバーを獲得していくのと同じように、彼自身のテーマも獲得していく形にしたいと考えました。

そのため、クラシックなボンドのモチーフの存在を感じられる部分はあります。ただし、それを最初から強く押し出すことはしたくありませんでした。

日本のプレイヤーへのメッセージ

Q:最後に、日本のプレイヤーや007シリーズのファンにメッセージをお願いします。

A:日本の007ファン、そしてプレイヤーの皆さんを、ボンドがゲームに戻ってくるこの作品に迎えられることをとても楽しみにしています。

私たちは、世界でもっとも有名なスパイを描く、完全オリジナルで再構築された物語を作り上げました。5月27日に、皆さんに本作を発見してもらえることを心待ちにしています。

【合同インタビュー】自社エンジン「Glacier」は、ゲームと並行して進化させられることが強み

Laurine Deschamps 氏:『007 First Light』グローバルブランドマネージャー

――IO Interactiveは設立28周年を迎えました。本作では自社開発エンジン「Glacier」が使われていますが、自社エンジンを使う最大のメリットはどこにありますか?

Deschamps:私たちは自社エンジンをとても誇りに思っています。 自社エンジンを持つ最大の利点は、ゲーム開発と並行してエンジンそのものを発展させられることです。つまり、『007 First Light』のために必要な機能を、作品に合わせて具体的に作り込むことができます。

『Hitman』から引き継がれたものもありますが、本作では多くの新しい要素も加わっています。『007 First Light』で最高の体験を提供するために、私たちはGlacierを本作と並行して発展させてきました。

『Hitman』とは別物。ボンドらしい勢いとスペクタクルを重視

――『Hitman』シリーズは長年、プレイヤーやメディアから高い評価を受けてきました。一方で、ジェームズ・ボンドのような大きなIPに取り組むことには、チャンスとリスクの両方があると思います。IOIが培ってきた緻密なゲーム作りを、期待値の大きい『007』に適用するうえで、どのような挑戦がありましたか?

Deschamps:大きな質問ですが、簡潔にお答えします。「これは理想的な組み合わせだ」と言われることもありますし、私たち自身もその理由は理解しています。ただし、最終的には『Hitman』と『007 First Light』は、かなり異なるゲームです。

『Hitman』では、忍耐強さや緻密なアプローチが大きく報われます。一方で『007 First Light』では、もっと強い推進力、つまり勢いを重視しています。ボンド作品には、大きなアクションの瞬間や印象的なスペクタクルがあります。私たちはそこをしっかりと取り入れたいと考えました。

――『007』に取り組むうえでのチャンスとリスクについて、もう少し教えてください。

Deschamps:最大のチャンスは、私たち自身の新しい解釈でこの作品に取り組めることです。

本作は、再構築されたオリジナルストーリーです。過去にボンドを演じた俳優の誰かに基づいた作品ではありません。だからこそ、私たちならではの新しいボンド像を描くことができます。

もちろん、それはチャンスであると同時に挑戦でもあります。どこから物語を始めるのか、何を語るのかを自由に決められる一方で、ファンが「これは本物のジェームズ・ボンドだ」と認識できる作品にしなければならないからです。

プレゼンテーションでも触れましたが、「007」には取り入れるべき柱があります。世界各地を巡る冒険、新しいロケーション、ガジェット、音楽、エレガンス。そうした「ジェームズ・ボンドらしさ」を構成する要素は非常に多いです。

そのすべてを意識しながら、新しい作品として成立させること。それが大きな機会であり、大きな挑戦でもありました。

新作であり、オリジナルであることが新規層への入り口になる

――オリジナルストーリーであることは、新規プレイヤーにとってどのような意味を持つのでしょうか?

Deschamps:重要な機会として、これまでジェームズ・ボンドのゲームを体験したことがないプレイヤーに向けて届けられることがあります。

2026年に新しいジェームズ・ボンドのゲームを出すこと。そして、それがオリジナルストーリーであること。この2つによって、ボンドに詳しくない新しいプレイヤーに向けて、キャラクターや世界観を改めて紹介することができます。

「007」はつねに「その時代の物語」であり続けてきた

――「007」というIPには非常に長い歴史があります。2026年という時代に、このIPを現代のプレイヤーへどのように提示しようと考えていますか?

Deschamps:ジェームズ・ボンドというIPは、つねに同時代的な存在でした。それぞれの時代において、そのとき重要だったテーマを扱ってきたのです。たとえば冷戦であったり、サイバー脅威であったりです。

私たちにも、現在の世界情勢に応じた現代的なテーマがあります。 『007 First Light』は、あくまで現代を舞台にした作品です。ゲームのリリース時期から数年後の世界を想定しており、ガジェットについても、信じられる範囲で最先端に見えるものを目指しています。未来的すぎるものではなく、現実の延長線上にあるように感じられることを重視しました。

また、本作で探っているテーマのひとつにAIの力があります。ただし同時に、現場にいる人間の心や判断力がなければ、AIにも弱点があるということも描いています。

目指したのは究極のスパイ・アクションアドベンチャー

――試遊では、派手なアクションや若きボンドの物語を体験できました。一般のプレイヤーに対して、本作でどのような体験を届けたいと考えていますか?

Deschamps:私たちは本作を「究極のスパイ・アクションアドベンチャーゲーム」として作っています。

過去のジェームズ・ボンドゲームは、主にシューティングを軸にしたものが多くありました。私たちはIO Interactiveとして、そこに「エージェントらしさ」を持ち込んでいます。つまり、私たちのシグネチャーとも言える、創造的なアプローチです。

本作には、アクションだけではない多くの要素があります。さまざまなガジェットを使いこなし、スパイとしての体験を成立させるために、私たちは「呼吸するようなゲームプレイループ」を作りました。

そこで重要になるのが、プレイヤーの創造性に報いるコアゲームプレイです。ステルス、ブラフ、ソーシャルなアプローチ、ガジェット、戦闘をシームレスに組み合わせられるようにしています。

ガジェットはステルス中にも使えますし、戦闘中にも使えます。戦闘も近接や遠距離など複数の形があり、状況によっては戦闘を収束させて、再びステルスへ戻ることもできます。

その一方で、本作はジェームズ・ボンドのゲームです。だからこそ、より直線的で、派手で、アクション満載の、記憶に残る瞬間も重要でした。IPのファンが期待するような場面です。

私たちは、そうしたリニアな場面と、より開かれたエリアを組み合わせて体験を構築しています。目標へ到達するための選択肢を複数用意し、プレイヤーが自分なりの方法で進められるようにしています。

若きボンドは「磨かれる前のダイヤモンド」

――ジェームズ・ボンドは、これまで多くの俳優によって演じられてきました。『007 First Light』では、この若きボンドをどのように定義し、プレイヤーにどのような姿を見せたいと考えていますか?

Deschamps:まず外見については、イアン・フレミングの原作小説から着想を得ています。ゲームや最初のトレーラーを見るとわかると思いますが、たとえばボンドの頬には傷があります。これは原作には書かれていますが、映画には登場していない要素です。

また、原作では彼は白い肌、青い目、黒い髪の人物として描写されています。本作で描いているボンドの外見は、そうしたイメージに基づいています。

性格面については、本作のボンドはこれまででっとも若いジェームズ・ボンドです。彼はまだ26歳です。私たちは彼のことを「磨かれる前のダイヤモンド」と呼んでいます。

彼には、ジェームズ・ボンドになり得るポテンシャルと資質があります。魅力があり、機知もあります。しかし、まだ訓練を受けきっていません。つまり、それらを正しく使う方法を、これから学んでいく段階なのです。

007 FIRST LIGHT (SOURCE CODE AND OTHER SOFTWARE AND CERTAIN AUDIOVISUALS ONLY) © 2026 IOI. 007 FIRST LIGHT (AUDIOVISUALS), 007 FIRST LIGHT, JAMES BOND, 007 AND RELATED JAMES BOND COPYRIGHTS AND TRADEMARKS AUTHORIZED FOR USE BY IOI UNDER LICENSE FROM METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC., EXCLUSIVE LICENSEE OF LONDON OPERATIONS LLC. © 2026 METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC. PUBLISHED BY IO INTERACTIVE A/S. IO INTERACTIVE AND THE IOI LOGO ARE TRADEMARKS OF REGISTERED TRADEMARKS OF IO INTERACTIVE A/S. ALL RIGHTS RESERVED. DEVELOPED IN ASSOCIATION WITH DELPHI INTERACTIVE LLC. DISTRIBUTED IN ASIA BY H2 INTERACTIVE CO., LTD.

発売日など基本情報

発売日

PS5: 2026年5月27日

Xbox: 2026年5月27日

PC: 2026年5月27日

Switch2: 2026年夏

会社

IO Interactive

ジャンル アクション アドベンチャー
対応ハード PS5 / Xbox / PC / Switch2
タグ
価格
PS5 : 8,100円(税抜)
Xbox : 8,100円(税抜)
PC : 8,100円(税抜)
Switch2 : 8,100円(税抜)
最大プレイ人数
1人
公式HP
公式X

007 First Light

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PC
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