
ショップでアイテムを購入し、バックパックに詰め込んで戦う──『バックパック・バトル(Backpack Battles)』は、そんなシンプルなコンセプトでありながら、Steamで18,000件以上の「非常に好評」を集めるインディーゲームの大ヒット作だ。
今回お話を聞いたのは、バックパックバトルの動画を400本以上投稿している人気ゲーム実況者のフルコンさん。2023年のデモ版リリース後からこのゲームを追い続け、現在のプレイ時間は2000時間超えに達する。
そんなフルコンさんから、バックパックバトルの魅力から初心者へのアドバイスまで、たっぷりと話を聞いた。
| お話を聞いた人 フルコン 2008年からゲーム実況を開始し、主にYouTubeでの投稿や配信を行っているゲーム実況者。「ゲーム実況者わくわくバンド」のドラム担当。バックパックバトルの動画を400本以上投稿しており、プレイ時間は2000時間を超える。関西弁の落ち着いた実況動画が人気。 |
目次【開く】
バックパックバトルとの出会い
──バックパックバトルを知ったきっかけを教えてください。

フルコン
ニュースサイトでローグライト系のゲームを常にチェックしていて、バックパックバトルも「面白そうなゲームのひとつ」くらいの感じで気になっていたんですよ。ただ当時はチェックリストに入れた程度で。
本格的に「これはいいな」と思ったのは、Twitchで有名配信者さんがプレイしているのを見たときでした。その方のプレイを見て「あ、面白そうだ」と感じて。それが改めてやってみようと思ったきっかけでしたね。
──初めてプレイした時の第一印象を教えてください。

フルコン
一発でハマるなって思いました。ローグライク系って同じことを何周も繰り返すゲームなので、ちょっとした操作感に快適性がないと「もう一回やろう」ってなかなか思えないんですよね。
バックパックバトルは、鞄のUIが可愛くてくるくる回せるし、アイテム同士が合成できる配置に並ぶと「ジャキン」って音が鳴ったりとか。細かいところの操作感と気持ちよさが全部噛み合っていたんです。最初から「これは結構ハマるだろうな」とすぐ分かりましたね。

▲アイテムを並べた鞄のUI。シンプルながら奥深い。
▲フルコンさんは日本語の対応がされる前から、解説動画を出している。
400本以上動画投稿を続けている『バックパック・バトル』の一番の魅力
──早期アクセスから今までプレイし続けられていますが、一番の魅力は何ですか?

フルコン
「ここが特化して面白い」というより、全体的に平均点が高いゲームが好きなんですよ、僕。ローグライクのアイテムシナジーの面白さはもちろんありますし、UIの快適さ、見た目の可愛さ、操作音の心地よさ。全部が揃っているゲームって案外少ないんです。
あと、配信者目線だとプレイヤーだけじゃなく視聴者さんも楽しめるかどうかってすごく大事で。
──視聴者さんからの見え方も意識してゲーム選びをされているんですね。

フルコン
そうですね。僕の好きなローグライク系って画面が動かないから、自分でやってるのは楽しいんですけど、視聴者さんが退屈になりやすいゲームが多いんですよね。
でも、バックパックバトルはくるくると手遊びで回せたり、アイテムを選んだら店長キャラが説明してくれたりとか、ちゃんと動きがあって可愛いUIが視聴者さんにも刺さる。それも長く続けている理由のひとつです。
それから、オンラインのランク戦があるのに途中でいつでもやめられる設計も自分にはすごく合っていて。
僕はアクションゲームだと反射神経の衰えを感じるようになってきたんですけど、ローグライク系は永遠に考えられるじゃないですか。疲れないし、負けても「考え方が悪かったな」という納得感がある。それも続けられる大きな理由だと思います。
好きなクラスと、思い入れのあるビルドの話
──一番好きなクラスと、その理由を教えてください。

フルコン
リーパーですね、毒使いの。毒ビルドがどのゲームでも好きなんですよ。ポケモンでも毒入れて守って、じわじわ相手を締め上げるみたいなのが好きで(笑)。ひたすら相手を蝕む構成が本当に性に合っているんです。
あと、リーパーにはビジュアル系バンドのいわゆる「バンギャ」風の衣装のスキンが後から追加されて、バンドもやっている自分としては最高でした(笑)。見た目もあいまって、ダントツでリーパーが一番ですね。

▲フルコンさんお気に入りのリーパー。バンギャ風スキンも追加された。
▲バンギャ衣装×毒構成で挑んだバトル。破壊力抜群だ!
──お気に入りのビルドに思い入れを持つ瞬間はありますか?

フルコン
ありますね。テキストを読んで「このアイテムは電気を発射する、このアイテムは電気を受けるとこういうことが起きる、じゃあここに置いたらいいんだ!」と自分で組み合わせに気づいた瞬間がたまらないんですよ。「このアイテムとこれが合わさったらすごいことになるじゃん」と思いついた時の感覚は、何度やっても楽しいです。
まさに今朝も配信でバックパックバトルを一戦やったんですけど、2000時間プレイして初めて作るビルドで遊べたんです。さすがにちょっと感動しましたね。2000時間やってもまだこんなに楽しめるのかって。

▲リーパーで組んだ毒ビルド。毒系アイテムのシナジーが決まると相手をじわじわ追い詰められる。
最新クラス・エンジニアを触ってみた感想
──新クラスの感想を聞かせてください。

▲新クラス「エンジニア」はバッテリーから電気を流してアイテムを強化するクラス。

フルコン
面白いですね。ただ、後から出てきたクラスだけあってちょっと難しいんですよ。癖のある仕組みが多くて。
電気を通電させて一気に爆発させたりとか、かなり計算が求められます。でも、その分やりがいが大きい。
これがバックパックバトルの奥深さで、習熟度が上がるほど試したいビルドが出てくる。新しいクラスが追加されるたびにまた一から面白さを発見できるところが、このゲームの飽きない理由だと思います。
▲エンジニアなのにハンマーで戦うという面白いデッキも。
初心者へのアドバイスと「このゲームが刺さる人」
──これから始める人に一つだけアドバイスするなら?

フルコン
アイテムのテキストをちゃんと読む、これに尽きます(笑)。これ、自分への戒めも込めて言っています。アイテムごとにいろんな効果があるので、最初は時間がかかっても1個1個ちゃんと読んだほうがいいです。
テキストを読んで「このアイテムとこれを組み合わせたらこうなるじゃん」と自分で気づいていくのが一番楽しいので。その発見の積み重ねが、このゲームをやめられなくなる理由だと思います。

▲アイテムには細かい効果テキストが書かれている。これを読み込むことが上達の近道だ。
──このゲームは「どんな人に刺さる」と思いますか?

フルコン
アイテムの効果を読んで、組み合わせを考えるのが楽しい人ですかね。遊戯王のカードを組み合わせるような感覚というか、「これとこれを組んだらとんでもないことになる」と自分で思いつく喜びが好きな人に刺さると思います。
あと、反射神経を使わないゲームをやりたい人にも向いていると思います。アクション系のゲームと違って、じっくり考えながら遊べますから。初心者の方も、最初はブロンズ帯からスタートするので相手の構築もガチガチではないですし、たまに運ゲーで格上に勝てちゃうことがあるんですよ。マリオカートみたいにアイテムの巡りが良ければ初心者でも勝てる、あの感じに近くて。そういう成功体験が「もっとやりたい」につながりやすいゲームだと思います。
バックパックバトル以外にも!──今気になるインディーゲーム
──バックパックバトル以外でハマっているローグライクゲームがあれば教えてください。

フルコン
スレスパ2(Slay the Spire 2)はめっちゃやってますね。実は1は全然やってなかったんですよ。スレスパライクなゲームを先に色々触れちゃってたんで、今更スレスパ本家にハマれるのかなってちょっと思ってたんですけど、2で触れてみたらやっぱすごいっすね、王はって思いました(笑)。他のスレスパライクゲームも全然面白いんですけど、やっぱり金字塔と呼ばれるだけありますね。
最初は全然クリアできなくて、ネクロバインダーから始めてひたすら負けまくってたんですよ。でも考え方を学んでいったらアセンション10も普通にクリアできるようになって、自分の成長を感じられましたね。
──スレスパ2に入ったきっかけは何だったんですか?

フルコン
マルチができるようになったのが一番大きかったですね。友達の配信者と4人でやったのが最初で。
マルチ専用カードが相当強くて、うまくいくと2000、3000ってすごい数字が出るんですよ。マルチプレイでもうまいことバランスがとれていて。お互いに連携しながら会話が生まれるのも面白くて。あとお絵かき機能もあって配信で映えるし、バックパックバトルと同じで配信に向いてるなって感じました。
▲フルコンさんのスレスパ2初プレイ動画。わいわいプレイしていて楽しそう!
──バックパックバトルとスレスパ2、「向いている人」の違いはありますか?

フルコン
スレスパ2の方がよりストイックな感じはしますね。最初から結構難しくて、根気がいる。バックパックバトルはランク制度があって、最初はブロンズ帯からスタートなので相手もガチガチじゃないし、なんとなくアイテムを並べていったら勝てる成功体験が得られやすいんですよ。
じっくり成長したい人はスレスパ2、まず成功体験を積みたい人はバックパックバトルから、みたいな感じはありますね。
──ほかにおすすめのインディーゲームがあれば教えてください。

フルコン
Neon Villageは面白くて動画にしましたね。3マッチパズル×ローグライトで、1個1個のブロックに効果がついていて、消した時に隣のブロックとのシナジーでいろんなことが起きる、今までにないタイプのゲームで。
バックパックバトルの話でUIと操作感が大事って話をしましたけど、ネオンビレッジもそこが良くて。ブロックが消えていく時の見た目がキラキラしていて、操作感がすごく気持ちいいんですよ。デモ版から触っていて「これはいいゲームだな」って感じていました。
まだまだ紹介したいゲームはあるんですが……時間が足りないので、ぜひ僕のチャンネルを見に来てください(笑)
▲フルコンさんのNeon Village紹介動画。ピコピコ音やかわいいアイコンが見ていて心地いい。
読者へのメッセージ
──最後に、記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。

フルコン
読んでいただきましてありがとうございます。ハマったゲームはめっちゃやってしまうタイプなので、バックパックバトルばかりやっておりますが(笑)。
面白いゲームがあれば、ぜひ配信にきてコメントしていただければ、しっかり反応しますのでよろしくお願いします。
「2000時間やっても今日初めてのビルドが作れた」──そんな驚きを今も味わい続けているフルコンさんの言葉が、このゲームの奥深さを何より体現している。まだプレイしていない方は、フルコンさんの動画を見てぜひ魅力を感じてほしい。
バックパック・バトルのデモ版は無料でできるので、気になった方は実際にプレイしてみよう。
また、今回紹介してもらったSlay the Spire 2とNeon Villageも、あわせてチェックしてみてほしい。
今回インタビューを受けてくださったフルコンさんについて

2008年からニコニコ動画でゲーム実況を開始し、現在はYouTubeを中心に活動するYouTuber・ゲーム実況者。ゲーム実況者わくわくバンドのドラム担当としても知られ、音楽系動画を投稿することもある。
複数の実況者と組んだコラボユニット「品行崩壊」のリーダーも務める。フリーのシステムエンジニアとしても活動中。
チャンネル登録者数は24.2万人(2026年6月15日現在)。
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発売日など基本情報
| 発売日 |
PC: 2025年6月14日 アプリ: 2026年2月4日 |
|---|---|
| 販売元 |
IndieArk |
| ジャンル | ストラテジー |
| 対応ハード | PC / アプリ |
| 価格 |
PC : 1,727円(税抜)
アプリ : 1,363円(税抜)
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| 公式X |
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2026/12/10発売
/PS5/PC
レイトン教授と蒸気の新世界
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