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【プレイレビュー】鋼の選定から重心の位置まで武器のあらゆる要素がアクションに影響する『Blades of Fire』はプレイスタイルを自ら「鍛造」するソウルライクだった【Ver.2.0アップデート】
PS5 PC Xbox
2025年5月23日 発売中
レビュー
総合点
カジュアル
ゲーマー

【プレイレビュー】鋼の選定から重心の位置まで武器のあらゆる要素がアクションに影響する『Blades of Fire』はプレイスタイルを自ら「鍛造」するソウルライクだった【Ver.2.0アップデート】

最終更新 :

『Blades of Fire』は、悪しき女王によってすべての金属が石に変えられた世界を舞台にしたダークファンタジー・アクションアドベンチャーゲームだ。

プレイヤーは、鋼を鍛えることができる唯一の鍛冶師「アラン」となり、相棒の少年「アドソ」とともに女王を討ち倒すための旅に出る。

505 Gamesから、2025年5月にPC(Epic Games Store) / PS5 / Xbox Series X|S向けに発売されて高い評価を集めていた本作。2026年5月15日に待望のSteam版がリリースされた。

このたびGameWithでは、本作を試遊する機会をいただいた。Steam版の配信に合わせて実施された「VERSION 2.0」アップデートの追加要素に触れつつ、本作ならではの魅力をお届けしていく。

目次

Blades of Fire

Blades of Fire

PS5
PC
Xbox

2025年5月23日 発売中

各ストアで詳細をチェック!

自分だけの戦闘スタイルを作り上げる「鍛冶」システム

唯一の鍛冶師であるアランが主人公の本作において、「どんな武器を作るか」は「どんな戦い方をしたいか」と同義だ。

安全圏から攻撃したいなら「槍」のリーチをさらに伸ばす。攻撃と防御を両立させたいなら「大剣」の鍔を大きくし、全体の重量を盛る。

その大剣で防御ごと押し潰すような、渾身の連撃を叩き込む。吹き飛んだ肉片とともに敵が崩れ落ちる瞬間はじつに爽快だ。

こうした一撃一撃の手応えが心地よく、戦いそのものに楽しさを感じさせてくれる。ソウルライクを思わせる硬派な戦闘を軸にしながらも、その手触りはより「豪快」だ。

▲赤熱した鋼を素手で握る主人公アラン。常人ではないことが伝わってくる。

このような感触の違いは、本作独自の「鍛冶」システムによって生まれている。

鋼の種類から重心の位置まで、使用感を起点に武器を設計していく。武器を鍛造することが、そのまま自分の戦い方を作ることにつながっているのだ。

決められた武器を使うのではなく、理想とする戦い方に合わせて武器そのものを作り上げていく。この自由度の高さが、本作の魅力だろう。

▲武器だけでもかなりの数がある。まずは自分に合った武器種を見つけたい。

武器性能の違いを生むのは、豊富なカスタマイズ要素だ。

武器には、「短刀」「双斧」「曲剣」「突剣」「大剣」「長柄」「槍」の7系統があり、それぞれに複数のバリエーションが用意されている。そこに鋼の種類や柄の素材、刀身の長さや形状、柄の長さ、鍔や柄頭の種類といったさまざまな要素を組み合わせて、自分好みの性能に調整していく。

▲鋼自体にも特性があり、武器の性能に影響する。

とりわけ素材の選定では、重量と重心のバランスが重要になる。

たとえば、刀身に重い鋼を使えば威力や衝撃が増す一方で、重心が先端に寄り、パリィ性能の低下やスタミナ消費量の増加などのデメリットが生じてしまう。

かといって、それを補うために鍔や柄頭を重くすると、今度は総重量が増えて攻撃速度やスタミナ最大値が低下するといった別の問題が目立ってくる。

さらには、鋼の種類によって武器の耐久度も変化するため、そういった点も考慮しながら素材を選定していかなければならない。

とはいえ、そうした性能のトレードオフに頭を悩ませるのも本作の楽しみ方のひとつだ。デメリットをどこまで自身の力で補えるのか、その塩梅を試行錯誤しながら調整していく過程には確かな面白さがあった。

▲赤熱した鋼を打つ瞬間、コントローラーを握る手に思わず力を込めてしまう。

武器の設計を終えたら、いよいよ熱した鋼を槌で打つ「鍛造」の工程が待っている。

鍛造では、左右のスティックで鍛冶槌を打つ位置、強さ、角度、影響範囲をコントロールして、目標となる武器の輪郭に合わせて鋼を鍛えていく。

最初こそ操作すらままならないが、繰り返すうちに、絶妙な力加減や角度が身体に染みついてくる。こうした鍛冶職人になったような気分が味わえるのも、本作の醍醐味だ。

少ない工程数で完了するほど武器の品質が高く評価され、武器の修理可能な回数を増やせる恩恵もある。耐久度を犠牲にした武器ほどそれが大きいので、積極的に狙っていきたいところだ。

▲鋼の材料となる素材を別素材に変換できる「属性変換」がVer.2.0で追加された。素材集めの負担を軽減してくれる。

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状況に応じた選択が求められる戦略的なアクション

本作のアクションを特徴づけるのが、頭部・胴体・左右方向への攻撃を使い分ける戦闘システムだ。各ボタンに攻撃方向が割り当てられているため、直感的に狙った部位へ攻撃を繰り出せる

ただし、装甲を身につけた敵が数多く登場し、部位によっては攻撃を弾かれてしまう。使いやすい攻撃を連打するのではなく、「どの部位なら攻撃が通るのか」を考えながら戦うことが重要になる。

▲Ver.2.0から死亡・欠損表現が強化されている。打撃武器で頭部を破壊したときは衝撃を受けた。

武器による攻撃には、「刺突」「斬撃」「打撃」の属性があり、それぞれ特徴が異なる。

武器は最大4本まで装備できるため、それぞれに異なる役割を持たせて運用するのが基本となる。鍛冶で仕上げた武器の個性がそのまま戦術の選択肢となるため、事前の設計が戦闘結果に直結している感覚がある。

武器属性特徴
刺突敵の装甲を貫きやすい
斬撃威力は高いが弾かれやすい
打撃装甲を無視してダメージを与える

トロルなどの一部の敵は戦闘中に身体の一部を切断できる。切断した部位によって行動パターンが変化するのも特徴だ。

頭を切断すれば手探りで攻撃するようになり、腕を切断すれば片腕での戦い方に移行する。危険な攻撃を封じるためにあえて特定の部位を狙う場面もあり、敵を攻略している実感があった。

「スタミナ」の管理も重要だ。

攻撃や回避によって消費したスタミナは時間経過で回復するものの、その速度はかなり遅めだ。さらに、一定値を下回ると攻撃速度や回避性能が大幅に低下してしまう。

だからこそ、「ガード」の重要性が増してくる。

▲ガードで態勢を立て直し、反撃の機会をうかがう。

もちろん、ただ「動けないからガードをする」といった単純な話ではない。

ガードの構えを取り続けるとスタミナが急速回復する「守りの呼吸」がある。ガードが単なる防御手段に留まらず、攻撃の起点として機能するようになるユニークなシステムだ。

これにより、スタミナを回復しながら敵の攻撃を待ち、隙を見て反撃やパリィを狙うといった独特の戦闘リズムが生まれる。こうした緊張感や駆け引きこそ、本作ならではの魅力だ。

▲パリィ成功後の好機を見逃さずに反撃。そのまま敵を押し切る。

アクションを語るうえで欠かせないのが、敵の攻撃を弾き返す「パリィ」だ。

敵の攻撃を見切ってパリィを成功させたときのリターンと気持ちよさは格別だ。ジリジリとこちらを追い詰めてくる強敵に対し、主導権を奪い返したかのような感覚を味わえる。

成功するとスタミナが全回復するだけでなく、一定時間スタミナ消費せずに行動できるようになる。同時に攻撃速度も上昇するため、一気に攻勢に転じて敵を押し切ることも可能だ。

こうしたテクニックの真価が発揮されるのがボス戦だ。

重みのある一撃を受け止めるのか避けるのか、広範囲攻撃や厄介なギミックにどう対処するのか。苛烈な戦いの中で、プレイヤーはつねに選択を迫られる

単純に攻撃を押し付けるだけでは勝てず、狙うべき部位や武器の使い分けを考え、ガードやパリィを駆使しながら、強大な敵に立ち向かわなければならない。

そうした緊張感を持って挑むボス戦は歯ごたえがあり、アクションの戦略性を強く実感できた。

Ver.2.0では、倒したボスと再戦できる「ボス・リバイバルモード」が追加されている。純粋に戦闘を楽しみたいプレイヤーにとってはうれしい要素と言えるだろう。

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限られたリソースを運用する「探索」

冒険の途中には手強い敵が数多く配置されており、ただ目的地を目指すだけでも油断はできない。探索を続けるべきか、それとも引き返すべきか、先に進みたい欲求とリスクを避けたい心理との間で悶える感覚も、醍醐味のひとつだろう。

▲「フォージャーの金床」を解放すると、以降はファストトラベルの目的地として利用できる。

そうした感覚を強く実感するのが、拠点である「フォージャーの金床」にたどり着いた瞬間だ。

ここではHPの回復や回復フラスコの補充を行えるが、その代償として倒した敵が復活してしまう。そのため、一概に回復するのが最適とはいえず、「ここで休むか」、「先に進むか」といったジレンマに直面する。

そのうえ、マップが立体的に入り組んだ複雑な構造をしているため、隅々まで探索するには相当数の敵を倒していく必要がある。それを再度行うとなると、消耗は避けられない。

▲武器が壊れると一切の攻撃が通らなくなる。耐久値には気を配りたい。

本作においては武器も立派な消耗品だ。使えば使うほど耐久値が減少し、一定値を下回ると甲高い金属音と共に砕けてしまう。

そのため、主力武器を温存するために、あえて型落ち武器を使うといった選択も重要になる。こうした単純なHP管理だけでなく、武器の消耗まで含めたリソース運用が探索を奥深いものにしている

▲「体力の宝石」を入手するとHPが全回復する。回復フラスコ枯渇時の救世主だ。

もちろん、リスクを冒して探索するだけの価値あるご褒美も用意されている。

各地の宝箱からは、「宝石」や「クリプテックス」といったアイテムを入手できる。集めれば最大HPやスタミナ最大値を強化できるほか、回復フラスコの所持数や武器の修理回数上限を増やせるため、その後の探索にも余裕が生まれやすい。

こうした要素によって、探索にはつねに「あと少しだけ進みたい」という欲と、「ここで引き返すべきかもしれない」という不安がつきまとう。

だからこそ、回復フラスコが底をつきかけた状態で死線をくぐり抜け、ようやく「フォージャーの金床」にたどり着いたときの安堵感は格別だった。

限られたリソースを管理しながら未踏のエリアを進んでいく、この張り詰めた緊張感こそが、本作の探索を特別なものにしている。

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会話を重ねて深まる旅路

本作の物語はカットシーン以外でほとんど語られない。代わりに、道中の何気ない会話や相棒のアドソが綴る手記を読むことで、隠された背景情報や世界観を理解できる仕組みになっている。

とはいえ、肝心の物語がおざなりになっているわけではない。むしろ、二人の関係性の変化が丁寧に描かれているという印象を受けた。

▲神話や歴史に詳しいアドソ。豊富な知識でアランを支えてくれる。

特筆すべきは、相棒のアドソと会話するためだけの専用ボタンが用意されていることだ。

何気なくボタンを押すたびに二人の軽妙な掛け合いが始まり、気づけば新しい会話を聞くこと自体が楽しみになっていた。そうした積み重ねが、物語をより印象深いものにしている。

▲アドソの年代記には歴史や人物についての詳細が記録されている。物語が進むにつれて内容も充実していく。

なかでも心を動かされたのが、旅を通じて変化していく二人の関係性だ。

アドソの取り繕わない素直さに当てられ、徐々に人間味を取り戻していくアランには胸を打たれたし、自身の非力さを自覚しているアドソが危険を顧みずにアランを助けようとする姿にはグッとくるものがあった。

序盤こそ「隠居していた元軍人の男」と「育ての親を亡くした少年」という他人行儀な関係だったが、次第に親子のような気が置けない間柄へと変化していく。そうした互いの信頼を深めていく様子が感慨深い。

▲「フォトモード」には数多くの調整項目が用意されている。こだわり始めると止まらない。

Ver.2.0で追加された「フォトモード」は、そんな二人の旅路を記録するのにぴったりの機能だ。

旅の途中で立ち寄るロケーションはどれも印象的で、雄大な景色を撮影するだけでも楽しい。多彩なフィルターや画角を調整できるため、撮影にこだわりたい人でも満足できるはずだ。

風景はもちろん、アランとアドソの何気ない一幕を切り取るのも楽しい。旅を続けるうちに二人への愛着が深まり、気づけば何枚も撮影していた。

▲美麗なグラフィックも本作の魅力のひとつ。何気なく撮影しても絵になる。

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まとめ:プレイスタイルを「鍛造」するソウルライク

ソウルライクをベースにしながらも、こだわりを追求できる鍛冶システムと任意方向への攻撃を軸とした戦闘によって、独自の戦略性を生み出している。そこに武器の耐久値や回復フラスコといったリソース管理も加わり、探索から戦闘までつねに緊張感を味わえた

クリア時間に関しては、初回のエンディング到達まで30時間ほどだった。これだけでも十分な遊び応えだが、アドソの意味深な発言や未解明の謎、未探索のエリアなど、まだまだ遊ぶ余地が残っている。

また、Ver.2.0アップデートによって「ニューゲーム+」や最高難易度「チタニウム」も実装されているため、ボリューム不足を心配する必要はないだろう。

『Blades of Fire』は、自ら鍛えた武器で強敵を攻略する楽しさを味わえる作品だ。試行錯誤しながら自分だけの戦い方を作り上げたい人にこそおすすめしたい。

発売日など基本情報

発売日

2025年5月23日

販売元

505 Games

ジャンル アクション アドベンチャー
対応ハード PS5 / PC / Xbox
タグ
価格
PS5 : 6,200円(税抜)
PC : 5,910円(税抜)
Xbox : 6,200円(税抜)
最大プレイ人数
1人
公式HP
公式X

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名無しのゲーマー 3

ストリーマーに金をばらまいて宣伝してもらったのにクソゲーすぎて誰も続けてない
epicストアの評価も4.4と不自然に高いが国内外含めて攻略サイトがほぼ皆無という奇妙さ
関わらないほうがいい

名無しのゲーマー 2

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