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Gamepiresが開発・発売した『SCUM』は、囚人たちが絶海の孤島「SCUM島」で生き残りを賭けて戦う、オープンワールド型のハードコアサバイバルアクションゲームである。島でのサバイバルの様子は「リアリティ番組」として富豪たちに中継されるという設定だ。

囚人たちの位置や健康状態は常に監視されている上に、死亡した場合はゾンビのような「パペット」として蘇り、プレイヤーを見つけると襲いかかってくる。パペットを倒せばアイテムを入手できることもあるが、複数体に囲まれると非常に危険だ。

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SCUM
リアルすぎる代謝システムと生理現象

本作では独特のメタボリズム(代謝)システムが重要な位置を占める。極めてリアルかつ複雑な体内管理が導入されており、摂取カロリーが消費カロリーを上回れば太り、下回れば痩せる。栄養素のバランスも重視され、不足や過剰によってキャラクターの体調や能力に影響が出る。筋肉質になればスタミナや持久力が向上する一方で、多くの食事が必要になる悩ましさもある。
さらに消化や排泄まで再現されており、食べたものは胃に入り、段階的に消化されて結腸に移動する。結腸が一定量を超えると便意を催し、水分を摂れば膀胱に尿が溜まる。「食べたら出る」という自然の摂理をゲームに落とし込んでいるのだ。

舞台となるSCUM島のオープンワールドは、225平方キロメートルにも及ぶ広大さを誇り、森林や山岳地帯、集落や軍事施設など、多様なロケーションが点在している。さらに晴れや雨、嵐といった天候の変化や時間の概念も取り入れられており、探索や戦闘の難易度に影響を及ぼす。
この島には、パペットのほか野生動物、人喰いミュータントや大型ロボットなど多彩な脅威が潜んでおり、常に緊張感あふれるプレイが楽しめる。他のプレイヤーと出会った際にも、協力するか敵対するかによって、予測不能なスリルが生まれる。

プレイヤーは、ナイフのような原始的な道具から、グレネードランチャーやC4爆弾といった高度な装備まで、多岐にわたるアイテムをクラフトできる。物資は軍事基地や警察署などに集中して配置されているが、同時に強力な敵や他プレイヤーが潜んでいるため、ハイリスク・ハイリターンを見極める判断力が求められる。

SCUM
成長要素とマルチプレイの可能性

キャラクターの成長システムも現実的かつ多層的である。基本属性として「筋力」「体力」「敏捷」「知性」があり、それぞれ複数のスキルがひも付けられている。スキルは基本から中級、上級へと段階的に成長し、実際にその行動を繰り返すことで自動的に向上する。「クラフトすればエンジニアリングが上がる」といった具合だ。

本作はマルチプレイにも対応しており、最大64人のプレイヤーが協力したり敵対したりしながら、自分だけの物語を紡ぐことができる。特に対人戦(PvP)専用の「イベントモード」では、装備が完全に支給され、死亡ペナルティもないため、リスクを気にせず銃器スキルを磨く絶好の機会となるだろう。

SCUM
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