このサイトは一部広告を含みます
ソウルライク『Lies of P』DLC『Overture』プレイレビュー!ロマンあふれる武器、崩壊前夜を彩る舞台、心震わす前日譚――どれもが想像を超える体験
PS5 PS4 Xbox PC
2023年9月19日 発売中
レビュー
総合点
カジュアル
ゲーマー

ソウルライク『Lies of P』DLC『Overture』プレイレビュー!ロマンあふれる武器、崩壊前夜を彩る舞台、心震わす前日譚――どれもが想像を超える体験

最終更新 :
Lies of P

Lies of P

Amazonで詳細を見る
楽天で詳細を見る
Steamで詳細を見る

本編の「良さ」を更に磨き上げた『Lies of P: Overture』をレビュー!

『Lies of P』は、2023年9月にNEOWIZより発売されたソウルライク・アクションRPG。

ソウルライクとしての純粋な質の高さに加えて、有名な童話「ピノキオの冒険」をダークファンタジーとして再解釈した世界観や、ブレードと柄を組み合わせて自分だけの武器を作り上げる「武器調合」システムなど、光る独自要素が好評となり、2025年6月には累計販売数300万本を突破した人気作だ。

そんな本作のDLC『Lies of P: Overture』が2025年6月7日(土)に発売された。

DLCでも相変わらず本作の「良さ」を十二分に引き出したつくりとなっていたので、『Lies of P』の魅力を振り返りながら、DLCをレビューしていこうと思う。

目次

Lies of P

Lies of P

Amazonで詳細を見る
楽天で詳細を見る
Steamで詳細を見る

『Lies of P』の醍醐味!DLCでさらに多彩になった武器で敵を屠れ!

『Lies of P』の大きな特徴といえば、武器調合システムをはじめとした、バリエーション豊かな武器だろう。

「武器調合システム」とは、武器の範囲やダメージ属性を決める「ブレード」と武器をの振りやステータス補正を決める「柄」を組み合わせて自分好みの武器を作り出すというもの。

例を挙げると、本来ならば大振りな大剣のブレードを、突きを繰り出す短剣の柄と組み合わせて、素早い刺突が行える大剣を作り出す……といった具合だ。

▲組み合わせ次第でこんな妙ちくりんな武器も生み出せる。

そんな本作の大きな特徴である多彩な武器は、DLCではさらに面白いものが目白押し。その中から筆者が気に入ったものを紹介しよう。

▲火炎放射機構付きランス…!?「基本的な武器は本編で用意したから、DLCでははっちゃけてもいいよね?」と言わんばかりに魅力的な武器に溢れている。

「狂気の風車」ブレード×「ブースターグレイブ」柄

筆者が最初に気に入ったのは、「狂気の風車」のブレードだ。

武器として常軌を逸しているのはデザインだけでなく、ギミックまで搭載。走り続けるとブレードの風車が回り出し、その状態で敵を攻撃すると多段攻撃になるというものだ。

それを、『Lies of P』本編で登場した、推進機構付きの長柄武器「ブースターグレイブ」柄と合成。

風車の回転を維持しつつ、敵が隙を見せたらブースターで一気に間合いを詰めて敵を引き裂く……という派手さと実用性を兼ね備えた武器が出来上がり、DLC全編を通して使い続けるほどに気に入ったのだった。

みんな大好き。「蒼白の騎士」

「蒼白の騎士」は、DLCボスがドロップする特殊なアイテムを消費して手に入れられる武器だ。

一見普通の大剣だが……。

そう、ケレン味たっぷり「ガンブレード」なのである。これが嫌いな人はいないだろう。

本作には、武器合成はできない1本モノだが、面白いギミックが搭載された特殊武器も存在する。DLC産の特殊武器はもはや別ゲーかと思うほどにド派手なものが揃っているので、要チェックだ。

▲終盤に手に入る武器のフェーブルアーツ(大技)。こんなノリの武器が手に入る。

Lies of P

Lies of P

Amazonで詳細を見る
楽天で詳細を見る
Steamで詳細を見る

美しくも凄惨なロケーション。でも本編とは一味違う。

『Lies of P』は、ベル・エポック調の美しい街「クラット」が舞台。しかし、そこに「崩壊」という厄災が訪れ、人間に従うはずの人形たちはは暴れ狂い、さらには石化病という不治の病が蔓延している。

ヨーロッパ文化の美しい街並みとダークで終末感の漂う雰囲気が絡み合い、独特で引き込まれる世界観を構築しており、そこも高い評価を得ている。

▲最初に挑むことになる「クラット動物園」。一面に積もる雪景色も、本編とは異なる雰囲気を醸している。

『Lies of P: Overture』は本編の前日譚だ。つまり、崩壊前の街並みを探索できるのである。とはいえ、舞台は「崩壊」前夜。崩壊の前兆を感じさせる美しくも凄惨な風景は、本編とはまた違った魅力を醸し出している。

▲無人の遊園地「カーニバルガーデン」。夜空に映える観覧車のシルエット、錆びついたメリーゴーラウンド、そして蠢く人形たち。華やかな装飾と静寂が対比し、ホラー映画さながらの不気味さを生む。

▲凍りついた海辺に、挫傷した船団。探索中は緊張感が途切れることはないだろう。

“本編をやり直したくなる”前日譚として大満足なストーリーにも注目

本作では、崩壊前夜のクラットを巡り、伝説のストーカー「レア」の物語を追っていくこととなる。

詳細の言及は避けるが、物語が進むにつれて本編にも通じる核心に迫っていき、次第に点と点がつながっていくストーリーは引き込まれること間違いなし。

DLCのストーリーの秀逸さはもちろん、DLCのおかげで本編のストーリーも改めて心に残る物語となり、クリア後は思わず本編を周回し直したくなる濃密な前日譚となっている。

Lies of P

Lies of P

Amazonで詳細を見る
楽天で詳細を見る
Steamで詳細を見る

難易度を変更しても「ソウルライク」を堪能できる!

『Lies of P』は、DLCの発売に合わせて2つの易しい難易度を新たに導入した。

歯ごたえのある難易度がウリの本作において、「難易度調整なんて……」と思う方もいるかも知れないが、ソウルライクとしてのプレイ中の緊張感やクリアしたときの達成感は、決して損なわれてはいないと言っていいだろう。

▲薄暗い中、どこから敵が出てくるかわからず、足場も悪い。こんなシチュエーションは難易度に関係なく緊張すること間違いなしだ。

筆者も試しに易しい難易度の「蝶の導き」を触ってみたが緊張感は薄れることなく、この手のゲームの経験が薄いプレイヤーに向けて、失敗しても挽回できる“チャンス”を多く与えている印象を受けた。

▲凄んでくるボスに相対するのは、手に汗を握らずにはいられない。ジャストガードと回避を使い分ける本作のアクションを、幅広いプレイヤーに挑戦してほしいという意図を感じた。

難易度変更はどのタイミングでも可能なので、3つの難易度を試してみて自分の限界を見極めつつ、“ソウルライク体験”を楽しんでみてははいかがだろうか。

Lies of P

Lies of P

Amazonで詳細を見る
楽天で詳細を見る
Steamで詳細を見る

まとめ

『Lies of P: Overture』は、本編『Lies of P』で評価され、楽しまれた要素を更に拡張した、ファンにとっては夢のような作品だ。

さらに、『Lies of P』はソウルライクの面白さの核を崩さずに易しい難易度を導入し、これまでこの手のゲームをプレイしてこなかった人でもチャレンジできる「ソウルライク」入門だろう。

また、今まで通りの難易度「伝説のストーカー」でのDLC『Overture』は、かなり歯ごたえのある難易度となっているので、歴戦のゲーマーへの挑戦状だとも言える。

そんな幅広いプレイヤーに門戸を開いたソウルライク『Lies of P』は、『Lies of P』本編、PC版はSteamサマーセールにて50%オフの割引(※2025年6月30日現在)になっているので要チェックだ。

そして、本編と『Overture』で交差する、心動かさせる物語を体感してみてほしい。

Lies of P

Lies of P

Amazonで詳細を見る
楽天で詳細を見る
Steamで詳細を見る

その他の新作ゲームもチェック!

今後発売の注目作をピックアップ!

「ゲーム検索」で新しいゲームを見つける

関連記事

掲示板

Lies of Pに関する雑談をする際にお使いください。簡単な質問もこちらでどうぞ。

500文字以内

利用規約に同意の上、書き込むボタンを押してください。
※悪質なユーザーの書き込みは制限します。
※荒らし対策のため初回訪問から24時間以内は書き込みができません。

閉じる
名無しのゲーマー 1

面白そうだけど内容少なそう。AC6みたいになりそう

このゲームについて書き込もう

このゲームが好きなあなたに