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別れを繰り返し、絆を深めた2人の最終章

アメリカはオレゴン州にあるとされる架空の田舎街「アルカディア・ベイ」が舞台の第1作から続く、時間を巻き戻す特別な能力を持つマックス・コールフィールドと、その友人クロエを中心に展開していくアドベンチャーゲーム『ライフ イズ ストレンジ リユニオン』。
蝶の羽ばたきが遠く離れた国に竜巻をも引き起こすという「カオス理論」の1つ「バタフライエフェクト」、言い換えれば「選択と結果」をテーマにしてきたシリーズの最終章だ。
マックスが特殊な能力を持っているとはいえ、2人はどこにでもいる普通の人間だ。だからこそ、2人の身の回りで起こる社会や個人の問題がプレイヤーにも我が事のように感じられ、「自分がこの能力を持っていたらどうするか」という問いに葛藤することになる。
このたびGameWithでは、本作を試遊する機会をいただいた。
人々との会話や事象から導き出される結果に対し、時間を巻き戻す能力で「もう1つの結果」を探っていくという独特のシステムを持つ本作のレビューをお届けする。
プレイヤーの望む答えを導き出し、線で結び物語を変えていこう。
※ストーリーやその背景に関する解説がありますので、ご留意ください。
過去作を振り返る優れたアプローチ
本作『ライフ イズ ストレンジ リユニオン』は2016年(海外では前年)にリリースされた第1作から続くマックスとクロエの壮大な物語の最終章。
シリーズ作であることを知る人なら当然脳裏をよぎるのが、「過去作を知らないと楽しめないのでは」という懸念だ。
しかし本作では、冒頭でこれまでのあらすじを当時のムービーで丁寧に回想。マックスとクロエ、そしてとくに重要な関係にある登場人物を知ることができる。

▲マックスが時間を巻き戻す能力を発現するきっかけや事件の発端、クロエとのあいだに起こった出来事を時系列で振り返る。

▲前作までの物語に欠かせない重要人物たちとの関わりを把握できる。
また、マックスとクロエの物語を描いた過去作をプレイしてきたファンにとってうれしいのは、「自分の選んだ物語」をベースに本作を開始できる点だ。
このシリーズではプレイヤーの選択次第で違う物語をたどり、友人や恋人関係はもちろん、結末も大きく変わる。
その重要な分岐点となった5つの事柄に関わる選択肢によって、セーブデータを引き継いだような感覚で楽しめるのだ。

▲自分が決断した物語の続きをプレイする感覚で始められる。ランダムという選択肢もあるので、本作が初プレイという人はそれを活用するのもいいだろう。
なお、マックスとクロエの物語を最初から味わいたいなら『ライフ イズ ストレンジ』、『ライフ イズ ストレンジ ビフォア ザ ストーム』、『ライフ イズ ストレンジ ダブルエクスポージャー』の順で遊ぶのがオススメだ。
回想もこの順に描かれているので、興味が湧いた人はぜひチャレンジしてほしい。
ダブル主人公で描かれる再会の物語
本作はマックスとクロエの2人のパートを交互に進めていく。
クロエがメインストーリーに関わることがなかった前作を知っていると、感慨深い体験だろう。いわゆるダブル主人公的な構成が2人の関係を丁寧に描き出すことに一役買っていて、本作の魅力のひとつになっている。
物語は大学の講師であり写真家として活動するマックスがニューヨークで個展を開くための準備を進めるなか、勤務先のカレドン大学で暴動による火災が発生。
その原因を突き止めるため個展を中止したマックスは、かつて封じた時間を巻き戻す能力で調査を開始する。

▲さまざまな困難を乗り越え互いの道を進むマックスとクロエ。学生だった2人の成長した姿と夢を追いかけ生きている光景はそれだけで胸が熱くなる。

▲前作までの出来事から疎遠になっている2人だが、クロエが体験したとある事象とカレドン大学の暴動が再会へと導いていく。
背徳的な優越感と罪悪感が入り混じる
数日後に訪れるカレドン大学の大火災。
その被害者はマックスの教え子や同僚など近しい者たちばかりだ。
当然、マックスの能力を使えば事態を変えることはできるが、そこには本作のテーマである「バタフライエフェクト」がついて回る。

▲マックスは学生が主催している秘密結社パーティーに侵入。数日後に訪れる大火災を防ぐためキャンパス内で調査を進めていく。

▲直前の出来事から大きな分岐点まで、ボタン1つで時間を巻き戻せる。変化を確認していこう。
状況によっては救える命があれば救えない命だってある。
目の前の難題を解決しても、それが何かしら悪い影響をもたらすかもしれない。
時間を巻き戻す能力を自在に操れるという背徳的な優越感と、誰かを傷つけるかもしれない罪悪感が入り混じるプレイ体験は、今作でも健在と言えるだろう。

▲クロエはコミュニケーション能力を活かしてバーで聞き込み。互いが得意とするアプローチでカレドン大学に訪れる最悪の事態を回避へと導いていく。

▲マックスが持っている日記も過去を知る重要なアイテム。物語の進行に応じて内容も更新されていく。

▲友人たちとのメールから互いの距離感がうかがえる。こちらも状況に応じて会話が進む。
まとめ
それぞれの道を歩み出したマックスとクロエの間には、過去の出来事から微妙な距離感がある。
しかし、そこは幾多の困難を乗り越え強い絆で結ばれている2人。
互いを理解し合う仲だからこその心情や行動が、シリーズの集大成として見事に描かれている。
時間を巻き戻せる便利な能力とその代償。
長きにわたる2人の旅の結末をぜひ見届けてもらいたい。

▲カレドン大学の火災は何者の仕業なのか。キャンパスと周辺住民たちを巻き込む事件の真相を解明しよう。
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発売日など基本情報
| 発売日 |
2026年3月27日 |
|---|---|
| 会社 |
SQUARE ENIX |
| ジャンル | アドベンチャー |
| 対応ハード | PS5 / PC / Xbox |
| 価格 |
PS5 : 6,800円(税抜)
PC : 6,800円(税抜)
Xbox : 6,800円(税抜)
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| 公式HP | |
| 公式X |




