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Call of Duty: Black Ops 7
2025年11月14日 発売予定
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シリーズ初の連続リリース作品が描く“新たな戦場体験”
▲Call of Duty: Black Ops 7 | ローンチトレーラー
2025年11月14日(金)発売予定の『Call of Duty: Black Ops 7』(以下、CoD:BO7)は、初のシリーズ連続リリース作品となる。
発売まで約1週間と迫るなか、長年「CoD」シリーズの開発に携わってきたMiles Leslie氏にインタビューを実施。
10月6日(月)~10月10日(金)に開催されたオープンベータでは、新要素のひとつ「ウォールジャンプ」が大きな話題を呼び、シリーズ屈指のアグレッシブな戦場体験を楽しんだプレイヤーも多いだろう。
そのほか、CO-OP(協力)型キャンペーンや、20v20の大規模戦「スカーミッシュ」、そしてゾンビモードでは『Call of Duty: Black Ops 2』(以下、CoD:BO2)以来の登場となる「サバイバルモード」など、シリーズファンだけでなく、初心者でも楽しめる要素が盛りだくさんの作品となっている。
今回は、ベータテストで寄せられたフィードバックをもとに調整された点や、新たに追加されたシステムなど、シリーズ屈指の没入感が詰め込まれた本作の魅力について開発者に話を伺った。
Call of Duty: Black Ops 7
2025年11月14日 発売予定
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『Call of Duty: Black Ops 7』開発者へインタビュー
本インタビューでは、『CoD:BO7』の新要素「ウォールジャンプ」や「CO-OP型キャンペーン」、そして大盛況のベータテストを経て発売へと向かう開発体制などについて、『Call of Duty』シリーズに長年携わる「Miles Leslie氏」に約1時間のオンラインインタビューを実施。
「Black Ops」シリーズとしての新たな挑戦や、日本のプレイヤーに向けたメッセージを語ってもらった。

【プロフィール】
Treyarch(トレイアーク)のアソシエイトクリエイティブディレクター。
現在『Call of Duty: Black Ops 7』の開発を支えており、17年以上にわたりすべての『Call of Duty』フランチャイズの成功に貢献。業界での経験は20年となり、何百万ものプレイヤーから愛されている。
「Black Ops」の核となるアイデンティティを維持しながらも、革新的で驚きを与えるような方法を常に求めている。
※以下、11/4(火)に実施されたインタビュー内容を一部抜粋
目次
『CoD:BO7』が描く新たなBlack Opsの形
── 発売を間近に控えていますが、今の率直な気持ちをお聞かせください。
Miles Leslie氏
正直に言うと、興奮しています。もう発売まで10日しかないというのが信じられないくらいです。
開発チームとしては、プレイヤーの皆さんがどのように『CoD:BO7』を楽しんでくれるのか、その反応を見るのが本当に楽しみです。
私たちが意図していなかったような発見やプレイスタイルが次々に出てくると思うので、それを見つけていくのが待ち遠しいですね。
── 近年FPSが盛り上がりを見せていますが、『CoD:BO7』の開発にあたって、どのような点を重視し、また避けるよう意識されたのでしょうか? また、「どこでも誰とでも遊べる」という設計についても具体的に教えてください。
Miles Leslie氏
私たちとしては、『CoD:BO7』だけでなく、他のメディアやトレンドに過度に引っ張られないことをまず意識していました。
そのうえで、本作の根幹にあるテーマは「みんなでつながる」ことです。
どんな場所でも、どんな人とでも、いつでも一緒にプレイできるような環境を実現する――それが開発チームの目指したビジョンでした。
その考えを具体化した仕組みのひとつが「グローバルプログレッション」です。
これは、どのモードをプレイしてもXP(経験値)を獲得できるという新しいシステムで、キャンペーン、マルチプレイ、ゾンビなど、どのコンテンツからでも成長が進むようになっています。
つまり、「特定のモードを遊ばなければ手に入らない」という制限を撤廃し、プレイヤーが好きな遊び方でシリーズ全体を楽しめるようになっています。
結果として、モード間の“壁”を取り払い、より自由に楽しめる『CoD:BO7』が完成したといえます。

時を超えて紡がれる『CoD:BO2』のDNAを受け継ぐ作品
── 本作は『CoD:BO2』を彷彿とさせる作りになっていると感じますが、その狙いについて教えてください。
Miles Leslie氏
『CoD:BO2』では幅広いストーリーが描かれていましたが、メイソンの物語は完結していたわけではありません。
『CoD:BO7』では、その未完のストーリーに戻る、まさに最適なタイミングだと考えました。
ですので、過去作で描ききれなかったキャラクターたちの物語の続きを描くことが、私たちが最もやりたかったことのひとつです。
また、武器についてもファンの皆さんがどれを好んでいるかは理解しており、「ピースキーパー」や「アトラス」が復活することはすでに発表されています。
マップに関してもクラシックなステージが複数戻ってくる予定で、ローンチ時には「ハイジャック」「エクスプレス」「レイド」の3つが登場します。
さらに、ローンチ後に追加される新コンテンツにも力を入れているので、ぜひ楽しみにしていてください。
── 『CoD:BO2』から登場した武器が『CoD:BO7』にリバイバルされていますが、当時のプレイヤーが“懐かしさ”を感じられるような調整は行われているのでしょうか?
Miles Leslie氏
『CoD:BO2』をプレイしていたファンが「この武器、こんな使い心地だった」と直感的に思い出せるよう、武器の“役割”や“感触”は可能な限りそのままにしています。
たとえば「ピースキーパー」は中距離戦向けのアサルトライフルとして設計されており、その基本的な立ち位置は『CoD:BO7』でも変えていません。
プレイヤーが手に取った瞬間に“どう扱うべきか”が自然にわかるよう、当時のバランスを踏まえた上で調整しています。
一方で、同じく復活を果たした「アトラス」などの武器には、新しい要素や操作感も加えています。コアの部分を壊さず、現代的な手触りを融合させる――それが、復刻武器を再構築する際に特に注意した点です。

仲間と戦う、新たなCO-OPキャンペーン
── 『Call of Duty: Black Ops 6』(以下、CoD:BO6)では、従来の一本道型のキャンペーンに加えて、広いマップを自由に探索できるミッションも登場しましたが、今作のキャンペーンは、どのようなスタイルで構成されているのでしょうか?
Miles Leslie氏
『CoD:BO7』のキャンペーンは、従来の一本道スタイルと自由度の高い探索型を組み合わせた“ハイブリッド構成”になっています。
メインストーリーはクラシックな一本道型で展開しますが、ストーリーをクリアすると「エンドゲーム」と呼ばれる新たなパートが解放されます。
この「エンドゲーム」は本編のエピローグ的な位置づけで、プレイヤーがチームと共にアバロンへ降下し、少しずつ謎を解き明かしていくという内容になっています。
一本道の没入感と、自由な探索の手応え——その両方を体験できるのが『CoD:BO7』のキャンペーンの特徴です。
── 『CoD:BO7』のキャンペーンでは、最大4人での協力プレイに対応していますが、このマルチプレイ化にはどのような狙いがあるのでしょうか?
Miles Leslie氏
4人でのキャンペーン対応は、初心者でも気軽に参加できるようにするという目的に加え、「仲間と一緒に物語を体験してほしい」という想いから生まれた仕組みです。
本作では、メイソン率いるチームの物語を、プレイヤー自身がそれぞれのキャラクターとして体験できるよう設計しています。いわば“RPGのような感覚”で、友人と役割を分担しながらストーリーを共有できる構成です。
映画のようなドラマティックな展開を、4人それぞれの視点で味わえる――そんな没入型の体験を目指して、キャンペーンのマルチプレイ化を決定しました。

プレイヤーの声と共に進化する開発体制──誰もが楽しめる作品へ
──今回、新たに20v20の「スカーミッシュ」という大規模モードが実装されるとのことですが、このモードの詳細について教えてください。
Miles Leslie氏
一般的な6v6のマップは、私たちとしては完全に競技向けのものだと考えています。
しかし一方で、ファンの皆さんからは「もっと大きなマップで遊びたい」という声も多く寄せられていました。そこで、より広い戦場を舞台にした20v20のモードを制作することにしました。
『CoD:BO7』には様々なガジェットが登場しますが、たとえばウイングスーツのように、6v6の狭いマップでは活かしにくい要素もありました。
それを存分に使えるようにしたい――そうした発想から生まれたのが、この20v20の「スカーミッシュモード」です。
また、移動手段として車両も使用可能で、戦闘のスケールや戦略の幅が大きく広がっています。これまでのマルチプレイとはまったく異なる遊び方を楽しめるモードになっています。
── CoDシリーズやFPS初心者でも本作は遊べるように作られていますか?初心者でも楽しめるように意識した点があれば教えてください。
Miles Leslie氏
そこは開発当初から大きく意識していた部分です。「どうすれば新しいプレイヤーが入りやすい作品になるか」を常に考えていました。
たとえばゾンビモードでは、複数の遊び方を用意することで、どこからでも気軽に楽しめるようにしています。
さらに、キャンペーンモードもCO-OP(協力プレイ)に対応しており、1人でも友達とでもプレイできる“入り口の広さ”を意識して設計しました。
また、どのモードを遊んでもXP(経験値)を獲得できる仕組みにしたことで、プレイヤーが無理なく成長を実感できるようになっています。
これによって「FPSは難しそう」や「緊張してしまう」といった心理的ハードルを下げられたのではないかと思います。
マルチプレイヤーでは、6v6の緊張感が少しプレッシャーに感じる人のために、20v20で遊べる「スカーミッシュ」モードも用意しています。
気分転換に別モードを楽しむこともできるので、肩の力を抜いて遊べると思います。
結果的に、さまざまな層のプレイヤーが自分に合ったペースで楽しめる作品に仕上がっていると思います。

── ベータ版から製品版にかけて、マップ設計や武器バランスなどもっとも大きく改良・調整した点を具体的にお聞かせください。
Miles Leslie氏
ベータテスト中にも、すでにさまざまな修正を加えています。
たとえばマップ「フォージ」ではドアの挙動に関する問題をアップデートで修正しましたし、「都心」もベータ期間中に改良を行いました。
また、今回はゾンビモードもプレイ可能だったため、そこから得たフィードバックをもとに武器のダメージバランスや難易度を丁寧に調整しています。
データ上で確認できる部分と、プレイヤーから寄せられた意見を組み合わせながら全体を見直し、製品版ではより完成度の高い状態でお届けできると思います。
そのほか、パークについても調整を行いました。実際に配置を変更したり、2つのパークを1つにまとめたりと、さまざまな試みを経てかなり良い仕上がりになったと感じています。
発売後も引き続き、プレイヤーの声を聞きながらアップデートを重ねていく予定です。
── ベータテストでプレイできたマップはいずれも印象的で、バランスや導線設計が非常に洗練されていました。今後登場するマップの中で、特に注目してほしいマップや開発としてこだわったポイントを教えてください。
Miles Leslie氏
まず、ベータ版のマップを評価してもらえてとても嬉しいです。製品版に向けてどれだけ磨きをかけられるかを重視して開発してきたので、そう言っていただけるのは本当に励みになります。
マップについては、どれも愛情を注いで作り上げた“自分の子ども”のような存在なので選ぶのは難しいのですが――個人的に印象深いTOP3を挙げるとすれば、1つ目はオーストラリアを舞台にした「エクスポージャ」です。ここでは新要素の「ウォールジャンプ」を活かした立体的な戦いが楽しめます。
2つ目は「コルテックス」。化学施設を舞台にした狭めのマップで、閉所的な構造がちょっとした緊張感や恐怖感を生む、全く異なる雰囲気のステージです。
そして3つ目は「レイド」。シリーズファンにはおなじみのクラシックマップですが、新要素を取り入れて再構築しているため、懐かしさと新鮮さが共存した仕上がりになっています。

── ベータテストで大きな反響を呼んだ、壁を貫通できるスナイパーライフル「グレイブメーカー」ですが、現時点でそれに匹敵するようなスコアストリークは登場予定でしょうか?
Miles Leslie氏
「グレイブメーカー」に関しては、プレイヤーからの反響を私たちも把握しており、フィードバックを受けてしっかりと調整を行っています。
また、他のスコアストリークについても、かなり魅力的なものを用意しています。たとえば「VTOLウォーシップ」や「ライノ」、そしておなじみの「RC-XD」などが登場します。
これらが実際にプレイヤーの手に渡ったとき、どのような反応があるのか、私たちもとても楽しみにしています。
── 過去作と比較して、オープンベータで議論されたキャラクター操作やパークの調整などが、製品版に向けて非常に迅速に修正・告知されている印象があります。『CoD:BO7』の開発体制は、過去作と比べてどのように変化したのでしょうか?
Miles Leslie氏
『CoD:BO6』と『CoD:BO7』は、ほぼ同時に開発していました。『CoD:BO6』ではオムニムーブメントを導入し、一方で『CoD:BO7』では”ファンが何を求めているのか”をより重視して制作しました。
『CoD:BO6』の発売当初から、シリーズ全体に勢いを感じており、その流れに乗って『CoD:BO7』をローンチすることが理想でした。
ベータテストでも多くのフィードバックをいただきましたが、それをいかに迅速に開発へ反映し、対応していくかが大きな課題でした。
とはいえ、『CoD:BO6』の経験から多くを学び、そこから培った「学び」と「反応の速さ」が、今回のスピーディーな対応につながったのだと思います。

日本の「CoD」ファンに向けて
── 最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。
Miles Leslie氏
願わくば、日本のマップをぜひプレイしてほしいですね。かなり本格的に作り込んでいるので、実際に遊んでもらって手触りを感じてもらえたら嬉しいです。
本編の中にも、さらに日本を舞台にしたマップがいくつか登場します。そちらも含めて、ぜひ楽しみにしていてください。
もうひとつ伝えたいのは、“これまでにやったことのないことに挑戦してほしい”ということです。
たとえば、これまでマルチプレイしか遊んでこなかった人は、協力キャンペーンやゾンビモードに挑戦してみてほしいですね。
今回はモード間で進行が統一されているので、どのモードからでも気軽に遊べるようになっています。
普段とは違うプレイスタイルにチャレンジすることで、きっと新しい発見があるはずなので『Black Ops 7』を通して、いつもと違う楽しみ方を見つけてもらえたら嬉しいですね。

Call of Duty: Black Ops 7
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『Call of Duty: Black Ops 7』とは?

Activisionから発売のPC,PS5,PS4,Xbox対応ゲームソフト『Call of Duty: Black Ops 7』は、「Black Ops 2」「Black Ops 6」の激動を経た2035年を舞台にしたFPS。
混沌に飲み込まれた世界の危機に立ち向かうのは、伝説の兵士「デイビッド・メイソン」と精鋭チーム。彼らは、恐怖を最大の武器とする敵を相手に、最新鋭のテクノロジーを駆使して姿なき戦争に挑む。
本作は『Black Ops 6』から40年以上が経過した未来を舞台に、新たな戦いが幕を開けるタイトル。
協力型キャンペーン、進化したマルチプレイヤー、新章へ突入するラウンド制ゾンビモードなど、各モードにシリーズ屈指の没入感が詰め込まれている。
発売日など基本情報
| 発売日 |
2025年11月14日 |
|---|---|
| 会社 |
Activision |
| ジャンル | シューティング |
| 対応ハード | PC / PS5 / PS4 / Xbox |
| 価格 |
PC : 8,909円(税抜)
PS5 : 8,909円(税抜)
PS4 : 8,909円(税抜)
Xbox : 8,909円(税抜)
|
| 公式HP | |
| 公式Twitter |
Call of Duty: Black Ops 7
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GameWith編集者情報

| 幼少期に『ポケモン』と出会い、そこからゲーム人生がスタート。学生時代にはゲーム実況にドハマりし、様々な職種を経験したのち、憧れだったゲームライターに。FPSなどのシューティング系を中心に幅広いジャンルをプレイしている。特技は台パンと大皿料理。 |
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