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2025年2月27日、『モンスターハンターワイルズ（以下、モンハンワイルズ）』の発売前夜イベントが開催された。俳優の西野七瀬さん、プロデューサーの辻本良三さんらが登壇し、実機プレイや最新情報の発表が行われた。
本稿ではその詳細と、登壇者への合同インタビューの内容をお届けする。
会場には貴重なグッズが並ぶ
イベント会場にはさまざまな「モンハン」シリーズのイラストやグッズが並んでいた。
『モンハンワイルズ』のメインモンスター、アルシュベルドの素材で作れる防具シュバルカαシリーズや、こんがり肉と携帯焚き火台、リオレウスのマスクなどが展示されていた。多くの来場者が写真を撮っていた。
▲シュバルカαシリーズはモフモフ感がすごい。細部へのこだわりを感じる。
▲「モンスターハンター20周年-大狩猟展-」で販売されていたグッズも。フルフルのTシャツがかわいい。
▲こんがり肉やリオレウスのマスクは、西野さんが出演するCMにも登場していた。
▲メッセージボードには、『モンハンワイルズ』への思いがたくさん書き込まれていた。
▲来場者とアイルーとの記念撮影も行われていた。目線をくれた瞬間をパシャリ。
西野さんや開発陣がステージに登壇！イャンクックの討伐に挑戦！
イベントには、西野さんと本作のプロデューサーの辻本さん、アートディレクター兼エグゼクティブ・ディレクターの藤岡要さん、ディレクターの徳田優也さんの4名が登壇。
西野さんは『モンスターハンター4』からずっとプレイしている筋金入りのモンハンファンである。
西野さんが出演したCMに関するトークが展開される中、CM内ではゴミ箱を使って表現していた、大タル爆弾の話に。
西野さんが「実物の大きさは1mぐらいですかね」と話していると、ステージに実寸大の大タル爆弾が登場。あまりの大きさに「私の身長と同じぐらいですよ」と笑っていた。
その後、西野さんと辻本さんが世界初のイャンクック討伐に挑戦。これまでハンマーをメインに戦ってきた西野さんは、今作から狩猟笛に挑戦してみるとのこと。
これまでとは異なり、イャンクックが群れで登場するシーンに驚きながらも、見事討伐に成功。西野さんは「いつもの狩りの感じとは違いましたが、楽しかったです」とコメントしていた。
イベント中に明日の予定を訊かれると、「明日はお仕事が入ってしまいましたが、既にインストール済みなので、0時になったらまずプレイしようと思っています。」と答えていた西野さん。
最後は、「長い時間かけて、たくさんの方の手によって作られた『モンスターハンターワイルズ』を全力で受け止めることがすごく楽しみなので、みなさんもぜひ明日から共にハンターライフを楽しみましょう！」と、イベントを締めくくった。
西野七瀬さんへのメディア合同インタビュー
──西野さんがお家でゲームをする際のお気に入りの場所やこだわりのポイントなどがあれば教えてください。
西野さん：
ゲーミングPCやデスク、長時間座っても疲れない椅子ですね。なるべく動かなくていいように、おやつとか飲み物などを置いています。デスクには、ちゃんとご飯を置けるスペースもあります。
──これまでに「モンハン」シリーズに登場したモンスターの中で、飼ってみたいモンスターは？
西野さん：
現実的なところだと、ジャグラスとかトビカガチですね。それでも大きいと思いますが。でも、1番一緒に過ごしてみたいのは、アイルーですね。
大きさを気にしなくて良いなら、マガイマガドです。結構好きなモンスターなので。もし懐いてくれたら、すごく可愛いんじゃないかなと思います。
──本作では、イャンクックやババコンカなど、懐かしのモンスターたちも復活しています。西野さんにとって思い入れが深いモンスターがいれば教えてください。
西野さん：
『モンハンワイルズ』にも出てきますが、ゲリョスです。私は4からモンハンを始めたのですが、すごく苦戦したのを覚えてます。
光ってるのが分かっているのに、攻撃を受けてしまう。だから、より「くそー！」ってなって……頑張って討伐してました。
走り方とかもちょっと真似してました。当時はグループ活動をしていたので、メンバーの子とかに披露していましたね。
──ありがとうございました。
開発陣へのメディア合同インタビュー
──これから本作をプレイするハンターの皆さんに、まず最初にプレイを始めたら何をしてもらいたいかとか、何を見てもらいたいかっていうのをまずお教えいただけますか？
辻本さん：
キャラメイクをやってもらいたいんですけれども、βテストで作っている方はそのまま引き継ぐかもしれないので（笑）。
本当に、自由な形で遊んでいただけたらと思っています。ゲームを始めるとストーリーの導入も始まるので、本作の雰囲気や冒険が始まるワクワク感を味わっていただけたらと思います。
藤岡さん：
素直に、世界に入り込んでもらえると嬉しいです。本作のゲーム性にもどんどん慣れていくような作りになっているので、まずはストーリーを楽しんでもらえたらと思っています。
徳田さん：
ゲーム的に取り返しのつかない要素っていうのはないんですけども、一部、そのタイミングでしか聞けないような会話などがあるので、世界観や会話が好きな方は、積極的にNPCに話しかけていただけると、より深く楽しめるかなと思います。
──βテストをプレイしてみて、すごく遊びやすくなっているなと感じています。本作で、「このシステムはイチ押しだよ」みたいなものがあれば教えて下さい。
辻本さん：
いろいろありますけど、セクレトは移動から何から便利なシステムになっています。ちょっとピンチになったらセクレトに乗るなど、ゲーム中に活躍するシステムでもあります。
個人的にもセクレトがイチ押しです。
──今作から「モンハン」シリーズをプレイする初心者に向けて、メッセージをいただければと思います。
辻本さん：
『モンハンワールド』以降、僕たちもいろいろなデータを見ることができるようになりました。
「初めてプレイする方がどこで迷っているのか」「なぜそこでやめてしまったのか」を分析して、仮説を立てて、そこに対してケアをするっていうところを、今回はすごくやらせていただきました。
「モンスターハンター」シリーズの醍醐味は変えていませんが、そこにたどり着くまでのスムーズさっていうところに関しては、すごくケアをしたつもりです。
ゲーム中でのレクチャーをちゃんと見ていていただければ、モンスターハンターの醍醐味に必ずたどり着いていただけるようになっているので、初心者の方にもぜひプレイしていただきたいです。
──それぞれの注目のモンスターを教えて下さい。
辻本さん：
僕はアルシュベルドです。ストーリーにもかなり関わってきます。
徳田さん：
ヌ・エグドラという、タコのようなモンスターです。『モンスターハンター3（トライ）』の頃から、作りたいと思っていましたが、技術的に難しいところがありました。
サウンドとかも含めて、かなり迫力あるモンスターになっているので、ぜひご注目いただきたいと思います。
藤岡さん：
あまり詳しいことは言えないんですけど、ラスボスです。今までに経験したことがない感じに仕上がっていると思うので、ぜひ見ていただきたいです。
──これまでのシリーズの作品の発売時と今作の発売時で、盛り上がりの違いは感じますか？
辻本さん：
今回、すごく盛り上がっているという感覚が、正直僕たちにもあります。イベントで海外を訪れましたが、日本だけではなくグローバルでも盛り上がっているっていう実感もありますね。
──メインモンスターにした理由など、アルシュベルドについて今言える範囲で教えて下さい。
藤岡さん：
メインモンスターにするモンスターは、結構時間を掛けて考えています。特徴的じゃないとダメなんだけど、このシリーズと関わる以上はずっと付き合ってほしいモンスターになるので。
何回遊んでもずっと楽しくて、作品の空気感に馴染んでいることを大事にして、デザインさせてもらっています。存在感のあるメインモンスターに仕上がっていると思います。
──拠点とフィールドがシームレスに繋がっていることが本作の1つの特徴だと思います。モンスターと人の共存を描いているのかなという風にも感じていますが、そこはやはりこだわられた点なんでしょうか？
藤岡さん：
今回、人とモンスターの関係性というか、人も含めたモンスターハンターの世界っていうのを描いてみたいという思いがすごくありました。
いろんな形で生活をしている人たちが、そこにハンターとして関わっていくことで、結果的に「ハンターとはどういう存在なんだろう？」みたいなことを体感いただけるような、ストーリーだったり、ゲーム体験にしようというところが、出発点になっています。
──食事シーンもリアルですし、すごいフォーカスされてるような気がしました。
藤岡さん：
「美味しそう」など、感情が揺さぶられるような描写にはかなりこだわっています。
「働いたらお腹が減りますよね」「お腹が減ったら美味しいもの食べたいですよね」っていう単純な欲求ではあるのですが、そういうのをなるべくビジュアルにしてあげたいなっていうのもあるので。
──今回、久しぶりにイャンクックが登場しますが、なぜここで登場させようと思ったんでしょうか？
藤岡さん：
今回、群れや自然の豊かさと厳しさみたいなものを、しっかり描いていきたいということがありました。そこで、イャンクックを出すとすれば、その群れとか豊かさってところと、うまく合致するんじゃないかと。
先生というポジションではありませんが、今回再登場してもらうことにしました。
──先程、ステージで「先生は別にいる」というコメントがありましたが、今発表されているモンスターの中に先生役はいますか？
徳田さん：
いろんなアクションを学んでいただく存在としては、チャタカブラが割と点の攻撃をしてきて、その後ケマトリスが範囲の攻撃をしてきて、カメラの操作に関してはラバラバリナが旋回してきてといった感じです。
より自然に狩りのノウハウを学んでいただけるような設計にしたくて、先生役が分かれているようなイメージです。
──ありがとうございました。
なお、イベントのアーカイブはYouTubeで視聴可能。特に、イャンクック討伐の際のワチャワチャ感が面白いので、気になる方はチェックしてみよう。
▲2月27日(木)18時30分～『モンスターハンターワイルズ』発売前夜イベント
※発売前夜イベントは動画の30:00頃から始まります
GameWith編集者情報
| 小学生のときにゲームボーイを買ってもらったことをきっかけでゲーム好きになる。 「ポケットモンスター」シリーズや「パワプロクンポケット」シリーズ、「逆転裁判」シリーズが好き。 特にハマっているスマホゲームは『ポコロンダンジョンズ』で、8年間プレイし続けている。 休日は、『ポケモンGO』のために、いつもどこかを歩きまわっている。 |
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