ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄
製品版へ引き継ぎ可能!体験版の範囲でもかなり遊べる!
日本一ソフトウェアより2025年1月30日(木)に発売予定の『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』は、死者の魂「ファントム」と交流できる不思議な能力を持つ少女「マローネ」の冒険を描くRPG。
本作は公式ジャンルに「やりたい放題RPG」とあるように、マップ上を自由に移動したりオブジェクトやアイテムに仲間の魂を憑依させ戦ったり、落ちているものを装備したり投げたり積み重ねて足場にしたりとシミュレーションバトルとは思えないほど自由な遊び方ができるのが特徴だ。
現在、そんな自由度が高い作品の無料体験版が配信中。この体験版ではゲーム冒頭から第2話までのストーリーをプレイできることに加え、製品版にセーブデータが引き継ぎ可能となっている。
本記事では、3時間もあれば終わるはずの体験版を10時間も遊んでしまった魅力と感想をお伝えしていく。発売前にできるやり込みについても触れているので、興味がある方は最後まで読み進めてほしい。
体験版はこちらから!ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄
「ファントム・ブレイブ」とは?
2004年1月22日に発売されたPS2用RPGで、個性豊かな島々が浮かぶ、世界のほとんどが海に覆われた「イヴォワール」が舞台。
死者の魂「ファントム」である「アッシュ」と「ファントム」たちと交流できる力を持つせいで"悪霊憑き"と呼ばれ嫌われていた少女「マローネ」が、請負人(クローム)として様々な依頼をこなしながら冒険をしていく物語が描かれる。
冒険の最中「破壊神サルファー」が復活し世界が危機にさらされるが、マローネたちの活躍により別の世界に追いやることに成功。
その後、人々はマローネを英雄と称え"悪霊憑き"と呼ぶ人は1人もいなくなった。
『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』はそれから半年後のお話。
マローネは英雄と呼ばれるようになってからも、請負人(クローム)として相棒のアッシュと共に島々を巡りたくさんの依頼をこなす幸せな日々を過ごしていた。
しかし、2人の乗っていた船が「船喰い」という幽霊船に襲われ、マローネとアッシュは離れ離れになってしまう。
孤島に流れ着いたマローネは行方不明の父を探すファントムの少女「アプリコ」に出会う。
2人はお互いの大切な人と再会するために協力し、アプリコの父が残した「アルジェント海賊団」として旅に出るのであった。
ゲーム冒頭でもこれまでの歩みが語られており、今作から始めるという人でもすんなり作品に入り込めるので安心だ。
ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄
仲間と共に世界中を旅しよう!
本作の拠点となる「ドクロ島」。ここから様々な島を訪れステージをクリアしていくことで物語が進行していく。
拠点では仲間を呼んで交流や仲間が増えるとスキル習得や商店などが利用可能。
体験版の段階でも色々なコンテンツを使うことができたが、これでもまだ半分にも満たない。拠点でできることはかなり多そうだ。
仲間はストーリーを進めることや「キャラメイク」で増やせる。選べる職業が豊富で、体験版クリア時点ですでに14もの職業が選択可能。製品版では職業がさらに増えるため海賊団が賑やかになりそう。
キャラメイクでは職業やカラーの選択、名前決め、霊験による初期能力の強化ができる。名前をつけられることで愛着がわくし、カラーを統一したり各キャラの名前に関連性を持たせたりして自分だけの海賊団を作れるのが楽しい。
体験版はこちらから!ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄
やりたい放題のシミュレーションバトル!
バトルはターン制のシミュレーション方式で、SPD(スピード)の数値が高い順に行動していく。
ステージごとに勝利条件と敗北条件があり、体験版では敵殲滅で勝利、味方が全滅すると敗北というものしかなかったが、ステージによっては異なる条件があるかもしれない。
ここまでは一般的なSRPGのシステムだが、ここからは本作の最大の特徴といえる自由度が高い「やりたい放題ポイント」を実際にバトルの流れに沿って見ていく。
フリー移動で直感的に操作!
行動順がまわってきたキャラは、マップ上の円の範囲内を自由に移動できる。ジャンプで段差を登ったり敵や障害物を乗り越えて移動することも可能だ。
直感的な操作でキャラを移動できるだけでなく、マス目で区切ってあるタイプではないのでキャラ位置の微調整がきく利点もある。
コンファインでアイテムやオブジェクトを仲間に変える!
本作のバトルでは基本となるコンファイン(憑依)。バトル開始時はマップ上にはマローネしか居ないが、仲間のファントムを木や岩や看板などのオブジェクトに憑依させることで戦闘に加えられる。
コンファインするものによってステータスが変化したり、仲間がフィールドにいられるターンが決まっているため、いつ、どこに、誰をコンファインするかという駆け引きもバトルの醍醐味の1つだろう。
敵を倒すと落とす剣や弓などのアイテムにもコンファイン可能。コンファインしたものは一定確率で持ち帰り装備として使用できるので、欲しいものがあれば積極的に憑依させていくことも大事。
「シーフ」は他の職業に比べて持ち帰り確率が高く戦闘面以外でも重宝するため、序盤から仲間に加えておくとアイテム集めがはかどる。
さらに、ステージによってはロボや大砲といった「ガジェット」にもコンファインできる。もうなんでもありになってきた。
体験版では大砲にコンファインして、通常攻撃では壊せない壁を破壊し宝箱を見つけることができた。
「ガジェット」は敵を倒すだけでなく特殊ギミックとしてステージの隠し要素をみつけたり戦略の幅を広げたり、毎回発見があって周回プレイもあまり苦にならない。
絆コンファインが強すぎる!
今回1番やりたい放題できたのが、マローネ自身に仲間のファントムを憑依させる「絆コンファイン」。
ゲージが溜まるとできる必殺技のようなものだが、ステータスが大幅にアップした状態のマローネがめちゃくちゃ強い。
絆コンファイン専用の強力な技が使えるだけでも強いのだが、確率で行動終了後にワンモアが発動し再度行動できる。
仲間との絆次第で最高4回発動するので、マローネ1人で敵を一方的に攻撃が可能。やりたい放題が過ぎる。
絆はコンファインすることや拠点で交流などで上昇することが確認できた。
オブジェクトも敵や仲間も武器に!「持つ」コマンドが自由すぎる!
本作ではアイテムを装備することで、そのアイテムが持つアクションスキルが使用できたりステータス上昇などのアビリティの効果が受けられたりする。
ここでのやりたい放題ポイントは、タイトルにもある通り草や岩、さらには敵味方ユニットまでも"装備できてしまう"ところ。
なにを言っているかわからないかもしれないが、「持つ」コマンドをオブジェクトに使えばオブジェクトを、ユニットに使えばユニットを武器として装備し専用の技を使って戦えるのだ。
マップ上に存在するものを使いながらのバトルは一見はちゃめちゃな感じだが、様々なアプローチが可能になるためとても戦略的。
また、持った敵をマップの外に投げれば場外ダメージを与えられる。レベル差に関係なくダメージを与えられるため、格上の敵をぶんなげて文字通り力技で倒すこともできてしまう。
ほかにも、武器を持っている敵に「持つ」コマンドを使えば武器を盗むことができるなど、1つのコマンドで幅広い使い道がある。
ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄
体験版でどこまでやりこめるのか?
一通りプレイを終えたが、ここでやり込みゲーマーの血が騒ぐ。製品版を購入する予定の筆者が引き継ぎ可能と知ってしまったら、ここで終わるわけにはいかない。
ここからは発売前にできること、やった方が良いことを私のやり込みと共に紹介する。発売日まではまだ日にちがあるため、やりすぎると楽しみが損なわれるかもしれないということは覚えておいてほしい。
簡単にできることといえば、まずレベル上げが思い浮かぶはず。本作ではバトルに参加させる以外に、拠点の「ドリンクバー」を利用することで経験値を貯めておいたり振り分けたりできる。
使う予定のキャラをバトルでレベル上げ、それ以外のキャラは「ドリンクバー」でレベルアップさせ全体の戦力を底上げした。また、新しい職業が増えることに備え経験値を貯めておいた方が良いだろう。6万ほど貯めておいたが、ちょっとやり過ぎた感は否めない。
次におこなったのが「マスタリー」強化。これは熟練度のようなもので斬撃、刺突、殴打といった系統があり、ランク(熟練度)によってアクションスキルの威力が補正される。
すでに2キャラにおいて1つの系統をマスターすることができた。上げたい系統の攻撃をひたすらおこなうだけだが、これが1番大変だったかもしれない。
絆コンファイン用に絆を深めることも重要。
5つの職業の絆コンファインを解放するに至ったが、絆はなかなか上がりにくいので今はそこまで頑張らなくてもOK。
ほかには、ひたすらステージを周回してレアアイテムや後々必要になるであろう「地図」を集めたり、拠点でできる「サルベージ」のリストを埋めたり、やろうと思えば細かいことがたくさんある。
優先度は低いが、転生アイテムの「タマゴ」はいくつあっても困らないはずなので入手しておきたい。ちなみに「タマゴ」は後半のステージをクリアしたときにランダムで手に入った。
ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄
まとめ
10時間遊んでみて、やり込んだりマローネの前作から成長した姿に心を打たれたりと濃厚な時間を過ごすことができたが、まだ体験版なんだと我に返る。
今までの楽しさはほんの一部に過ぎず、この先に更なる楽しさが待っていると思うだけでワクワクが止まらない。
少しでも気になったのなら、年末年始にでもゆっくりと体験版を遊んでみてはいかがだろうか。私はまたレベル上げに出かけるとしよう。
体験版はこちらから!ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄
『ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄』の基本情報
発売日 |
2025年1月30日 |
---|---|
会社 |
株式会社日本一ソフトウェア |
ジャンル | RPG |
対応ハード | Switch / PS5 / PS4 / PC |
タグ | |
価格 |
Switch : 7,200円(税抜)
PS5 : 7,200円(税抜)
PS4 : 7,200円(税抜)
PC : 7,200円(税抜)
|
最大プレイ人数 |
1人
|
公式HP |
今後発売の注目作をピックアップ!
ドンキーコング リターンズ HD
5,980円(税抜) 2
/PC/Xbox
テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター
5,900円(税抜) 3
喧嘩番長 乙女 ダブルパック
6,800円(税抜)