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ごっつい宇宙服に身を包んだヒゲのおじさま・ヒューと、小学校低学年並みに無邪気なアンドロイド美少女・ディアナという対照的なコンビが、月面施設から地球への生還を目指すSFアクションアドベンチャー『PRAGMATA』。
2020年の発表からはや6年近く、紆余曲折を経ていよいよ発売となった本作が持つ独自の魅力を紹介しよう。
プラグマタ
2026年4月17日 発売中
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忙しさが癖になるパズル×シューティングバトル!
『PRAGMATA』最大の特徴であるバトルシステムは、TPSをベースとしている。
すなわちヒューの背後からの視点で画面を見て、銃を構えて敵をロックオンし、狙撃するのだが、これだけでは分厚い装甲に包まれた敵ボットたちに有効なダメージは与えられない。
そこで必要になるのがディアナの「ハッキング」だ。

ヒューが銃を構えて敵をロックオンすると、同時にディアナが「ハッキングマトリクス」を展開。
ハッキングマトリクスは所謂「一筆書きパズル」になっており、スタートマスからゴールマスまで同じマスを通らずに繋げることで成功となり、ダメージを与えられる。
加えて一定時間敵の装甲が開き、露出した弱点をヒューの銃で攻撃すると有効なダメージが与えられるという仕組みだ。
ハッキング時、ゴールまでの道程でオープンノード(青いマス)を通過するほど、装甲解除時間が延長され、ハッキングダメージも増加する。

▲通常状態ではほとんどダメージが与えられないが……。

▲ハッキング後はダメージが通るようになる。
つまり本作のバトルは、まずハッキングによって敵の装甲を解除し、それから銃で攻撃するのが基本となる。
この一連の流れの間、当然敵は動いているし攻撃もしてくるため、考えなしにハッキングを開始するとパズルを解く前に敵の攻撃を受けてしまう。

▲ハッキングにばかり気を取られていると思わぬ一撃を貰うことに。なかなか忙しい。
かと言って、安全な位置から攻撃しようと敵から離れすぎると銃は届くがハッキングが届かない。
このため、敵の動きを見極め適切な距離・タイミングを計ってロックオンし、素早くパズルを解いて攻撃を叩き込むというスムーズな操作が求められる。

▲距離が離れすぎているとハッキングマトリクスが表示されない。遠くから安全に……というわけにはいかないのだ。
これがかなり忙しいのだが、この“忙しさ”こそが本作最大の魅力。
忙しさに内包された戦略性と親切さ、そして洗練されたレベルデザインが、心地よさと癖になる達成感を生み出しているのだ。
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心地よさを生み出す戦略性と親切設計
まずは戦略性について、前述した敵との距離やハッキング開始タイミング以外にも、バトルに関する様々な戦略的要素が用意されている。
ヒューは、特性の異なる多彩な武器を切り替えながら戦う。


近距離で大ダメージを与えるもの、貫通して遠方の敵に届くもの、敵を拘束するもの、被弾した敵のハッキングパズルの列を減らすもの、デコイ(囮)を作って敵を引き寄せるものなど、その種類は様々だ。
ディアナのパズルについても、通過することで強力な効果を発動する「ハッキングノード(黄色いマス)」が存在。


種類としては与ダメージを上昇させるもの、周囲の敵にハッキング状態を伝播させるもの、敵を混乱させ同士討ちさせるものなど、こちらも多岐にわたる。

▲武器やハッキングノードはそれぞれ強化することができる。お気に入りを極めてみよう。
これらの武器やハッキングノードは特性を理解して使い分ける必要があるのはもちろん、弾数を使い切ると消滅してしまうため使いどころも重要になってくるのだが、ステージ出撃時に好きなものを持ち込める他、ステージ内で拾って補充することも可能で、ある程度気軽に使っていける。
このため、雑魚戦でも強力な武器をぶっ放す爽快感や、複数の効果を組み合わせてシナジーを生み出す脳汁体験が味わえるのだ。

▲持ち込み武器を自分好みに編成するのは、デッキ構築に近い楽しさがある。敢えて武器を持たずに出撃し、拾い物だけでやりくりしていく遊び方も楽しいかもしれない。
ステージの各所には拠点とのファストトラベルポイントも複数用意されているため、一定区画ごとの「緩めの制限」として、シビア過ぎない適度な戦略性を実現していると言えるだろう。

▲良い感じの位置にファストトラベルポイントが配置されている。慣れるまでは細かく拠点に戻って回復と装備の補充を行うと安定して攻略を進められるハズ。
続いて、複雑に思えるバトルを支えているのが「親切設計」だ。
本作のバトルがいかに忙しいと言っても、ハッキングパズル自体は難解ではなく、何度か触ればパッと見ただけでゴールへの道筋が分かる程度のものになっている。

▲マスの数が増えてきても、パズル自体が難しいわけではない。しかしTPSの中に組み込まれることによって簡単すぎて退屈ということにはならず、絶妙なバランス。
そして敵の攻撃に関しても、一部攻撃が速い敵もいるものの動きそのものはゆっくり目。
攻撃前の予備動作も分かりやすく、なにより敵の攻撃が近づくとディアナが「気を付けて!」「ジャンプして!」と危険を促してくれるためしっかりと画面を見て声を聞いていれば回避はしやすい作りになっている。

▲プレイヤーがハッキングに気を取られていてもディアナが危険を教えてくれる。一緒に戦っている感がすごい。
また、回避のためにパズルを中断しても同じ敵を再度ロックオンすれば続きから再開できる点も親切だ。これにより、生存優先のプレイが可能となっている。
これだけ多くの要素を含む戦闘だが、操作はシンプルで直感的。
デフォルト設定なら左手人差し指でロックオン切り替え、左手親指で移動や武器切り替え、右手人差し指で銃撃と回避、そして右手親指でハッキングパズルと、各要素が邪魔し合わない絶妙な操作体系になっている。初見は難しそうに感じるかもしれないが、少し触ればすぐに慣れると思う。
これらの親切設計のおかげで、忙しいながらも理不尽さや窮屈さは無く、ゲームとして楽しい「心地良い忙しさ」が味わえるのだ。
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夢中を持続させるレベルデザイン

本作のバトルの楽しさを何倍にも増幅しているのが、洗練されたレベルデザインだ。
パズル×TPSという独自のシステムを丁寧なチュートリアルと直感的な操作体系で慣れさせ、プレイヤーが「思ったより簡単かも」と思ったタイミングで新たな要素を出してくる。
例えば武器1つ追加されるだけでも戦い方の幅が大きく広がるわけだが、それを試すにふさわしい敵がすぐに提供され、新たな戦略を試して勝つという達成感がすぐに味わえるのだ。
そして達成感に結びつけて新要素がすぐに身に付き、サクサクとステップアップしていく。
この快感が癖になり、バトルに夢中になれる設計になっている。

▲例えば囮を作って敵を引き寄せる「デコイジェネレーター」を入手すると、すぐに狭い場所で敵の群れが登場。実戦形式で新しい戦い方をすぐに覚えられる。
こういったレベルデザインの妙は敵のギミックにも活かされており、敵によってパズルが広い、通過できないマスがある、ハッキング妨害により先に特定部位を銃で破壊しないとハッキング出来ないといったギミックが段階的に登場。
プレイヤーを適切なタイミングで悩ませてくれるため、飽きずにバトルに没頭できる。

▲ハッキングを妨害するアンテナ。先に銃撃で破壊しないとハッキングできない。

▲ミサイルをハッキングして敵にお返しするギミックも。銃で撃ち落とすことも出来るし、間に合わなければ回避しても良い。自由度の高さも魅力だ。
とは言え初見の敵の避け辛い攻撃で撲殺されることはある。特に複数の敵に囲まれてハッキングする間もなく蹂躙されるのは誰もが通る道だと思う。
それでも戦い方を見直せば勝てるようになっており、適切なレベルデザインが戦略性を強調しているように感じられた。
▲はじめは難しく感じる対複数戦も、戦い方を覚えてしまえば次々と敵を撃破していく爽快バトルに変わっていく。
これらバトルの魅力が最大限に発揮されているのは、やはりボス戦だろう。
多彩でダイナミックな攻撃バリエーションとギミックを持ち、緊張感・爽快感に溢れている。



▲巨大ボスとのバトルは迫力満載。精細なグラフィックと合わせてめちゃめちゃ盛り上がる。
ステージ攻略で培ってきたプレイスキルをすべて駆使して全力で戦えるのが最高に気持ち良くて、撃破した時にはヒューとディアナと一緒になって喜べること請け合いだ。

▲高難易度バトルが待ち受ける「レッドゾーン」という隔離エリアも存在。クリアするだけなら挑戦しなくても先に進められるのだが、バトルに夢中になるあまりついつい“寄り道”してしまう。
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思わずパパになってしまう!?ディアナとの交流の魅力

長々とバトル周りのことばかり紹介してきたが、本作は「おじさんの背中を見ながらひたすら戦い続ける」殺伐としたゲームというワケではないことは強調しておきたい。
忙しさの合間に清涼剤となる……どころか、バトルや探索の原動力になっているとまで言える要素が、ディアナとの交流だ。
▲滑り台に反対側から登ろうとしてずり落ちるディアナ。あまりにも可愛すぎて「カッッッッワ……!」と声が出た。
ステージ探索中に発見できる、地球の物を再現した「リードアースメモリ」というアイテムをディアナにプレゼントしてあげると、アンドロイドであるということを微塵も感じさせない、人間の少女のような無邪気な反応を見せてくれる。
これが本当に可愛くて、思わず笑みがこぼれてしまう。

▲リードアースメモリを発見した時の「早くシェルターで見たい!」というセリフは、声優の東山奈央さんの演技力も相まって破壊力抜群。月で遭難したという危機的状況であることも忘れ、すっかりパパ気分である。
リードアースメモリはボールやクレヨン、地球儀に滑り台など結構な数がステージの各所に隠されており、収集要素として探索意欲を掻き立ててくれる。
入手のためなら強敵との戦いも厭わないというほどに。

▲ステージ内にはリードアースメモリだけでなく、強化素材やイースターエッグ的な隠しアイテムまで多くのアイテムが設置されていて純粋に探索し甲斐がある。
さらに、ステージ内でシームレスにディアナとの会話が始まることも。
会話イベントはリードアースメモリを求めて彷徨っている時にも発生してくれるため、一度クリアしたステージに戻っての再探索もまったく苦にならない。

▲とてつもない量の会話がフルボイスで収録されている。これだけで1本のゲームが作れそうだ。
もちろん拠点となるシェルター内でも、ディアナとの会話を堪能できる。
会話パターンは膨大で、ステージ攻略を少し進める毎に新しい話題が追加されていくため、まだ余裕があっても会話見たさについつい拠点に帰ってしまう。

▲シェルター内を歩き回り、発見したものに反応を示すことも。可愛らしいね。(パパの声)

▲時にはディアナの方から絵をプレゼントしてくれたりもする。よく描けてるね。(パパの声)

▲かくれんぼで一緒に遊ぶこともできる。どこに隠れたのかな~?(パパの声)
会話の内容は敵や月面施設に関することから食事や家族のことなど他愛もない話まで本当にバリエーション豊富。
その多くで、ヒューとディアナの「人間とアンドロイドの価値観の違い」が垣間見える。

▲まだ蓄積データの少ないディアナに対し、人生経験豊富なヒューが人情味あふれる反応を返す。「人間とアンドロイド」あるいは「おじさんと少女」の対比が丁寧に描かれ、読みごたえがある。
こうした交流を通じて、ディアナは精神的に成長していく。
そしてプレイヤー的にも、はじめは庇護対象のように見ていたディアナを「対等なバディ」として見られるようになっている。
もちろん対等なバディであってもディアナが可愛いことに変わりは無いのだが、こうした「交流を通じた関係性の変化」によって、より作品世界に没入できるのだ。

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まとめ
人間とアンドロイドの対比が丁寧に描かれ、高い没入度を誇る本作。
無垢な少女であるディアナと、どこか洋画のヒーローっぽさのあるヒューの掛け合いが楽しく、「この2人をもっと見ていたい」と思えた。

ゲームプレイの主軸であるパズル×シューティングバトルも確かな戦略性と親切設計、そして巧みなレベルデザインに裏打ちされた「癖になる忙しさ」がたまらない。
筆者もプレイ前は「複雑そうだけど上手くできるかな……。」と不安に思っていたが、少し触っただけですぐに慣れ、終いには「敵はどこだ!?早く戦わせろ!」と夢中になっていた。
本稿を読んで少しでも気になった方は、まずは体験版からでも触ってみてほしい。そして少しでも「ディアナが可愛い」「バトルが楽しい」と思えたなら、製品版をプレイして2人の行く末を見届けていただけたら幸いだ。
なお、Switch2版は4月24日(金)発売予定。Switch2でプレイ予定の方はパパになる準備をして待とう。
プラグマタ
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発売日など基本情報
| 発売日 |
PS5: 2026年4月17日 PC: 2026年4月17日 Xbox: 2026年4月17日 Switch2: 2026年4月24日 |
|---|---|
| 会社 |
CAPCOM |
| ジャンル | アクション アドベンチャー |
| 対応ハード | PS5 / PC / Xbox / Switch2 |
| 価格 |
PS5 : 7,264円(税抜)
PC : 7,264円(税抜)
Xbox : 7,264円(税抜)
Switch2 : 7,264円(税抜)
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| 公式HP | |
| 公式X |
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GameWith編集者情報

| 幼少期に初めて遊んだ『SaGa2秘宝伝説』でゲームにハマり、『メモリーズオフ』でオタクになった甘党おじさん。 レトロゲームを買い漁るのが好きで、購入した中古ソフトをクリーニングする作業が至福の時間。 ゲーム以外ではギターが趣味だが、夜な夜な取り憑かれたようにゲームのBGMを演奏しだす厄介な習性がある。 |




