2025年1月25日に東急プラザ銀座にて「龍が如くスタジオ」真島のマジ祭りが開催された。
本イベントは『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』先行試遊体験に加え、スペシャルゲストとのフォトセッション、等身大真島吾朗フィギュアを設置したフォトブースなど、ファンにはたまらない空間となっていた。
本稿では、そんなイベントのラストを飾った東京会場の模様とイベント中に行われた宇垣秀成さん、松田賢二さん、横山昌義さん、堀井亮佑さんへの囲み取材の模様もお届けする。
会場には多くのファンが詰めかけ、どのブースも大盛り上がり!
本イベントは東急プラザ銀座の特設スペースで開催されたイベント。そこには会場から人が溢れるほど多くのファンが足を運んでいた。
一番目を引くのは入口に設置された等身大真島吾朗フィギュア。一緒に写真を撮ったりできるフォトブースとなっており、その周りをぐるっと囲うようにファンの列ができているため、非常に人気のブースとなっていた。
次に見えたのが『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』試遊体験コーナー。試遊台数26台も用意されており、バトルをしたり、音ゲーをしたりと様々な要素を楽しんでいるのが印象的だった。
会場の中には物販ブースもあり、『龍が如く』のご当地キーホルダーやTシャツ、マグカップなど様々なグッズが販売されており、そのグッズも飾られているため、実物を確認することができた。
開場から早い段階で売り切れの商品も出ており、『龍が如く』ファンの情熱を感じることができた。
ほかにも、「龍が如くスタジオ」のロゴが飾られていたり、「龍が如くスタジオ」のメンバーと写真撮影などができる交流会が開かれていたりとファンがずっと楽しめるようなイベントとなっていた。
メディア向けに行われた囲み取材の模様をお届け
イベント中には真島吾朗役の宇垣秀成さん、ジェイソン・リッチ役の松田賢二さん、龍が如くスタジオ代表・制作総指揮の横山昌義さん、『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』 プロデューサー堀井亮佑さんへの囲み取材が行われたので、その模様をお届けする。
――東京会場まで周ってきた今の感想をお願いします。
堀井さん:東京会場に多くの方が足を運んでいただいて嬉しい気持ちでいっぱいです。発売まであと1か月を切りましたけど、早く皆さんのもとに届けたいという気持ちです。
宇垣さん:どこの会場も良いお客さんで温かく見守っていただいて、今日の東京会場は多くのお客さんで溢れていてありがたい気持ちでいっぱいです。なぜか知りませんけど、どこに行っても天気が良くて、本当に僕は晴男で、この作品は必ず成功するという確信に満ちております。これからもよろしくお願いします。
松田さん:『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』の顔の一人として6カ所周れたことをすごく光栄に思います。札幌から始まって、『龍が如く8』や『龍が如く7』と色々やっていたんですけど、特に最後の方はお客さんと同じでゲームのファンになっています。『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』を楽しみにしていただけたらと思います。
横山さん:タクシーで10分前くらいに着いたんですけど、タクシー下りた瞬間からお客さんが並んでいて、今年からオペレーションを変えてお客さんが行列しないで見れるようにしたつもりだったんですけど、お客さんの熱気が東京で戻ってきたなと感じました。あと、銀座で『龍が如く』のロゴを見ると思わなかったので、感慨深いというか、やっと俺たちも銀座までやってきたんだというお上りさん的な感覚があって面白かったですね。
――発売まで1か月ということですが、今の心境を聞かせてください。
堀井さん:ゲームとしては我々も渾身の作品だと思っていますし、プレイしていただいた方は分かると思うのですが、アクションだったりは屈指の爽快感をお届けできると思っているので、自信があります。なので、海戦バトルや色んなバトル要素を含めて各所でお待ちいただいている方々に満足してもらえる作品になっているので、早く発売がきてほしいという気持ちでいっぱいです。
宇垣さん:全国周って色々感じました。皆さんが楽しんでいただいて、「どう?」ってお客さんに聞くと、「本当に楽しいです」と答えてくれて、嬉しく思いました。今回外伝ってついていますが、僕から言わせると『龍が如く8』一方そのころ真島は……みたいな感じなので、すごく楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。皆さんがやっていないところも見していただいたんですけど、すごい綺麗で、スペクタクルで、壮大ですから、必ず面白いので楽しんでいただけると思っています。
松田さん:この6か所を周って密かに楽しみだったのが、過去の作品だったりとかで歴史を感じることで、それが今回の『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』のグッズでも時を経て身につける方に出会えたらいいなと思います。
横山さん:毎回言ってるのですが、発売するときって次のことを考えているので気が休まる時期というのが中々ないんですけど、海戦バトルという要素が今までの『龍が如く』と違う広がりのある作品だと思うので、かなり実験的な一本になると思います。というのも、発売されてからユーザーの方がどこに1番引っかかってくれるかっていうのが自分たちの今後のクリエイティブに絶対影響してきます。変な話、『龍が如く7外伝』のときはお客さんの反応がある程度予想できていました。だけど、今回の作品はどこが良いって言ってくれるか分からないほど挑戦した作品になっているので、この先の1、2年後が楽しみです。
――今日の会場は銀座で、一般のお客さんも通るような会場ですが、もしも目撃していましたら一般の方の表情だったり、それを見た感想を教えてください。
堀井さん:僕も来る時だったり、歩いたりしているとみんな「なんじゃこりゃ」という感じで、真島のコスプレをしている方がいて、そういうところに驚いている方が多かったですね。銀座で初めてのイベントだったので、そういう意味ではインパクトを残せたのかなと思います。これを見て気になった方がプレイしてくれたら嬉しいです。
横山さん:色んなところの喫煙所行ってて、『龍が如く』のお面持った人とか袋持った人とかがいるんですけど、誰も話しかけてこないです。(笑)絶対分かってると思うんですけど、自分たちの日常の会話を聞いてくれてるんだと思うので、人の悪口を言わないように気を付けてます。(笑)
これどの体験会でもあるあるなんですけど、『龍が如く』のファンの人って飲酒率・喫煙率って若干高いと思うんです。なので、ファンの人に遭遇する確率が高いと思うので気を付けてます。(笑)
――ファンの方も干渉しない方が普段話していることが聞けるんじゃないかと思ってるんだと思います。
横山さん:仙台会場のとき危なくて、松田さんがね。(笑)すごい自分が修正してたんですけど、周りにファンがいる状態で喋っていて危なかったです。
――今回の「真島のマジ祭り」で松田さんはそういうのにも慣れたという感じでしょうか。
松田さん:慣れましたね。まぁ、慣れたというか地方のときはアウェイ感があったんですけど、今回は小恥ずかしいですね。ただ、1個思いを新たにしたのは、この会場に来てくれた方の誰よりも『龍が如く』オタクになってやろうと思ったことです。相変わらず、役名とかは覚えられないんですけど、誰よりもオタクになってやろうと今はそのつもりです。
――撮影をしているときにファンの方からどんなことを話しかけられるんですか。
宇垣さん:あまり話しかけられなくて、勇気を振り絞って話しかけてくれた方が「あたし○○っていうので、○○ちゃんって呼んでください」とか、「どこどこのセリフを喋ってください」って言ってくれるんですけど、色んなセリフがあって僕が覚えていないセリフもいっぱいあるんですよ。それをどういう風に言ったのか覚えていなくていちいちお客さんに「こんな風であってた?」って聞かなきゃいけないってことはあったんですけど、皆さんこうしてくれ、ああしてくれというのはなかったですね。
横山さん:本当にファンの人の知識との戦いなんですよ。こっちは忘れていることだらけなのに対して、ファンの方って好きなキャラに関しては誰よりも詳しいじゃないですか。冴島がこの日に生まれたっていう資料をくれたことがあって、「へぇ」みたいな。(笑)宇垣さんも真島のこと言われてもほとんど覚えてないから、こっちも負けていられないって頭を回すんですよね。
――その日のライブ感があって良さそうですよね。
横山さん:でも、がっかりされるかもしれないじゃないですか。だから戦いなんですよ。
松田さん:僕もファンの方たちの気持ちがすごく分かりますよ。
――「真島のマジ祭り」というイベント名ですし、真島の還暦の作品ということで、20年近く真島を演じてきて、今まで演じてきた総括的なお話を聞かせてください。
宇垣さん:松田さんが7とか8をやってくれて、「真島の兄さんって本当にちょっとしか出てないんですね。それなのにこんなに人気があるんですね。」って言われて、本当にありがたいことで、なんでちょっとしか出ていないのに人気が出ているのか不思議ですし、ありがたいです。でも、それはやっぱり作り手の方たちが面白くしてくれたり、自分が面白く演じてきたりした結果だとは思うんですけど、こんな「真島のマジ祭り」というイベントを開催してもらって、嬉しくて舞い上がりたい気分です。
2年前のゲームショウで横山さんたちとラジオショーをやったときに、今後どうしていきたいという話になって、そのとき冗談で言った「はんにゃが如く」をやりたいですねって言ったことが今回現実になってきて凄いなと思ったし、いつ死んでもおかしくない役がここまでできているというのが成り上がりそのもので嬉しくてしょうがないです。
だから、ファンにあっても「どうも!」って感じではなくて、「ありがとね、ありがとね」って一人一人にお礼を言っていきたいくらい、皆さんに感謝しています。
――本作で宇垣さんなりの魅力があれば教えてください。
宇垣さん:コスプレでなにを着ても似合う男なんで、ビジュアルも完璧なんですけど、何よりも船での戦いのシーンが爽快感あって良いと思います。0のときもそうだし、色んな人が好きになっちゃうタイプかつ真剣なんで今回もそこが描かれているので見てほしいです。まぁでも全部ですかね。それくらい主役やってると嬉しいんですよ。
横山さん:真島って面白いんですよ。脚本だと真島ってあんまり面白くなくて、絵にして声が付いて初めて面白くなるんですよ。絵のイメージはあるんですけど、それが持つか分からないんですよ。でも、真島は持つんですよ。だからCGとかができてくるまで不安なんですけど、そこにBGMとか色々あわさると「おぉ!」ってなりますね。
松田さん:まさに『極』をやってるとダルがらみしてきて「うぜぇなぁ」って感じなんですけど、だんだん愛情が増していきますね。
――バトルのときと普段の声を当てるときで何か違いはありましたか。
宇垣さん:特にはなかったですね。バトルはバトルの感じで取るというか、「ここは分身するので分身の声でお願いします」という意味不明なものはないので、ハイテンションな感じでとか、ここは敵がこういう風に来ますという大雑把な指示をもらうくらいです。
堀井さん:音声収録のときにバイオリン弾きますとか、サメを召喚しますとかは言ってないです。僕は分かってるんですけど伝えても伝わらないだろうから、声のイメージだけを伝えてボイスは収録して、あとはこっちで付け加えたりしています。
宇垣さん:それが横山さんが言っていたどんどんみんながくっつけていくとすごいものができあがるということなんですかね。
堀井さん:真島はユーモアが乗せやすいので、デザイナーとかが悪ノリして僕らが想像していなかった面白いシーンができていて、制作サイドもユーモアを入れやすかったのかなと思います。
――ジェイソンというキャラの見どころとプレイされたうえでの真島の印象を教えてください。
松田さん:枯れ木に花を咲かせたいというのが現れていると思っていて、ジェイソンの代表的なセリフで「またこんな日が来るなんてな」っていう言葉があるんですけど、そこが一番自分の投影というかドラマがたくさんあると思います。あとは息子のノアとのドラマに尽きると思います。
真島さんについてはゲームを通してですけど、真島を作ったのは宇垣さんだけではないじゃないですか。6か所周っているときに20年の歴史をいっぱい聞かせてもらっていて、今は真島の向こうに『龍が如く』を作った人へのリスペクトが止まらないという感じです。
とにかく真島という男は愛にあふれていますし、真島さんはずるいっすよね。とにかくずるいと思います。
ファンの熱量を肌で感じたイベント
ファンの方たちが何よりも楽しそうにしているのが印象的なイベントだった。『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』の試遊をしたり、等身大真島吾朗フィギュアと写真を撮ったり、宇垣さんや松田さんと写真を撮ったり、どのブースも非常に盛り上がっていた。
『龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii』の基本情報
発売日 |
2025年2月21日 |
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会社 |
SEGA |
ジャンル | アドベンチャー |
対応ハード | PS5 / PS4 / PC / Xbox |
タグ | |
価格 |
PS5 : 6,300円(税抜)
PS4 : 6,300円(税抜)
PC : 6,300円(税抜)
Xbox : 6,300円(税抜)
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最大プレイ人数 |
1人
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公式HP | |
公式Twitter |
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6,300円(税抜)