
1990年から1995年にかけて、ゲームボーイとスーパーファミコン(SFC)で6作品が発売されたRPG「アレサ」シリーズ。そのうちSFC向けの3作品を収録したのが、本作『アレサCOLLECTION 1993-1995』だ。
収録タイトル
Switch、PS4、PS5向けに2026年7月30日発売予定で、PS4版はダウンロード専売。原作のグラフィックやBGM、ゲームシステムを収録し、『リジョイス』の2人同時プレイにも対応する。
このたびGameWithでは、Switch版を試遊する機会を提供いただいた。職人的な技巧を感じるドット絵や、ブラウン管テレビの画面比率や画質の風合いを再現した懐かしさとともに、当時のRPGの発想を確かめた。
目次
アレサCOLLECTION 1993-1995
2026年7月30日 発売予定
各ストアで詳細をチェック!
4方向から迫る敵を討つ独創的なバトル体験『アレサ ARETHA the SUPER FAMICOM 』

はるか昔、3度にわたる魔王ハワードの世界征服を阻止した世界。そこで大きな役割を果たした3つの指輪は「アレサの指輪」と呼ばれるようになった。フォーセットの森で暮らす少女アリエルの周辺に不思議な事件が起こり、指輪を巡る冒険が始まる。

SFC版シリーズ第1作『アレサ ARETHA the SUPER FAMICOM』は、町やダンジョンを巡るコマンド式RPGだ。最大の特徴は、正面、左右、背後の4方向から敵が現れるバトル。画面に映る敵を倒すだけでは終わらず、方向を切り替えて周囲を全滅させる必要がある。
▲正面には敵3体が表示されているが、「m」のマークを見ると左右にも1体ずつ潜んでいることがわかる。
毒や麻痺を使う敵、一撃の重い敵を見極め、どの方向から崩すかを決める。包囲状態が画面構成に組み込まれ、コマンドを選ぶ前から作戦を立てる体験は緊張感があった。
主人公のアリエルは魔法の使い手。経験値獲得によるレベルアップに応じて魔法を習得するのではなく、戦闘で使い続けることによって新たな魔法を覚えていくシステムが採用されているのも特徴だ。
目的地を見失ったときは、仲間が会話しながらヒントをくれるシステム「相談」が助けになる。その場でセーブできる追加機能もありがたい。

報酬として獲得できる「ソウル」を触媒にして装備を作る「ミクストフォーム」も大きな特徴。使用数や種類など性能が変化する感覚はハクスラ要素に通じる体験だった。

ただ、昔のゲーム特有の荒っぽいところもある。バトル中に与えるダメージが可視化されておらず手応えを感じにくい。特殊技や魔法を使う際もどんな性能なのかわからないのも難点だ。序盤はとにかく探り探りのプレイになった。

ちなみにゲーム内で確認できるワールドマップも存在しない。気づけば筆者もメモ帳片手に先を目指す昔のスタイルで冒険していた。これも1993年のRPGらしい体験だろう。

アレサCOLLECTION 1993-1995
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見える情報が増え遊びやすさも増した続編『アレサII ~アリエルの不思議な旅~』

第2作『アレサII ~アリエルの不思議な旅~』は、前作での戦いから約1年後を描く。王位を継ぎ、アレサ王国の復興に力を注いでいたアリエルのもとへ、旅に出た仲間から救援の手紙が届く。
平穏な日常を取り戻したあと、おなじみの登場人物たちに囲まれながらも新しい冒険に身を投じていくプロローグは、安心感にあふれながらもどこか不穏だった。

戦闘は4方向の敵と戦う基本構造はそのままに、画面上の情報が整理された。与えたダメージが数字で表示され、周囲の敵を示す欄にも背景や簡易グラフィックが加わる。包囲の状態と攻撃の成果を把握しやすくなった。
武器屋や防具屋では、現在の装備より能力が上がる装備品に上向きの矢印が付くようになった。現在では当たり前すぎる機能だが、そのありがたみを再確認できた。

『II』では通常のフィールドでは敵と遭遇せず、森やダンジョンなどに入ると戦闘が発生する。危険地帯を抜けてフィールドへ戻った瞬間の安堵感は大きい。

筆者は序盤、いつものRPGの感覚でフィールドを往復し、「そろそろ敵が出てもいい頃では?」と見えないモンスターを探して右往左往してしまった。

アレサCOLLECTION 1993-1995
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2人同時プレイ対応のアクションRPG『リジョイス ~アレサ王国の彼方~』

『リジョイス ~アレサ王国の彼方~』は、前2作から一転してアクションRPGとなった。ゲームボーイ版と同じ時代に舞台を移し、イシュという町の悪ガキグループ「リジョイス」が物語の中心になる。
怪しげな老人にそそのかされ、女神像を盗んで「フォースの書」を手にしたことから大事件が発生。町が津波に呑まれ、見知らぬ海岸へ流れ着いたリーダーのトレノは、行方不明の仲間を捜す旅に出る。

攻撃やジャンプで敵を倒し、スイッチなどの仕掛けを操作して道を開いていく。2人同時プレイにも対応し、SwitchではJoy-Conを横持ちして一緒に遊べる。
ただし、情報の伝え方はかなり独特だ。戦闘中にHPの数値やゲージは常時表示されず、残り体力はBGMの変化やダメージ時のエフェクトから読み取る必要がある。
防具には耐久度があり、攻撃を受け続けると壊れる。試遊時に確認したボス戦ではシステム画面を開けず、防具が壊れてもその場で予備へ交換できなかった。事前の準備も攻略の一部になるということか。

敵との距離感にも本作ならではの癖がある。見た目より広く感じる攻撃や、跳び上がった敵に縦方向から触れてダメージを受ける場面もあり苦労したが、動きを観察して間合いをつかむと、独自のリズムが見えてきた。

アレサCOLLECTION 1993-1995
2026年7月30日 発売予定
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まとめ:3作品それぞれの個性と当時ならではの手触りを楽しめる
4方向から敵が現れるバトルを筆頭に、3作品にはそれぞれ異なる発想が盛り込まれている。一方で、個性的なキャラクターたちがテンポよく会話し、わかりやすい目的に向かって冒険を進めていく点は共通していて、次の町やダンジョンへ自然と足を運びたくなる。
3作品にはいずれも巻き戻し機能が用意されている。戦闘で判断を誤ったとき、道を間違えたとき、アクションで敵の間合いを読み違えたときに、少し前へ戻ってやり直せる。設定資料や当時の映像を閲覧できる鑑賞モードも収録。当時のキャラクターや世界の資料にも触れられる。
スーパーファミコン時代のRPGが持っていた試行錯誤や手探りの楽しさに触れたい人は、3作品を順番に遊びながら、それぞれの違いを味わってみてほしい。
発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年7月30日 |
|---|---|
| 販売元 |
エディア |
| ジャンル | RPG |
| 対応ハード | Switch / PS5 / PS4 |
| タグ | |
| 価格 |
Switch : 7,800円(税抜)
PS5 : 7,800円(税抜)
PS4 : 7,800円(税抜)
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| 最大プレイ人数 |
2人
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| 公式HP | |
| 公式X |
アレサCOLLECTION 1993-1995
2026年7月30日 発売予定
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